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自閉症患者のための「セカンドライフ」 バーチャル世界に生きることとはインターネット上の3D仮想空間として誕生し、10年前にはバーチャルコミュニケーションの一時代を築いた「セカンドライフ」。SNS等の登場でブームは去ったものの、今もそこを楽園として居住している人々がいる。自閉症の人達だ。 米国ニュースクール大学大学院の池上英子教授は、自閉症者には無いとされてきた他人への共感性が、セカンドライフ内では豊かに存在する事を発見した。 今回紹介するのは、セカンドライフで人気のクラブDJ。セカンドライフでは美しいイマジネーションの世界を創り出している。しかし、実際の生活は社会に適応するため様々な不自由を抱えていた。彼にとっては仮想世界での自分こそが現実なのだという。現実世界とは一体何なのだろうか。旅を通じて考える。*ハートネットTV 自閉症アバターの世界 仮想空間の住人達【J-Cast https://www.j-cast.com/tv/2017/09/24308839.html】深夜の番組にも関わらず、とても興味深い内容でしたね。🌠
2017年09月30日
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夕方から小学校で創立10周年の記念イベントがあり、夕飯の支度を済ませて出かけて来ました。狭い体育館は子ども達に、家族や地域の皆さんで活気に溢れていましたね。時間通りにアルケミストが登場し、積水ハウスの持ち歌や、「あの空」を歌ったり、テーマを子どもたちが決めて、即興で歌を作ってくれたりと、本当にただでは勿体ない程のすてきなコンサートでしたよ。本当は長男も連れて行きたかったけど、さすがに自分の職場で万が一、何か起きたらと懸念して今回は断念。。代わりに、CDを買ってきたんです。出勤されていた先生は少なかったけど、ほんの少しでも、分けて頂いていたスダチをお裾分けできて良かったです。沢山送って頂いたので、後は友人や家族で楽しんでいます。本当にすっきりするような青い空のような味わいで心身ともに洗われるようです。(*^-^*)
2017年09月30日
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大学で自覚した発達障害「焦燥感が常に」 模索する支援 発達障害がある学生が学びやすいように、支援に取り組んでいる大学があります。その学生に合った手助けをできるかが、「学びやすさ」へのカギとなるようです。 注意欠陥・多動性障害(ADHD)の傾向がある筑波大大学院2年の女性(27)は、締め切り日が決まっていない課題が出されると手をつけられず、「やるべきことをやっていない焦燥感が常にあった」という。「いつ実験し、結果をまとめるか決められないため、先延ばししてしまっていた」からだ。 昨年、大学のカウンセラーに相談し、発達障害があることが初めてわかった。今は作業完了までにやるべきことを細かく書き出し、ひとつずつこなすようにしている。たとえば研究発表の資料作りでは、(1)資料作成ソフトを起動(2)資料全体のデザインを選択(3)図表の貼り付け(4)文字の記入――といった具合だ。 このやり方に沿うと、「とりあえず作業に手をつけることができ、発表原稿作りなど苦労する作業にも順調に移れるようになった」。教員と一週間の予定を毎週確認することも合わせて、「先延ばしの癖が改善している」と語る。 やるべきことを細分化する方法は、大学の「ラーニングサポートブック(LSB)」に載っていた。LSBは、障害がある在学生を支援する「アクセシビリティ部門」が4月に公開した電子書籍。他にも「予定が立てられない」「リポートの書き方がわからない」など、発達障害のある学生がぶつかりがちなトラブルへの具体的な対処法が紹介されている。 加えて、アルバイトやサークルの選び方など、すべての学生に役立ちそうな情報も掲載。LSB作りに関わった支援スタッフで大学院2年の丸瀬里菜さん(24)は、「発達障害は、一人ひとり特性が違って目に見えない。支援や配慮の答えが一つではない」と話す。このため、自分たちが迷ったり困ったりした経験も踏まえて情報提供するテーマを決めた。 7月からは、発達障害のある学生と、学生の支援スタッフが話し合う「学生ミーティング」もスタート。どんな支援が必要か意見を交わし、LSBの改善などにつなげる試みだ。 筑波大が、発達障害を想定した支援を始めたのは2年前。教員や学生本人から「グループワークで議論に参加できない」「授業履修の手続きができていない」といった相談が寄せられたことも背景にある。高校までと比べて、大学ではより高いレベルの自主性や周りとの協働を求められる。このため、大学で初めて困る学生もいるという。 現在、大学側が把握する発達障害(可能性も含む)の学生数は32人で、身体障害や視覚障害を合わせた全体(約100人)の中で最多だ。佐々木銀河助教は「発達障害の自覚がない学生や障害を受け入れられない学生もいる。そうした学生を支援につなげ、サポートしていくことも重要だ」と話す。 今年2月からは、発達障害の学生を対象にした就職活動の準備講座も開始した。就活の流れをイメージしたり、自分を客観視して長所や短所など抽象的なことを把握したりすることが苦手な学生が多いためという。■発達障害の学生、全国に4150人 富山大は、発達障害がある学生を対象とした支援室を07年に開設し、個別面談などを実施。さらに、発達障害がある高校生が、同じ障害がある富山大生から話を聞ける機会も設けている。 日本学生支援機構の調査によると、全国の大学、短大、高等専門学校に在籍する障害がある学生数は約2万7千人(16年度)。そのうち発達障害と診断されているのは4150人(15・2%)で、5年前の約2・9倍に増えた。精神障害と重複している学生もいるため、実際の人数はさらに多いとみられる。 文部科学省の検討会は今年4月にまとめた提言で、「全ての学生が同等の条件で学べるようにすることが重要」として、各大学に支援に取り組むことを求めた。ただ、「多くの大学では支援のための知見や経験、人員が不足している」とも指摘。大学における支援の取り組みは遅れているのが実情だ。 昨年施行された障害者差別解消法は、障害者が何らかの対応を求めた際、大学は負担が重すぎない範囲で対応することを定める。国公立大を含む公的機関は、対応が「義務」、私立大や民間企業は「努力義務」となっている。【朝日デジタル http://www.asahi.com/articles/ASK8R55M4K8RUTFL00C.html】スケジュール管理のコツなどをまとめたラーニングサポートブックをつくっている筑波大の学生スタッフ=茨城県つくば市大学入試の時点で発達障害を把握できれば、本当の意味でのサポートができそうですが、まだまだ対応は遅れているようですね。🌠
2017年09月29日
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秋晴れのまさに遠足日和のこの日、1年生の秋の校外学習で一時間バスに乗って府中市の武蔵野公園へ。多摩墓地の真向かいに位置するこの公園は、長男が母校の練習で訪れた大沢グランドや野川公園の近くです。ちょっと都心を離れると、緑多き環境で、ゆったり散策したり、川遊びもできる広い広場もあり、午前午後と、お弁当を挟んで、十二分に楽しんだ子ども達です。川にはザリガニや小エビが沢山いて、気持ち悪がって入りたがらない子どももいたけど、Rちゃんは、下着までびしょびしょにして満喫していましたね。クラスに分かれての川遊び、うちのクラスの男の子が小さなカメをつかまえて、同行した理科の先生の見せるとな、な、なんと、スッポンだったんです。暫くはクラスで飼うようだけど、担任は、「あまり大きくならない内に、つかまえたIくんに持ち帰って貰わないと・・。」と申しております。行き返りはじゃんけん大会や、カラオケ大会と、愉しいバス遠足でしたね。(*^-^*)
2017年09月29日
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発達障害(8) 自分のやり方最優先中学1年生の女の子のエピソードを紹介します。彼女は、誰からも発達障害だとは思われておらず、少し付き合いが悪いかな、という程度の普通の女の子とみられていました。ある日、中学の部活で、部員みんなで試合に行くのに、「駅前で集合」と言われました。その時、ほかの女子部員たちから、「私たちは先にコンビニで集まって、それからみんなで一緒に駅まで行こう」と誘われました。 ところが、彼女は何と答えたかというと、「面倒くさいから、私は一人で行くわ」。 中学生くらいの女の子は、グループで一緒に行動するのが好きですよね。駅で集合するときも、300メートルも離れていないようなコンビニにわざわざ集まって、そこから全体の集合場所まで仲良く歩いていく。そういうのが楽しいのです。 そんな女の子同士の付き合いを自分から積極的に断ると、ものすごく変わり者とみなされてしまいます。でも、彼女の場合、それが面倒くさいと感じるのです。そもそも駅で集合するのに、なぜわざわざコンビニに集まって短い距離を一緒に行かないといけないのか。非合理的だ、と考えたというわけです。 その後、彼女は、他の女子部員たちから「あの子、変わってる」と思われ、仲間はずれにされて部活にいづらくなってしまいました。 発達障害の一つ、自閉スペクトラム症の人は、自分のやり方、関心、ペースを最優先させたがる傾向があります。一方で、仲良くなるための臨機応変な対人関係には興味がないか、苦手です。そのため、集団の中で浮いてしまい、場合によっては学校に行けなくなってしまう、ということもあるのです。 ◇ 発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。(聞き手・松本航介)2017年09月27日 Copyright © The Yomiuri Shimbun 【読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO029712/20170927-OYTAT50000.html】この内容も、先日の本田先生の講演会で触れていました。発達障害と個性との線引きは難しい部分でもあるようです。🌠
2017年09月28日
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昨日、徳島の友人より、スダチが沢山届きました。まん丸くて、小さいのが箱一杯に敷き詰められていて、思わずにっこりしてしまったんです。ほのかな香りさながら、心癒されるひと時でしたね。どうもありがとう。(人''▽`)☆すだちくん、徳島のゆるキャラなんですね。
2017年09月28日
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「何をするわけでもない場所」で過ごす 重度知的障害を生きること[ハートネットTVブレイクスルーFILE.89] Eテレ 10月30日(月) 20:00 ~20:29 床に寝そべっている人、ドラムで爆音を響かせる人・・・利用者が思い思いに過ごす福祉施設「アルス・ノヴァ」。 何をするわけでもないこの場所が、いま福祉関係者だけでなくアーティストや著名な哲学者などからも注目されている。 立ち上げたのは、自身も重度の知的障害の息子・壮さんと暮らす久保田翠さん(55)だ。 食事や排せつが一人でできないなど、障害が重い壮さんを育てる中で、何かをやらせる場所ではなく「やりたいことを思いっきりできる場所を作ろう」と13年前にNPOを設立。 重度知的障害の人たちのありのままの姿を見て、多様な価値観を感じ取ってほしい、と施設観光の事業など様々な取り組みを続ける姿に迫る。 *ハートネットTV ブレイクスルー FILE.89 アルス・ノヴァ ~重度知的障害の息子と母の日々~ [J-Cast https://www.j-cast.com/tv/2017/10/28312018.html] 特別な目的はなくとも、こういう居場所の立ち上げは、必要とする方には貴重で有り難いですね。🌠
