日本語はダメか2

日本語はダメか2

2011.09.05
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 しかし、どうしても思い出せない。
 昨夜は、明け方に尿意を催して起き上がった。
 鮮明な記憶が残っていた。

 しばらく催促もしていなかったのに、訪ねると「出来ているよ」と中上健次が原稿を差し出した。
 おちょぼ口でぼそぼそと言った機嫌は良かった。
 ああ、これで雑誌の発行に間に合う、とほっとした。
 もう一人の方の原稿は上がっている。多分、吉行淳之介。あるいは、畑山博。
 中上の原稿に目を通す。

 意味を追いかけながら読み続ける……。
 そこで目が覚めて起き上がったのだった。

 いつも妙な夢が立ち上がる。
 昨夜は、上記の通りの単純な状況だったが、前には「自分のいる編集部」と「雇われ編集長のいる部屋」が別々の所にあって、こちらが原稿を手にすると雑誌が発行される、という夢だった。
 こちらとそちらは連絡も何もない。
 こちらが作家から受け取る原稿をただ待っているだけ……。

 昨夜、珍しく「まともな時間」にY君から電話が入った。
「聞きたいことがあるんだけど」と相も変わらぬ単刀直入な声。
「大学時代の女友達から連絡があって……」
 彼女は「制約」の特別強い彼氏に困っている、という。

 それは善くない関係だ、と答えた。「気持ちで繋がっているのではなくて体で繋がっているだけ、なんじゃないかな」 
「やっぱり……。でね、別れちゃえ、って言ったんですよ。でね、それはいいとして」
 Y君は話を続けた。
「センセの著書のどっかに『富士山の三倍四倍(だったかな、四倍か五倍? もっと?)の生原稿を読んだ』ってありましたが、あれって、ホントですですか」
 絶句してしまった。

「え、それって何?」
「鶴は千年、亀は万年 とか」
「つまり、嘘こいてるってわけ?」

 彼の現状など気候としたが止めた。
 職が長続きしない。今は?
 父親を亡くし「死んじまえ」と怒鳴りつける母親と二人で住んでいる。







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最終更新日  2011.09.05 10:55:21 コメントを書く
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