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今月も、たくさんの映画を観ました。近隣で、「忍びの国」を上映していたので、全く内容も調べずに観に行ったら、和田竜のベストセラーを大野智主演で映画化したもの。アニメっぽい下りの中でも、最後のクライマックスにちょっとびっくり真剣に生き抜く軍団の戦いの様子、コミカルでもあり、とても人情深くも描かれています。末っ子は、結局は今年は留学は見送り、色々な本を読み漁っています。実りの多い夏でも、安価に健康的に過ごせればいいんでしょうね。(*^-^*)
2017年07月31日
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栗原類、今夜放送『金スマ』に出演! 大反響だった「発達障害について考える」第2弾で、彼は何を語るのか?7月28日(金)20時57分より放送のTBS『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』で取り上げられるテーマは「発達障害について考える」第2弾。自らがADD(注意欠陥障害)であることを公表、昨年には、自伝『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』(KADOKAWA)を発売して反響を呼んだ栗原類さんと『のだめカンタービレ』の「のだめ」のモデルといわれるピアニストの野田あすかさんが当番組に出演する。「人の顔を覚えられない」「人の感情が分からない」などという症状と付き合いながら活躍する2人の苦悩とは? また、NHKでも発達障害の実相を伝えるためのキャンペーンを実施し、「NHKスペシャル」を皮切りに9つの番組で放送。ここでも世間の関心の高さが伺える。だが、周囲の「発達障害」への理解が広がりつつあるとはいえ、発達障害が原因で仕事や子育て、人間関係で悩み苦しんでいる人は多い。それに、大人になってから発達障害と診断されるケースも少なくない。 ダ・ヴィンチニュースではこれまで発達障害関連の書籍を多く取り上げており、栗原類さんへのインタビューも行った。そこで本記事では過去に紹介した書籍を振り返る。 ■病院では「発達障害」の思い込み受診も増加!? 「発達障害バブル」とまでいわれる現在、書店にいけば関連書籍が山ほどあるので、正直どれを選ぶかでも苦労するもの。『発達障害』(岩波明/文藝春秋)は、世間的な「発達障害の姿」と医学的な「疾患」の乖離をうめるべく、ASDやADHDなどの基本的な診断ガイドラインを明示しながら、実際の症例などを具体的に紹介、最新状況もフォローしている。 たとえば「空気が読めない」「人の気持ちがわからない」といった人間関係に苦労するタイプの人を「もしかしてアスペ?」なんて決めつけるのはNG。医学的には「同一性へのこだわり」(特定の物事に執着したり、手順や配置にこだわったりすること)が伴うことが診断基準となる。残念ながらマスコミもきちんと理解していないのが実情で、その影響か病院では思い込み受診が少なくないらしい。 また「ASDとADHDの共通点と相違点」や「アスペルガー症候群への誤解はなぜ広がったか」「発達障害と犯罪」といった気になるポイントも解説されており、読み物としても興味深い。なにより最終章の「発達障害を社会に受け入れるには」は、あまり知られていない発達障害専門のデイケアの現状と、それらを通じて社会復帰が可能になったケースが具体的に紹介されているのに注目だ。ADHDに関しては、効果的な投薬治療によって症状を安定させることも可能というのも発見だろう。 情報が一般化すればするほど誤解も広がるのが世の常。本書は、「家庭の医学」のように身近な定本にしたい一冊だ。■ADHDは大人になると変化する? 男女差もある? 片付けや整理が苦手、仕事でもミスや忘れ物が多くて約束も守れず、周囲に迷惑をかけてばかり……。こういった問題で悩んでいる人は、自分を責める前にADHDの可能性を疑ってみたほうがいいかも。『大人のAD/HD[注意欠如・多動(性)障害]』(田中康雄/講談社)によると、ADHDは子ども特有のものだと思われてきたが、最近では大人でも多くの人が悩んでいることがわかってきている。 ADHDの特性は「多動性、不注意、衝動性」の3つに大きくわけられるが、大人になると変化し、多動性が弱まって不注意が際立ってくるのがポイントだ。男性の場合、「多動性」は、せっかちでイライラしやすく部下にあたる、ひとつの作業を仕上げずに他の作業に移るといった行動に表れる。「不注意」は書類をなくす、時間にルーズ、ミスや忘れ物が多い。「衝動性」でよくあるのは、突然キレたり、重要なことを独断で決めてしまったりするケース。 女性の場合、多動性がおしゃべりや思考回路に表れて外から気づかれず、本人の苦しみが理解されないこともある。衝動性の面では衝動買いやヒステリックな言動が、不注意の面ではマメに連絡をとりあう女性同士の交流や片付け、身だしなみが苦手というのが特徴だ。また学生の場合は、その3つの行動特徴が原因で学校生活に支障が出て不登校になることもあるという。 本書では、ADHDの治療の可能性についても触れられている。ぜひ確認してみてほしい。 ■発達障害でも芸能界で輝けた理由とは? 【栗原類さんインタビュー前編】発達障害児に対する日本の教育は間違っている!? 栗原類 「アメリカでの出会いと経験が、今の自分につながった」【栗原類さんインタビュー後編】いじめ、不登校、4回の失恋、受験の失敗……。栗原類「でも僕には母親と主治医がいてくれた」 ■TBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」7月28日(金)20時57分放送 【MC】:中居正広 【パネラー】大竹しのぶ、ベッキー、室井佑月、假屋崎省吾、安住紳一郎(TBSアナウンサー)、駒田健吾(TBSアナウンサー)、山本匠晃(TBSアナウンサー)[ダ・ヴィンチニュース https://ddnavi.com/news/390428/a/]【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】発達障害 岩波明/著【楽天ブックスならいつでも送料無料】大人のAD/HD〈注意欠如・多動(性)障害〉 不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる (こころライブラリーイラスト版) [ 田中康雄(精神科医) ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由 [ 栗原 類 ]金スマも最近は内容が濃くなってきましたね。🌠
2017年07月30日
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先週は久しぶりに銀座へ、束の間のリフレッシュタイムをエンジョイしたんです。『ありがとう、トニ・エルドマン』 父と娘の親子愛を描いた家族映画、ついつい過干渉してしまう父に、呆れ果てて突っ撥ねる娘。そんな中でも、不器用な父を、知らず知らずのうちに受け入れている娘。娘は父にとって?いくつになっても、可愛いものなんでしょうね。そういえば、父も、アメリカの同僚には、トニーと呼ばれていたようで、何とも親近感の持てる作品でしたよ。帰りはちょっと寄り道して、ウインドーショッピングして家路に着きましたね。(*^-^*)
2017年07月30日
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発達障害 ITで学び支援<下>授業でパソコン「僕のやり方」 自ら考え 教諭に訴え 広がった可能性机の上にノートパソコン、耳には雑音を遮断して話し声だけを響かせるノイズキャンセリングヘッドホン。「広汎性発達障害」と診断されている大分市立竹中中1年、甲斐潤樹さん(12)は授業中、必要に応じて情報技術(IT)機器を使う。市教育センター教育相談・特別支援教育推進室によると、市立小中学校の通常学級で、IT機器を常時使えるよう認められたケースはかなり珍しい。 潤樹さんは入学前、生野京子校長(56)ら教諭5人の前で、約30分間の「プレゼン」をした。パソコンで資料を作り、読み書きなど苦手なことを説明した上で、パソコンやスキャナーなどの機器使用▽一度にたくさんのことを言わないでほしい▽明朝体でなく、ゴシック体を使って-など、10項目の配慮を求めた。 そして、こう訴えた。「できないからやらなくていいと言われてもうれしくないです。できないなら、どうすればできるか、僕にできる方法はないか考えたいです。そして、もしかしたらみんなと違うやり方かもしれないけど、僕ができるやり方でみんなと同じことがしたいです。なので先生にはそれを一緒に考えてほしいです」 潤樹さんは幼少期から集団生活になじみにくく、小学校入学後は読み書きが苦手という特性が現れた。漢字の書き取りは何時間かけてもノートのマス目に入らず、音読はたどたどしい。しかし、母親が読み聞かせると内容はすんなり理解できた。算数の文章問題も読み上げてもらえば、すらすら解けた。 小3だった2013年、IT機器を活用した学習方法などを学ぶプロジェクト「DO-IT Japan」(東京大先端科学技術研究センター主催)に参加した。夏休みに東京で開かれた小中学生向けプログラムで、機器を使って授業を受けた。タブレット端末が文章を読み上げてくれ、黒板はカメラで写し、先生の話はICレコーダーで録音する。自らの困難に自覚がないまま参加した潤樹さんだが、「苦手なことがたくさんあって嫌になることがあったけど、大丈夫だと分かった」という。 主催する同センターの教授が小学校を訪れて後押ししたこともあり、小4の時は授業でパソコンを使えるようになった。すると、一言二言しか書けなかった作文がすらすら書き上がり、コンクールで入賞した。潤樹さんは「僕はばかじゃなかったんだ」と喜んだ。 ただ、担任が替わるとパソコン使用が制限された。パソコンを使うと「ずるい」と責めるクラスメートもいて、学習がままならなくなり、不登校になった。 機器使用などが認められた中学では一転、数日しか休んでいない。成績はトップクラスといい、部活動や体育も全力で臨む。好きな生き物の研究にも力を入れ、研究成果は専門家に交じって専門誌に掲載された。 文部科学省は、情報通信技術の活用は発達障害などで学習に困難を抱える子どもたちの可能性を高めると期待し、「通常学級でも必要なこと」とする。 竹中中の生野校長は機器使用について「一人一人に合わせて対応したい」とするが、同中は生徒数25人で、校区外からの通学を認める市内唯一の小規模特認校の中学校でもある。市教育センターは「1人だけに機器使用を認めるかどうかは、集団生活なので他の子どもへの影響も考える必要がある」とし、一律に認められるかは不透明だ。 潤樹さんの母親は「パソコンなどの支援機器を使えば、勉強が楽になる子はもっと多いはず。子どもたちのありのままを受け入れて伸ばす環境が小中学校に広がれば」と願っている。=2017/07/27付 西日本新聞朝刊 https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/346191/=パソコンとノイズキャンセリングヘッドホンを使って数学の授業を受ける甲斐潤樹さん(左)今では、小学校からでもパソコンの授業が入ってきています。ただ、授業数が少なく、他の科目に重視する傾向が強いようです。将来へ向けての段階的な支援が必要なんでしょうね。🌠
2017年07月29日
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ぶらっと買い物に出た序でに寄った中華料理店、思い起こせば、母と駅で待ち合わせして、ショッピングをした後に、一緒にランチしたお店でした。1人なのに、以前母と座った4人掛けのテーブルに案内され、まるで当時と同じ、母と2人で入店したかのようでしたね。さすがに二皿は食べ切れなかったので、母が一番好きだった五目焼きそばを注文。あの時のように、ふと会話を投げ掛けていた私なんです。まだ足腰も丈夫で、仕事もバリバリしていた頃の母は、私には手の届かない存在だったけど、いつの間にかすっかり弱り果てて、娘を頼るほどになっていたことを、今更ながらに振り返り、思い出に浸った午後の昼下がり。ちょうど前日に叔母におこわやモロゾフのプレミアムフライデー限定のパパイヤのチーズケーキを送っていたので、帰宅後に叔母から電話もあり、「まるでお姉さんが今でもいるみたいよ、嬉しかった、ありがとう!」と言われ、なんだか母に遣われているような気がした娘でしたよ。(*^-^*)この日、無料の映画券があったので、「ザ・マミー」という映画を観ていました。トムクルーズが素敵でした・・。(^_-)-☆マミー、ママの事ではなくて、エジプト時代のミイラのちょっと変わった作品でしたね。(*´▽`*) 母のうた
2017年07月29日
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急拡大する「発達障害ビジネス」その功と罪はたして、それは適切ですか? 発達障害とは何か? 発達障害は今や医学だけではなく教育や福祉も含めていわば社会の抱える大きな問題となっている。 しかし発達障害が何を意味するかについてはわが国と米国でも異なるし、発達障害者支援法における定義(第2条:自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの)が質的な定義ではなく疾患定義であることもあって、実際には人によって独自に解釈している場合もある。 筆者は発達障害とは「発達の過程で明らかになるコミュニケーションや行動の問題によって社会生活に困難を生じてくるが、適切な対応によって困難は軽減されうる」障害であると定義している。 こだわりや過敏性、過活動性や見落とし、衝動的に行動したくなることがあるなどの発達障害の「欠片(かけら)」はいわばそれが大きいか小さいかは別としてすべての人が持っている。 そして、欠片があるかどうかだけではなく、それによって社会生活上の困難を引き起こしているかどうかが対応を必要とするかどうか、診断するかどうかの鍵となる。 〔PHOTO〕iStock 線引きがむずかしい 発達障害のうち自閉症スペクトラム障害(上記条文の自閉症、アスペルガー症候群を含む、2013年からの新しい概念、スペクトラムとは連続性があるという意味:以下ASD)では知的にもその症状においても連続性がある。 これは注意欠陥多動性障害(ADHD)においても基本的に同じであり、知的障害は基本的に見られないものの、不注意の症状や多動性・衝動性はその程度も頻度もさまざまなスペクトラムと考えられるし、学習障害の中で最も多い読字障害においても「読めない」から「読むのが苦手」までやはりスペクトラムとして捉えることができる。 このようにひとことでは説明しにくいが、たとえばASDにおける感覚過敏やADHDにおける衝動性によって生活上の困難がある場合には、当事者にとってはすぐにでも対応や支援を必要とすることも多い。 さらに発達障害を抱える人の数が多い(小学生では過去の調査で6%くらいと言われている)ことから、適切な対応が医療でも教育でも社会でも求められるようになってきた。 しかしどこまでが発達障害でどこからが違うかの線引きには、医療機関によっても差がある。 なぜビジネスが出てくるのか 一方で発達障害の周知が進むにつれ、発達障害を対象としたビジネスが出てくることも必然の流れであり(これは介護保険のこれまでの流れと比較することができる)、特に児童福祉法改正による2012年からのデイサービスの規制緩和や就労支援サービスなどの拡充が発達障害ビジネスと結びつくことも見られるようになった。発達障害に対するビジネスが出てきている理由としては以下のものが主である。 1. 発達障害という言葉は誰もが知っているかもしれないがその解釈が一定ではない。2. 発達障害は明確な原因がなく、科学的根拠によって確立された治療法が少ない。3. 発達障害の診断は適切になされているとは限らず、しばしば過小あるいは過大である。4. 当事者や保護者にとっては抱えている社会的困難から藁をもつかみたくなる。5. そもそも医療や公的支援であってもビジネスであっても質の評価が容易ではない。 デイサービスは未就学児を対象とした児童発達支援サービスと小学生~高校生を対象とした放課後等デイサービスに分けることができる。 公的・半公的な施設と民間による施設に分かれる。 規制緩和以降、その数は急増し、自治体への届出が必要であるもののあまりの急増に新規受付を中止している自治体もあるし、厚生労働省においても現状はその事業内容からも容認できないものがあるとして規制に乗り出している(30年度以降に規制が強化される)。 デイサービスは、通所受給者証(診断に基づいて市区町村で発行される、おおむね1割負担であるが1ヵ月の支払い上限額がある)を用いて小集団で行われており、個別の発達評価を行うことはできても個別にプログラムを設定して介入することは困難な状況にある。 急増している児童発達支援サービスにおいてもこれは同様であり、個別の支援計画を立てて実行することのできる支援サービスはまだまだ少ない。 ここでの最大の問題はそれらのサービスの質が保護者にはわからないことであり、同じように通所受給者証を使っていたとしても、その質は子どものその後の発達に大きく影響する可能性がある。 まずは療育の開始にあたって、発達検査だけではなく、どのように個別の支援計画が立てられているのかを理解し、それが6ヵ月後など一定期間で見直されているかどうかを把握する必要がある。 それが出来ていない場合には、サービスの質は担保されていない可能性がある。 首都圏では極めて多くの子どもたちをチェーン化した施設で療育を行っているところもある。 その中には受給者証を使用した療育としない自費療育を併用あるいは受給者証療育が定員いっぱいなのでとりあえず自費療育を勧めるなどの場合には、適切な療育を行うだけのスタッフが充足されていない可能性も考える必要がある。 