日本語はダメか2

日本語はダメか2

2011.11.06
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 ふむふむ、一人暮らしを満喫出来る、二、三日、といい気持ちになった。マメ(モンブラン)を挽き、湯を沸かし、コーヒーを淹れる。いい匂いに包まれる。貴い自分になったよう。
(二度の手術を受けた蓄膿症持ちでもコーヒーの匂い、カレーの匂い、各種スパゲッティの匂い、各種煮物の匂いなどなど、分かるのだ)
(いい原稿の匂いもただし、残念ながら自分が吸っているパイプの煙の匂いは周辺の人がいくら褒めてくれても、ダメだダメだ。人様を煙に巻いているだけ)
飛び込んでくる。
 机の周りは書籍・書類だらけ。パソコンの前の回転椅子の上にあぐらをかき、足も伸ばせない我が部屋。
 作業は進んだ。
 と、7時近くに玄関のドアに付けたカウベルが鳴って娘が帰ってきた。
 また冗談か、札幌に行くなんて。どこかへ買い物に行って来ただけか。
「……ハイジャックハイジャック」と娘。
 数十分して、
「管制塔の指示を待っています、と繰り返すだけ」
「いつになっても飛行機が飛ばなかった」
「替わりの飛行機を飛ばせ、と言ってもダメ」
「どうしてもこれに乗って行かなければ商談に差し支える、と怒鳴る人」
返してもらっても、どこへも行けない。向こうへ着けば……、とわめく人もいた」
「明日の飛行機は満席です、だって」
 などなどの説明。
 新聞社、雑誌社へ連絡する客もいたらしい。
 娘は黙って聞いていたのだろうか、果たして。
もまれているから。
 イタリア人に馬鹿にされたらナポリ語の方言で啖呵を切る、と言うくらいだから。

 要するに、格安航空会社の整備不良に依る飛行中止だったようだ。
 こちらと違って冗談ばかりを言う娘のこと、朝刊に載った記事を読むしかない。
 このようにして、あちらこちらで「事故・事件」は起きていて、それを何も知らないまま「自分の生活」を続けているわけなのだな、世界中の70億の人たちが。






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最終更新日  2011.11.06 05:16:49 コメントを書く


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