2017年09月27日
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読み聞かせの時間の多い、読書の秋です。この日も、保護者による、読み聞かせがありました。サリーのこけももつみ原本は、Blueberries for Sal和訳では、ブルーベリーをこけももつみとしています。挿絵もどことなく異国風で、普段の暮らしがかけ離れた生活に興味津々の子ども達でしたね。ちょっと不調で風邪を引いている子もいますが、給食は元気もりもり、食べていますよ。(*^-^*)
2017年09月27日
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「障がい」表記の押し付けに意見 発達障害者の父親のツイートに反響『障がい』と書くことを押し付ける人たち ある男性の『言葉』にハッとする『障がい者』 近年、日本では障害者ではなく、『障がい者』と書くべきだといわれ、新聞などの表記も一部変わっています。さまざまな背景があるものの、こういった風潮には「害という漢字が持つネガティブな意味合いを好ましく思わない人がいる」というのが、大きな理由の1つといわれています。確かに、『害』という漢字には「傷つける」「損なう」「悪い状態にする」といったネガティブな意味合いがあります。しかし、「表現をソフトにすればいいというものではない」「そもそも『障がい』とは、社会との関わりで障がいに直面している人という意味であって、身体に障がいがある人のことをいっているのではない」といった意見もあります。※写真はイメージそんな中、くわがた(@ASD21785675)さんのツイートに大きな注目が集まっています。「障害」って書くな、「障がい」って書けって意見をたまに見る。精神障害者の息子で、聴覚障害者の孫&弟で、発達障害者の父である僕としては本当にどうでもいい話題。そんな暇があったらもっと障害者本人のためになる支援の仕方や、公平な接し方について考えてもらった方がありがたい。投稿者さんの主張は、とてもシンプルです。『障害』か『障がい』か、なんてどうでもいい。決して珍しい意見ではありません。しかし、投稿者さんには、さまざまな『障がい』を持つ家族がいました。精神障がい者の父。聴覚障がい者の祖父(あるいは祖母)と兄(あるいは姉)。発達障がい者の子ども。身近に、障がいを持つ家族がいる人間だったからこそ、投稿者さんの言葉は多くの人に響きました。そして、ツイートの最後をこう締めくくります。『障害』か『障がい』かなどということに時間を使うぐらいなら、障がい者本人のためになる支援の仕方や、公平な接しかたについて考えてもらいたい。このツイートに、賛同のコメントが寄せられます。表記なんて「どっちでもいい」という意見に賛成です。それよりも障がいを持つ人の仕事や社会生活への支援について議論するほうが有意義だと思う。ドキッとしました。確かに、呼びかたに大した意味なんてないですよね…勉強になります。呼びかたを押し付ける人は、それで「何かをやった気になってる」ように思う。それだけじゃ何も変わっていないのに…。投稿者さんは、『障がい』と表記すべきではないと主張しているのではありません。『障がい』と表記することを押し付ける人に対して「論点はそこではない」といっているのです。『障がい』を持つ人が、暮らしやすい社会の実現…呼びかたの議論によって本当に必要なことが忘れられてしまうとしたら、これほど悲しいことはありません。【livedoor news. http://news.livedoor.com/article/detail/13526789/ 】
2017年09月26日
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そして、今週は2冊目の読み聞かせ。もりのなかたのしい動物たちの憩いの時間、森は恐いイメージもあるけど、沢山のメルヘンにも溢れていますね。ちょうど公園探索もしていたので、一緒に楽しんでいるような子ども達でしたよ。(*^-^*)イギリスの本なのに、ハンカチ落とし?原書がきになります。。
2017年09月26日
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厚生労働省、「精神・発達障害者しごとサポーター」の養成を今秋から開始厚労省が「精神・発達障害者しごとサポーター」の養成を決定 出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161017103精神障害や発達障害のある人が働きやすい職場作りを促すべく、厚生労働省は今秋から「精神・発達障害者しごとサポーター」の養成講座の開催を決定しました。企業の経営者や管理職、人事部といった人材に限らず、広く一般従業員を対象にした講座です。実際に職場の同僚となる人たちに、精神・発達障害に関する知識や必要な配慮について学んでもらうことで、より身近で具体的な支援体制を作ることを目的としています。「今年度内に2万人の受講およびサポーターの養成を目指す」(厚生労働省)とのことです。 毎年、厚生労働省が発表している「障害者雇用状況の集計結果」によると、精神・発達障害者の雇用は2006年から年々増加しています。そのような中、厚生労働省は精神障害者の雇用義務化に伴ない、今年5月に民間企業に義務付けている障害者の法定雇用率の段階的な引き上げを決めました。今まで以上に精神・発達障害者の雇用機会が増え、その人数も増えることが予想されています。 一方で、厚生労働省が行った2013年の障害者雇用実態調査によれば、精神障害者の平均勤務年数は約4年。身体障害者のそれが約10年であることと比べても、職場の定着率は高いとは言えません。主な理由は「職場の人間関係」にあると考えられています。例えば、同調査では、精神障害があり、転職を経験した人のうち、半数以上は転職の理由を「個人的理由」だと回答しています。さらに具体的な理由を複数回答で選択してもらうと、「職場の雰囲気や人間関係」と答えた人が33.8%と最も多い結果となりました。こうした状況を受け、 「職場の同僚がその人の障害特性について理解し、共に働く上での配慮をしていくことが重要であろうと考え、人事担当者や障害者雇用担当者を中心に行っていた従来のセミナーに加えて、一般の従業員の方を主な対象に、精神障害、発達障害に関して正しく理解いただき、職場における応援者=精神・発達障害者しごとサポーターになっていただこうと考えました」(厚生労働省障害者雇用対策課)とのことです。厚生労働省は約4,300万円の予算を拠出し、今秋から随時、講座を開催していく予定です。 誰が講座を受けられるのかこの講座は、企業の雇用者であれば、誰でも受講可能です。受講時間は2時間程度で、特に企業は受講や受講人数を義務付けられてはいません。有志による受講となっています。 修了者には「精神・発達障害者しごとサポーター」として、パソコンにはることができるステッカー(写真)や首からかけるストラップなどの「精神・発達障害者しごとサポーターグッズ」の進呈が予定されています。Upload By 発達ナビニュース精神・発達障害者しごとサポーター養成講座では、具体的に「精神疾患(発達障害を含む)の種類」、「精神・発達障害の特性」、「共に働く上でのポイント(コミュニケーション方法)」を学びます。これらの内容について75分程度の講義で学んだ後、15分から45分程度の質疑応答を行う構成となっています。養成講座の講師は普段から、精神・発達障害のある方の就労支援をしているハローワークの職員が担当します。精神・発達障害者サポーターの役割は? 出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174010691ここで、改めて理解しておかねばならないのは、「精神・発達障害者しごとサポーター」は特別に何かの義務や責任を負う資格ではないということです。サポーターになったら、「○○をしなければならない」といったことは決まっていません。また、しごとサポーターは障害のある特定の同僚を一人で支援しなければならないといったものでもありません。 確かに、精神・発達障害者しごとサポーターがいることで、職場で精神障害のある人や発達障害のある人が働く上で、周囲から正しい理解や配慮が受けられるようになり、より働きやすい職場に変わっていくことが期待されます。しかし、障害の有無にかかわらず、共に働くことができるような職場の実現のためには、精神・発達障害者しごとサポーターに特別な役割を求めるのではなく、講座を受けていない方も一緒に職場の雰囲気作りにかかわっていくことが大切です。精神・発達障害者サポーターに関する問い合わせ先企業に勤めている方であれば、勤務先や身近身近に精神・発達障害者で働いている方がいなくても、誰でも講座に参加できます。「ぜひ参加したい」と思われた方はお住まいの地域の都道府県労働局にお問い合わせください。 講座は、厚生省があらかじめ指定した会場で行われるものだけでなく、講師が事業所を訪れて行う「出前講座」も用意されています。出前講座に関しても、問い合わせ先は地域の都道府県労働局となっています。 養成講座では、精神・発達障害について学ぶだけでなく、精神・発達障害者を雇用する上での実際の困りごとについて質問したり、ハローワークの精神保健福祉士や臨床心理士などの専門家に相談するきっかけを作ったりできます。以下のサイトで、養成講座に関する各地域の問い合わせ先を確認できます。より詳しい情報や、なにかわからないことがあれば、気軽に問い合わせてみましょう。http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/shisaku/jigyounushi/index.html#hid1障害者雇用対策施策紹介事業主の方へ|厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000170002.pdfしごとサポーター養成講座リーフレット [woman. excite. https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Hnavi_35026588/]職の幅が増えることにより、サポーターに就ける者を養成できるとともに、精神・発達障害者の職場への定着率もアップできるといいですね。🌠
2017年09月25日
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読み聞かせ本の紹介です。「おつきさまってどんなあじ」子どもの頃、お月さまが天高く、いつも一緒に動いていた親近感から、ちょっと触ってみたいという感覚に襲われたことって誰にでもあるはず・・。ちょうど真ん丸お月さまのこの時季に、こんな夢のある一冊、心がほっこりしますね。子ども達も食い入るように、見入っていましたよ。(*^-^*)
2017年09月25日