学童~高校生では先述の放課後等デイサービス(以下放デイ)がまず挙げられる。 発達支援サービスと同様に基本的には受給者証が使用できる。 やはり余りにも数が多く、保護者には質がわからないという問題がある。 放デイは主として民間の事業者によって運営されている。 自費で療育を行う場合には高額になる場合もある。 一方、米国などできちんとした技術を身に付け、それに基づくライセンスなどを保有して療育を行っている機関も出てきてはいるが、まだまだ数が少なく、とても需要には追いついていない。 また質についてはデイサービス同様、外からは見えにくいことや一定の国家資格が必要というものではないので、質の低い、しかし高額なサービスもある。 成人の発達障害における問題 成人で発達障害を抱えた人も推定では100万人とも言われているが、医療、福祉、教育などでの支援は極めて乏しい状況にある。 相談機関が少ないためにうつ病やパニック障害などの二次障害や、就労機会が得られないなどの困難に直面する場合もある。 就労支援、生活上のトレーニングやカウンセリングが欠かせないにも関わらず、そうした社会資源が極めて乏しい状況である。 これらの充実は急を要する課題である。 ビジネスの面では質的には評価しにくい高額なスピリチュアル(自己啓発セミナーなど)に勧誘され、その結果として経済的な損失を繰り返している場合もある。 またクレジットカードなどの多重債務にも陥りやすいことが、ビジネスに利用される場合もある。 医療における問題 医療では保険診療と自由診療に分かれるが、自由診療(自費)については質も価格も規制対象外である。 現在の健康保険制度では発達障害診療の診療報酬が低く設定されている(たとえば子どものASDであれば10分で診察しても1時間かけても報酬は基本的に同じ、実際には初診で丁寧に見れば40分以上はかかる)こともあり、保険診療よりは診療費の請求は高額になるが、自費での支払いとなる自由診療として行っている医療機関も存在する。 また特に自由診療の場合には医療という枠組みの中で行っている限り、科学的根拠に乏しい治療も容認されているようである。 次々出てくる補完代替療法 補完代替療法(通常の医学的あるいは標準化された治療と異なる療法)も数多く行われており、いわばビジネスの温床でもある。 水銀除去のキレート療法は現在でもインターネットでは出てくるが、医学的には副作用が多いこともあって国際的にも否定されている。 そのほかにも多くの食事療法(特定の食品を摂取する、特定の食品を除去する)なども行われている。 医療における標準的な治療や療育においては、それなりの根拠を有することが必須であり、それは公表された論文等に裏付けられていることが必要である。 しかし多くの補完代替療法における効果は「有効であった」という感想や印象に基づくものが多く、現時点で推奨すべきものはない。 しかし雨後のタケノコのように次々にこうした療法は出現してくる。 がん治療と比べてみると… 今回は発達障害のうち、ビジネスに関係の深い部分を中心として概説したが、発達障害の抱える問題は幼児期から成人期まで多岐にわたり、対応すべき支援も極めて多い。 しかしながら発達障害の概念が知られてからの年月が浅いこともあって(知的障害を伴わないASD、アスペルガー症候群の国際的認知からはまだ20年余である)、行政的対応も後手に回る部分が多いのが現状である。 筆者は発達障害についてのビジネス全体を否定しているわけではない。 高額の費用がかかっても内容の充実したものもあるが、一方では荒稼ぎと取られかねないような場合も存在する。 どうすればその見分けがつくのか、筆者にもまだ解決策はない。 ひとつの比較としてがんの治療を考えてみたい。 〔PHOTO〕iStock 多くのがんでは、病期の判定や標準的治療法などが報告されており、それらは基本的に科学的なあるいは疫学的な根拠に基づいている。 しかしながらがんを巡っては多くの補完代替療法や評価のできない医療的治療など、いわばビジネスが数多く存在することも指摘されている。 標準的治療すら確立されているとは言い切れない発達障害において、その周辺には多くのビジネスが今も動いている。 【gendai ismedia. http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52401 】 【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ shizu/著 平岩幹男/監修 発達障害という括りでの功と罪、 ビジネスにおいては大部分が表裏一体なんでしょうね。🌠
2017年07月28日
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大学も夏休みに入り、末っ子、少し気楽になったようです。そんな朝に、少し痛んでいた歯が、急激に痛くなった!と訴えていたもので、一年ぶりの歯科通院、治療となったんです。かなり大きな虫歯だったようで、歯科医にも、「なんでいつもこんなになるまで、放っておくんだ?」聞かれたようですが、「少し痛いのを我慢の限界まで我慢したらこうなったんです。いつ頃来ればいいんでしょうか?」と返事して呆れられたとか?!正に、親の顔が見てみたいタイプかも・・。(笑)長男も合宿で作業所の歯科検診が受けられなかったので、また帰って来たら、通院させようと思っていますよ。(*^-^*)どうして
2017年07月28日
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落語家柳家花緑、45歳で「発達障害」告白した理由落語家柳家花緑(45)の発達障害告白には驚いた。8月4日発売の最新著書「花緑の幸せ入門」で初めて明かしている。 取材でも「学校では落ちこぼれで、すべてのことで自信がなかった。学校では身の置き所がなくて、自分はバカだと思っていた」と、当時の心境を率直に語ってくれた。 漢字の読み書きが苦手で、通知表の美術と音楽以外は1か2だった。集中力がなく、教室でおしゃべりばかりしていて、教師に往復ビンタされるなど、問題児だった。史上最年少の22歳で真打ちにスピード昇進し、何冊もの本を出して、持ちネタは190もある、今の人気落語家の姿からは想像もできない過去だった。花緑自身も発達障害と知ったのも、4年前のテレビ出演がきっかけだった。 本をちゃんと読み始めたのも二つ目になった18歳の時で、あるテレビ番組に出演した時、答えの「宝石」という漢字が思い浮かばず、「ほうせき」と平仮名で回答したこともあった。落語界の仲間内にも発達障害だったことを明かしていなかった。「誰にも言っていなかった。協調性がなく、落語界でも浮いていたかもしれない。空気が読めず、自分の話ばかりしていた。今は行き過ぎないように注意しています」。 今回、初めて告白したのも、「自分の全部を見せてしまった。これまでの本は聞き書きが多かったけれど、今回だけは自分で書きたかった。本当に正直にアグレッシブに書いた。でも、そうしないと前に進めないと思った」という。落語家として、人間として、さらに成長するための決断だった。[日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1860610.html]柳家花緑の落語8/4以降ネット販売もされるのでしょうね。🌠
2017年07月27日
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子ども達が幼かった頃に、社宅で使っていた二段ベッド。成長とともに解体して、使っていたんだけど、さすがに身体も大きくなり、外枠から足がはみ出したり、マットレスも傷んできたんです。マットレスは二度三度と買い替えて来ていて、今般、思い切って処分することに・・。そして、新たに、リサイクルセンターで2台のシングルベッドを、一台4~5000円という安価で購入、この日配達されてきたんです。結構、ベッドのリサイクル品ってあるんです。そして今回購入したものの、まるで新品同様だったので、本当にいいお買い物をしましたね。(*^-^*)ある日の午後
2017年07月27日
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発達障害 理解を 元毎日記者・神戸さん講演 「長男との時間、いとおしく」 下仁田 /群馬 元毎日新聞記者で、自閉症の長男(18)を持つ神戸金史(かんべかねぶみ)さん(50)=現RKB毎日放送(福岡市)の東京報道部長=の講演会が1日、神戸さんの出身地・下仁田町の町文化ホールで開かれた。 約350人を前にかつて子育てに悩んだ体験を基に、発達障害への理解を訴えた。 講演は、「見えにくい障害」と言われる「発達障害」について、理解を深めてもらおうと、町が神戸さんに依頼した。 神戸さんが、長男金佑(かねすけ)さんの障害について疑いを持ったのは1歳を過ぎたころ。 しかし、「成長の遅れに過ぎない」と深刻に考えず、妻に「あせる必要はない」と言っていた。 当時の心境について「発達障害を認めたがらないためだった」と振り返った。 3歳のころ、自閉症的傾向があると診断された。 4歳の時、妻から「2年前、発作的に首を絞めて殺してしまったかもしれない」と打ち明けられた。 初めて「妻の苦しさを分かってあげられなかったことに気付いた」という。 毎日新聞の記者だった2004年、当時5歳だった長男との日々を「うちの子 自閉症児とその家族」という連載にまとめた。 昨年、相模原市の障害者施設で入所者19人が犠牲になった事件。 事件を起こした男が「障害者は生きている資格がない」などと主張していたことに衝撃を受け、フェイスブックに長男への思いを書き込んだ。 「誰もが、次第に障害を負いながら生きていくのだね」「あなたが生まれてきてくれてよかった」--。 このメッセージは大きな反響を呼んだ。 事件後、「障害を持つ息子へ~息子よ。そのままで、いい。~」(ブックマン社刊)を出版した。 発達障害への理解不足のため、所構わずに動き回るなどの言動を見て「育て方が悪い」と非難される親も少なくない。 「もしそういう子どもを見かけたら、自閉症かもしれないと見てくれたらうれしい」と訴えた神戸さん。 最後にこう締めくくった。 「かつては、息子の障害がなかったらいいと思っていたが、今ではそうは思わなくなった。障害がなくなったら、長男ではなくなる。これまでの経過は僕にとっていとおしい時間なのです」【毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170702/ddl/k10/100/053000c】 【日時指定不可】【銀行振込不可】【2500円以上購入で送料無料】【新品】【本】障害を持つ息子へ 息子よ。そのままで、いい。 神戸金史/著 内山登紀夫/医療監修 以前にも、神戸さんの書物に触れていましたが、講演会もされているんですね。 様子をみようという時間、夫にもありました。 父親ならではの葛藤の時期があるんでしょうね。🌠
2017年07月26日
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夏休み気分にすっかり有頂天、レデイーズデーを利用して、映画を観てきましたよ。メアリと魔女の花アニメでもとてもインパクトがあり、観に来ている子どもも、固唾を呑んで見守っていましたね。赤毛のアンを思わせるメアリー、昔の幼馴染にも、メアリーというとても勇敢で正義感の強い女の子がいたこと、不意に思い出しましたよ。そして、この日は、夫の誕生日。58歳になりました。また一つ、大きくなりました・・・。(*^-^*)
2017年07月26日
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積極奇異型アスペルガーの僕が、だからひとりが好きな理由僕は3歳になる少し前に自閉症の一種、アスペルガー症候群と診断されました。 自閉症と言うと、殻に閉じこもって誰とも話さず一人でいるのが好きっていうイメージを浮かべる人が多いかもしれないけれど、僕は人、特に大人とコミュニケーションをとるのが大好きです。 僕の興味のある話題限定なんだけどね。 そういう僕みたいなタイプの人は、アスペルガー症候群の積極奇異型って言われています。 初めて出会った人にも積極的に挨拶して自分の好きなことを話し始めようとします。 でも、相手の人が僕の話に興味があるのか、もう終わりにしてほしいのか、そういう事を察知するのが苦手なので、一方的に話し続けてしまいます。 そんな僕ですが、保育園にいた頃の僕は、一人が好きでした。 その頃は、なんで一人が好きだったのかはわかっていなかったけれど、今思うといつもざわざわしている園庭や、突然大声を出したりする子、給食の混ざりあう匂いや、ホールに鳴り響くピアノの音と合唱の声が混ざり合うのを避けたかったんだと思います。 後に僕は、感覚統合障害(感覚の過敏と鈍麻の混合型)があったからそういう状況がしんどかったんだと知りました。 友達と遊びたくても、どうやって仲間に入れてもらえばいいのかわかっていませんでした。 僕は鬼ごっこが好きだったんだけど、僕が鬼ごっこをしようって言っても他の子が「いやー」って言ったらそれでパニックになってしまうから、他の子は僕と遊んでくれなくなったんです。 みんなと一緒にいたかったけど、一人でいるしかなかったって言った方が正確かな。 そんな保育園時代。 小学校に入ってアメリカに引越ししてきて、ソーシャルスキルというものをたくさん教えてもらいました。 そこで僕は、僕以外の人の気持ちの存在に気づいたり、他の人が僕の話に興味があるのかないのかを、相手の表情とか相槌の仕方とかから判断できるようになりました。 自閉症ではない人は、こういう事が自動的にできるらしいけれど、僕は今でもそれを一つ一つ意識しながらじゃないとわかりません。 でもそれでいいんです。 自動的に空気を読むことはできないけれど、空気を作り出しているものの正体を見つけてそれを分析できるようになったから。 ちょっと大変だけどね。 小学校の頃の僕は、みんなと一緒にいる為の術を身に着けだしていた。 だから少しずつ一人でいる事が少なくなった。 でもちょっと疲れていた。 僕の中学校はすごく小さい学校で、ひと学年が50人程度です。 だから同じ学年の子だけでなく、すべての学年の子供達も先生も、学校全員が僕の事を知ってくれています。 最初の一年は、小学校の頃の延長で、まわりと溶け込もうとする努力をすることで少し疲れていました。 疲れていたから、ささいな事でパニックになったりして、教室のそとでカームダウンすることが何度もありました。 でも学校のみんなは、「ざわざわした環境やにおいが混ざるのが苦手だったりで疲れちゃう。でもそういう時はその場から離れて一人で落ち着きを取り戻し充電をすることでまた輪の中に戻って来れる」 という僕の事をよく見て知ってくれていました。 一人でいる時間が必要なんだなって。 そんな風に僕の事を全部受け止めてくれる子が、中学校の中に沢山います。 僕に初めて友達ができた場所です。 音やにおいの刺激が多すぎて疲れた僕が友達の輪から離れても、友達はそれを理解して待っててくれています。 そんな風に僕の事を理解してくれ待ってくれている友達ができて初めて、 「実は一人でいるのが好きで、一人でいる事で充電できる。無理矢理だれかに合わせることで疲れ果てるんじゃなく、一人でいる時間を大切にしてもいいんだ」 って一人でいる事に僕は自信を持てるようになったんです。 Photo by Português だから今ははっきり「ひとりが好き」って言えます。 もう孤独じゃないし、自分を取り繕わなくてもいい友達がいるからです。 戻りたい時に戻れる場所。 遊びたい時に遊べる友達がいる今だからこそ言える「だから僕はひとりが好き」。 高瀬真歩の長男の「僕」より 【Huffington post http://www.huffingtonpost.jp/maho-takase/aspergers-interacting-with-others_b_17428106.html】 ここまでしっかり自己分析ができると、殆ど普段の生活に支障はなくなってくるのでしょうね。🌠
2017年07月25日
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あれから一年。手術が終わって麻酔が切れてゆく時間の中で、他の事で気を紛らそうと点けたテレビから流れてきたのは、あの痛ましい相模原の施設でのできごと。よりによって、こんな時に?と思えるほど、まるで夢のような信じられない事件でした。みな、誰しも生きる為に必死なのに、中にはそれを乱すことでまた別の生きる意味を見出そうとする。いろいろな人の思いが、現場では常にあるんだろうと、長男の作業所でも最近感じることでもあるんです。昨日は、暫く休みので、作業所に出向いた序でに、菓子折りを置いてきたんだけど、最近入った若い職員さんに、「お願いがあります。これからは欠席連絡は連絡帳でお願いしたいんですが・・。」とポツリ。夫が、再三合宿の予定の連絡を入れても、全く返事が得られなくて、敢えて電話確認していたんだけど、何かしら、内部でうまく連絡が行き届かない現状があるようで、以前、長男が他の利用者に蹴られていたことも、事後報告で簡単に済まされていたこともあり、夫は、強く抗議したようです。こうこう子どもたちが利用する場所だからこそ、もっともっと情報を共有して、よりオープンな場所作りをして貰いたいものです。ただ、施設長が脳内出血で当分療養生活とあり、今年から他の施設から後継者を招き入れたばかり。それも、何かしら原因でもあるようで、「最近ちょっとたるんでいるので、もっと引き締めてゆきます!」とその方からの言葉、やはり不安は常につきものですね。いつもいつもアンテナを張っていないといけなんだと感じています。(*^-^*)
2017年07月25日
