日本語はダメか2

日本語はダメか2

2010.10.23
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 とでも言えばいいだろうか。
 間違っているとは言えないが、でも、どこか、なんとなく、……。

「出過ぎずママとコンビネーションを取って上手に客をあしらっている」

 この文章の前にあるのは「カウンターの中に居る曜日替わりの若いホステスも客に親しまれている」という書き方。


 どこをどう直したらいいのやら。
 ええい、時間がない。これは作者の味のしみ出た「文体」ということにして、添削なし。



 この歌は 何となく

 これもどこかおかしい書き方なのだが、タチが悪い。
「何となく」の位置はここでいいのだろうか。

 この歌は、「真面目な人間が 何となく 馬鹿を見る世の中」と言いたげな……
 この歌は、「真面目な人間が馬鹿を見る世の中」と 何となく 言いたげな……

 などのように移してみたが、良くなったとは言えない。

 そもそも、この文章の前には、

「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴ほど新しいものを欲しがるんでございます。どこに新しいものがございましょう。生まれた土地は荒れ放題、今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃございませんか」

 という『傷だらけの人生』(鶴田浩二)のあの名台詞をうなる主人公が書かれ、

 そして、

 何から何まで真っ暗闇よ
 筋の通らぬことばかーり
 右を向いても左を見ても
 馬鹿と阿呆の絡み合い
 どこに男の夢がある



 そのように歌を引用して書かれている後に、

 この歌は何となく「真面目な人間が馬鹿を見る世の中」と言いたげな、淋しがり屋の歌なのだろう。

 と書かれているのは先に挙げた通り。
『傷だらけの人生』の歌詞をこのような感想でくくるのは、まあ、小説の中の登場人物の考えによるのだ、と片付けることは出来るとしても、掘り下げが足りないし、書かずもがな、という感じもある。そして、やはり「何となく」の位置に何となく困ってしまった添削向上塾塾長であった。 

 これはこの作者の文体、と認められるのはいつの日のことか。

 ああ、朱入れ朱入れ。   





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最終更新日  2010.10.23 10:49:52 コメントを書く


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