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教員の長時間労働改善、事務作業に支援員配置へ教員の長時間労働を改善するため、文部科学省は教員の事務作業を代行する「スクール・サポート・スタッフ」を全国の公立小中学校に配置する新制度の導入を決めた。大規模校を中心に3600人の採用を目指し、来年度予算の概算要求に都道府県教委への人件費補助14億9000万円を計上する。教員の多忙感は学習プリントのコピーや会議の準備などの雑多な事務も一因とされており、外部人材の活用で負担軽減を図る。 文科省によると、サポート・スタッフは都道府県教委がパートタイムの非常勤職員として雇用し、来年度は全国約3万校ある公立小中学校のうち規模の大きい3600校に配置する。文科省はその人件費の3分の1を補助する。担当する業務は児童生徒に配るプリントのコピーなどの授業準備のほか、校内掲示物の作成、行事や会議の準備・片づけ、調査統計のデータ入力などを想定している。【YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/20170823-OYT1T50079.html】教育現場も少しずつでも、着実に変化しつつありますね。🌠
2017年09月24日
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講演会の帰りには、更に足を伸ばして、珍しい映画を観て来たんです。「禅と骨」京都に暮らすちょっと変わった禅僧の生き様。ドキュメンタリー+アニメ+ドラマとジャンルを縦横無尽に駆け巡る異作。「赤い靴」をモチーフにした映画を作りたいと、おおきな夢を貫いてゆく様子はとても羨ましく凄みを感じさせます。(*^-^*)
2017年09月24日
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先生や保育者の“投稿”から作られた!「発達障害のある子」のための2800の対策ただでさえ悩み多き子育てだが、こと発達障害児や診断名はつかないまでもグレーゾーンの「育てにくい子」の場合には、さらに悩みは深くなるもの。現在、そうした悩みに少しでも応えようと多くの関連本が出版されているが、中でも発刊以来安定した支持を集める本に『発達障害のある子のサポートブック』(日本版PRIM作成委員会:編 榊原洋一・佐藤曉:著/学研プラス)がある。 実はこの本、発達障害に関する研究が進んでいたアメリカで、20年以上前から教育現場での学習困難や不適切行動に対するマニュアルとしてバイブル的に教師たちに利用されていたという『PRIM(Pre-Referral Intervention Manual)』をもとに生まれたもの。日米の学校文化の差からそのまま翻訳しても使いにくいため、日本の教師や保育者から成功した対応例の投稿をつのり、3年をかけてまとめた日本版オリジナルなのだ。 掲載されている事例数は2800。それを「対人関係がうまくいかない」「決まりやルールを守らない」など13の系統に分け、さらに「対人関係がうまくいかない」なら「すぐに怒り出したり、イライラしたり、動揺したりする」「他の子どもと過度の身体接触をする」「他の子どもとけんかをする」など細かく分類した上で具体的な対策を列挙していく。つまり気になる不適切行動を目次から探せば、対策がピンポイントでわかる仕組み。「困った!」にすぐに応えてくれる検索性の高さは大きなポイントだろう。 たとえば「すぐに怒り出したり、イライラしたり、動揺したりする」場合は、「落ち着いて話を聞く。何度同じことを言っても話を聞く」「緊張し、体が硬くなりがちだと思われるため、体をさすったり揉んだりしながら話かける」「別室などで一人でクールダウンさせてから、話を聞く」など58の対応例が。また、「他の子どもと過度の身体接触をする」場合には、「指先からひじまでの距離を視覚で伝えて“これくらい離れる”と見せる」「自分の思いを伝える身体接触以外の方法を教え、それが出来たときにほめる」「接触していい人、いい方法を教える」など30の対応例が紹介されている。先生によってさまざまだとはいえ、どこか共通点もあり、全体に目を通した上で取り組めそうなアイディアを実践するのがおすすめとのことだ。 極力投稿のまま掲載されているので、なんだか先生方の熱意が行間からじわりと伝わってくるのも新鮮。なにより実際にうまくいった対応例がこれだけ集まると実に心強いもの。多くの事例を知れば知るほど子どもに対して柔軟になるし、関わる大人の心にも「余裕」が生まれることだろう。【ダ・ヴィンチニュース https://ddnavi.com/review/402020/a/】発達障害のある子のサポートブック 保育・教育の現場から寄せられた学習困難・不適切行動へのすぐできる対応策2800多くの症例があれば、様々な子どもと場面に対応できそうですね。🌠
2017年09月23日
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忙しない連休明けの最後は、10周年にちなんだ校内のおまつり。それぞれのクラスが手作りのお店を作って、クラスを2つに分けて、前半・後半で店番と見回りとなったんです。実は、講演会の日は、有給を貰っていたので、前日の準備は全く関われずとも、担任一人で頑張って仕上げていましたよ。このクラスの店は、「海の宝さがし」。椅子や机を上手に並べてトンネルをいくつか作り、段ボールで覆って、海中の設定に。。そこには、手作りの海の生き物が隠されていていて、海の生き物でないものは、ハズレ。いくつ集めるかで得点を競います。決してお土産は出ないけど、保護者も参加して愉しい時間となったんです。Rちゃんは、集めた宝を集計する係り。頑張っていましたよ。そして、自分から見て回る場面では、2年生のアトラクションに並んでマリオゲームやモグラタタキにチャレンジ。愉しい時間はあっという間に過ぎ、みんな汗だくになってお片付けとなりましたね。(*^-^*)祭りのあと..
2017年09月23日
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「誕生日は大嫌い」いじめに苦しむ自閉症の少年、13歳のお祝いは盛大なものに(米)米フロリダ州で、毎年の誕生日を寂しく過ごしていた自閉症の少年のために慈善団体が地域住民と協力し13歳の誕生日を盛大に祝った。母親は「このパーティーが、息子のためだけでなく同じようにいじめを受けている子たちへのサポートになれば」と話している。『Inside Edition』や『WPEC CBS 12』などが伝えた。フロリダ州ポートセントルーシーに暮らす自閉症スペクトラムのウィリアム・モラレス君(13歳)は、これまで誕生日を友人に祝ってもらった経験がない。母のトリシアさん曰く、ウィリアム君が幼稚園か小学1年生の頃に1人だけパーティーに来てくれた以外は、誰かの誕生日に招待されることもなかったそうだ。「誕生日はすごく退屈だし、いつも一人だから大嫌いなんだ」と言うウィリアム君は、学校でも友人がおらずいじめの対象になっている。それゆえ今回の13歳の誕生日も、一人で過ごすのだろうと思っていた。「夏の間、息子は『学校に行きたくない』とばかり言っていました。また学校でいじめにあうことを不安に思っているのです。葛藤している我が子を見ることほど、親にとって辛いものはありません」とトリシアさんは話す。そこで息子に何か特別なことをしてあげたいと思った両親は、非営利団体「Cherab Foundation」が企画し誕生日会を専門に行う「CrowdFunnit」のボランティアたちの協力を得て、8月20日にウィリアム君のための13歳の誕生パーティーを地元にある「Superplay USA」というイベント会場で催すことを思い立った。地元警察官や軍隊、モーターバイク集団のほか、スター・ウォーズのストームトルーパーやチューバッカ、ゴーストバスターズなど様々なキャラクターに扮したメンバーが続々とウィリアム君をお祝いするために駆けつけた。普段とまるで違う誕生日を迎えたウィリアム君は、大勢の人が来てくれたことに驚きと喜びを隠せず「去年はいじめが酷かったから学校に行くのが全然楽しくなかったんだ。他の人には僕のような思いをして欲しくない」と心境を吐露している。そしてトリシアさんは、母としての思いをこのように明かした。「息子は他の子とは異なります。でもそれは何も悪いことではありません。ただ受け入れることが大切なのではないでしょうか。私ははいじめを許すことはできませんし、許すつもりもありません。今回のパーティーは息子だけが対象ではなく、息子のようにいじめに遭っている子供たちにも『君は一人じゃないんだよ』と伝えサポートする意味でもあるのです。」なお今回のパーティーを企画した「CrowdFunnit」は、いじめに葛藤している子供たちのサポートのために全米で似たようなパーティーを催しており、フロリダ州ではこのウィリアム君の誕生パーティーが初になるという。画像は『Inside Edition 2017年8月21日付「Community Bands Together to Celebrate 13th Birthday of Teen With Autism」』のスクリーンショット【BIGLOBE ニュース https://news.biglobe.ne.jp/international/0823/tec_170823_6023882583.html】 自閉症の少年、13歳の誕生日は賑やかに(画像は『Inside Edition 2017年8月21日付「Community Bands Together to Celebrate 13th Birthday of Teen With Autism」』 バースデーパーティーを重んじるアメリカなれではですね。日本ではさほどそういう風習もなく、家ではなく、学校の余暇活動の一環でその月のお友達の誕生日祝いをしています。🌠
2017年09月22日
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海野貴彦校長の講演会の追記です。Rちゃんの他に、まだ新任だった頃に隣のクラスにいた男児が読み書きに困難を示すデイスクレシアだったようです。その彼も、今では画家となり、新昭和のDMに起用されているとのこと。「いくらで引き受けたの?」と尋ねると、「30万です」もう少し、貰えてもいいような?(校長談)そして、先日会う機会があったので、当時の事で、現場に伝えたことがあるかと聞くと、「厳しかったのは、分からない上に責められたこと。でも、学校現場はできないことがみつけられる場所でもある。ただ、できないことがあるということ、分かって欲しい。」とのこと。この方、有名な画家として名を連ねています。海野貴彦障碍を乗り越えて、更に世の中を変えているのは、こういう人達なんですね。とても中身の濃い講演会でしたね。(*^-^*)
2017年09月22日
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発達障害(7) 「困る」「困らない」環境で左右前回、サザエさんの弟の磯野カツオ君を例に挙げましたが、発達障害の人が、その症状のために困っているか困っていないかというのは、生活している環境によって違います。同じ人でも、この環境で生活していれば困らないけれど、別の環境に移るととても困る、というようなことが時々起こるのです。その人に合った環境の中にいれば、発達障害の症状が目立たなくて済むということがあります。逆に、症状が軽い人でも、環境が合わなければ、たちまちうまくいかなくなるということもあります。 症状が軽くて目立たない人の一例が、以前に紹介した5歳の女の子です。「保育園の昼食時にみんなが騒がしいと頭が痛くなる」と困っているのですが、そのことを周りに理解してもらえないのです。 「騒がしくて頭がガンガンして痛い」と訴えてみても、「みんなは平気なんだから、それぐらい我慢できるでしょ」と取り合ってもらえません。 発達障害の人には、様々な感覚が他の人より敏感な人がいます。昼食時に周りが騒がしくて頭が痛くなるというのがどんな感じかというと、黒板をクギでガリガリと引っかいたら、鳥肌が立つような嫌な音がしますよね。あれに近いような感覚があるのです。他の人は平気でも、その子だけは鳥肌が立つような嫌な思いをする。それがずっと続くと、他人から見て発達障害の症状は軽くても、本人はものすごくつらい日々を送ることになる。そのために、うつや情緒不安定になってしまうことがあります。このような状態は二次障害と呼ばれています。 発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。 【Yomiuri Online http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO029712/20170913-OYTAT50024.html】 適切な環境が整うことの大切さ、心身の安定にも繋がりますね。🌠