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知的障害者がネット放送局 日本初、自ら出演・制作出演者も制作スタッフも知的障害者という「日本初」のインターネット放送局が開設された。知的障害者は話をするのが苦手な人が多く、意見が表に出ることは少なかったが「私たちのことを知ってほしい」と声を上げている。相模原市の入所施設で19人が殺害された事件から26日で1年。地元でも、知的障害者のグループが新たな活動に取り組んでいる。 ◆ドラマ制作 入所施設でプラスチック部品の組み立て作業をする障害者たち。一人が「もうできないよ」と訴えると、職員にトイレに閉じ込められる-。 ネット放送局「パンジーメディア」(大阪府東大阪市)が制作したドラマの一場面だ。 この番組は、東大阪市で地域生活を送る障害者たちが、利用する通所事業所の支援を受け、昨年9月から月1回、放送している。毎回約50分で、ニュースやドキュメンタリーのほか、当事者が自分の生い立ちを語る「私の歴史」のコーナーなどがある。キャスターやコメンテーターも当事者。毎回十数人が企画や撮影に加わる。 原点は、16年前に事業所の利用者と職員で訪れたスウェーデンだ。当事者が情報誌やラジオ番組をつくる活動を視察し、「いつか自分たちも」と夢を温めてきた。 ◆普段から積極的に 知人の映像制作会社社長の協力を得て、昨年2月から準備を開始。入所施設での虐待を描くドラマの稽古をしていたさなかの昨年7月、相模原事件が起きた。ドラマには、事件を受けて、みんなで話し合って追加したせりふが2つある。「好きで障害者になったんじゃないや」「私ら生きてたらあかんのか」 脳性まひがあるプロデューサーの梅原義教さん(42)は「報道で取り上げられるのは保護者や支援者の意見が多くて、当事者の声があまり出てきていない」と訴える。今月下旬に放送の回では、改めて事件のことを取り上げる予定だ。 事業所を運営する社会福祉法人「創思苑」の林淑美理事長(67)は、利用者の変化に驚いた。引っ込み思案や恥ずかしがり屋だった人たちが番組出演をきっかけに、それまで閉じ込めていた思いを解放するかのように、普段から積極的に話すようになった。「『そんなことを考えていたのか』と、職員側にも気づきがあった」◆地元では交流会 相模原事件の地元、神奈川県でも動きがある。知的障害がある横浜市の奈良崎真弓さん(39)は、十数年前から当事者同士の勉強会や交流会をしているが、事件を受け仲間と「にじいろでGO!」という新しいグループを結成。 奈良崎さんは「みんな話したいと思っているけど、アピールする場がなかった。本人同士だからこそ話せることもある。私たちが笑ったり怒ったりするのを知ってもらうことで、差別もなくなるのではないか」と話している。 ◇ ■「本人の時代」が到来 知的障害者らの意思決定支援に詳しい上智大の大塚晃教授の話「これまでも障害者団体や先進的な入所施設で、知的障害の本人たちによる活動は行われてきたが、実際には職員や親など周囲の人間が多くのことを決めてしまいがちだった。本当の意味で当事者の意見に耳を傾ける取り組みは意義のあることだ。大事なのは、一定の方向に誘導するのではなく、彼らが自由に意見を言えるようにする支援者の姿勢だ。相模原の事件はむしろ『本人の時代』到来の契機とすべきだろう」 【産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/170724/lif1707240008-n1.html】 みんなで声をあげれば、きっと伝わるものはありますね。🌠
2017年07月24日
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いよいよ夏休み、と言えども、長男の場合は、母校の長期合宿から始まるんです。今年は早めの夕刻の集合だったので、寮に戻さずに午後一番に作業所へお迎えして、午後はゆったりと家でエネルギー補給。早めの夕食を食べさせて、5時過ぎには集合場所へ。久しぶりに、天宮先生のお迎えに、一瞬、長男の顔は強張り、ギヤチェンジ。「今年もこの時季がきてしまったなぁ・・。」との先生の一言は、いつも一途に頑張る長男への労いだったのか、それでまた頑張るエネルギーが沸いてくるんでしょうね。実りが多い合宿でありますように、よろしくお願いいたします。(*^-^*)思いのままに
2017年07月24日
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脳が壊れた夫と、発達障害の妻による「ぼくたちの不器用な食卓」41歳で脳梗塞で倒れたルポライターの鈴木大介さんが、「大人の発達障害さん」のお妻様とタッグを組んで過酷な現代社会をサバイブしてきた18年間を振り返る本連載。「 「炊事と仕事の両立」で倒れてしまった鈴木さん。 二度と倒れないよう、お妻様にも協力を仰ぐべく、ある作戦を打ち出します。 指示がざっくりし過ぎてたいよいよお妻様と僕の家庭改革も、最終段階へと入っていった。大人の発達障害なお妻様と共に暮らしていく中、僕自身の脳梗塞発症前から病後にかけても、最も負担になっていたことは、やはりなんと言っても炊事と仕事の両立だった。セルフケアが苦手というよりもセルフネグレクトに近いお妻様は、食に対しての感心が非常に薄く、細かい好き嫌いはあるものの、いわゆる「10年後の身体は今の食事が作る」とかいった発想とはほど遠い。しかも生活の時間が微妙にズレている我が家では、最悪1日6回炊事のために台所に立つ必要が出てきて、僕を圧迫し続けた。お妻様と共に炊事ができるようになる。家庭改革の、これが最後の砦だ。もちろん世の中の夫婦には、夫婦双方が食や健康に無関心で、外食やレトルト中心食というケースも少なくなかろう。けれども、お妻様は再発率が非常に高く再発後の予後が絶望的な脳腫瘍という爆弾を抱え、僕の煩った脳梗塞も決して再発率が低い病気ではないから、食生活の管理はマストだ。だが実は、僕の病後の炊事に関しては、お妻様に少し失望したという記憶もある。まだ自らの障害の当事者認識をベースにしたお妻様の障害への類推も始めたばかりだった退院直後。僕はお妻様にこう言った。「これまでずっと炊事と仕事の両立が大変で倒れちゃったから、今後はお妻様が3食作って」 お妻様の返答は、曖昧だった。そして退院後、夫婦お互いの譲れないお願いの交換で「好きな時間に寝て好きな時間に起きる」を提示してきたお妻様が、僕の朝食の時間に起きて来るはずもないし、朝食の準備があるはずもない。起きてきてもきちんと頭が働き出すまでに長時間を要するお妻様に、朝7時には仕事を始めたいと思っている僕が待ちきれるはずもない。退院して数週間後には「夕食の1食だけはお妻様が作って」に妥協し、さらに「夕食のおかずを1品だけでもいいから作って」まで妥協は進んだが、やっぱりお妻様は僕が腹を減らす夕食の時間になっても、自発的に台所に立つことは出来なかった。 だが、もう理解できる。やれなくて当たり前だ。様々な家事をお妻様と共同してこなしていくようになった中で、お妻様が「やれない」理由のほとんどが僕の側にあることが、僕の方だったということが、痛いほどわかるようになった。大人の発達障害であって、様々な不自由を抱えたお妻様に取って、「ご飯を作って」という指示(お願い)は、あまりにもざっくりとして具体性を欠いている。「夕食だけでも作って」とか「おかずを1品作って」のように言い方を変えても、その難易度は全く変わらない。病後の僕が気付き学んだことは、こうだったはずだ。まず夫婦間の家事のイニシアチブは、それが必要としている方が握り、もう一方にお手伝いをお願いする。お願いする作業は、徹底的に細かく約分し、1回にひとつの指示だけを出す。その作業が終わるまで、次の指示を出さない。ひとつひとつの作業に感謝の気持ちで返す。この鉄則のルールに加え、我が家の場合は夫婦の得意分野が真逆なので、僕は僕が面倒だと思う作業をお妻様にお願いする。お給金払いたいくらいですではこれを毎日の炊事に置き換えてみるとどうなるだろうか。我が夫婦の家庭改革最大のミッションである、炊事共同計画が発動した。夕方、早朝から働いて1日の仕事のあらかたを終えた僕は、お妻様を台所に呼び寄せる。「お妻様~夕食(お妻様の昼飯)の準備手伝って~」「らじゃりこー(御意)」 やってきたお妻様にまず聞くのは、僕が把握している冷蔵庫の食品から作れる品目の中で、何が食べたいかだ。いくつか候補を僕が挙げ、お妻様に決めてもらう。あれとあれと、あれも作れる、これも作れます。どうしますか?「じゃあハンバーグとポテトサラダがいいなー」よかろう! ではお妻様よ、お手伝いをお願いいたします。 「お妻様、合挽肉、冷凍庫から出してー」 お妻様が冷凍庫から出す合挽肉80グラムは、購入後にお妻様担当の作業で計量して小分けしたものだ。「じゃあそれ、レンジで全解凍してー」「8番なー」 指示をしながら、僕はボールと生卵をテーブルに出し、ひき肉をレンジに入れてピッとモード選択をするお妻様に、次の指示。「ジャガイモとタマネギもってきて」 すかさず廊下の野菜置き場からジャガイモとタマネギを持ってくるお妻様に、「じゃあそれの皮剥いて」と指示。その間に僕はボールに卵と調味料とパン粉を入れて、フライパンをコンロに出す。シンクで野菜の皮をむくお妻様の横で、僕は皮むき後の野菜を受け取って、タマネギをみじん切りにてボールに入れ、ジャガイモをカットしてシリコンスチーマー(レンジで茹で野菜が出来るアレ)に入れる流れ作業。と、そのタイミングで合挽肉の解凍終了。僕の指示とお妻様の作業が連続し出す。「レンジから挽肉持って来て」、解凍された挽肉をボールに入れて混ぜ合わせながら「シリコンスチーマーレンジに入れて、7番の茹で根菜して」「パン粉を乾物入れにしまって」「余ったジャガイモラップして野菜室に入れて」「ついでにハムとキュウリ出して」。 お妻様が休む暇なく動く中、僕も手を休めることなくタマネギと挽肉をボールの卵や調味料類と合わせて叩いてタネを作り、予熱したフライパンで焼き開始!「お妻様、タイマー8分」と、そんなことまでお願いする。ハンバーグを焼いている間に、キュウリを刻んで塩揉みし、シリコンスチーマーで加熱が済んだジャガイモとハムと刻みタマネギと合わせて調味して、ポテトサラダも出来上がり。さらに事前にお妻様が小分けにして冷凍してくれてある白米(もちろん炊いたのは僕)の解凍を頼み、冷蔵庫から作り置きのひじきとか青菜の和え物とかを出して、お見事、ハンバーグの焼き上がりと同時に全品が食卓に並んだ。「お妻様、有り難う」「どういたしますた。役に立ってるか?」「お給金払いたいぐらいです」炊事的化学反応本音だ。役に立ってるなんてもんじゃない! 炊事経験のある者なら分かるだろうが、料理において、特にハンバーグのように手を使う調理の中で、汚れた手を作業ごとに洗って手の水分を拭くという手間や、冷蔵庫や収納から材料を出したりしまったりという作業は、結構な時間を占めている。だがほとんどのこうした作業をお妻様がやってくれることで、僕が担当するのは「包丁・加熱・調味。そして段取りと指示」のみ。ほとんどレンジとまな板の前から動かずに料理が完成するというのは、感覚的には手間半分に時間7割ぐらいで調理が終了する感覚だ。嗚呼、疲れ切ったからだと心で、手伝ってくれないお妻様の存在を背中に感じつつ台所に立ち続けたそれまでの炊事は何だったというのか。あのカオスなアパートで、できたてカレーとともに宙を舞い打ち砕かれたアフタヌーンティの高い皿は何だったのか。こんなにも優秀な助手が隣にいることも知らずに、本当に僕は何をしてきたんだろう。僕らが台所で起こしたのは、ケミストリー。得意分野の違う夫婦がおこした「炊事的化学反応」だったのだと思う。けれど驚きは、それだけではなかった。毎日の炊事をお妻様と2人でやっていく中で、お妻様は確実に学習と発達を重ねていった。例えばハンバーグを作るといえば、お妻様は何も言わなくてもタマネギを持って来て、ひき肉の解凍を始めるようになった。お好み焼きを作るといえば、卵とボウルとキッチンスケールを自分で用意し、「粉って60グラムだっけー」などと確認してくる。明らかにお妻様は進化していく。それ以前に、僕が料理の準備を始め出すと、お妻様はそれまでやっていた読書やゲームなどを中断して、僕の近くで指示待ちの態勢に入るようになった。明らかにお妻様は進化していく。もちろん手元の作業を見ていれば、やっぱりお妻様はちょっと作業が丁寧すぎて手抜き下手なところがあって、時間はかかっている。けれど、頼んでやれないことは、そんなにない。こんなお妻様を見ていると、過去にお妻様を取り巻いていた無理解の、本当の意味が分かってきた。お妻様は、子どもの頃からその要領の悪く時間のかかる作業を頭から否定され、お義母ちゃんや僕に「自分がやった方が早い」と作業を横取りされてきたのだろう。でも横取りされてしまったら、いつその作業を覚えればいいというのだ。それは単に作業を奪われたのではなく、「学習と発達の機会を奪われた」のだ。奪われながらさらに、お妻様は「駄目な子=学習も発達もしない子」と言われ、自分でも自身を「要らない子」と思い続けてきた。そのことの残酷さが、ようやく身に染みて分かってきた。 「お妻様、本当にごめんね。お妻様に接してきたすべての人を代表して謝りたい気分です。でもなんか君、進化してるんですけど。こうやって手伝い続けてたら、料理ひとりでやれるようになると思う?」 「やれなくはないとは思うけど、完璧には出来ないと思う。できないことはできないし」 「そうかな。ゆっくり焦らずに、邪魔されずに1つずつやり続けたら、もっといろいろなことができるようになるかもよ?」 「かもしれんけど、あたしはいまは、こうして大ちゃんと一緒に家事をしたり台所に立つのが、楽しいし嬉しいよ」 それは大変同感です。18年かけて平等の地平に至った本当に長かったけれども、お妻様と僕の夫婦は、平等になった。僕の手伝いを含めて、1日の内にお妻様が家事に費やす時間は、僕より長くなったかもしれない。相変わらずお妻様に仕事をしようとする気はないから我が家はシングルインカムのままだし、お妻様の家事には時間がかかるから、遂行する家事の「作業量」としてはまだまだ僕の方がたくさんやっていると思う。けれども、僕らは間違いなく平等になった。なにが平等なのかと言えば「頑張っている量」が平等になったのだ。お妻様と並んで家事をすることが増えていく中で、僕はこの「頑張る」ということを、ずっと考え続けた。頑張るって何だろう? 僕なりの結論は、頑張るとは「脳がたくさんのカロリーを消費する」ということだ。とかく人は、作業をした結果として目に見える量や質をもって、その作業をした者の努力の量を測りがちだが、果たしてそれは正しい評価だと言えるだろうか?脳梗塞発症直後の僕は極度に集中力が落ちて、病院のベッドでちょっと複雑な文章を数行読むだけで、猛烈な疲労感と睡魔に襲われて、とても文書を読み続けることができなくなった。発症から2年経つ今も、緊張する会話などを長時間続けると、電源がいきなり落ちた機械みたいに、唐突に頭が回らなくなって声も出て来なくなってしまうことがある。高次脳機能障害界隈では「易疲労」という症状。だが、似たような症状は程度の差はあれ、僕が病前に取材してきたメンタルを病んだ人々にも、発達障害な人にも鬱病の人にも双極の人にも、もちろんお妻様にも、共通してみられるものだった。何分もかけて本の1ページをようやく読んでいた僕。作業の結果は1ページ読破だが、僕は滅茶滅茶頑張って、努力して、ヘトヘトになりながらその1ページを読んだ。あの1ページを読むのに費やした努力は、消費した脳のカロリーと残った疲労感は、絶対に否定できないしされたくもないものだ。そしてそれは、僕が10分で終わらせる作業を1時間かけてやるお妻様の努力と消費と疲労を否定してはならないのと同じことだ。健常な人間がすんなりやれる作業をやって、ヘトヘトになってしまうお妻様たちは、めちゃめちゃ頑張っている。その意味で、お妻様と僕の家庭は、18年かけて平等の地平に至ったのだと思う。〈来週はいよいよ最終回! お見逃しなく‼︎〉バックナンバーはこちら http://gendai.ismedia.jp/list/series/daisukesuzuki 【現代ビジネスプレミアム http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52216】【楽天ブックスならいつでも送料無料】脳が壊れた (新潮新書) [ 鈴木大介 ]夫婦の生活の中でも、お互いを尊重し合い、育み合う暮らし。お妻様という呼び方がとても面白い響きですね。🌠
2017年07月23日
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夏休みに入り、長男の寮へ、除湿剤や芳香剤を入れ替えて、いつも、ちょっとしたスナックを机に置いてきます。あいにく世話人がいなかったので、先日亡くなった寮生のお部屋の前で手を合わせて来ました。部屋が空いていたら、お母さまへのお手紙を置いて来ようと思ったんだけど、一旦帰宅してから、ご自宅に送ることに。。時は流れて、そろそろ四十九日の旅立ちの頃、私はその頃は毎日のように仏壇に向かっていたように思います。23年経っても決して忘れる日はないし、肌で触れ合うことはできなくとも、ずっと胸の奥に潜めておける存在です。きっと何を言っても、筒抜けになってしまう時期ではあるけれど、我が家には故人と同い年の次男もいるので、お別れは二倍、三倍にも辛く感じます。寮の彼のお部屋は、今月いっぱいは写真が置かれ、その後はスタッフ、職員方の、一時休養室になるようです。悲しみは、みんなの中に、そしてその思い出は、みんなの中でまた生き続けることでしょうね。(*^-^*)愛の唄
2017年07月23日
