日本語はダメか2

日本語はダメか2

2008.08.30
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カテゴリ: 健康 老後 意気


 母が生きた月日は流れて……、三十数年が過ぎた庭付きテラスハウスが、取り壊されることになった。
 そこに一人で住んでいる高齢の母は、少し認知症が進んでいる。
 ショートステイの施設に預けて、ぽっ妹と二人で引っ越し作業。歩いて数分の高層ビルの最上階・14階のワンルームが、新しいすみか。
 二年後には、二階建てのテラスハウスも取り壊されて、やがて高層ビルに生まれ変わる。その<最新>の建物も、いずれは崩壊の時が来る。

どれほどの道具と器財を必要とするのだろうか、などと、ふと考えてしまった。着る物、読む物、書く物、作る道具……。

 母は自分ではきっと捨てられないだろうな、と思いつつ、様々な品物を廃棄廃棄廃棄。コチラは不要と思っても母には捨てがたい物ばかりだろう、とちょっとココロを痛めながら。
 ほこりほこり、そして、ゴキブリの死骸、卵の形骸。今は別居している父(老人ホーム)と母が生きた証。

 二回から、妹の旦那とタンスや本箱を5つ6つ運び出す。よくもまあ、こんな狭い階段から入れたものだ。
 ということは、我々は二つのタンスと本箱をのこぎりで半分にして下ろさなければならなかった。

 汗。汗。汗。

 大きな物は専門業者に依頼し、細々とした物をキャリーバッグに押し込んで往復。ゲリラ豪雨にも襲われた。

様々な繰り言、思い出、回顧談。そこから車で20~30分の農家に嫁に行った妹は、このテラスハウスで若い頃を過ごした。お舅さんが先見の明を持っていたがため、土地をうまく活用した。妹夫婦は恵まれた財産を受け継いでいる。
 実家に対しては、末っ子の彼女は、それなりの苦労が積もり積もっているようだ。 


自分で住むならハート快適だろう! 新しい部屋は、何かと気配りがなされている。色々そろっている。が、手こずらせ、そんな経路をたどって、今は認知症専門のホームで生きている。

 出来るかぎりの「原型復帰」を心がけて部屋を整えた。母の若いときの写真集や旧制高等女学校の成績表、などを、手を休めた時に覗く。
 多分、満足しないだろうが。

 今日の午後、母は戻ってくる。nnnn。
 会議を済ませて、また駆けつけなければ。mmm。やがては自分の荷物も片付けなければ。

 あなたの命。私のいのち。命、いのち。
 それをどうまとめるか、どう見つめるか。今日の母は明日の私。





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最終更新日  2008.08.30 05:18:57 コメントを書く


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