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自閉症スペクトラム障害(ASD)の子供に多い偏食を改善しようと、
大阪府立大のグループが、
独自に考案したプログラムの出前講座を来年度から始める。
ASDの子供はこだわりの強さや
感覚の過敏さなどから受け付けない食べ物があるが、
食材を分けたり切り方を工夫したりすることで改善がみられるという。
グループは
「偏食に悩む親や子供の手助けになれば」
と話している。
考案したのは大学院総合リハビリテーション学研究科の
立山清美講師(53)=作業療法学=と博士後期課程3年の宮嶋愛弓さん(36)。
ASDは自閉症やアスペルガー障害などの総称で、
7年前から偏食について調べ始めた。
3~18歳のASD児の親130人を調査したところ、
約8割に偏食があり、
特に幼児は約9割と割合が高かった。
偏食がある子の保護者の8割以上が「対応に困っている」と回答した。
さらに、好き嫌いの要因を
「飲み込みやすさ」などの口腔(こうくう)面
▽臭いや温度などの感覚面
▽こだわりや慣れなどの認知面--の3分野57項目に分類。
口の中で味が混ざるのを嫌がったり、
特定のメーカーの包装容器を好んだりするなどの傾向が分かった。
立山さんらは結果を基に、一口ずつ終わらせて味が混ざらないようにする
▽形や大きさを一口サイズに統一する--などの対応策を50項目にまとめた。
具体的には、サンドイッチが苦手な子にはパンと具を別々にしたり、
肉をミートボールにして小さくして提供したりする。
府内3カ所の療育施設で試行してみると、
食べられる食品数が増えるなどの効果があった。
立山さんは
「偏食には理由があり、子供の立場で環境を調節するアプローチを考えた。
少しずつ食べられる食品を広げてほしい」
と話している。
出前講座は計2回(各1時間程度)。
偏食の要因や対策を学び、親同士が家庭での対応を話し合い、
必要に応じて個別面談もする。
実施方法や費用は応相談。
問い合わせは大阪府立大広報課(072・254・9103)。
http://mainichi.jp/articles/20170120/ddn/012/040/025000c#csidxa0ee379dfaeb465990400de06f3dd2a

実に切実な悩みでもある自閉症児の偏食が、
🌠