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幼児期の行動は遺伝的要因に大きく影響される以前私のブログで、幼児に人が話しかけているビデオを見せた時、正常児は目を注視することが多いのに、自閉症児では口を見る時間が長く、この方法を用いると自閉症の早期発見が可能であることを示したアトランタ自閉症研究センターからの論文を紹介した。 更に、口により強く惹きつけられる自閉症児の性質が、実は扁桃体と呼ばれる脳領域の単一神経レベルで記録できるというロサンゼルスCedar Medical Centerの仕事も紹介した。 これらの研究を合わせると、自閉症児の行動変化を脳内ネットワークレベルの違いに落とし込むことができる可能性を示している。 自閉症は遺伝性が強いが、これは血液凝固因子の遺伝子欠損による血友病が遺伝するというレベルの話ではなく、たくさんの遺伝子の違いが集まって初めて自閉症に共通の症状が現れる状態と考えられている。 したがって、単一の病気というより、一人一人原因となる遺伝子の組み合わせも違うし、症状の細部も違った状態の集まりで、このため自閉症スペクトラムと、あえて漠然とした名前で呼ばれている。 いってみれば、多様な性格の延長として捉えようという考え方が主流になっている(ニューロダイバーシティー(脳の多様性)という考え方)。 しかし自閉症や性格が多くの遺伝子が集まった多様な状態だとすると、ゲノム構造が複雑すぎて遺伝性を調検証するのは簡単ではない。 そこで登場するのが双生児の研究だ。 一卵性双生児の場合、ゲノムはほぼ同じと考えてよく、どれだけ複雑な組み合わせでも一卵性双生児ではそれが揃っている。 従って、自閉症は言うに及ばず、一般的に性格と呼ばれている行動パターンの遺伝性を調べる場合、まず双生児の研究から始めるのが常道だ。 今日紹介したいのは、ビデオを利用して自閉症の早期診断を行っているアトランタ自閉症センターとワシントン大学が共同で発表した論文で、自閉症診断のために開発されてきた特定のビデオを見たときの幼児の反応パターンが遺伝的に強く左右されることを示した画期的な研究で、Natureオンライン版に掲載された(Constantino et al, Nature, 547, 340, 2017)。 この研究では一卵性双生児82人、二卵性双生児84人、それ以外の幼児84人を集め、ビデオを見せたときの目の動きをアイトラッカーで追跡し、特定のビデオを見たときの視線が、ビデオに登場している人物の目を見ているか、口を見ているか、あるいはビデオに注目していないのか、ミリ秒単位で詳細に記録している。 この記録を次に、ビデオを見た時の幼児の反応として数値化し、この数値の一致率を一卵性双生児、二卵性双生児、一般児で比べている。 もし行動の一致が一卵性双生児のみで見られると、遺伝的要因が強く、一卵性、二卵性を問わず双生児全体で一致率が高い場合は、家庭環境などの外的要因が高いと結論できる。 結果だが、一卵性双生児のみがほぼ完璧な一致を示すが、2卵生双生児と一般児ではペア間の相関がほとんどなくなる(実際の図を見ると一致の程度に目をみはる)。 さらに、ミリ秒単位で画面に対応する目の動きを比べると、目の動き(タイミングや方向)が驚くほど一致していることがわかる。 目を急速に動かすサッカードのタイミングにまで一致しており、他にも、同じ方向から網膜への刺激が入ってくる場合は、なんと次の瞬間に目の動く方向まで一致することが示されている。 次に、この一致が、刺激に対する反射の一致なのか、それともそれぞれの幼児の意識を介した目的に基づく行動としての一致なのかを調べ、この一致が単純な反射ではなく、目的に向けた行動パターンに基づく一致(すなわち高次脳機能の一致)であることを示している。 言い換えると、幼児が外界(社会)の情報を理解して、自分の志向に合わせた行動を取る過程に関わる脳回路が、遺伝的に決まっていることを示している。 最後に自閉症児での行動パターンも同じように調べているが、目や口に対する反応の差というより、どちらにもほとんど興味を示さないというパターンが特徴のように見える。 いずれにせよ、この検査で正常児と明確に区別できる。 今日紹介した一卵性双生児の研究が示すように、このテストで調べることができる行動パターンがここまで遺伝的に決まっているなら、自閉症児の行動パターンも当然同じで、将来遺伝子に基づいて更に詳しく理解できる可能性を示唆している。 時間はかかるが、一歩づつ着実な研究が進展していることを実感する論文だと思う。【yahoo news https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20170721-00073460/】 (写真:アフロ) 我が子の幼児期を振り返った時、目や口よりも、遠く空中の太陽の翳りから生まれる埃を見ていたような気がします。本人に確かめられないのですが・・。🌠
2017年07月22日
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定期的に非課税証明書を求められる長男、その度毎に、親が代理申請受理していたけど、暗証番号登録してあれば、自動交付機で、住民票の写しや税証明書の交付が受けられるので、主人に窓口が開いている、この土曜の午前中に、長男を連れて貰ったんです。事前に暗証番号を教え込んで、書類記入もなんとかできたようで、無事に区民カードが交付されたようです。ただ、このカードを使えるのも来年まで・・。その後は、個人番号カードへと移行してゆくようで、やはりいずれは免許証の他にも個人番号カードの登録が必要になってくるようです。必要最低限と思いつつも、携帯を求められるカードが増えてゆきますね。(*^-^*)めぐる季節
2017年07月22日
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【海外発!Breaking News】自閉症の7歳児に「スポーツ大会は参加しないで」 学校の対応に父親激怒(英) 様々な症状があるとされる自閉症の児童にとって、学校の理解とサポートは必至だ。しかし子供の心に寄り添うべき教育現場の大人が自閉症児のスポーツ大会への参加を禁じ、その子の父親が怒りの声をあげた。英メディア『Liverpool Echo』や『Mirror』などが伝えている。英リバプールのスピークに暮らすマーク・バーチャルさん(28歳)は、息子ジェイコブ君(7歳)が通うバンクスロード小学校のクラスに配置されるサポートスタッフに「18日のスポーツ大会に、息子さんを欠席させてほしい」と言われた。ジェイコブ君は発達障害のひとつとされるアスペルガー症候群を持っており、スタッフは「もし大会でジェイコブ君が負けたりしたら激しく動揺するだろうから、大騒ぎにならないためにも大会の行われる午前中は参加させないでほしい」と伝えてきたのだ。これに対してマークさんはメディアと自身のFacebookにこのように怒りをぶつけた。「確かに息子は対応が困難なこともあります。ですが、特別なサポートを必要とする子供を一人だけ仲間外れにして、『問題は除外すればいい』という考えを持った学校に怒りを感じます。息子のことをみっともなくて恥ずかしいとでも思っているのでしょうか。息子はスポーツ大会を楽しみにしていて、学校でも走る練習をしていました。たとえ競技に参加させなくても、メダルを渡す係とか、審判役とかできるでしょう。サポートが必要な子供たちをサポートしない学校なんて最低です。」マークさんがジェイコブ君にスポーツ大会には参加できないことを伝えると、自分は学校に歓迎されていないと感じたのか大泣きしたという。息子の自閉症を理解してもらえなかった学校の代わりに、マークさんは午前中仕事を休み、メダルを買いに行き自宅でジェイコブ君のためにスポーツ大会を開いた。バンクスロード小学校のリンダ・ギブソン校長はこの事実を当日まで知らず、「校長や担任教師の許可なく指示したこと」と主張した上で「まったくもって不適切な指示だった。スポーツ大会には全ての子供が参加するというポリシーがある。二度とこのようなことが起こらないよう注意したい」とジェイコブ君の家族に謝罪した。この件に関しては、ジェイコブ君一家と学校理事会・会長と今後相談するということだが、マークさんはテックインサイトの取材にジェイコブ君を9月から新しい学校に転校させる予定だと明かし、このように述べている。「息子はとても悲しんでいます。新しい学校が息子のことを理解しサポートしてくれる場所であることを望んでいます。また、この件が世界中に拡散されて、自閉症スペクトラムを持つ子供たちへの理解が広がることを願っています。」マークさんによると、自閉症は身体的な問題があるわけでなく一見普通に見えるため、世間から受け入れられないことも多々あるそうだ。しかしジェイコブ君の心が深く傷ついたのは言うまでもない。このニュースを知った人々からは学校の対応に対して怒りの声があがっており、マークさんのFacebookには自閉症の子供をサポートする多くのコメントが寄せられている。画像は『Mark Anthony Birchall 2017年7月19日付Facebook』のスクリーンショット【woman. infoseek. https://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/japantechinsight_406505】珍しく、楽天infoseekにアップされた記事です。混乱を防ぎたいと、独断で先手を打ってしまう、それが転ばぬ先の杖になればいいのでしょうが、全く違った意味合いだと後々問題が生じますね。🌠
2017年07月21日
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そして、待ちに待った終業式。この暑さで、体育館に扇風機を備えての全校集会、今学期の反省に夏休みの約束や、2楽器への心構えに次いで、この学校特有の栄養士さんからの「食育大賞」の発表があったんです。1年生なのに、担任が元6年生を受け持っていたからか、給食に関してもとても厳しく、食べ残しゼロ、後片付けもキレイに、と日々の声掛けが功を奏したようで、「頑張ったで賞」を受賞!食育大賞がんばったで賞あなた方は、クラスみんなで協力し合い、しっかり食べ、かたづけも上手に出来ました。2学期もたくさん食べ、きれいにかたづけができることを期待し、これを賞します。給食係のRちゃん、もう一人の男の子と壇上でトロフィと賞状を貰ったんです。これには担任も大喜び!一学期最後に最高の一日となりましたね。(*^-^*)
2017年07月21日
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自閉症の人はマーケティング・トリックに引っかかりにくいことが判明<英ケンブリッジ大学の研究チームによると、自閉症の人の場合、顧客心理を操作しようとするマーケティング・トリックによる選択のぶれが少ないことが分かった>自閉症研究で著名な教授が実験選択肢が多ければ多い方が目移りをしてしまう、ということを経験したことがある人は多いかもしれない。しかしこのほど行われた実験で、自閉症の人の場合、顧客心理を操作しようとするマーケティング・トリックをもってしても、選択肢にぶれが少ないことが分かった。実験を行なったのは自閉症研究で知られるサイモン・バロン=コーエン博士が率いる英ケンブリッジ大学の研究チームで、心理学雑誌のサイコロジカル・サイエンスが伝えた。実験は、自閉症スペクトラム症状(ASC)の成人90人と、定型発達の人(つまりASCでない人)212人を対象に、次のようなことを行なった。【参考記事】自閉症が個性と認められるまで「おとり」含む3製品から「ベスト」を選ぶオンラインで行われたテストでは、10の製品がそれぞれ3つの選択肢で2回提示され、その選択肢の中から毎回「ベスト」なものを選ぶように、と指示される。製品Aと製品B、そしてひっかけるための「おとり」の3つだ。製品Aと製品Bは、それぞれ他方より優れた点と劣る点の2つの特徴がある。例えば製品が「USB」の場合、容量が32GBで耐用月数は20カ月の製品Aと、容量は16GBとAに劣るが耐用月数は36カ月とAより優れた製品B、といった具合だ。そして「おとり」は、例えば1回目の提示では容量が28GBで耐用月数が16カ月のUSB、というように、製品Aより劣るものが提示される。2回目の提示では容量12GBで耐用月数32カ月と、製品Bより劣るものが提示される。つまり、この3つの中で「ベスト」なものを選ぼうとしたら、普通なら「おとり」は選ばないことになる。合理的かつ経済的に意思決定を下す場合、「おとり」は「ベスト」にはならないはずで、つまりは参加者が「ベスト」と感じる選択肢は製品Aか製品Bのうちいずれかで、常に同じものになるはずだ。しかし「おとり」があると、参加者の選択肢は「おとり」に影響されて毎回変わる可能性があるという。例えば前述のUSBの場合、ASCではない人は、製品Aと製品Bを単純に比較してどちらかを選んだ場合と比べ、Aより劣る「おとり」がある3つの中から選ぶ場合はその「おとり」に影響されてAを選ぶ人が多かったという。逆に、Bより劣る「おとり」がある場合は、Bを選ぶ人が多かった。科学ニュースサイト「サイエンス・アラート」はこの結果について、「誘引効果」という現象を挙げて説明している。つまり、選択肢が3つ以上の場合、真ん中にあるものを選ぶ傾向が強くなる、ということだ。自閉症の人が選んだものはところが、ASCの人は、誘引効果の影響をあまり受けずに、「ベスト」として選んだものに大きな変化はみられなかった。「おとり」が何であるにせよ、製品Aか製品Bの選択肢が変わることがあまりなかったのだ。つまり、ASCの人たちは、そうでない人たちが陥ってしまいがちな「認知の偏り(認知バイアス)」に陥りにくいことが分かったという。研究チームは今回の実験を受け、自閉症の人たちは情報がどのように提示されても選択は影響されにくく、自閉症に関連づけられる「文脈依存性の低さ」には、単に認知処理能力が低い以上のものがあることを示唆している、と述べている。今回の実験は自閉症の認知力への理解に新たな光を当てており、自閉症の人たちがどのように周囲環境を処理するのかをさらに研究したいとしている。【T-SITE https://top.tsite.jp/news/news/o/36283732/】損得勘定などまるでない自閉症者、その時々で、また、いざという時には、割と賢明な選択をしているのかもしれませんね。🌠
2017年07月20日
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久しぶりにレディーズデー、映画を観てきましたよ。パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊死人に口なし、という原題を元に、父親たちの思いを探ろうといざ冒険に出る若い男女。海賊モノは初めてだったけど、深みのある映像にどんどんと引き込まれてゆく。内容は実はとても単純であっても、辿り付くまでの手段や撮り方が凝っていて、殆ど瞬きせずに見入っていた感じです。(*^-^*)
2017年07月20日
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高齢の親、看護限界「理想と現実違う」大規模施設で暮らす知的障害者の4割超が25年以上入所している実態が、毎日新聞の全国調査で浮かんだ。背景には、施設に子を預ける親の高齢化や、地域移行に欠かせない受け皿の未整備がある。「施設に入れることは子供を捨てることではありません」。 伊藤光子さん(75)=相模原市=は言い切る。 次女まゆみさん(49)は重度の知的障害と肢体不自由を併せ持つ重症心身障害者。 鼻にチューブをつなげて栄養をとる医療的ケアが必要だったため、光子さんが中心になってケアに当たってきた。 懸命に看護を続けてきたが、年齢を重ねるうちに限界を感じるようになった。 命を守るには、自宅でもグループホームでもなく、医師がいて医療態勢が整う施設に入れるのが最善と感じ、まゆみさんが21歳になった時に施設に入れた。 光子さんは「施設のおかげで長生きしています。地域で育てるべきだと言われるけれど、理想と現実は違うんです」と語気を強める。 「全国重症心身障害児(者)を守る会」によると、会員1万928人のうち82%が施設に入所している。 「神奈川県重症心身障害児(者)を守る会」が2011年に実施したアンケートで、入所理由(複数回答)は、「介護者・家族の病気」31%▽「介護者の高齢化」30%▽「医療的ケアをしてもらえる」21%の順だった。 回答者からは「経済が思わしくない時代、自分の生活で精いっぱいだ」というコメントも寄せられた。 多くの親は地域で我が子と暮らしたいと願うが、高齢化によって看護が難しくなっているのが現状だ。 一方、10代と50代で計10年以上、大規模施設で過ごした小田島栄一さん(73)=東京都東久留米市=は「起床、食事、日中活動の作業、風呂の時間……。施設ではすべて予定が決められていて自由がない生活だった。規則を守らない時は一晩中廊下に座らされたこともある。施設には絶対に戻りたくない」と振り返る。 関東のある障害者入所施設。 100人以上の入所者が決められたスケジュールに沿って過ごしている。 午前6時ごろ起床し、朝食は7時半から。 9時ごろから正午前まで日中作業をこなし、昼食後は作業や入浴、余暇。 午後6時前に夕食を取り、9時には就寝する。 重度の知的障害がある息子がいる岡部耕典・早稲田大教授(福祉社会論)は「親は自分を責め、子どもにわびながら、どうしようもなくて施設入所の選択をしたケースが多いのでは」と分析する。 親には「地域に見捨てられた」という気持ちもあるという。 地域で暮らすための受け皿が足りない現状を前に、「施設の建て替えを求める親たちを責めるのではなく、グループホーム事業者らが『それよりうちに来てほしい。一緒に暮らそう』と呼びかけるようであってほしい」と話す。 小規模化させて、横浜市に分散案 「津久井やまゆり園」の再建のあり方を議論している神奈川県障害者施策審議会の専門部会は18日、建て替え後の入所施設を現在よりも小規模化させ、現在の園がある相模原市と、入所者が仮園舎としている横浜市に分散させる案を示した。 8月に報告書を取りまとめる方針。 県は当初、現在とほぼ同じ約150人規模の施設再建の構想を示したが、障害者団体などから少人数のグループホームなどを求める声が高まっていた。 【毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170719/k00/00m/040/190000c】 家族で一緒に暮らす、理想ではあっても、加齢とともに、状況も変化するものですね。でも、やはり可能ならば、遠くの施設よりは近隣のグループホームなので、生まれ育った地域の中で、さほど変化を感じずに、自分らしく暮らせる社会になって欲しいものですね。🌠
