日本語はダメか2

日本語はダメか2

2008.09.29
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しょんぼり。特に、駅の階段を上がり下りするハイヒールの音がまがまがしい。


 電車を待っている親子がいた。
 上のお姉ちゃんがじっと線路を眺めおろしていた。やがて脇にいる母に尋ねた。
「どうしてあんなに石が積んであるの」
 背は高いが、二年生か三年生くらいだったろうか。
 三人とも、プラットフォームの端っこに立っていた。
「あるからあるんでしょ」怒ってる


 駅から路上へつながる階段を下りかけた小学生がちょっと立ち止まった。

 女がランドセルを背負ったその子の頬をぴしゃっとたたいた。
 唇をかみしめていた子は、やがてしょんぼり涙を流し始めた。
 多分、母と子だったのだろう。
 数人の子どもたちが追いついた。その子は細い指でそっと頬をぬぐった。
 女は笑顔を浮かべて子どもたちに話しかけた。
 一人で歩かないで、みんなを待ちなさい、とでも言うことだったのだろうか。

 でも時には、ハート心和むような光景を目にする。

 公園を出ようとしている母と子がいた。
 数歩歩き出した幼子が、両手を差し出して「かっこ」と言った・

 若い母が言った。
「かっこ」
 と幼子は母を見つめた。
「重いのよ、君はこの頃」
 少しかがんで抱き上げた。

 太陽が輝いた。雲が動いた。


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最終更新日  2008.09.29 01:30:37
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