2017年09月21日
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あらかじめ有給を貰って、今の校長が地域支援講座で講演するというので、予約して午前中に行ってきたんです。とても明るい方で、子ども達や先生方にも人望があり、多くの経験さながら、現場の於かれた実情とその中で変化しつつあることを事細やかに分かりやすく話していました。「特別支援教室って・・なに?」支援学級と特別支援教室の位置の違い、これからの支援の在り方にも触れていました。ADHDに関しては、この動画を紹介し、しょうたくんを受け入れ、理解することの大切さを語っていました。10年後のしょうたくん最後は、なんとRちゃんのことも話題に・・。お父さんの作られた書見台を紹介し、学校の机に嵌めこんで我が子が困らないようにあれこれと頑張っておられること。また、親子で夏休みに通い詰めたラジオ体操ですっかり地域に支えられるようになったこと微笑ましい成長も報告されていましたね。若いお母さんや保育・幼稚園関係の方の多い集まりでしたが、とても有意義で勉強になりましたよ。(*^-^*)
2017年09月21日
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発達障害(6) どの程度困るか見極めを今回は、発達障害のもう一つのタイプであるADHD(注意欠如・多動症)について、主な診断基準を紹介しましょう。 まず、不注意や多動・衝動性の症状が見られること。不注意というのは、うっかりミスが多いこと。多動・衝動性は、落ち着きがなく、思いついたら後先考えずにやってしまうなどです。こうした症状のいくつかが、12歳より前から見られ、様々な場面で生じる。これらがADHDの「特性」です。要するに、そそっかしいということです。 加えて、その症状のせいで「対人、学業、職業の機能を妨げたり質を低下させたりしている明らかな証拠がある」こと。これは前回の自閉スペクトラム症と同じ。「生活に支障を来す」ということです。ADHDの場合も、特性があることに加え、生活に困るということがあって初めて「ADHD」と診断されるのです。 実はADHDの方が診断は難しい。なぜかというと、そそっかしい人なんて大勢いるわけです。先ほどの特性も、誰でも思い当たりますよね。それによって本人や周囲がどの程度困るか、ということなのです。 典型的なADHDの人のイメージを挙げると、漫画の世界ですが、サザエさんの弟・磯野カツオ君がそうです。そそっかしくておっちょこちょい。でも、「カツオ君はADHDだから、病院に行った方がいいよ」なんて誰も言いませんよね。困ってないからです。もし、そそっかしさがもっと目立つようだと、本人も悩むでしょう。 また、磯野家だからカツオ君も困らないのかもしれません。お姉さんもそそっかしいので、カツオ君が特別に目立つわけでもありません。もっと厳格な家庭だったら、カツオ君のそそっかしさを家族が問題視するかもしれません。ADHDの診断には、誰がどのように困っているかを見極め、慎重な判断が必要です。 ◇ 発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。(聞き手・松本航介)【Yomiuri Online http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO029712/20170823-OYTAT50001.html?from=oyartcl_blist】本田先生のお話し、ほぼ先日の講演会の内容に触れているので、バックナンバーで転載しています。🌠
2017年09月20日
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長男、いよいよ明日から一泊の作業所の宿泊行事。初日はまずは、羽田空港の国際線ターミナルへ連れて行ってくれるようで、飛行機には乗れないけど、ターミナル内の見学やお土産購入と、それだけでもウキウキしています。二日目は、農園で野菜の収穫後に既にアップしたピザ作り体験。午後は、TAKAO599MUSEUM に寄って帰路に着くようです。高尾山のふもとに素敵なミュージアム、いい思い出作りをしてきて欲しいです。(*^-^*)
2017年09月20日
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発達障害(5) 「生活に支障」がポイント一つ目は、コミュニケーションや対人関係がうまくいかないという症状があることです。二つ目は、興味が狭く限られていたり、行動をパターン的に繰り返したりという症状があること。いわゆる「こだわり」と言われる症状です。 三つ目は、これらの特徴が乳幼児期から存在すること。これら三つは、自閉スペクトラムの「特性」です。 注目してほしいのは、四つ目の診断基準です。最初の三つの特性があることによって、社会生活に何らかの支障を来しているということが、診断の条件に加えられています。 つまり、自閉スペクトラムの「特性」があることに加え、その人か周りの人が「生活が不便だ」と感じている時に初めて、病気や障害を意味する「症」をつけて、「自閉スペクトラム症」と診断されるわけです。 逆に言うと、対人関係がうまくいかないとか、少し会話がかみ合いにくいとか、ちょっとこだわりが強いというような人は昔から大勢いるわけです。こだわりのラーメン屋さんや、ちょっと偏屈な職人さんなんてそうですよね。 そういう人たちが、みんながみんな困っているとは限りません。ですが、こだわりや偏屈のせいで接客がうまくいかず、会社をクビになるなどということになってくると、これは「生活に支障を来す」わけです。そのような時に、「自閉スペクトラム症」と診断する、ということですね。 このように、発達障害は、症状だけでなく、生活に困るかどうかという点も含めて診断されるようになってきているのです。 ◇ 発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。【Yomiuri Online http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO029712/20170810-OYTAT50000.html?from=oyartcl_blist】先日の本田先生の講演会でも触れていたので、バックナンバーをアップしています。🌠
2017年09月19日
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敬老の日の前に叔母にチョコレートを贈っていたんです。その後、音沙汰なかったので、お見舞いの意味合いも込めて・・。そして、今日、夕方に早速電話が・・。でも、あまり元気そうではなくて、「ごめんね、元気な報告ができなくて・・。」と・・。また、何かの拍子に尻餅を突いた瞬間に、どこかの神経をやられてしまったのか、寝ていれば苦痛はないものが、起き上がろうとするだけで、耐え難い痛みに苛まれていたようです。診察して、MRIを撮った結果が今週中に出るようで、なんとか快方に向かうといいんだけど。とても辛そうな叔母の声に、ただただ、毎日、一粒のチョコでちょっとずつでも元気に・・。と祈るばかりです。(*^-^*)一粒の愛長男から義母へ、電話もさせましたよ。
2017年09月19日
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発達障害(4) 引っかかる悩み理解を もう一人、別の男の子の例を紹介します。とても知能が高く、幼稚園の年少の頃には簡単な足し算引き算ぐらいはできるような子でした。ところが、小学校に入り、算数の授業が始まった初日に、すごく暗い顔をして家に帰ってきたのです。そして、「小学校の算数って難しい」と言ったそうです。お母さんが不思議に思って「何が難しかったの?」と尋ねたら、こう答えました。 「それがね、小学校ではリンゴ3個とミカン2個を足せって言うんだよ」 ふつう、リンゴ3個とミカン2個を合わせていくつ?と問われたら、ほとんどの人は「5個」と答えますが、この子は「リンゴとミカンは足せないでしょ」と考えたのです。 ごもっともですよね。逆に、「なんで足すの?」って話ですよね。よくよく考えてみると、例えば、ビル3棟とチョコレート2個を合わせていくつ?と問われた時に、これを「5個」と考えるのは、発達障害じゃない人でもなかなか抵抗があるわけです。 ビルとチョコを足してはいけないのに、なぜリンゴとミカンは足していいのでしょう? この疑問に、誰もが納得できるように論理的に説明できますか? 難しいですよね。 論理的に考えると、本当はこの男の子の方が合っているのです。ところが、何となくそれで納得してしまう人が大勢いるもんだから、そちらの方が正しいのだとみんなが思ってしまい、「リンゴとミカンぐらい足してもいいでしょ」ということになるわけです。 こんなところで引っかかってしまうのが発達障害の人たちの悩みなんです。こういう気持ちをぜひわかってあげてください。 ◇ 発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。【Yomiuri Online http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO029712/20170726-OYTAT50003.html?from=oyartcl_blist】先日の本田先生の講演会の内容に重なる部分があるので、バックナンバーをアップします。🌠
2017年09月18日
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金曜と土曜は授業公開でした。Rちゃんのご両親も揃って一番乗りで待機されていましたよ。 「おおきなかぶ」を班に分かれて劇発表。Rちゃんはおじいちゃんの役で頑張っていましたね。土曜は、道徳の授業、「ともだちほしいな おおかみくん」の音読に続いて、おおかみくんの気持ちを模索するという内容。相手の気持ちや考えに気づき、誰にでも優しく接しようとする心情を育てるのが狙いです。お友達を取り合ったり、言葉の意味を考えずに発したりする場面も増え、相手の気持ちも考えるようになれば、という担任の思いがあったようです。子どもたち、真剣に取り組んでいましたね。(*^-^*)
2017年09月18日