2017年07月19日
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一学期もいよいよ僅かとなり、この日は、体育の時間を返上して、一学期頑張った子供たちの願いを叶えての、お楽しみ会を兼ねたドッジボール大会でしたよ。日本の小学生はドッジボールが好きですね。私は海外生活が長く、小学校はアメリカだったので、ドッジーボールは日本の教科書でしか知らず、やったことはなかったんです。(笑)そして、ドッジボールには、アメリカンドッジボールや、王様ドッジボールなど種類も豊富なようで、この2種類のドッジボールを前半後半に時間を分けて行いましたよ。女の子は割と固まって動かなかったけど、男の子は活発に楽しんでいて、授業では見られないようなエネルギッシュな面も見ていて楽しかったです。午後は、大掃除、机やロッカーに下駄箱と一時間掛けて汗だくになって頑張り、お道具箱や体操服も持ち帰り。大荷物にRちゃんもしばし校門に佇んだまま動かなかったんです。「明日は、病院へ行くからママのお迎えなの。」まだ幼いRちゃん、ママにもっともっと甘えたい年頃なんでしょうね。(*^-^*)ありがとうを言える距離
2017年07月19日
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日野原重明さん死去 100歳超えて現役医師文化勲章受章者で、100歳を超えても現役の医師を続け、講演やエッセイ執筆でも活躍していた聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんが2017年7月18日、呼吸不全のため亡くなった。105歳だった。各メディアが報じた。 早くから予防医学に取り組み、多数の医学関係の学会や団体のトップを務めたほか、高齢になってから『生き方上手』『十歳のきみへ』などのベストセラーも連発した。世代を超えて多くの人に親しまれ、尊敬され、「生涯現役」を貫いたスーパー・ドクターだった。日航機よど号に乗り合わせた 1911年、母の実家の山口県で生まれた。父は牧師。自身も7歳で受洗したクリスチャン。関西学院から旧制三高を経て京都大学医学部に進むが、在学中に結核になり長期の療養生活を強いられる。このころ音楽への関心を深め、作曲したり、短編小説を書いたりしていたことが、のちに幅広く活躍する土台となった。 41年、聖路加国際病院の内科医に。海軍軍医を経て戦後、再び聖路加にもどり、内科医長。米国で最新医療も学ぶ。石橋湛山元首相ら多数の有名人の主治医を務めたことで知られる。美智子皇后さまのご成婚に際しての健康診断も担当し、その後も何度か健康面の相談に乗っていた。三笠宮の主治医も務めた。 聖路加看護大学学長、聖路加国際病院院長など聖路加のトップを歴任。入院環境がよく、医師と看護師の能力がともに秀でた病院として「聖路加」の声価を高めた。また、日本で最も早くから人間ドックを開設。長く日本総合健診医学会会長を務め、「成人病」を「生活習慣病」と呼び換えるなど「予防医学」の大切さを訴え続けた。国際内科学会会長や国際総合健診学会会長なども務め、世界的な学会でもリーダーシップを発揮した。 70年3月には、出張中に日航機よど号に乗り合わせて国内初のハイジャック事件に遭遇。赤軍派の人質になり、韓国・金浦空港で解放された。このとき59歳。「残る人生は神様から与えられたもの」と考え、「恩返し」「ボランティア活動」を心がけるようになったという。95年の地下鉄サリン事件では、近くの地下鉄築地駅などから運び込まれた多数の被害者を聖路加病院で引き受け、早期治療に尽力した。大規模災害の発生時にも対応できる病院として、前々から施設を拡充していたことが実った。82年日本医師会最高優功賞。03年朝日社会福祉賞、05年に文化勲章。「戦争のない状態が最高の公衆衛生」 専門の医学分野のみならず、多くの著作、講演、テレビ出演などで老若男女に広く名を知られた。雑誌「いきいき」の連載を01年にまとめた『生きかた上手』(ユーリーグ刊)は120万部以上を売り上げるミリオンセラーとなった。06年の『十歳のきみへ――九十五歳のわたしから』(冨山房インターナショナル)も好評で教科書にも採用された。絵本なども書いており、翻訳や共著も含めると200冊を超える著書がある。 長寿の秘密は食事。地中海の沿岸地方では心臓病が少ないことに着目し、毎朝スプーン1杯(15g)のオリーブオイルを飲んでいた。精神的な若さの秘訣は、何歳になっても「始めることを忘れない」。100歳近くになって『葉っぱのフレディ―いのちの旅―』のミュージカルを企画。俳句を始め、104歳で句集を出すなど好奇心は衰えしらずだった。 厚生労働省は75歳以上を後期高齢者と呼んでいるが、この呼び名は良くないので「新老人」にすべきだとして00年、「新老人の会」を立ちあげた。1人で新幹線に乗って、毎月のように各支部などで講演。03年からは、全国の小学校を訪れ、命の大切さや、いじめ防止などを訴える「いのちの授業」も開いていた。 戦争体験者として「二度と戦争を起こしてはならない」「戦争のない状態が最高の公衆衛生」がモットー。護憲派として「これほどしっかりとつくられた憲法は世の中のどこにもありません」と語り、現憲法の良さや平和の尊さも訴えていた。100歳台になっても毎週の朝日新聞コラム「あるがまゝ行く」も続け、平明な文章で日々の思いをつづっていた。 禅の鈴木大拙師ら多数の有名人を看取ったが、駆け出しのころ、初めて受け持った16歳の紡績工の少女の死が、医師としての原点になった。母子2人だけの貧しい家庭で、結核性腹膜炎が悪化して入院していたが、母は入院費や生活費を稼ぐ必要があり、付き添いができない。面会は2週間に一度ぐらい。病状が悪化して少女は死を悟り、日野原さんに向かって合掌する。「先生、母には心配をかけ続けて、申し訳なく思っていますので、先生からよろしく伝えてください」。直後に容体が急変した。あの時、「看護婦さん、注射、注射」と救命措置に奔走するよりも、そばにいて手を握って話をきいてあげることこそ、最期の時間を大切にすることではなかったか・・・。その思いがのちの、ホスピスづくり、終末期医療重視につながった。 医療の分野では様々な制度改革に粘り強く取り組んで成果を上げた功労者だった。「成人病」から「生活習慣病」への名称変更には約30年、臨床研修の必修化には約20年かかったという。しばしば「私の医師としての基礎は看護師が教えてくれた」「15年以上のキャリアを持った看護師と学校出たての医師と比べた場合、どちらが人を救う力があるか明白」と語り、医師不足への対応策として、能力と意欲がある看護師にさらに高度の教育を施し、医師業務の一部を分担してもらう新制度づくりを、熱心に訴え続けていた。【j-cast https://www.j-cast.com/2017/07/18303417.html?p=all】5380円(税込)以上で送料無料!&追加で何個買っても同梱0円!◆◆豊かに老いを生きる / 日野原重明/著 / 春秋社最期まで一生涯現役、なかなかできることではないですが、医師ある故にそういう宿命もあったんでしょうね。友人のお孫さんにも、先日、NHKで紹介のあった図書を推薦しました。 【古本】十歳のきみへ -九十五歳のわたしから/日野原重明【中古】 afb売り切れ続出のようです。心よりご冥福をお祈り致します。🌠
2017年07月18日
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ちょうど下校時間に差し掛かった頃に、天気予報通りの雷雨。 すると、副校長から校内アナウンスが入り、全校生徒が下校時間を延ばして、子ども達の安全を図ることに・・。この日、5時間下校だった1年生も、約一時間教室で待機、ゲームをしたりして過ごしたんだけど、思い掛けない遊戯の時間に、「まだ帰りたくない・・」と下校時間が決まった後も一句同音・・。いかに普段からゆとりがないことが分かったような本当に有意義な一時間でしたよ。一時間後には、まるで台風一過のような晴れ間、雨足にびっくりして、急いで迎えに来た親御さんもいたけど、Rちゃんはいつもどおり、学童へ帰って行きましたね。(*^-^*)ただいまの約束
2017年07月18日
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親の介護、どうすれば「介護離職」を避けられるか40代、50代の働き盛りの人が、自分または配偶者の親の介護のために、これまで続けてきた仕事を辞めるケースがみられます。これは、本人にとっても社会にとっても、大きな損失になりかねません。企業によっては、介護休暇など制度が充実しているところもありますが、対策はまだまだ不十分です。自分が置かれている状態を確認しつつ、介護が必要になったときの対応を準備しましょう。介護離職のリスクが高い人 どのような立場の人が介護に直面したときに、介護のリスクが高くなり、場合によっては離職にまで追い込まれることが多いかを考えてみます。 介護離職のリスクが高い人は、(1)すでに家族に要介護者を抱えている、(2)重い認知症など介護度の高い家族がいる、(3)本人が家族の介護の主たる担い手になっている、(4)兄弟姉妹や身近な親族が近くに住んでいない、(5)勤務時間が長時間あるいは不規則である、(6)転勤などを含め異動の多い職場に勤務している、などの条件です。 こうした条件を複数抱えている人ほど、介護に関しては非常な困難な環境にあり、いつ離職の危機を迎えてもおかしくありません。こうした条件を少なくすることが出来ればいいのですが、要介護者が出た場合の準備はしておく必要があります。介護離職のリスクが低い人 では反対に、介護リスクが少ない人の条件は、どうでしょうか。リスクの高い人の反対になれば、それだけ介護リスクは少なくなります。具体的には、(1)要介護者の配偶者が健在である、(2)自分の配偶者も健在である、(3)近くに支援してもらえる親族が複数いる、(4)本人の年収が高く介護費用が負担できる、(5)在宅勤務・フレックスタイムが利用できる、といった条件です。 こうした要素が多ければ、いざ介護というときでも負担をかなり分散化でき、介護離職に追い込まれることは少ないと思います。介護リスクが少ない人であっても、介護は「終わりが見えない」といわれるため、長期的な準備と計画が必要になります。そのための準備はしておきましょう。 介護に直面した際の対応策 親など家族の介護が必要になった際に、どのような手順で対応したらよいでしょうか。そのための手順は、およそ以下の流れになります。(1)介護の相談窓口へ行き介護認定を依頼する、(2)担当のケアマネジャーと相談し介護プランを作成する、(3)利用可能な介護サービスを選択する、(4)会社の介護休業制度を確認する、(5)在宅介護以外も選択肢に考える、になります。これらを具体的に説明します。<相談窓口で介護認定を申請> 市区町村には「地域包括支援センター」などの名称で、介護に関する専門の相談窓口があります。そこで出向き、介護認定の申請をします。この申請を行うと専門の職員が自宅を来訪し介護認定がされます。介護認定は現在では7段階に分かれており、その人の症状を見て、最も軽い「要支援1」から、最も重い「要介護5」までの認定がなされます。認定された介護度により、その人が受けられるサービスの内容が決まります。介護度が高くなるほどほど、手厚いサービスが受けられます。<ケアマネジャーと介護プラン作成> 介護度に応じて、具体的なプランを担当するケアマネジャーと作成します。ケアマネジャーは、介護プランを作成する介護の専門家で、介護を受ける人の実情に即したプランを作成してくれます。 とくに、仕事との両立のためにどうしたらよいのかを念頭に、プランの作成を依頼します。担当のケアマネジャーとの信頼関係を築き、介護を受ける人に適した生きた介護プランを作成してもらい、それに沿った介護を進めます。<利用できる介護サービスを実行> 介護サービスは何種類かメニューがあります。その中から必要なメニューを選び、介護士や看護師に自宅に来訪してもらいます。どの程度のサービスが受けられるかは、介護度によっても変わってきます。介護を受ける人が拒絶反応を示さないように注意が必要です。 介護サービスを利用しながら、その間、家族が介護から解放される時間をつくります。介護サービスを受けることで、介護する人の自由な時間がどのくらい確保できるか、が、介護離職を避けるポイントにもなります。受けられるサービスだけでは不十分な場合、自己負担をしてでも、追加のサービスを受けるかも検討します。<会社の介護休暇を確認> 介護休暇の日数は法律で決まっていますが、企業によっては、それ以上の期間を認めているケースもあります。自分の会社の介護休暇制度の実態を確認し、可能なものは積極的に利用しましょう。 企業にとっても介護離職は人材の損失となり、できるだけ避けたいと考えるようになりました。最近では、介護時間を確保するための時短制度の創設や、介護休暇の増加に取り組んでいる企業も増えています。介護の負担が大きいようでしたら、勤務体系の変更や職場の異動も申請しましょう。<在宅介護がすべてではない> 在宅介護は介護度が高まるほど大変になります。介護される立場の人の中には、在宅介護を望み、施設介護には拒否反応を示す人も多いようです。また家族の中にも、施設に入所させるのは「可哀そうだから」といって、在宅介護を選ぶ人もいます。 しかしながら、介護度が高まれば高まるほど、在宅介護は難しくなります。介護離職を防ぐためにも施設入所は有効な方法です。経費の安い公営の「特別養護老人ホーム」(特養)への入居が望ましいのですが、介護度の基準をクリアしたうえで順番待ちとなり、入居条件が非常に厳しいのが現実です。 その場合、短期の入所を前提とした「老人健康保健施設」(老健)への入所など、他の施設への入居も検討すべきです。最近増えてきた民間の「有料老人ホーム」でも、地域などを選べば比較的安く入居でます。介護離職を避ける意味でも検討してもいいでしょう。 こうした流れを確認したうえで、自分の親の介護が必要になった際には、必要な準備を進めたいものです。【hbol. jp https://hbol.jp/144138】介護には、忍耐とともに、共倒れして自分の健康をも損ねないよう、考慮する事柄が多々ありますね。🌠
2017年07月17日
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久しぶりに羽村に暮らす従姉からメール。アドレス変更の内容だったけど、いろいろと現況報告をしていたら、息子さんが結婚されたとのこと。ホッとされて連絡を下さったようです。ずっと昔から気に掛けてくれている従姉、日頃の関わりは疎遠でも、これからも折に触れて連絡だけでも取ってゆきたいです。(*^-^*)ふたりの砂時計
2017年07月17日
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発達障害 85%が「就労支援必要」 自閉症やアスペルガー症候群など発達障害がある人らでつくる全国の当事者会の85%は、就労する際の支援が必要だと考えていることが14日、一般社団法人「発達・精神サポートネットワーク」の調査で分かった。 発達障害は特定の物事にこだわったり、他人との意思疎通に苦労したりすることがある。昨年5月改正の発達障害者支援法では事業主に雇用の確保を求めたが、ネットワークの嘉津山具子さんは「見た目に分かりにくいため、周囲に理解されず仕事を辞めるケースも多い」としている。 調査は昨年11月~今年1月に実施。都道府県や政令市の発達障害者支援センターが把握している96カ所の当事者会に質問票を配布、66カ所から回答を得た。 大人の当事者に必要なサポート(複数回答)は就労支援が85%で最も多く、当事者会活動(82%)、相談支援(74%)が続いた。当事者会の参加者は30~40代が中心で、さまざまな悩みを共有したり、自らの特性について理解を深めたりする場になっている。 会の運営について、約半数はスタッフや資金の確保に苦労していると回答。費用のほとんどは参加者の負担で、補助金を得ているのは15%にとどまった。 調査結果は17日に都内で開かれる「発達障害当事者会フォーラム」で報告する。【日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG14HC0_U7A710C1000000/】学校を卒業後の発達障害者の就労支援、まだまだ改善点がありそうですね。🌠
2017年07月16日
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終業式を前に、週末はお仕事。連休はお天気にも恵まれ、行楽日和。家族連れで訪れる方、多かったです。久しぶりにTくんとも会えて、活気溢れる職場に、すっかり気分転換できたんです。とにかく声を出して発散する。昔からのストレスの発散法です。やっと仕事にも慣れてきた新入りの女子社員、研修期間を当店で終えて、今月末には近隣の店舗へ異動です。旅立ちの夏、心新たにまた新店舗でも頑張って欲しいです。(*^-^*)希望の桜
2017年07月16日
