日本語はダメか2

日本語はダメか2

2008.11.30
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 ついさっき、以下のように書いたばかりしょんぼりだったのに。

 asada朝だ、朝だasada。
 インコの声、九官鳥の声。

 朝を迎えられた感謝だろうか、感動だろうか。この胸のときめきは。
 確かに、ここに「いる」「ある」のは、この「自分」だ、肉体だ、魂だ。
 だが、何かがきっかけで、ここには「いない」しょんぼり
 南から北へ北から南へ走った金曜日。その中間地点で、その辺に住みなしている連中と夜の酒盛り。日頃は接点のないヒトたちとのバッカスの会合。地面に腰を下ろしてアグラをかいて。
 仲間入りをする儀式は、4リットルの焼酎を差し入れることだった。
 十数人の男たち。
 男たちは、あれから、どこで寝たのだろう、暖を取ったのだろう、夢を結んだのだろう。
 自分には、とりあえず、屋根がある、布団がある、電気毛布がある。
 また会うことがあるのだろうか、あのような形で。何を喋ったか思い出せることはあるのだろうか。バッカスの夜。

 小鳥は夜、寝る。大部分の階層のヒトも、夜寝る。
 小鳥は朝、目覚める。一部の職層のヒトは朝寝る。

 二階の書斎兼寝室兼書庫兼物置のドアを開ける。九官鳥が騒ぐ、挨拶をする。

 庭に鳥かごを出して水を掛ける。

 <降るような>蝉の声は、どこからもしない。飛び交う姿もない。

「大事にしなさいよ、もう入ってはこないからね」
 鳥屋の小母さんに言われた。中国からの輸入が禁止されたらしい。
 やっぱり。
 日本の空を飛ぶ九官鳥の姿は想像できなかったが

 籠から逃げ出したインコたちがコロニーを作って生きている、などというニュースも見たが、こちらも、もともとは日本のものではない。

 現(うつつ)には逢ふよしも無しぬばたまの用流(よる)の夢にを継ぎて見えこそ
                          (万葉五・八○七)

 夜は、上代、「よひ」「よなか」「あかとき」と三分された。そのどこかで見る夢。

「現実」に起こっていると思っていること、……そんなことをどこまで信用できるのだろうか。
 夢をつないでつないで、やっと納得できるような気持ちになれるのも一瞬のこと。いっそのこと、すべては夢の中の出来事、と思ってしまえれば、まあ、どんなに楽な境地に至れるだろうか。
 生きている、こと、も、夢。

 そうして、しょんぼりあっという間に外は真っ暗。
 その中で感じる、まだこうして「いる」「ある」と思える一瞬の安堵。

 さっきまでの光は?
 さっきまでの雲は?

 これもまた夢の中の出来事か。








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最終更新日  2008.11.30 17:14:45 コメントを書く


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