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発達障害(3)ごっこ遊びつらい子もその子は5歳の女の子でした。お母さんが「この子は発達障害じゃないかしら」と心配して、相談に来られました。女の子が通っていた保育園の先生は、その子に何も問題を感じていなかったそうです。でも、その子から話を聞いてみると、心の中でいろんなことを考えていました。 まず、保育園の昼食時に騒がしいと頭が痛くなってイライラするというのです。昼食の時間にみんなでワイワイと食べるのは楽しいですよね。その子はそれが苦痛だったのです。 それから、友達から「ごっこ遊び」に誘われるのが嫌だと言いました。5歳の女の子がごっこ遊びをするのはごく普通です。ところが、それが嫌なのです。 しかも「5歳の女の子はごっこ遊びをしなきゃいけないから、みんなも嫌だけど我慢してやっている」と言うのです。みんな楽しくてやってるのに、「みんなも我慢してる」と思い込み、一人だけ我慢していたのです。かわいそうですよね。 ほかにも、驚かされるのが嫌。クレヨンのにおいが嫌。誰かが一度触れた物にはさわりたくない。こんなふうに感じながら保育園に通うのはつらいですよね。行きたくなくなってもおかしくない。でも、頑張って通っていたのです。 こういうことを続けていると、いつかばててしまい、行けなくなる。最近、不登校の子どもの中に発達障害の子が多いと言われますが、こんな理由の場合もあるのです。 発達障害の人というのは、ものの考え方や感じ方が少数派の人たちです。多数派向けの社会になじめないことも多いのです。我慢に我慢を重ねた結果、「やっぱりもう無理」と、ばててしまう。そういう子がいることを知ってほしいと思います。 ◇ 発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。(聞き手・松本航介)【Yomiuri Online http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO029712/20170712-OYTAT50011.html?from=oyartcl_blist】先日の本田先生の講演会に触れる部分があるので、バックナンバーをアップします。🌠
2017年09月17日
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末っ子、やっと後期の授業が始まったんです。と言えども、週末にパソコンから履修単位を登録し、週明けから本格的なスタートみたいです。入学早々、ランチルームなどで知り合っていた外国からの留学生、それぞれ滞在期間を終えてまた新たな仲間を迎えていて、すっかり入れ替わっていたとのこと。それでも、短期間集中して仏語圏、ロシア圏の仲間との関わりは、大きな宝になったに違いないです。細く長くもいいけど、期間が決まっているなら、深く内容の込んだ関わりもまた意義のあることですね。長男も元気に週末帰宅しています。N先生、どうやら亡くなったTくんとは、中学以来逢っていなかったようでびっくりされたようです。色々と思うところもあったのか、今週は30分のレッスンを40分に延長して、いつになく内容の濃いレッスンだったようです。想いは色々な形に表れますね。(*^-^*)想い
2017年09月17日
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発達障害(2)見えない異常気づいて一見すると、みんなと同じように振る舞っているのに、みんなが考えていないようなことを考えている子がいます。これが「目に見えない異常」です。例えば授業中。みんなが授業を聞いている。その中で、実は「今日の晩ご飯はなにかな」と、授業とは別のことばかり考えている子がいる。だけど行動として表れないから、見た目には分かりませんよね。 先生の話に興味がないのだけど仕方なく聞いている。本当は聞くのがつらいけど嫌とは言えない。そんな子がいるのです。 先生に言われたことをよく理解できていないのに、周りの子がするのを見て見よう見まねでまねている子もいます。先生から見ると、みんなと同じ行動が取れているので、「あの子、わかってるから大丈夫」と勘違いしてしまいます。 親御さんは、よその子と比べて自分の子が何かをやらないという「何かをやらない異常」を気にします。幼稚園や学校の先生は、他の子がやらないのに何かをやらかしてしまう子、「何かをやる異常」に注意を向けます。 しかし、見逃されて手遅れになりやすいのは、実は、「目に見えない異常」なのです。そういう子はつらさを感じていても黙って我慢してしまうから、後で大変なことになる。ずっと耐えていたけど、ある時期突然耐えられなくなり、学校に行かなくなってしまうということもあります。 不登校や引きこもりの子は、実は小さい頃、何の問題もないと思われていた人が意外と多い。これは、何の問題もないように見えていただけで、心の中では色んなことに耐えていたのかもしれないのです。 ◇ 発達障害では、精神科医で信州大付属病院子どものこころ診療部長の本田秀夫さんに聞きます。(聞き手・松本航介)【Yomiuri Online http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO029712/20170628-OYTAT50007.html?from=oyartcl_blist】先日の本田先生の講演会の内容と重なる内容なので、バックナンバーをアップします。🌠
2017年09月16日
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次男、ここのところ、酔って帰ってくることが多く、それも上機嫌。昨日は、花束まで持ち帰っていて、慌てて花瓶に入れていたんです。夜になって次男の部屋を覗くと、また賞状のようなものがあり、何かと思って開けてみると、「契約満了証明書」。あなたは、〇〇社員として、当社において多大な功績を残し、職務を満了されました。事業推進の中心として日々の貢献・活躍を期待する本職務を満了されたことは、その高い業績と自身の成長を証明するものであります。今後もさらに向上芯を高め活躍されることを願い、同時に○○における感謝を添え、ここに契約の満了を証明いたします。入社した時点で、前もって3年契約とされていた今のポジション。今後の事、あれこれ悩んでいたけど、やはりこの会社が好きとさらに別部門へ突き進んでゆくようです。入社してすぐ転職する仲間も多い中、こうして自分を評価してくれる居場所に何より居心地感を見出したようです。仲間から一言ずつ寄せられた「卒業おめでとう」の小冊子。今後も大きな闘志で期待に応えて欲しいです。おめでとう・・。
2017年09月16日
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発達障害(1)考え方・感じ方少数派の人たち 1学期も半ば。我が子の成長が気になる頃では。「発達障害」について、信州大付属病院子どものこころ診療部部長の本田秀夫さん(53)に聞きます。(聞き手・松本航介)発達障害とは、子どもの頃から行動に特記すべき異常があることを言います。異常は乳幼児期からみられ、成人後も残ります。そして、それが要因となり、何らかの形で生活に支障を来します。 「異常」というと、「正常」の反対のように聞こえますが、私は、「通常」の反対だと思っています。 例えば、左利きの人は人口の10%ほどいます。「通常」ではないという意味では「異常」です。昔は左利きの子は「右で書きなさい」と矯正されましたけど、今ではそういうことはあまりしません。つまり、かつては「正常でない」と思われていた左利きも、最近は「通常でない人たち」というふうに見てもらえるようになっています。 発達障害もそれと同じ。少数派の物の考え方をする人たち、少数派の感じ方をする人たち、そういうふうに考えてあげてください。 では、異常はどんな形で表れるでしょうか。大きく三つのパターンがあります。 まず、「何かをやらない異常」。みんなはやっているけど、その子だけやらないというものです。周りが教科書を開いて勉強しているのに、教科書を見ようともしないような子。「やりたくない」という場合もあれば、「やらなければいけない」と気づいていない場合もあるでしょう。 「何かをやる異常」もあります。みんな着席しているのに一人だけ走り回っている子。やってはいけないとわかっていないのかもしれません。わかっていても、やってしまう子もいるでしょう。 そしてもう一つ。見逃されがちなのが「目に見えない異常」です。◇本田秀夫(ほんだ・ひでお) 精神科医。信州大医学部付属病院子どものこころ診療部部長・診療教授。日本自閉症協会理事。大阪府豊中市出身。著書に「自閉症スペクトラム」など。[Yomiuri Online http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/CO029712/20170614-OYTAT50020.html?from=oyartcl_blist]先日の本田先生の講演会の内容に触れた部分がありますので、バックナンバーをアップします。🌠
2017年09月15日
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三度目の殺人話題の福山雅治、役所広司、斉藤由貴主演の映画。それぞれの立場により、思惑次第で思わぬ展開となってしまう。人間の深層心理に迫る内容は、目に見えない関わりの流れの中で起こり得る様々な状況。嵌ったり、嵌められたりと、理不尽なこともあるんですよね。ニュートラルな立場で関わることの難儀を感じさせられる作品です。(*^-^*)
2017年09月15日
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精神障害者定着 企業の対応急務…法定雇用率 引き上げへ統合失調症やうつ病など精神障害がある人の雇用を後押ししようと、厚生労働省は、来年4月から、障害者の法定雇用率を引き上げる。精神障害者を雇うことに戸惑うケースも目立つが、働きたいというニーズも高いだけに、企業のさらなる取り組みが求められそうだ。 ■手帳所持者が対象 法定雇用率は、法律で義務づけられた障害者の雇用割合で、来年度から、身体・知的障害者だけでなく、精神障害者も加えて算定する方式に変わる。改正障害者雇用促進法の施行に伴うもので、企業の雇用率は現在の2%から2.2%に引き上げられる。対象となるのは、医師の診断などに基づき自治体が発行する障害者手帳の所持者だ。【YomiDr. https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170913-OYTET50005/】企業の雇用率の引き上げにより、働きたいニーズが少しでも満たされるといいですね。🌠
2017年09月14日
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急に真夏に舞い戻ったような30度を超す、暑い太陽が翳る一日。徒歩歩いて20分ほどの公園へ秋探しに探検に行ってきたんです。今回は、2年生と一緒に班を組んで一緒に手を繋いで列を成して頑張って歩いた1年生。Rちゃんも汗だくになって行きに水筒のお茶を全部飲み干してしまい、かなりグロッキーだったけど、いざ公園に着いてグループで虫探しが始まると目をまん丸くして、楽しんでいましたね。バッタや蝶にカメムシなど、30分ほどの班行動であちこちで虫をつかまえていましたよ。普段は、虫を触れない子どもも、この時ぞとばかりに駆け回っていて、たまには広い空間で、思い切り走り回るのもいいな、と感じましたね。(*^-^*)秋が燃える
2017年09月14日