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自閉症を抱えたボブとその家族。救急病棟で見た彼らの苦悩 <NY市営病院から見えるアメリカの現状>「貧困」と「障害」の関係性3 Lines Summary ・行政からの補助金で生活する、8人家族のボブ一家 ・貧困は障害のリスクファクターの一つと言える ・貧困が生み出す問題は複雑に絡み合い、社会問題の原因になっている 「10歳の自閉症を抱えた息子さんの世話に心身ともに疲れきってしまった母親がいるので、サポートして欲しい」この日もまた、聞き慣れたシナリオが医師によって説明され、私は救急病棟へと足を運んだ。患者のボブ(10歳男児・仮名)は極度の自閉症で、かなりのBehavioral Issue(自身の行動を自分自身でコントロールできない症状)を抱えた少年だ。頭を打ち付ける自傷行為から怪我を避けるため、ヘルメットをかぶっているものの、それでも顎は自傷ですりむけ、赤く腫れ上がっていた。また両手の甲はどちらも傷だらけで、見ているだけでも痛々しい。 自閉症を抱えたボブとの生活 私は、アメリカでソーシャルワークの修士号を得たのち、市営病院の小児救急病棟でホスピタル・ソーシャルワーカーとして働いている。ソーシャルワーカーとして、弱い立場にいる人々の自立と生活向上のために救急病棟にて奮闘する毎日だ。そもそもボブはこの日、39度近い発熱を理由に救急病棟に運ばれてきた。しかし、検温、血圧、心拍数など通常ナースが当たり前に行うことが想像を絶するほどに難しかった。興奮状態で訪れたボブは大声で叫びながら、振り回した腕でだれかれ構わず叩きつけ、必死で抑えようとするお母さんの手をひっかき、しまいにはかじりだした。診察することなど到底できない興奮状態のボブに、最終的には両腕、両足に拘束具をつけ、Ativanと呼ばれる鎮静剤が注射され、ようやく落ち着いたところで診察が行われた。何が理由かわからないが、ここ3週間、このような興奮状態が続いていて、夜もまともに眠らず、家族を疲労困憊させているのだという。お母さんは夜中の2時に起きてから眠っておらず、疲れ切った表情を見せていた。ここで少しボブの家庭環境を説明しておこう。ボブは6人兄弟の3番目。上から16歳、14歳、10歳(ボブ)、7歳、6歳、1歳となっている。38歳のお父さんが6人全員の実の父親だが、小さい3人は現在のパートナー(42歳、今回病院にきたお母さん)との間に生まれた子供だ。ボブの実のお母さんは、2歳の時に失踪してしまった。お父さんもお母さんも怪我とメンタルヘルス問題で働くことができないと申請しているため、行政からSocial Security Disability と呼ばれる福祉手当を受けている。ボブと14歳のお兄さんも自閉症の認定を受けているため、Supplemental Security Incomeと呼ばれる低所得者への障害福祉手当を受けている。このほか、いわゆるFood Stampと言われる食品配給券もこの家族は受給している。生活は基本、行政からの補助金で成り立っているわけだが、それでも一家8人が生活していくには決して楽な金額ではない。 障害につながるリスクファクター 私が勤めている市営病院は、ニューヨークのブロンクスという地区にある。NY市にある5地区(マンハッタン、ブロンクス、クイーンズ、ブルックリン、スタテンアイランド)の中でも、貧困率、犯罪率、児童虐待率が他の地区に比べて高いとされる。この地区ではボブのような、行政補助に頼り切って生活している家族は決して珍しくない。モラルの低下や行政への過度な依存などの問題で、補助にも賛否両論あるのだが、実際に彼らと接していると、行政に依存せざるを得ない状況というのが見えてくる。貧困と密接に関係し、ひいては教育、環境、就職、医療とさまざまな要素が複雑に絡み合ってくる。そもそもボブが抱えるような障害は、 多くの研究によって貧困が大きなリスクファクターであるとアメリカでは理解されている。貧困層における発達障害(自閉症、ADHD等)、学習障害、また知的障害率は、そうでないソシオエコノミック層に比べて多いとされ、それはブロンクスの市営病院で多くの患者と接してきた経験から私も実感している。まず、貧困がゆえに起こる、母親の妊娠中の栄養不足、幼少期の低栄養状態、劣悪な生活環境による有害な環境汚染物質との接触、発達のために必要とされる乳児期のふれあいの欠如などが神経発達障害に関わっているという研究結果がある。さらに、貧困による慢性的なストレス要因が、複雑な思考や判断力のほか、社会性や人格形成、記憶、感情のコントロールを担う脳の前頭葉前部(前頭前皮質)の発達に大きく関わるため、ADHDや自閉症などの障害に繋がっているのだと考えられている。この前頭葉前部は脳の中でも最重要機能とも言われている。また、ストレス要因は、新しい環境での情報処理や困難に立ち向かうための決断能力を担う脳海馬にも大きな影響をもたらすとされている。私が職場で目の当たりにするあらゆる社会問題の根幹には貧困があると日々痛感させられる。児童虐待、ティーネージャーの妊娠、薬物中毒、劣悪な生活環境、高犯罪率、DV、ホームレス、メンタルヘルス問題などはそのほぼ全てが貧困と密接に関わっている。ボブはわずか妊娠27週の時に生まれてきてしまい、最初の1年間を病院のNICU(新生児集中治療室)で過ごした。早産であれればあるほど、長期間に渡る医療問題、発達障害を抱えやすいことがわかっている。実際、ボブも障害を抱えている。ボブがなぜこれほどまでに早産で生まれてしまったのかは不明だが、一般的に早産は喫煙、アルコールや薬物の摂取、ストレス要因、劣悪環境が大きなリスクファクターとされている。2歳のボブ、8歳、6歳の兄弟を残して突如失踪してしまった母親の行動からは、メンタルヘルスの問題を抱えていたであろうことは想像できるし、もしくはDVがあったのかもしれない。日々の子育てと貧困との生活に疲れ果て、ストレス要因から逃れるために薬物を使っていたのかもしれない。もしくは彼女自身に発達障害、もしくは知的障害があり、育児ができなかったのかもしれない。 貧困がもたらす複雑な問題 10歳になったボブは、身体的な成長に伴って自傷行為の深刻性が増してきているとして、半年以上前から精神科医によって気分安定剤と抗精神病薬の投与が始められた。規定通りの投薬を続けていれば、行動問題もかなり安定し、ある程度リズムを守った生活が送れるそうなのだが、現実には投与もまばらで、処方箋が終わってしまった後もお母さんが補充(refill)をしないまま、何日も経ったりすることがあったという。こう聞くと、お母さんを責め立てたい気持ちになるのだが、これもまた、貧困による影響が大いに関係している。行政補助金受給者は、受給継続のために頻繁な面接を行政により求められ、生活の時間の多くを割かれる。さらにボブ以外5人の子供(その中には障害以外、メンタルヘルスの問題を抱える子もいる)の世話をするお母さんには、時間的にも精神的にも余裕が一切ないのではないのかと思われる。実際、1ヶ月前には、7歳の妹が幻覚症状で2週間、小児精神病院に入院していたという。次から次へと降りかかってくる問題を、ひたすら対処し続けるお母さんの姿が目に浮かぶ。アメリカには、発達障害や学習障害、知的障害を早期に発見し、できる限り早い時点でインターベンション(行政による介入)を行い、少しでも社会生活をスムーズに送れるよう、障害の影響を最小限に抑えることを目的としたサービスが確立されている。ボブもまた、NICUから退院した時点で様々なサービスを受け、現時点でも引き続き行政機関を中心とした多くのサポートを受けている。存在する問題への対策を見出すアメリカ、しかし大きなリスクファクターとされている貧困問題に取り組まない限り、根本的な解決にはならない。ソーシャルワークの前線で、日々の人々の奮闘を描きながら、アメリカの現状と行政の取り組み、課題などを追いかけ、日本の福祉事情と比較しながらよりよい社会づくりへのヒントを見出していきたいと思う。[ホウドウキョク https://www.houdoukyoku.jp/posts/14701]こういう立場や視点でアメリカでよりよい社会作りを模索されている、日本から出向く家族もいるので、こういう人材がいてくれるだけでも心強いですね。🌠
2017年07月15日
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夏休みも間近、連休入りしたこの日、ちょっと気になっていた叔母の住む熱海まで・・。連休初日で東京駅の切符売り場も長蛇の列、一旦は思い留まったものの、思い立ったら吉日と、なんとか午前中には熱海に着きましたよ。駅前のマックで腹ごしらえをして、バス乗り場で住民の方に病院まで行くバスを尋ねて、漸く病院に到着。でも、いやな予感は的中して、この日は叔母は私に黙って退院していたんです。ちょうどすれ違いだったようで、自宅に電話したら、「ごめんね、さっき退院して来たばかりなのよ。」入院した電話を貰ってまだ一ヶ月も経っていないけど、話を聞いてみると、リハビリ病棟での先生の対応に気遅れした様子。工具を注文して貰って、装着しての生活でも、家でゆったり暮らす方が楽なんでしょうね。大変そうなので、退院のお祝いだけお伝えして、海をちょっと散策して、干物を買い込んで家路に着きましたよ。往復、座れたし、よく眠れたので、ちょっとしたリラックスタイムを与えて貰ったような一日でしたね。夜になって叔母から電話。「退院すること、連絡してなくてごめんね。」近所の知り合いのご夫婦が退院に付き添ってくれて、あれこれ、助けてくれているようなので、あまり踏み込まずで良かったようです。それに、私も連絡せずに行ったので、お互いに気を遣い過ぎたようでも、こういう距離感がいいのかと、またいずれ上京される日を待つことにします。(*^-^*)永遠の絆
2017年07月15日
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降ろし忘れ 障害者施設利用者、車内に6時間半で死亡13日午後3時25分ごろ、埼玉県上尾市戸崎の障害者施設「コスモス・アース」の女性職員から「男性利用者が送迎車の中で口から泡を吹いて倒れている」と119番があった。男性は病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。熱中症とみられる。県によると、職員が送迎車から男性を降ろし忘れ、約6時間半車内に取り残されたとみられる。県警上尾署は施設の安全管理に問題がなかったか職員らから事情を聴いている。 県によると、亡くなったのは同市内の男性(19)。施設は13日朝に車で男性を迎えに行き、午前9時ごろに施設に到着したという。救急隊が到着した際には心肺停止状態で体温が41.4度あった。 熊谷地方気象台によると、上尾市と隣接するさいたま市では同日の最高気温が午後0時10分に33.1度を観測した。 同施設は住宅街の一角にある。ホームページなどによると、知的障害者や精神障害者の通所施設で定員40人。2014年に開設された。利用者は農作業や手工芸品の制作などを行い、施設側は自立支援のサポートをしている。 10年7月には千葉県木更津市の高齢者福祉施設で、利用者の女性(当時81歳)が約8時間置き去りにされて死亡した。女性は体が不自由で車外に出られなかったとみられる。 【毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170714/k00/00m/040/078000c】あってはならない初歩的なミス、暑い車内でどんなにか苦しかったかと思うと、やるせないですね。🌠
2017年07月14日
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有給休暇を取って、次男のキックオフイベントの日。末っ子は午後から試験、長男もまた非日常で荒れては困るので、結局は夫婦二人で行って来ましたよ。本当は義母にも声を掛けてあったんだけど、不調を起こして迷惑を掛けたくない、とのことで、断念。この暑さ、無理させたくもないので、また次回のチャンスがあればと思ってます。社員が全国から集まる台場のホテルの会場は始まるないなや、すごい熱気で、空調もフル回転・・。昼過ぎから始まったイベントも、休憩を3回挟んで、10ものプレゼンテーション発表。次男は、最後から二番目に、上司の協労者としての出番、補足をしたり、相づちを打ったりと、今年は支える役でしたよ。若い社員にモチベーションを与え、評価をしながら叱咤激励する。こうして選ばれて認められることの大切さ、ありがたさに改めて感謝でしたね。来年度へと繋がるキックオフ、またスタート地点に戻って更に挑んで欲しいものです。(*^-^*)明日へ向かう人
2017年07月14日
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自閉症の人が他人と目を合わせない理由自閉症の人が他人の目をほとんど見ようとしない理由を追究した研究の結果が、「Scientific Reports」6月9日オンライン版に掲載された。 研究を実施した米マサチューセッツ総合病院のNouchine Hadjikhani氏は、「自閉症の人は一見、他人との対話に興味がないように見えるが、そうではないことが分かった。目を合わせないのは、脳の特定部位が過剰反応することに由来する過剰な覚醒状態(excessive arousal)の不快感を低減させるための手段であることが明らかにされた」と述べている。アイコンタクトを避けることは、社会や個人に対する無関心を示すサインだとみなされることが多い。しかし、自閉症の人は「他人と目を合わせると不快感やストレスを覚える」と話すことが多いと、同氏らは指摘する。 今回の研究ではこの問題を検討し、皮質下系(subcortical system)と呼ばれる脳の経路が関与していることを突き止めた。この経路は、乳児期には人間の顔に関心を示すように促し、後には他人の感情を理解することを助ける働きがあり、アイコンタクトをしたときに活性化される。 同氏らは自閉症の人(23人)と定型発達の対照群(20人)に人間の顔の映像を見せ、自由に見てもらった場合と、目の領域だけを見てもらった場合の脳の活動を観察した。その結果、自由に見てもらった場合は両群で同様の脳の活動がみられたのに対し、目の領域だけを見た場合、自閉症の人では脳の皮質下系が過剰に活性化することが分かった。この傾向は特に怖がっている表情の顔を見たときに強くみられたが、楽しそうな顔や怒った顔、普通の顔でも同じ結果が得られた。Hadjikhani氏は、この知見が自閉症の人の関心を引くための有効な方法につながる可能性があると述べている。「自閉症児に対する行動療法では、他人の目を見ることを強制すると大きな不安を与える可能性がある。アイコンタクトを少しずつ習慣化する方法を取ることで、自閉症児はこの過剰反応を克服し、長期的にみればアイコンタクトをできるようになるかもしれない。それにより、人と目を合わせないことが社会脳の発達に及ぼす連鎖的な影響も回避できる」との見方を同氏は示している。(HealthDay News 2017年6月30日)https://consumer.healthday.com/cognitive-health-information-26/autism-news-51/why-people-with-autism-avoid-eye-contact-723820.html Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved[Health & Beauty EXPOnews]自閉症の人が、敢えて目を合わせないことやその対処法について、ここまで細かく分析されたのも初めてかもしれませんね。🌠
2017年07月13日
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歌弁半崎美子さん、最近メディアでも取り上げられていますね。心に通う、なにげない歌に乗せた歌詞の調べ。CDも出たようなので長男にも買ってみようかと思います。この日、一学期最後の水泳は検定、1年生はシャワー10秒我慢で水泳帽に星形のワッペン一つ、間違えてお兄ちゃんの水着を持って来たり、見学で検定を受けられなかった児童もいたけど、夏休みに通えば、みな貰えるようです。Rちゃん、プールの帰りにトイレに行きたくなり、教室にタオルを置いたまま・・・。案の定、濡れた水着を着れなくて、裸で出て来てしまいました。いろいろやってくれます。女の子を持つと親もヒヤヒヤですね・・。(*^-^*)
2017年07月13日
