日本語はダメか2

日本語はダメか2

2007.10.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ぽっ
 NYでもこの着流し風で歩いて来たらしい。「ずいぶん写真を撮られた」と言う。「写真を撮った後、1ドル札を投げていく若者もいた。肖像権がやかましいぽっ国なんだな」
 ひょっとすると、向こうの新聞の片隅で、じろっとこっちを見ている彼が立っているのかもしれない
 ほい、とごわごわの紙袋を渡してくれた。中にはまた小さな袋があって、アケビの実kkkが入っていた。「近所の農家のおばさんからいくつかもらった中の一つだ」
 もう一つの紙袋には、ハバナの葉巻一本mmm。
 なんだか豊かな訪問だった。
「Qさんは元気か?」と聞きそうになってやめた。何もうわさがないのは元気ということだろう。そう受け取っていいだろう。Kのそばにいる時のあの甘えた顔

 二人でちょっと歩いた。近くの小川のほとり、青々とした草が生えている辺りへ腰をおろした。指の先で草に触れた、柔らかかった、水が澄んでいた、底がよく見えた、水澄ましの子どもたちが手書きハート群がって遊んでいた、底に沈んでいるものも流れていくものもみな生き物に見えた。
「日本は柔らかい国だ。『愛国心』なんて言わなくとも、こうして野へ子どもたちを連れてくればいい」
 ぽつんとKが言った。懐から小瓶を取り出し、天へ向かってそれを口へ持っていった。それからこちらへ渡した。澄んだウオトカだった。
 喉をなだめながら目をつむると、なぜか急に人恋しくなった
手書きハートハート


 枕より またしる人もなき恋を 涙せきあへず もらしつるかな(古今和歌集・平 貞文)

 したにのみ こふればくるし玉のをの たえてみだれむ 人なとがめそ(同・とものり)

 おいらのこの気持ち、知っているのは枕だけなんだぜ、なのによ、昨夜も流した涙がまた流れ出すのをとめることもできないまま、ついついダチ公に打ち明けてしまってよ、やばいやばい。
 でもよ、心の中(「した」って言ったって変なこと考えるなよ、なんて言わずにさ、なあ。(桃色ピンク訳)。 

 さすがに、Kに打ち明けたわけじゃないんだぜ、おいらもそれほど間抜けじゃねえよ。Kがうらやましかった。うらやましい、いや、なんて言ったらいいんだろう、尊敬、敬愛…。気の合うQと見つめ合って語り合って、そして迎えるであろう熱い熱いハート二人きりの時間空間。
 Kの手の中の小瓶を奪って、もう一口どっと流しこんだ。空は青かった。






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最終更新日  2007.10.25 04:16:48 コメント(1) | コメントを書く


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和の国の話  
こすもす さん
いいですね。気のあう友人がいて好きな場所があるって。そして、多くの言葉を交わさなくても、こんな豊かな気持ちの通い合いができるって。日本は柔らかい国。和らぎの国。Kさんのファンになりました。 (2007.10.25 09:09:26)

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