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東京)買い物手伝います! 知的障害の生徒が高齢者支援 都立多摩桜の丘学園(多摩市聖ケ丘1丁目、山本優校長)の知的障害教育部門の生徒が6日、地元のスーパーマーケットで購入した品物を客の自宅まで運ぶ買い物支援の実習を本格的に始めた。重い荷物を運ぶのが大変な高齢者らの手助けと、自立をめざす生徒の職業教育とを兼ねた取り組みだ。 この日実習したのは、高等部1年生の6人。学校から徒歩10分ほどの小型食品スーパー「ビッグ・エー」を訪れた高齢者らに「荷物を運ぶのをお手伝いします」と声をかけた。申し出のあった買い物客の商品を持ち、2人1組で客の自宅まで一緒に歩いた。引率の先生も同行した。 近くの団地の3階に住む古田邦枝さん(77)はコメ5キロに1リットル入りのペットボトル、洗剤、野菜などを運んでもらった。「重たい物を持って階段を上がるのは大変。助かりました。ありがとう」と笑顔を見せた。 実習を終えた若井健太朗さん(15)は「お客さんと一緒に話をしながら運ぶのは楽しい」と話した。 丘陵地にある聖ケ丘地区は坂道が連なり、エレベーターがない団地も多い。住民の高齢化が進み、「買い物弱者」対策が課題になっている。同学園は地元の住民組織や関係機関でつくる「地域福祉推進委員会」などと連携し、6月に試験的に実習を実施。地域住民と生徒双方に利点が見込まれることから、今回の本格実施が決まった。 当面は来年3月まで、毎月第1、第3水曜日の午前10~11時半に実施する。同学園の原田勝副校長は「じっくり着実に進めていきたい。チラシなどで呼びかけて浸透を図り、実施日に買い物へ行ってみようと思っていただけたら」と話す。(武井宏之)【朝日デジタル http://www.asahi.com/articles/ASK964H85K96UTIL01P.html 】地元と連携した本格的な取り組み、これを頼みにお買い物も苦にせずに、逆に楽しみなる関わりが定着するといいのでしょうね。🌠
2017年09月13日
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とうさん まいご五味太郎さんの作品、ほのぼのとした仕掛け絵本に子ども達も大喜びの読み聞かせタイムとなりましたね。(*^-^*)
2017年09月13日
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自閉症児の音楽療法は効果がないのか? この原稿には科学的に確認されていない私の勝手な想像が多く含まれていることをまず断っておく。言語と社会性の発達障害、および繰り返し行動が自閉症スペクトラム(ASD)の主要症状だ。米国疾病予防管理センターからの発達障害早期発見のための乳児期チェックリストには、1)音に反応しない、2)動くものを見つめない、3)笑わない、4)手を口に持っていかない、場合は医師に相談するよう説明している。このリストはASDだけを対象にしているわけではないが、これらの症状から勝手に想像すると、ASD主症状の背景に、乳児に自然に備わった能動的に様々な体験を求めようとする本能の低下があるように思える。例えば乳児期だけに「口唇追いかけ反射」が存在する。これは母親の乳房を求める反射と理解されているが、目がはっきり見えない時期、新しい体験を求めるための反射としても働いていると考えられる。実際私たちの行動が論理的な思考に基づくことは稀で、ほとんどは本能や、欲望、感情に動機付けられている。従って、ASDの子供が能動的に体験を求めようとしないのは、行動の動機になる本能や感情に問題がある可能性がある。事実、ASDの人たちは大人になっても、感情の受容や伝達が苦手なこと、すなわち失感情症を併発することが多いことが報告されている。また機能的MRIを用いた研究から、感情に関わる島皮質の活動が自閉症では低下していることも報告されている。しかし、本当にASDの人たちは感情の理解や表現が低下しているのだろうか?一見失感情症のように見えるASDの人たちが豊かな感情を持っていることが、音楽に対する様々な反応からわかってきた。ASDの人たちの音楽能力が高いこと、あるいは音楽で表現される感情をほぼ正常に理解していることが報告されている。おそらく音楽の最も重要な役割は、感情のコミュニケーションといっていいだろう。とすると、正常以上の音楽的コミュニケーション能力を持つASDの人たちを失感情症と決めつけることは危険だ。逆に音楽を通せば、ASDの子供と深いコミュニケーションをとることができるのではと考えられるようになった。これに基づき、ASDの人たちの社会性を高めるための、様々な音楽療法が開発され、その効果も幾つかの論文で報告されている。しかしこれまでの研究のほとんどは観察研究で、一般的な治療法として確立するためには、より厳しい臨床的検証が必要とされていた。今日紹介するノルウェイを中心とする9カ国の国際チームからの論文は「即興音楽療法」と呼ばれる治療法の一つの効果を調べるための国際治験研究で8月8日号の米国医師会雑誌に掲載された(Bieleninik et al, Effects of improvisational music therapy vs enhanced standard care on symptome severity among children with autism spectrum disorder: The TIME A randomized clinical trial(自閉症スペクトラムの症状改善に対する即興音楽療法の効果:TIME-A無作為臨床治験), JAMA 318:525,2017)この研究では4-7歳のASD児童を対象に、訓練されたセラピストと1対1でその子に合わせ即興で楽器を演奏したり、歌ったり、ダンスしたりするセッションから構成される即興音楽療法を受けさせ、その効果を調べている。治療の性格上プラシーボを用いた2重盲検は難しいが、参加した384人を無作為に3群にわけ、182人は一般的ケアプログラムのみ、91人に週3回の即興音楽治療セッション、91人に週一回の同じセッションを一般ケアプログラムとともに受けさせる無作為化臨床治験で、これまでの観察研究とは大きく違っている。5ヶ月後に効果を調べているが、判定する医師は患者さんがどのグループに属しているかを知らされていない。書くと簡単だが、400人近い患者さんに同じ量と質の治療を行い、それを比べることは大変で、その熱意に頭がさがる。そして同じ治療法を統一して行う力のある音楽セラピストが欧米そして韓国にいるのにも驚く。これだけ大変な治験だったが、「音楽療法の効果は症状改善にほとんどつながらなかった」という残念な結果で終わっている。将来に希望を残すような個別症例の検討も行っているが、混乱するので割愛する。結局、ここで採用された即興音楽療法は一般的治療として認められないという結論になる。音楽療法を一般治療として認めるためには、セラピストの養成など体制整備に投資が必要で、一部の症例に効果があったという報告だけで全面的に採用するのは難しい。その意味で、今日紹介した論文は、ASDに対する音楽療法の導入に待ったをかけたことは間違いない。では音楽療法には未来がないのだろうか?私はそうは思わない。ASDの人たちの音楽への感受性が正常かそれ以上であることを示す研究結果は蓄積している。音楽が感情のコミュニケーションのメディアであることを認めるなら、今後も音楽をASDの人たちとコミュニケーションするためのルートとして追求しない手はない。自閉症の子供たちの音楽能力の科学的研究を推進し、そこから新しいプログラムを考案し、適切な対象を選んで臨床治験で効果を確かめる。時間はかかっても、これを繰り返してほしいと思う。最後に、アメリカでは音楽療法のセラピストが7000人もおり、ヨーロッパでも6000人いる。音楽療法はASDだけでなく、認知症や多くの疾患で効果が期待されている。その意味で、高齢大国になろうとしている我が国でも、音楽セラピストの養成をどうするのか、考える必要があると思う。 [yahoo news https://news.yahoo.co.jp/byline/nishikawashinichi/20170812-00074419/]自閉症のピアニストデレク・パラビチーニ(写真:Shutterstock/アフロ)「口唇追いかけ反射」我が子がどうだったか、考えたこともなかったです。普通に反応はあったように思えます。そして音楽もとても好きだし、今でも求めているものがあります。音楽療法という決まった療式に留まることなく、恐らく音楽には言葉を超えた部分での癒し、安らぎ効果により、心を開く要素が強いのかと思います。ただ、自閉症の改善に繋がるかどうかは、やはり興味の個人差もあるんでしょうね。🌠
2017年09月12日
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無事に担任が戻り、元通りになったクラス。やはりまだ入学して半年でも、担任との絆の深さを改めて感じます。そんな中、統合して10周年記念行事の一環の、航空写真撮りがあったんです。3時間目を利用して、全校生徒が校庭に集まり、校章でもある、🌠 の一文字を作ったんです。ちょうど晴天にも恵まれ、青空の下の🌠いい思い出になりましたね。下敷きになって配布されるとのこと、今から楽しみです。(*^-^*)アルケミスト「あの空」実は、月末に来校されてのコンサート開催の予定です。
2017年09月12日
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「配慮あれば働ける」 労働局 /鳥取民間企業に障害者雇用への理解を深めてもらおうと、4日、鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館で「障がいがある方とともに働くためのセミナー」が開かれた。企業の従業員や支援者ら約100人が参加し、雇用支援の制度や職場での配慮について学んだ。 鳥取労働局などが主催した。同労働局とハローワーク鳥取の担当者が、来年4月に改正する法定雇用率や県内の支援機関・制度を紹介。鳥取障害者職業センターの担当者は、受け入れの際に社員の研修会を開いたり、職場定着のために日ごろから声掛けをしてミスマッチを無くしたりすることが大切だと説明した。 続いて、自閉症スペクトラム障害を抱える山陰発達障害当事者会「スモステの会」の難波寿和代表(35)が、会員の女性(24)と対談形式で自身の就労体験を語った。勤務時間を段階的に増やしたり指示を分かりやすくしたりするなど会社側の合理的配慮が必要とし、「配慮がなければ働けないのではなく、あれば継続的に働ける。戦力として見てもらえることで職場が安心できる場所になる」と訴えた。 このほか、企業でのメンタルヘルスケアについての講演もあった。同様のセミナーは8日に米子市、11日に倉吉市でも開かれる。問い合わせは鳥取労働局職業対策課(0857・29・1708)【毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20170906/ddl/k31/040/525000c 】ちょっとした配慮一つで、働く場所もできる。働くチャンスを是非、模索して欲しいですね。🌠
2017年09月11日
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週末に、本田先生の講演会があり、午後から出向いていたんです。無料で先着順340名のホールも、超満員になり、NHKの朝イチにも登場されていたことで、いかに関心が高いかが分かる内容でした。発達障害(自閉症スペクトラム症)がある人への理解とは~家庭での対応と就労へ向けて今できること~やりたくないことを無理強いさせるのではなく、よりよい育ちの環境を模索しつつ、やがては社会へ順応できる力を養う。就労後に必要な能力とは、自分にできることは意欲的にやるできないことは無理しないという自律スキルと、できないことを相談できる、人として最低限守るべきルールを守るというソーシャルスキルとのこと。協調性を求めると、自閉症者は言いなりになってしまうし、詐欺にも合いやすいので、敢えて求める必要はない。そして、仕事は、「休み休みやれ」という具合に少し気を抜くぐらいの余裕があった方が長続きするようです。自閉症でもウツ、登校拒否になり得るので、やはり日々の関わりに見守りの大切さ、大事ですね。一時間半の講演も、あっという間に終わり、何より東大医学部卒の先生ご自身も、自閉症の傾向があり、不注意・ルーズ・不器用で運動チックと何かと自己擁護することも多いとのこと。やはり十人十色の世の中、みんなそれぞれの居場所を見出しつつ、共生できる世の中を願うばかりですね。(*^-^*)みんなちがってみんないい..
