日本語はダメか2

日本語はダメか2

2010.04.04
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しょんぼりどうしてこんなに寒いのだろうねえ。四月ってこんなに寒かったかなあ。
 本格的な「温暖化」が始まる前の何かの儀式?

 早朝からカラスの鳴き声がうるさい。
 うるさい。
 何か小動物の骸でも見つけたか。
クールひとびとの心がタダレて、あちこちで腐臭を発しているのを感知したか。
 それとも、寒さに凍えそうで騒いでいる?


 すっきりした春の光景に出会いたい。
「春の気配」を感じさせてくれるのは「春の小川」もその一つ。
 少年時代、春になると、裏の小川に水が湧き出し、流れて来た。来た。
 オトナになったこちら、バイクで走る。20分もすれば、あるのだ、今も青草が目を和らげてくれる小川が。
手書きハートAさん、Bさん、Fさん、Mさん、ご案内したいですよ。


 春の小川は流れる? 行く?
“春”の童謡といえば「春の小川」。
 時代と共にその歌詞が変わっていった曲。
 大正元年、尋常小学唱歌に掲載された歌詞は次のようなものだった。

春の小川は さらさら流る 岸のすみれや れんげの花に 匂ひめでたく 色うつくしく 咲けよ咲けよと ささやく如く



春の小川は さらさら行くよ 岸のすみれや れんげの花に すがたやさしく 色うつくしく 咲いているねと ささやきながら 


 実は……昭和17年に、第四学年用の教材から第三学年用に繰り下げられたため、文語体をまだ習っていないという理由で口語体に直された。
 元の歌詞は、国文学者の高野辰之(たかの たつゆき)作だが、本人は変更されたことを知らされていなかったらしい。お役人とは、今も昔もどこかで手抜き。魂抜き。

経済効率! 経済効率!

 この歌のモデルとなったのは、渋谷区を流れていた渋谷川の支流の河骨川(こうほねがわ)である、とは今ではかなり知られている。夏になると黄色い可憐な花を開くコウホネが水上に咲くことから名付けられた。
 第二次世界大戦が終わると、渋谷の町は一変し、仕上げは東京オリンピック。昭和39年頃から巨大なビルが建ち、川のほとんどが暗渠の下に消えてしまった。今では、マンホールの下をちょろちょろと流れているだけ。

だが、永遠の「春の小川」は、それぞれの人の心の中を流れているのかもしれぬ。


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五十嵐尚子/春の小川





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最終更新日  2010.04.04 11:49:40 コメントを書く


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