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なぜシングルマザーや障害者も働くことができるのか 一日百食限定、京都女性社長の店から働き方改革を問うシングルマザーや障害のある方、介護をしている方などは、就職しようと思っても、面接で差別を受け、就職がかなわないことがある。そんな中、どこの面接を受けても受からなかった方も積極的に雇用し、飲食業界にも関わらず、夕方早く帰ることができる、そんな職場がある。飲食業や不動産事業をおこなう株式会社minitts。2012年9月、中村朱美さんが設立した。中村朱美さんは、京都生まれの京都育ち。京都教育大学を卒業後、専門学校に広報として勤めていた。結婚前、今の夫が作ってくれたステーキ丼が、とても美味しかった。「お店を出そう。今しかない」。夫と一緒に、資金をためて2012年9月に株式会社minittsを設立、同年11月29日(いい肉の日)に、一店舗目となる国産牛ステーキ丼専門店「佰食屋」(ひゃくしょくや)を京都市右京区にオープンした。売れない日が続いたが、京都新聞など地元メディアやマスメディア、お客さんのソーシャルメディアの力で知られ、今では二店舗目、三店舗目となる、すき焼きと寿司の店も出店するまでになった。 一日100食限定、売切れご免。午前中に整理券を配り、午後の早い時間帯に売り切れる。2017年5月中旬、中村朱美さんを訪問してお話を伺った。肉は塊のまま一括して仕入れ、3店舗で、実に上手に使い切っている。ステーキ丼の店では、ステーキには もも肉を使う。それ以外の部分は、ハンバーグに。すき焼きの店では、牛のバラ肉ともも肉をすき焼きに、「かいのみ」の部分をサイコロステーキに使う。かいのみ とは、牛のバラ肉の中でも希少部位である。佰食屋すきやき専科のすき焼き。来店者には外国人観光客も多く、喜んで食べている錦市場に開店した寿司の店、佰食屋肉寿司では、「クラシタ」と言われる部位を使う。一方、硬くて、焼くだけでは食べられない「スジ」は、一晩煮込んで、軍艦の上にのせる。佰食屋肉寿司の肉寿司飲食業界では、「捨てるのも仕事のうち」「捨てることが常態化している」という店も多い。飲食店でアルバイトする大学生に聞いてみると、それはよくわかる。そんな中、佰食屋は、なぜ捨てないのか。朱美さんは「(食べ物を)捨てると心が痛くなる。(そんなことは)したくない。それは私だけでなく、従業員も皆一緒」と語る。飲食店の経験者ではなく、いち消費者としてお店を始めたのも、「捨てたくない」という、ごく普通の感覚を忘れなかった一つの要因かもしれない、と話す。すき焼き専科佰食屋のサイコロステーキ。「かいのみ」と呼ばれる、牛の希少部位を使う売り切って食材のロスをなくしたい。肉は夕方仕入れ、野菜は朝に仕入れる。残ったものは、従業員のまかないとして食べきる。まかないを食べ終わったら、翌日の仕込みをして、従業員は帰宅する。たくさんのメニューがあると、捨てないといけないものも多くなるため、3店舗とも、メニューは、できる限り少なくしている。すき焼き専科佰食屋のメニュー。3種類(ABC)のどれかから選ぶ(2017年5月、筆者撮影)2017年5月17日の昼に訪問した際、韓国人の観光客が複数組、店内に入って、すき焼きを注文していた。驚いたのは、店員さんが、上手な韓国語で彼らに対応していたことだ。すき焼きは、日本人にとっては食べた経験があっても、日本人以外の人には初めての体験であることが多い。そんなとき、店員さんが説明してくれると心強い。すき焼き専科佰食屋のすき焼き(2017年5月17日、筆者撮影)また、外国籍の人にとって、卵を生で食べる、というのも、抵抗感があるかもしれない。そんな人にも無理なく食べてもらえるよう、卵は鍋に入れて調理して食べてもよい旨、メニューに説明が書いてある。卵は、すき焼きにとって、メインの素材とも言える。そこで佰食屋では、安心で、美味しいものにこだわって、卵を選んでいる。そのため、卵には通常の倍以上のコストをかける。安定して一定数を仕入れるという約束のもと、養鶏農家さんからの信頼を得て、仕入れている。すき焼き専科佰食屋の、味と安全にとことんまでこだわって養鶏農家から入手している卵朱美さんは、「卵は、宣伝広告費とも考えられる」と言う。小さい規模の企業なので、いわゆる宣伝広告費は使っていない。だが、「卵が美味しい」と評判になれば、それが広告の役目になって、お客さんが来てくれる。一時期、お客さんがご飯をたくさん食べ残してしまうことがあったという。そこで、多すぎず、少なすぎず、適度な量を追求して、今の、絶妙な量に落ち着いた。すき焼き専科で出されるご飯(2017年5月17日、筆者撮影) ご飯を炊いて、もし余った場合は、従業員のまかないとして食べきる。野菜の切り方を間違えてしまったものも、まかないに使う。卵に「ひび」が入ってしまったものは、ラップにくるんで、これもまかないに。持ち帰りについては、持ち帰り容器のドギーバッグを50円で販売しており、当日中に食べるよう、客にうながしている。すき焼き専科佰食屋の、湯気をたてているすき焼き京都市は、食べ残しゼロ推進店舗という取り組みを数年前から続けており、昨年4月に200店舗台だったのが、今年2017年4月には500店舗を超えて518店舗となり、一年間で2倍以上にも拡がった。 佰食屋も、もちろん、京都市の「食べ残しゼロ推進店舗」に認定されている。京都市が進める「食べ残しゼロ推進店舗」。決められた8項目中2項目以上を実施、申請、認可される佰食屋は、とにかく、「自分たちがお客だったら」という目線で考えられている。通常の飲食店だと、利益率の高いドリンク類も、「この値段でいいの?」と言いたくなるほど、リーズナブルである。朱美さんいわく「主婦目線」と語る値段である。朱美さん自身、夫と二人の子どもの4人で、自分の店に食べに来ることがある。社長だからといって、特別扱いはしない。料金も、他のお客さんと同様、きっちり支払う。そんなとき、高過ぎるのでは困る。しょっちゅう食べに来ることができない。自分たちも、気軽に食べに来られる値段にこだわっている。すき焼き専科佰食屋の店内 佰食屋は、他の職場の面接では、どこを受けても受からなかったような人も受けに来る。年齢は不制限。シングルマザー、障害がある方、介護に携わっている方など、40代以上の転職も多い。フレンチレストランで20年以上働いていた人や、百貨店で長年働いていた人も、今では佰食屋で働いている。「子どもの運動会なんて行ったことがない」という人や「家族と一度も夕食を食べたことがない」「子どもを夜、風呂に入れたこともない」という人たちが、佰食屋で働き、午後の早い時間に百食を売り切り、夕方、帰宅していく。ある男性は、残業が当たり前の飲食業界から転職した。佰食屋で働き始めて間もない頃、夕方の帰宅時間が早いため、彼の妻が「あなた、本当に働いてるの?」と聞いたそうだ。それくらい、飲食業界では「帰るのが遅いのが当たり前」。すき焼き専科佰食屋の外観(2017年5月17日、筆者撮影) 朱美さんは、そんな人たちが、家族と過ごせる時間をぜひ持って欲しい、と語る。朱美さん自身、今は二人の幼い子どもを抱えている。長女を授かる前は2年間、不妊治療をしていた。そのあと授かった長男は、脳性麻痺を抱えている。取材後にやり取りしている間も、朱美さんは、長男と2人でリハビリ入院していた。朱美さんの今の状況も、一般企業であれば、働き続ける許可が得られない可能性もある。自身が配偶者と子ども2人とともに暮らしながら、さまざまなものと格闘しながら働いているからこそ、従業員にも、家族とのかけがえのない時間を確保してほしい、という思いもあるかもしれない。すき焼き専科佰食屋の庭 朱美さんの思いは「多くの人に美味しいものを届けたい」。多くの企業が立てている「四半期計画」や「中長期計画」は、佰食屋では立てない。そんな数字より、「今日一日の百食をきちんと売り切ること」。そして、お客さんの目を見て対応する、出した麦茶が少なくなっていたら注ぎ足してあげる、など、接客の「クオリティ(質)」を良くすること。提供している食事は、お客さんがワクワクして食べたくなるものなのか、きちんと追求していく。朱美さんは、お客を大切にする一方、「お客さまだけを大切にするのではない」ときっぱり言う。自分たち経営者が一番大切にするのは従業員。そして、従業員が最も大切にするのは、経営者ではなく、お客さまである、と。夫婦の役割分担もはっきり決めており、夫はメニューを考え、レシピを決める役割。朱美さんは、接客、応対、従業員教育。家庭でも、はっきりした役割分担は同じだそうで、料理の得意な夫がご飯をつくり、朱美さんがそれ以外を担当している。夫婦とも京都生まれの京都育ち。他地域への出店を勧められることもあるが、「京都でしかやりたくない。従業員に転勤させたくないから」。肉寿司のお店は、観光客が多く行き交う錦市場の中にある佰食屋を運営する朱美さんを見ていると、今、さかんに問われている「働き方改革」の本質とは何か、ということを改めて考える。働く時間を短くする、早く仕事を終えて帰宅する、出産・育児休暇を夫婦で取る、女性の管理職割合を増やす、”プレミアムフライデー”を設けて職員の早い時間の帰宅を促す。そういうことも、もちろん大切だ。だが、表面的な数字だけを整えることが目的ではないはず。もっと本質的なところを問い直すことで、働く時間が短くなったり、出産・育児休暇がとりやすくなったりし、結果的に、働き方が改革される・・・というのが本来のあり方ではないか。世界では、食料生産量のおよそ3分の1に相当する、13億トンを毎年廃棄している。日本では621万トン。東京都民が一年間食べるだけの量を毎年棄てている。大切な食材や、有限なエネルギー(電力、水など)、人件費、働く人たちの時間や命をかけて作った食べ物を大量に捨てている。いったい、何のために働いているのだろう。どうせ捨てるなら、最初から無駄に多く作らなければ、エネルギーとお金の無駄が減り、働く人の余裕がたっぷりとれるのではないか。捨てる前提、という店も多い飲食業界、佰食屋の「一日百食限定」で、従業員が早く帰れる仕組みは、まさに、これを実践している結果である。食品の無駄が出ないし、働く人の時間にも心にもゆとりが生まれる。働ける時間が限られる女性や、障害がある方も、働き続けることができている。 表面的な「働き方改革」を唱え、追求し、数字の帳尻合わせをする前に、何のためにその業務をしているのか、それは果たして必要なのかどうかを、まず、考えるべきではないだろうか。 【yahoo news https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20170710-00073123/】制限を設ける中での精いっぱいのおもてなし。そして職を大事にする心は、何よりこれからの時代は必要になってくるのでしょうね。🌠
2017年07月12日
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終業式も間近、1学期最後の避難訓練でした。しかも、前回は不審者侵入時対策で警察の方がお膳立てをしてくれていたけど、今回は、下校途中の地震という想定で、普段学童に行っている児童も登校班で一旦下校後に地震に遭遇して学校に戻るという設定。いつもRちゃんと一緒に下校しながらも、途中で逸れて姿を消してしまうSくん、この日は、早退しましたよ。いろいろな思惑があるものですね。全校生徒がまずは体育館に集合し、下校班で連なって教師が引率下校、そしてそれぞれに教師の「地震だ!」の合図でうずくまってランドセルを頭に乗せて避難。茹だる暑さの中、皆、訓練だからと我慢して頑張りましたね。その後は、保護者会。今日は朝顔の鉢が持ち帰り、夏休みは家で観察日記の宿題です。(*^-^*)もうじき、夏休み・・・。
2017年07月12日
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療育ってなんだ? 自閉症と向き合う現場から「療育」という言葉を知っているだろうか。自閉症などの発達障がいをもつ子どもが、社会的に自立できるよう手助けする治療・教育のことだ。この分野に日々向き合う現場がある。特定非営利活動法人ADDS共同代表で、塾員でもある竹内弓乃さんに話を聞いた。 自閉症とは先天的な脳の障がいによるもので、68人に1人いるといわれている。症状は様々で、人との距離の取り方が苦手、こだわりが強い、言葉の理解や表出に遅れがあるなどが例としてあげられる。その症状を改善し、成長の可能性を見出していくのが療育だ。 竹内さんを療育の現場へと引き付けたきっかけは、塾生会館入口にある共済部の一枚の張り紙だった。アルバイトとして自閉症をもつとある幼い男の子の療育を受け持つことになったのだ。右も左も分からなかったが、療育に詳しいその子のお母さんと共に奮闘した。週に数度その家庭に通う内に、男の子は少しずつ成長していった。月曜に言えなかった言葉が、金曜には言えるようになる。そのような子どもの成長が眩しかった。療育がもたらす可能性に触れた瞬間だった。 この出会いを機に、竹内さんは心理学専攻へ進み、大学4年のとき、ゼミ仲間数名とADDSの前身となる、自閉症児を支援するサークルを設立した。院に進んでからも療育に関する分野を学び、卒業後、法人化を決めた。ADDSでは、子どもの発達に合わせ課題設定表を作成し、一つ一つ達成していくことで療育を進めていく。例えば机を前に子どもに積み木を渡し、「上に置いて」と伝えその反応をみる。家庭でその課題に取り組み、達成度を保護者が報告し専門家が細やかなアドバイスをする。子ども、保護者、専門家の三者が関わり合うことで子どもに合った長期的な療育を提供することができるのだ。最近ではADDSが作成したプログラムをパッケージ化することで、各地へこの方法を広げている。発達障がいは、誰しもが持っている個性や特徴が顕著に表れていることにすぎない。そう竹内さんは語った。だからこそ自分と線引きせず発達障がいをより身近に感じてほしいという。先日、療育を知るきっかけとなったその男の子に会う機会があったそうだ。「大学のキャンパスで会ったらごく普通に友達になりたいと感じるような、そんな素敵な青年に育っていた。本当に感慨深いものがあります」適切な支援さえあれば、みな成長することができる。竹内さんの優しい笑顔が、療育と成長の可能性すべてを物語っている気がした。【慶応塾生新聞会 http://www.jukushin.com/archives/28454】大学から始まった療育体験、初めて関わったお子さんと同じキャンパスで再会とは、本当に療育が実になった、素晴らしい例ですね。🌠
2017年07月11日
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長男、今年も夏合宿を控えて、少しずつ身体馴らしの為、週末母校の練習に参加しています。そして、合間を縫ってのピアノのレッスンも欠かさずに足を運んでいます。高校入学とともに始まった今のN先生とのご縁も、早いもので、15年にもなります。母校の課外教室から離れても、未だに長男のように通ってくる生徒さんも多いようです。特に、障害児教育など受けてはおられないようでも、学校では荒れていても、30分のN先生のピアノのレッスン時にはいつも大人しい生徒さんもいたようで、何かしら深い器でしっかりと支えられている、そんな感覚があるんだと感じています。「『障碍児を相手に大変ね』。とよく言われるんだけど、私は生徒さんに恵まれていますよ。」とN先生。そういう思いが自ずと、生徒にも通じて、信頼関係が培われるのでしょうね。(*^-^*)まさに、愛の力ですね。
2017年07月11日
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『自閉症スペクトラムの症状を「関係」から読み解く』 小林隆児 著 (ミネルヴァ書房・3780円)発達障害の一つで対人関係の構築が困難な「自閉症スペクトラム」。脳障害に起因するという通説に、著者は豊富な臨床経験と長年の研究から異議を唱える。子どもと養育者の関係や、「甘えたくとも甘えられない」という心理から症状が説明できるとして、38の事例を挙げて乳幼児期から成人期に至るまでの症状を読み解いていく。「関係」を重視する著者の方法は、人間関係を十分に考察せず、薬物投与に傾く多くの臨床家への批判にもなっている。著者は精神科医で西南学院大教授。=2017/06/11付 西日本新聞朝刊 https://www.nishinippon.co.jp/nlp/book_kyushu/article/334817/=【楽天ブックスならいつでも送料無料】自閉症スペクトラムの症状を「関係」から読み解く 関係発達精神病理学の提唱 [ 小林 隆児 ]とても繊細な自閉症児、心理的にも多くの悩みを抱えているのでしょうね。ちょっと昔のクリップですが、珍しい見解なのでアップします。🌠
2017年07月10日
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暑くて、なかなか授業に身が入らない子ども達。朝顔の枯れた花びらを集めて、千代紙を折り込んで染める作業をしたりしています。生活の知恵ですね。色々な幾何学的な模様を作ると、染め上がりもとても楽しくて子ども達喜んでいます。そして、昼休みもあまり校庭には敢えて出さずに、高学年が教室まで本を持って来てくれて個別に読み聞かせの、縦割り、フレンドリーシップ活動も行ってます。夏休みまでもう一息。暑さにめげずに過ごして欲しいです。(*^-^*)朝にボランティアの方のお話会があったんです・・。イランの昔話、「まめたろう」長い物語でもすべて暗記して、愉しく語って下さるので、子ども達も夢中になって耳を傾けていました。日本の桃太郎に似たお話です。
2017年07月10日
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「自閉症児は授業の妨げ、特殊学級に集めるべき」ハンソン議員に同僚議員や福祉関係者から批判 風変わりな発言でしばしば世間の話題になるポーリン・ハンソン連邦上院議員が議会で、「自閉症児は授業の妨げになる。特殊学校に集めるべきだ」と発言、同僚議員や障害者支援団体から批判が出ている。 ABC放送(電子版)が伝えた。 連邦議会のポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党上院議員は、学校予算法案「ゴンスキ 2.0」審議中に、「自閉症児、障害児は授業の妨げになる。一般学級から外して特殊学級に集めるべきだ」と発言した。 ハンソン発言には、自閉症の子供を持つ議員や自閉症児、障害児の家族団体や支援団体からも批判が続出している。ハンソン議員は、「ワクチンは自閉症の原因」と発言して批判され、取り消しと謝罪を行ったばかり。 ハンソン議員は、「障害児は教師、学校のお荷物になり、教師が障害児に時間を取られるため、他の子供の授業が進まない。そういう子供にも教育を受ける権利はある。だから、特殊学級に入れて特別な世話をすべきだ」と発言した。 クリスチャン・ポーター社会福祉相は、「ハンソン発言は古臭いし、問題の解決にならない」と批判している。 また、10歳の自閉症児を持つエマ・フサー労働党下院議員は、「ハンソン議員の発言は、人々を分断し、みんなと違う人は隔離すべしという考えだ」と語った。 また、ACTの障害者団体People With Disabilitiesのクレーグ・ウォレス・キャンペーン部長は、「ハンソン議員の考えは事実と合わない。障害児は、健常児と共に学ぶ方が、隔離されて教育を受けるより成績がいいという証拠が揃っている。障害児を健常児と分離することで利益を得る者はいない」と語っている。また、オーストラリア自閉症団体のニコル・ロジャーソンCEOも、「ハンソン議員の発言は50年以前の考えで、おぞましく、偏狭で、人を傷つける考えだ。オーストラリアには16万人の自閉症者がいて、その家族は、彼女が味方だと言っている生活に苦闘する人達だ。彼らはハンソン議員に投票することはないだろう」と語っている。■ソースPauline Hanson under fire for ‘bigoted’ call to remove children with disabilities from mainstream classrooms[NICHIGOPRESS http://nichigopress.jp/ausnews/politics/145006/]どこの国でも、未だにこういう事態が起こるんですね。やるせないばかりです。🌠