2017年09月11日
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発達障害者の就労サポーター ハローワークに設置 厚労省他人とのコミュニケーションがうまく取れないといった発達障害の人たちの就職を支援するため、厚生労働省は来年度から、ハローワークに専門の相談員を配置して、仕事探しから職場への定着までを一貫して支援していくことになりました。 厚生労働省によりますと就職を希望する発達障害の人は急速に増えていて、昨年度、新たに仕事を探し始めた人は4033人と、10年間でおよそ14倍に増えています。しかし、発達障害の人はコミュニケーションや対人関係を築くのが難しい人が多く、就職先がなかなか決まらなかったり、すぐに離職してしまうケースが相次いでいるということです。このため厚生労働省は仕事探しから職場への定着までを一貫して支援する専門の相談員「発達障害者雇用トータルサポーター」を来年度からハローワークに配置することを決めました。サポーターは、過去に病院や自治体などで発達障害の人たちの生活相談などに応じた経験がある、精神保健福祉士や臨床心理士などの中から選ばれます。相談にやってきた人の障害の特性を把握し、就職活動を行う際にどのような仕事や会社が適しているかアドバイスを送ったり、就職後は仕事上の悩みの相談に応じるだけでなく、企業に対してもどのような配慮が必要か伝えるなどして職場への定着を図っていきます。厚生労働省は来年度、全国13の都道府県で合わせて34人のサポーターを配置する計画です。【NEW NEWS WEB http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170910/k10011133671000.html】全国ベースで更に配置を進めて頂きたいですね。🌠
2017年09月10日
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PARKS近隣の井の頭公園100周年記念に公園を題材した作品。公園の恒例のイベントに掛けて作られた作品のようで、春先に既に上映されていたのを、再度上映のこのチャンス。折角なので、レデイースデーを利用してレイトショーを観に行きましたよ。過去の祖母の時代の関わりを、現代の色々な事柄を繋ぎ合わせて更に素晴らしい絆を築いて行く。公園に関わらず、一つに場所には、色々な思い出にそれに関わる人たちの絆で詰まっているんですよね。音楽が耳から離れなくなりましたね。(*^-^*)
2017年09月10日
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発達障害の相談急増、過去最多7万4000件…人員不足で「対応難しい」発達障害を抱える人やその家族への支援を行う専門機関「発達障害者支援センター」寄せられた相談件数が昨年度、7万4000件を超え、過去最多となったことが厚生労働省のまとめでわかった。障害への理解や支援の不足は、本人の不登校や仕事上のトラブル、親による虐待などにつながりかねないとされるが、相談件数の増加に伴って支援の担い手不足が目立ってきており、各自治体は対策を急いでいる。 疑いがある人も含めると全国に700万人か 厚労省によると、発達障害の人は、その疑いがある人も含めると全国に約700万人いると推定される。小中学生の6・5%程度に発達障害の可能性があるとの調査結果もある。 同省のまとめでは、昨年度に全国に91か所ある同センターに寄せられた相談は計7万4024件で、47か所でスタートした2005年度から4倍以上に増えた。多くは親から寄せられた子に関する相談で、発達障害への認知度の高まりが影響しているとみられる。 各センターでは、障害の検査や生活に関する助言、就労支援、病院など関係機関の紹介、啓発活動などを行っているが、急増する相談に伴い、臨床心理士などの専門家を十分確保できない地域も出ている。 関東地方のあるセンターでは、来所による相談が数か月待ちの状態が続いているほか、電話相談も多く、受話器を取れないことも珍しくないという。センター長は「病院などと連携して対応できれば効果的だが、連携先が少なく、センターで抱え込まざるを得ない。人員も不十分で、迅速で丁寧な対応が難しくなっている」と吐露する。 四国のあるセンター幹部も、「相談件数は右肩上がりだが、職員の人数は増えず、負担が大きくなっている」といい、啓発活動や就労支援まで手が回らないのが実情だという。 褒めることで自信、前向きな生活促すセンターを中心とする対応が「ニーズ」に十分応えられなくなっている中で、自治体が新たな支援策に乗り出すケースも増えている。 その一つが「ペアレント・プログラム」と呼ばれる取り組みだ。専門知識がない市町村などの職員でも、専門家の研修を受けることで助言などを担当できるのが特徴。子どもの障害などに悩む親らに、自分や子どもの「できる」ことに着目し、これを褒めることで前向きに生活できるよう促す。 同省も、都道府県や市区町村に補助金を出して後押ししており、毎年250~300の自治体が利用している。昨年度から導入した千葉県柏市では、研修を受けた児童センター職員が助言役となる会合が毎月数回のペースで開かれており、3歳と1歳の娘の育児に悩んで今年4~7月に参加した母親(36)は「褒めると子どもが自信を持って動いてくれることがわかり、心に余裕ができました」と語る。 このほか、発達障害の子どもを育てた経験者が、同じ悩みを抱える子育て家庭に助言をする「ペアレントメンター」を育成する取り組みも広がっている。昨年度は全国で計41の都道府県や政令市が導入し、事業が始まった10年度と比べて約2倍になった。 発達障害者の支援に詳しい杉山登志郎・福井大客員教授(児童青年精神医学)は、「発達障害への支援の必要性は年々高まっているが、拠点となるべき支援センターの態勢は 脆弱(ぜいじゃく) だ」と指摘。「国や自治体は、地域の実情に合わせてセンターの態勢強化を進めるとともに、支援の裾野を広げる取り組みにも力を入れる必要がある」と話している。 【発達障害】 対人関係を築くのが不得意な「自閉症スペクトラム障害」や、衝動的に行動しがちな「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」、読み書きや計算が苦手な「学習障害(LD)」などがある。生まれつきの脳機能障害が原因とされ、低年齢から発症する。 【YomiDr. https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170908-OYTET50015/】現場の状況は日々変化していて、その都度、きめ細かい支援が求められてきていますね。🌠
2017年09月09日
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7月に次男の会社のイベントに訪れていたお台場。今度は、友人が上京していたので、ビッグサイト近くのレストランで夕食。普段、展示会などで賑わう場所だけど、やはり夜は閑散としています。「チムニー」というお店で、安価で結構満腹になりましたよ。帰りに叔母に貰っていたスカーフを忘れてしまい、今日になってお店に電話したら着払いで送ってくれるとのこと。心ほっこりでしたね。外は既に、鈴虫の音の大合唱。蝉もすっかり姿を消しましたね。そして、今夜は、なんともきれいなお月さま。秋の名月ですね。(*^-^*)チム・チム・チェリー
2017年09月09日
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米で飼い主が犬のワクチン接種を拒否〜専門家は「誤った認識によるもの」と警告NYブルックリンの地元紙が報じた「ワクチン接種を拒否するペットの飼い主が増加」というニュースが、米国で注目を集めています。”自閉症の原因はワクチン接種だ”という虚報が影響を与えているとして、懸念されているようなのです。”自閉症の原因はワクチン説” 予防できる病気は予防してあげたいもの image by Oliver Ruhm / Flickr ワクチン拒否問題を報じたのは、NY州ブルックリンの地元紙Brooklyn Paper。ブルックリンの一部の飼い主に、飼い犬へのワクチン接種を拒否する動きが見られることを報じています。記事には、「ペット用ワクチンへの懸念は、最近盛り上がっている”子供の自閉症の原因はワクチン説”に影響されている」とする獣医師の見解が寄せられています。 ”自閉症の原因はワクチン説”は、1998年にイギリスの研究グループが行なった研究報告と、これを受けて唱えた「MMR(麻疹,おたふくかぜ,風疹の混合ワクチン)が自閉症の原因である」仮説が元になっています。その後の研究の蓄積により、MMRが原因となる根拠は薄いのではないかという意見が大勢となっている(専門家や団体からは科学的根拠がないとする公式発表は多数ある)ものの、現在も論争はおさまっていません[1]。 こうした中、「ワクチン接種が自閉症の原因だ」という持論を持つ大統領が誕生したことが、米国での”ワクチン原因説”に勢いを与えました。トランプ大統領はTwitterやテレビのインタビューなどで、自閉症とワクチン(大量接種)に関連性があるという持説を公にしています。 Brooklyn Paperは、”ワクチン原因説”の盛り上がりが飼い主の注射の副作用への懸念と疑念を後押し、拒否の流れができたのではないかと分析しています。 ”科学的根拠なし”が大勢 お友達と一緒に遊ぶためには、ワクチン接種が必要です image by Jay Melnick / Flickr 近年の”ワクチン反対運動”についてNewsweekは、「接種が自閉症を引き起こす科学的根拠はない。ワクチン接種の危険性を警告し、接種の不振を引き起こした1998年の研究は、掲載誌(英国の医学雑誌The Lancet)から取り下げられ、後には詐欺的な研究であることが判明した」と報じています。 Timeでは、ワクチン接種を拒否するペットの所有者が潜在的に広範囲に害を及ぼすとしています。