日本語はダメか2

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2011.07.11
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電話「人間・三島」に焦点 新作撮影ルポ 
「自分で考えろ!」……若松マジック

2011年6月28日 東京朝刊

「キャタピラー」で寺島しのぶにベルリン国際映画祭最優秀女優賞をもたらした若松孝二監督が、新作に取り掛かっている。三島由紀夫を主人公とする作品でタイトルは「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」。文学者としてではなく「人間・三島」に焦点を絞る。その撮影現場では、若松監督の怒号が飛び交っていた。(石原真樹)

メール四月の終わり。都内にある昭和初期に建てられた古いビルに、軍服姿の三島が立っていた。演じるのは「実録・連合赤軍」に出演して以来の若松組常連、ARATA。

 ビルは、三島がバルコニーで演説した後に割腹自殺を遂げた東京・市谷の自衛隊東部方面総監部の設定。この日は演説部分を除く事件の一部始終を撮影するとあって、ARATAの顔にも緊張感が漂う。

 三島が若者を集めて結成した「楯の会」の森田必勝(満島真之介)らを引き連れて総監室に入り、部屋の入り口にバリケードを築いて立てこもる場面。ピリッとした部屋の空気を若松監督の怒鳴り声が切り裂いた。



 矛先は役者だけでなく、スタッフにも向かう。バリケードを作るタイミングの指示を監督に仰いだ助監督には「自分で考えろ!」。軍服の襟を直そうとしたスタッフには「格好なんてどうでもいいだろう!」と突き放す。

 若松監督は役者にもスタッフにも自ら考えることを求める。しかも「バカ野郎」「幼稚園に戻れ」という罵倒付き。製作担当として若松監督に付き添う大友麻子さんは「若松監督の言葉は胸にグサッと突き刺さるけれど『言われたとおりだ』と納得できることばかり。ここまで自分(演じ手)にやらせてくれる監督はほかにいない、と役者さんは喜んでついてきてくれるみたい」。中には「スタッフでいいから現場にいたい」と慕う役者もいるという。

 若松監督に怒声の真意を尋ねると「バカ、と言えるようになるまで大変なんだ。俺は本当は照れ屋なんだ」と笑ってはぐらかした。
      ◇
文学の才能を世界に認められ、お金もあり、ルックスもいい。三島がなぜすべてを捨てて行動し、割腹自殺を遂げたのか。「俺にもわからない。わかったら映画を撮る必要はない」と若松監督は言う。

「左翼が台頭した時代に三島は日本を変えたいと思って行動して、結果、日本は何も変わらなかった。社会を変えられなかった点では連合赤軍と同じ」と若松監督。「三島は日本を『ニッポン』ではなく『ニホン』と呼び、右翼や自民党から一銭も金を受け取っていない。三島はただ、まっすぐ国のために生きる若者が好きだったのではないか」

 若松監督は現在、船戸与一さんの小説「海燕ホテル・ブルー」を原作にもう一本新作を製作中。両作品とも公開は来年の予定だ。

 監督、三島さんについては多少のネタ、しょんぼり
 目の止まることもないでしょうが、もしももしもであれば、はせ参じたい、と思いますけれど。
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最終更新日  2011.07.11 20:40:01
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