2017年07月09日
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義母も一時期のうつ状態を脱出し、文句言いながらも週一回のデイケアで入浴サービスに通っています。その他の週の二回を夫が泊まり込み、一緒に夕食を食べています。それでも寂しさもあるのだろうと、先日叔母にぬいぐるみを贈った序でに、義母には、しゃべるわんちゃんを贈っていたんです。ことのほか、喜んでかなり手懐けているようで、それには夫もびっくり!「いいものを送ってくれてありがとう!」と感謝されましたよ。玩具は、決して乳幼児だけのものではなく、心身を病む方や、高齢者にも受け入れられて生活が生き生きとするようにうまく利用できるといいのでしょうね。これからはペット代わりに、こういうぬいぐるみもいいですね。(*^-^*)季節や時間に合わせてお話ししたり、かわいい声でお歌を歌ってくれますタカラトミーアーツ ヒーリングパートナー もっとおはなしダッキー プリン
2017年07月09日
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YouTubeで学ぶ英語(15) 「最重度」自閉症の少年から あふれ出した言葉YouTubeで学ぶ英語第15回をお送りします。今回の主人公は、Dillan Barmache(ディラン・バルマーシュ)さん。セラピストからも「最重度」と言われた自閉症を持つ少年で、言葉を発することができないため、知能が低く、深い想いや考えをもっていないのではないかと周囲の人から思われていました。しかし、ディランさんがiPadを手にすると、状況は一変します。iPadのような「コミュニ―ションツール」を使うことで、彼の中にずっと存在していた言葉はあふれ出ました。彼はようやく声を持つことが出来たのです。毎年4月は自閉症受容月間です。その時期に合わせてAppleが発表した2本の動画のうちの1本、”Dillan’s voice:ディランの声” をご覧ください。短い動画なので、全部聞き取れるように頑張りましょう。 まず、本文に使われている表現の中から、先に幾つか解説をしておきます。 以下の単語8つ、知っている言葉でしょうか? 知っている単語だったとして、耳だけでちゃんと理解できましたか? ◆語彙・表現1 autistic (形) 自閉症の cf. autism(名)自閉症本文にあらわれた表現:My name is Dillan and I am autistic. (僕の名前はディラン。自閉症です) 2 badly (副)大いに、非常に cf. badly (形)気分が悪い、病気の本文にあらわれた表現:All my life I wanted so badly to connect with people.(僕はこれまでずっと人とつながりたいと強く強く願ってきました) 3 incredible(形)信じられない、驚くべき、途方もない 4 flow(動)流れ出る 循環する、なめらかに続く cf. flow (名)流れ本文にあらわれた表現:I can feel incredible emotions, flowing from those I love.(僕は、愛するものたちから発せられる信じられないくらい素晴らしい感情を感じることが出来ます) 5 mind(名)心~知性の宿るところとしての心本文にあらわれた表現:So many people can’t understand that I have a mind.(すごくたくさんの人たちにとって、僕に知性があるなんて信じられないことなのです) 6 in control 主導権を握っている 抑制している コントロールしている本文にあらわれた表現:All they see is a person who is not in control.(そういう人たちが見るのは、自分をコントロールできない人間としての僕の姿です) 7 hold on to しがみつく 持ち続ける 手放さない本文にあらわれた表現: to hold on to my thoughts.(僕の考えをまとめて持ち続けること) 8 isolation (名)孤独 孤立 分離本文にあらわれた表現:No more isolation. (もう孤独ではありません) 【ideanews http://ideanews.jp/archives/44393】 こういう奇跡を映像で残し発信できる、改めて、IPad YouTube の有り難さを実感しますね。🌠
2017年07月08日
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今の学校には、支援学級にも同じ敷地内にあります。それでも、親御さんの希望で、敢えて通常学級に入っているお子さんがいます。3年生にも以前触れたけど、こまねずみのように移動する自閉的傾向の男児がいます。担任の先生は、生徒が居なくなる度に担当の支援員さんとあちこち捜し歩く始末、昨年の担任だった先生が1年生の隣のクラスの担任になったので、名残惜しさと懐かしさとで一日に数回、時構わずして訪れては、引き裂かれます。みんなが大変な事態なので、どうにかならないものかと思ってしまいますが、皆さん、明るく彼を包み込むように対処しています。そんな中、今週は、支援学級でフェスタがあり、一クラスずつ訪問してのお祭りごとがあったんです。運動会では一緒にマスゲームや徒競走も混じってやっていたので、子ども達も馴染みがあり、嬉しそうに足を運び、グループに分かれての遊戯、魚釣り、ボーリングに輪投げとスタンプカードを持って楽しんでいましたよ・・。そこでの、支援学級の説明、「ここではゆっくりお勉強しています。」とのこと。思わず、みんな Rちゃんの話になり、「Rちゃんもここで勉強すればいいのに・・。」と唱えたんです・・。本院、とても複雑な気持ちになったようで、だんまり・・。そう、学習に遅れがでがちでも、知的障害がそんなになければ、本人もプライドが傷つくのでしょう。でも、ゆっくり丁寧に、R ちゃんだからこそ必要なのでは?と身体の障害を持っての日々の大変さを痛感した支援員です。高学年になるにつれて、もっともっといろいろと大変さは増しそうです。これから支援級と連携して、遊びの中からもっと多くの関わりや支援が得られればと、願わずにはいられませんね。(*^-^*)
2017年07月08日
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「危篤に陥り目が開いた瞬間、暗証番号は?」 後悔しない親との別れ親の看取りは誰しもが経験するもの。しかし、ゆっくりと最期のお別れをすることができなかったと、後悔する人は多い。まだまだ元気だからと、話し合わずにいると、その日は急にやってくる。AERA 2017年7月10日号では「後悔しない親との別れ」を大特集。お墓のこと、相続のこと、延命措置のこと、そろそろ話し合ってみませんか?* * *「危篤に陥り、病院のベッドで寝ていたお袋がいったん目を開けたとき、つい『暗証番号は?』と聞いてしまった。後で振り返ると申し訳ないことをしてしまったと、今でも後悔することがあります」 こう語るのは、『70歳をすぎた親が元気なうちに読んでおく本』(アスペクト)の著者で、フリーライターの永峰英太郎さん(47)。2013年の秋、前年に初期のがんを克服した母(享年75)が、別のがんでステージ4と診断され、同時に父(78)の認知症が進行していることも判明した。そして14年1月、母は力尽きて自宅で倒れ、父も腰の圧迫骨折で入院した。両親の同時介護が始まった。 父は現役時代、ラジオ局のアナウンサーとして活躍。専業主婦の母は父の定年後、地元で保護司として活動を始め、家を留守にすることが増えた。そのかわりに父はあまり外出しなくなったという。「母は独立して生活している私や姉に心配をかけたくないと、父の病気のことは隠していました。母には万が一のときに備えてバッグの中に通帳、印鑑などをまとめて入れておいてもらいましたが、暗証番号を聞いていなかったため現金を引き出すことができませんでした」(永峰さん) 父に聞いても解決しなかったため、父が認知症であることを証明する介護保険証や、母が入院した際の病院の領収書などを銀行に持参し、直談判してなんとか引き出すことができたという。 銀行口座は名義人が死亡したことが金融機関に知られると、口座が凍結されてしまい、相続が確定するまで出入金ができなくなる。入院費や葬儀代など、まとまったお金を家族が立て替えるのにも限度があるので、預金を引き出しておく必要がある。●7割以上が70代で病気 財産のことだけでなく、葬儀はどこで行い、誰を呼ぶのか。お墓や相続についての要望を聞き出せないまま、14年2月に母は他界した。近所の親しい人に葬儀の日時を告知してもらい、無事執り行った。フリーランスの永峰さんは、葬儀が終わるまで仕事をセーブした。親戚に相談して、先祖代々のお墓に入れてもらうことができたが、問題は母に金融資産があったこと。 母の財産を相続するには「認知症の父に成年後見人を立てないと資産は移せない」と銀行に言われ、葬儀後も実家の片付けの作業などに追われた。「死に直面している人に向かって、死後の準備について聞き出すのは、“死刑宣告”をするような気がして、私にはできませんでした。母が危篤になってからは葬式の準備などに追われて、ゆっくりと最期のお別れができませんでした。とくにお金やお墓の話は『縁起でもない』と、遠慮していましたが、70歳頃から対応していれば、母の最期に向き合えた。そう思うと、後悔しかありません」(同) 日本人の7割以上が70代で病気を発症し、75歳を迎えると3人に1人が支援や介護の必要な生活を余儀なくされる。この年齢にさしかかった親を持つ40~50代はある日突然、親の衰えていく様子を目の当たりにすることになる。●話し合う間もなく…『介護破産』(KADOKAWA)の共著者で、淑徳大学総合福祉学部の結城康博教授の試算によると、介護にかかる費用の目安は、約546万1千円という。「バリアフリー対策など介護の初期費用が平均80万円、介護にかかる月々の費用は平均7万9千円といわれていますので、これに平均4年11カ月という介護期間をかけますと、合計で約546万1千円になるのです。さらに、生涯の医療費の8割を亡くなる前の約2年間で使うというデータもありますので、終末期にまとまったお金を用意しておかなければ、家族の負担は大きくなります」(結城教授) 今年6月、小誌ではアエラネットの会員、40~50代を中心に「親の看取り」に関するアンケートを行った。「看取り方を含めて誰とどのような相談をしたか」という問いに対して、親本人と話し合ったという人は39人中わずか4人。「漠然と想像しているけれど、親やきょうだいと話したことはない」(自営業・女性・48)「弟と『一度話をしようね』と言い合っているだけでまだ具体的には何も」(会社員・女性・58)「父を看取った時、母と相談したかったが、母が現実を受け止められない感じでした。(父は)がんでしたが、そんなに悪いとは思っていなかったので、悩むこともあまりないうちに逝ってしまいました」(医療事務・女性・56) 迫り来る死に向き合えないまま、問題を先送りしている様子が浮き彫りになった。「『看取り』について話し合う間もなく父が逝ってしまった」 こうため息をつくのは、「ブレイン横浜たなべ社労士事務所」(横浜市)代表の田邊雅子さん(59)。今年2月、関西の実家で暮らす父(享年89)が風呂場で倒れてそのまま帰らぬ人となった。2年ほど前から母(86)に認知症の症状が出始めてからは、父が母の世話をして、田邊さんは月に1度帰省する、“遠距離介護”を続けていた。「父の最期を看るのが母のほうだと思い込んでいたので、母が先に介護が必要になるとは思いもよらなかったことでした。父の葬儀を行うため近所の斎場を利用しましたが、貯金通帳がどこにあるのかわからないので、私と弟ができるだけ立て替え、支払いは少し待ってもらいました」(田邊さん) 過去に親戚も利用していた斎場を使ったので融通が利いた。また、祖父の月命日に僧侶を呼んでいたので、宗派は特定できたが、会葬礼状に印刷する家紋がわからなかった。「母は夫に先立たれたショックなのか、ぼんやりしていました。家紋などわからないことは親戚が教えてくれてとても助かりました」(同)●延命しても苦しむだけ 潔い最期でした──。 2年ほど前に父を看取ったA子さん(医療事務・56)は、父の最期を振り返る。「末期がんだった父は『延命治療は一切しない』という意思がとても固かったので、それに同意するしかありませんでした。同意書にサインをするのは死ぬことを後押しするようで後味が悪かったのですが、『このまま延命しても痛みで苦しむだけだから』という看護師さんの言葉に自分を納得させました」(A子さん) さらに父は、母やA子さんたちに葬儀や相続で煩わしい思いをさせたくないと、葬儀会社の手配も友人たちに託し、自宅や土地を母の名義に変更していた。亡くなる10日前には株も現金化して、現金は孫に教育信託として贈与した。「私は実家を出て四半世紀以上経つので、どこに何があるのかもわかりませんでした。頼りになるはずの母も父が亡くなった後は悲しみのあまりうつ状態で『何もわからない』を繰り返し、その後、認知症になってしまったので、父が私の娘たちに遺したお金も、『私たちが取った』と思い込んで、納得していない様子です」(同)●親のそばに寄り添う 5年前のある日突然、父がくも膜下出血で急死したとき、B子さん(団体職員・34)の母が受けたショックは大きかった。「母が憔悴して父の葬式では役に立たず、私と妹で乗り切りました。父が以前、祖父母や伯父の葬式の喪主をしているのを、私たちが手伝った経験がなければできなかった。母は身のまわりのことが一切できなくなり、心療内科を受診させ、私はその間、1週間休暇を延長して母に付き添いました」(B子さん) 投薬の効果もあって、少しずつ落ち着きを取り戻したが、母は8カ月ほど休職を余儀なくされた。 母を看取った前出の永峰さんは言う。「私が実感したのは、親の死去でショックを受ける度合いは、子どもよりも残された親のほうが大きいという点でした。立ち直るには相当な時間がかかりますが、それが当然と割り切り、親のそばに寄り添うことが大事だと思います」(ライター・村田くみ)※AERA 2017年7月10日号【msn news http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e3%80%8c%e5%8d%b1%e7%af%a4%e3%81%ab%e9%99%a5%e3%82%8a%e7%9b%ae%e3%81%8c%e9%96%8b%e3%81%84%e3%81%9f%e7%9e%ac%e9%96%93%e3%80%81%e6%9a%97%e8%a8%bc%e7%95%aa%e5%8f%b7%e3%81%af%ef%bc%9f%e3%80%8d-%e5%be%8c%e6%82%94%e3%81%97%e3%81%aa%e3%81%84%e8%a6%aa%e3%81%a8%e3%81%ae%e5%88%a5%e3%82%8c/ar-BBDM4J8?ocid=HPCDHP#page=2】親の晩年とどう向き合うか、実際には難しいことばかりでした。母も、父が亡くなってから、本当に寂しそうでしたので、悲しい話などできなかったです。逆に親の方から伝えておくようにしたいものですね。🌠
2017年07月07日
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音楽の時間に、ふと耳にした歌。そう、長男が小学校時に学校が吹き込んでくれた今月の歌のテープに入っていた曲。奨ちゃんがその曲が掛かると、不思議と歩行器の中でピョンピョンと跳ねていたんだけど、亡くなった後になって、曲名が分からず、そのテープもでこかに仕舞い込んでしまっていたようで、心に穴がぽっかりと開いたままだったんです。たまたま、耳に入ってきたその曲、懐かしくてときめいてしまいました。ただの小学生の教科書に載っていた曲で、そんなに有名でもなかっただけに、思い起こせずにいたこの23年が一気に蘇ったようなできごとでした。不思議なことってあるものですね。(*^-^*)しろくまのジェンカメニュエット曲を日本語に訳した曲なんですね。アップテンポで幼子には好かれる曲のようです。
2017年07月07日
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障害者施設で男性入所者死亡 外傷?急性硬膜下血腫、愛知・西尾署が捜査愛知県警西尾署は、同県西尾市の障害者支援施設「くるみ会里山の家」に入所している無職男性(43)が自室でぐったりしているのが見つかり、4日に搬送先の病院で急性硬膜下血腫のため死亡したと5日発表した。 男性に目立った外傷はなく、西尾署は男性を司法解剖するとともに、施設関係者らから事情を聴き詳しい状況を調べている。 同署や施設によると、男性は3日午前8時50分ごろ、1人部屋のベッドの上でぐったりしているのが見つかり、病院に搬送されたが、4日午後9時25分ごろに死亡した。 男性は重度の知的障害があり、15年前に入所していた。発見される約1時間前、施設の居間で他の入所者の服を引っぱったため、職員が部屋に連れて行ったという。【産経ニュース http://www.sankei.com/west/news/170705/wst1707050055-n1.html】長男の寮でも、利用者が亡くなったばかり、第一発見者はアルバイトの若い方だったようで、どんなにかショックだったことかと・・。お盆も近くなりました。43歳、まだ働き盛り、早過ぎる死で舌ね。🌠
2017年07月06日
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