「ワクチン接種を受けていない子供は、麻疹、流行性耳下腺炎、百日咳、咳、ポリオなどの予防可能な病気に罹患するだけでなく、その病気の潜在的キャリアとしての役割も果たす。ワクチン接種ができない人(乳幼児、非常に老いた人、免疫システムが損なわれた人を含む)は集団免疫(herd immunity)により病気から守られるべきだが、このためには95%という高いワクチン接種率が必要だ」 犬のワクチンも、イヌパルボウイルス、ジステンパー、イヌ肝炎、および狂犬病予防可能な病気を防ぐことに繋がります。犬が罹患し媒介する病気の中には、人間にも広がる懸念がある感染細菌性疾患も含まれています。 接種拒否は犬の健康を脅かす 犬はいろんなところから病気を拾ってくる image by Natures Paparazzi / Flickr 仮に、人間のワクチン接種に対して自閉症の原因であるとわかった場合には、動物へのワクチン接種もやめるべきなのでしょうか? そもそも「犬に自閉症という診断を下す」ことが(少なくとも現時点では)難しいということがあります。獣医師のLiff博士はBrooklyn Paperに「私たちは犬で自閉症を診断したことはありません。誰かが(自閉症だと診断)できるとも思わない」と答えています。これを根拠に拒否をするというのは、論拠に乏しいと言わざるを得ないようです。 ワクチンの頻度や必要性、副作用については、わかっていないことが多く不安に思う飼い主さんも少なくはありません。しかし、いきなり”接種拒否”に振れてしまうことは、愛犬や周囲の健康を損なう可能性を高めますし、時には命を奪うことにも繋がりかねません。デューク大学のHare博士はTimeのインタビューに「ワクチン接種を受けていない犬の病気は、コミュニティにとって壊滅的な打撃を与えることがある。犬や周囲の人を愛しているのであれば、ワクチンを接種すべき」と答えています。 ◼︎以下の資料を参考に執筆しました。[1] MMRワクチンの中止は自閉症の発生率に影響を及ぼさず −横浜市港北区の全人口調査による− 【newsglobe. https://news.biglobe.ne.jp/animal/0809/woof_170809_2091454216.html】これは、犬が自閉症になることを懸念している風潮があるのでしょうか?やはり動物を飼う以上は最低限の約束事を守らないとですね。🌠
2017年09月08日
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パトカーのピーすけ保護者の読み聞かせ本の2冊目です。とても可愛いらしい内容に挿絵、子ども達もすっかり魅せられていましたね。そして、昨夜は、お友達と夕食。ほぼ、半年ぶりで積もる話に注文した水炊きもおいしくて、ほっこりした秋の夕べでしたよ。コラーゲンたっぷりの水炊きの湯気が、ちょうど顔にゆだってきて、お肌にもありがたい夕食でしたね。(*^-^*)4年目の秋
2017年09月08日
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熱中症、知的障害者にどう配慮 危険察知が苦手な人も 夏の部活動中に熱中症になる運動部員が相次ぐ中、今年8月、知的障害で特別支援学校に通う男子生徒が部活中に、熱中症で意識不明の重体になった。知的障害者は教員の指導に疑問を持ったり、自分の意見を言ったりするのが難しいこともある。どんな配慮が必要なのか。 東京都教育委員会によると、8月23日午後4時ごろ、杉並区にある都立永福学園高等部1年で、バスケットボール部の男子生徒が校舎の外周(約450メートル)を約20周走った後、脱水症状で倒れた。同区の気温は32度だったという。 男子生徒は21日の練習で外周を走った際、顧問の教員が指示した1分25秒以内を43秒超えた。罰として43周のランニングを科されたが、21周で体調が悪くなって練習を終えた。23日に「残りを走る」と申告し、顧問が承諾。別の教員が伴走したが、他の部活指導のため、残り数周で伴走から離れた後、倒れたという。 永福学園高等部は軽い知的障害を持つ生徒らが通う。男子生徒が学ぶ就業技術科は卒業後の就労を目指し、実践的な学習をする。部活動も盛んで、朝日滋也校長は「バスケットボール部は特別支援学校の大会で優勝経験もある。一般の高校との練習試合もしてきた」と話す。特別支援学校の勤務経験のある教員は「いずれ仕事をすることを考えると、部活動は、すぐ諦めがちな子に忍耐力をつける良い機会であることは間違いない」とし、ある程度の厳しいトレーニングは有用だとみる。 だが、男子生徒の場合、熱中症を起こすかもしれない状況で、長時間のランニングを「罰」として科されていた。大阪・桜宮高バスケットボール部主将が顧問の暴力などを理由に自殺した事件を機に2013年、文部科学省が出したガイドラインで「許されない指導」として示された具体例に近いもので、健常者でも、障害者でも認められない。都教委は8月25日の記者会見で、体罰にあたると認め、朝日校長は「障害のある子どもでも高いハードルを乗り越える目的でやってきたが、天候も考えずに重大なことを起こした」と謝罪した。 13年8月、大阪府東大阪市の障害者専門の水泳教室で、熱中症で亡くなった同市の国本考太さん(当時24)の母洋子さんは今回の事故を「我が子の再現」と語る。 知的障害と発達障害のある考太さんは給食会社で働き、ジャパンパラリンピックに7回出場経験のある選手だった。当日、水温32・7度、室温36・0度という状況で、100メートルのインターバル練習を指示され、17~18本泳いだところで異常な行動が出たため引き上げられたが、病院で死亡した。 洋子さんは「『信頼関係がある』とコーチにすべて従っていた。言葉の意味も、わかったような顔もするし、うなずくが、実際には全部をわかっていないということがよくあった。感覚が異なる人たちの理解の仕方を、個々の実態に合わせて理解し、無理のない練習をすべきではないか」と語る。 日本福祉大の藤田紀昭教授(障害者スポーツ論)は「知的障害者は先の見通しも付きにくく、危険察知が苦手な人が多い。体力をつけてあげたいという先生の思いが行きすぎにならないよう、細心の慎重さが必要だ」と話す。(編集委員・中小路徹、伊藤あずさ)【朝日デジタル http://www.asahi.com/articles/ASK8Z6J0GK8ZUTQP028.html】 親でも、健康維持には、日々、細心の注意を払っていても実際の本人の体調を把握するのは難しいものです。そして、自分の不調を訴えられない子ども達だからこそ、より高いハードルに挑ませるなら、やはりそれこそ付きっ切りでの見守りを、と願わずにはいられませんね。🌠
2017年09月07日
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なつのよる昼間は目に見える昆虫たちの姿夜はどうしているんだろう?そんな疑問に応えてくれる絵本です。最近は、夜の動物園も観れたりするので、こういう絵本も、また興味津々な子ども達です。(*^-^*)夏の夜 🌉
2017年09月07日
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障害ある女性の35年追う 相模原殺傷に憤り映画完成知的障害がある女性とその家族の日常風景を描いたドキュメンタリー映画「やさしくなあに~奈緒ちゃんと家族の35年~」を、伊勢真一監督(68)が完成させた。主人公はめいの西村奈緒さん(44)。「生きていく姿を見せることで、意味のない命なんてないと伝えたい」。そんな気持ちを強くさせたのは、昨年7月に起きた相模原市の障害者施設殺傷事件だった。 家族で出かける初詣、母と料理をつくる姿、作業所の友人との交流――。奈緒さんが8歳の頃から追い続けている。タイトルは、言い争う様子を見ると奈緒さんが口にする「『やさしくなあに』って言わなくちゃ」という言葉から取った。 相模原の事件があったのは、千時間を超える映像を整理し始めた頃。殺人罪などに問われている植松聖被告(27)が「障害者なんていらない」と供述したと報じられると、ネットでは一部で賛同の声が上がった。「社会には弱い立場の存在を排除する意識がある」と憤りを感じた。 映像では、奈緒さんが家族と共に喜びを分かち合い、作業所やグループホームで多くの人に影響を与えていた。「言葉で言い返しても伝わらない。生きる姿を見せよう」と作業に熱がこもった。 植松被告の言葉には聞き覚えがあった。2002年、大阪市阿倍野区で、障害がある寝たきりの男性を追った自身のドキュメンタリー映画を上映した際、観客から「障害者はいない方がいい」との発言が出た。 だが、別の女性が「違う」と反論すると、会場から拍手が湧いた。「植松被告の言葉をそれぞれの人がどう押し戻すかが大切。映画を見て、弱さが持つ力に気付いてくれるとうれしい」と伊勢監督。 今月は秋田県美郷町と岩手県花巻市で開催される映画祭で、11月には東京や大阪などで上映される。詳細は「いせフィルム」のホームページで。自主上映の主催者も募集している。https://www.isefilm.com/問い合わせは(電)03・3406・9455まで。〔共同〕[日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H0N_V00C17A9CR0000/]一つの発信の大きさ、こういう作品には力がありますね。🌠
2017年09月06日
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担任がいない3日間の1日目、あれこれと不安が過る子どもたちもいれば、難なく、いつも通りに過ごせたり、はたまた、ちょっと羽目を外す子も・・。性格が表れますね。そんな中、自由研究の展示がなされ、保護者が今日から招かれています。子ども達も自慢気にお母さんや兄弟に自分の展示を見せていて、なんとも微笑ましい光景です。今朝は、保護者による読み聞かせがあったんです。ちょっと試し読み挿絵がとてもきれいです。
2017年09月06日
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