13~17








結局、一睡も出来なかった。


何でだろう?


とっくにわりきっていたはずなのに



『ダメダメ!』

思いっきり寝不足の顔を叩く。

ベッドを抜け出し、バスルームに向かう。

部屋にある大きな鏡が腫れぼったい目をした私を映す。







結婚式当日はこうして始まった。


今日はどんなに寝不足でも親友には最高の笑顔を向ける

それが出来ないようでは一番の友達と自負する私は失格だ。



『わたしは滋ちゃんよ!』

バスルームに響き渡る大きな声で気合を入れてみる。







神様がくれた恋13 (滋バージョン編)





式場には桜子と一緒に行った。

車の後部座席に並び、お互いの服のチェックだ。


『滋さん、どうですか?いいですかね?』


桜子が自分のシフォン素材のドレスの丈をやけに気にしている。


『いいよ、似合っているよ。そのくらいの丈のほうが重くなくていいよ。』


『そうですか、やっぱり、これにして良かった。

だって、先輩のブーケを取るのにロングだと裾を踏んづけちゃうと

いけませんからね。』

桜子が、してやったりな顔で私を見た。



えっ、何?

桜子ったら、そのために今日の服装を考えてきたんだ…

失敗した?

いや、そんなことはない…

よく見ると、桜子はかなり、高いヒールの靴を履いている。



『残念でした。ブーケを取るのはこの滋ちゃんだよ。見て、このヒール!

5センチしかないのよ。桜子、その靴じゃ、取る前につまづくよ。』

先手を取られたお返しに、裾をめくってヒールを見せる。




なにやってんだろ…私。

馬鹿だな。

車の窓ガラスに映る自分の横顔が醜く歪んで見えた…



そんな思いを打ち消し、

式場に着くまで桜子と髪型や身に付けているアクセサリー、バッグ等

上から下まで全ていちいち、品評会さながら自慢しあう。



おかげで、何も考えずに式場に着けた。

顔も普通に戻っていた。






『つくし、本当にきれいだよ…』



控室に、式が始まるまでずっといた。

ここから、どこにも行きたくなかったんだ。

つくしがどこかに行ってしまうんじゃないかって

心配になって、ずっと、一緒にいたんだよ。

司の元にちゃんと送り届けるまでは一緒だよ。



なんか、花嫁の父親状態だった…

なんでかな?



眠れなかった事といい、この複雑な胸の内は…


それは今日という日が終われば、私が前に進めるから


やっぱり、そうだったんだ。

でも気がつかない振りをしていたんだ。


私は完璧に司に振られてんのに諦めが悪いから

だから、わかってたのにその気持ち振り払っていた。


幸せになって欲しいのは事実だよ。

誰よりも…




でも…ね、司が好きだったのも事実。

人間って矛盾してるよ。


時々、ふと、悪い考えがよぎって必死にそれを打ち消したの

そのたびに苦しいかったんだよ。

やっぱり、気づかない振りなんて難しいな。



でも、今日が終わったら、もう大丈夫。

きっと、新しい恋が出来そうな気がする

今度は最強のライバルが現れないようにしなっくちゃあ!


『滋さんはがんばっちゃうよ!』






控え室のつくしはいつにも増して涙腺が壊れていた。

何か声をかけるたびにお礼を言い、頭を下げ、また、泣くのくり返し。

篭め付きバッタだった。



『つくし、嬉しいのはわかるけど、ホント、泣き過ぎだよ。

今日、こんなに泣くと写真撮れないよ。どれも泣き顔になっちゃうよ』


『ほんと、先輩、いままで、気丈に頑張ってきたのはわかりますけど

そろそろ、落ち着かないと、せっかく、化けたのが、台無しですよ。』

花嫁2

桜くらくら様より






ドアを叩く音がする。


『はい、どうぞ』


桜子がドアに近づき、ノブを回す。


『あっ、優紀さん、入って、入って』


優紀が遠慮がちに部屋に入る。


『あっ、つくし、すごく、きれい…』

と言った後、しばらく沈黙が続き、



『でも、鼻水、ひどいよ…』

急いで、バッグから、ハンカチを取り出す。


『あっ、いいよ。そんなんじゃ効かないから。

さっきから、何度もティッシュを手渡してんのよ。

もう、箱ごと、持たせとかないと間に合わないよ。

お化粧、ぐちゃぐちゃ!』




つくしは何を思い、泣いているの?

ずっと、自分の事より、人の事ばかり気にしてきたね。

司との事もそうだった。

いろいろ考えすぎて訳のわからない行動を起こして

みんなをびっくりさせたね。



あの時もそうだった。


類君が2人のことを面白い表現を使ったあの日。



『神様のくれた恋』


この言葉に笑った人もいたけど、わたしはぴったりだと思ったよ。

みんなで久しぶりに集まった日

食事した後に聞いた衝撃の告白。


『プロポーズを断ったって…』



一瞬、私はつくしをぶっ叩いてやりたい心境になったよ。

私が、望んで待ったって一生かなう事のない夢のまた夢

それを無下に断ろうとしたつくし

もちろん、本心じゃないのはわかるよ。

でも、それでもわたしはそんな衝動にかられたよ、あの時。



『ごめんね、つくし。私がこんなことを思っていたなんて

硬いコンクリートで封印したから…つくしにも誰にも言わないからね。』







神様のくれた恋14    


「はい、もう、終わり!今から、作戦会議を始めます。

題して、『プロポーズの返事はYESのまちがいでした。』作戦よ。

どう、気に入った?」


私はみんなに計画発表をして見せた。


司とつくしのいきさつを聞いている間に突然、ひらめいたんだ。

仲直りさせるいい方法を!

『これは意外と上手くいくかも。』と思う。


みんなそれぞれ、ブーイングもあったけど、

とりあえず、賛成して協力を約束くれた。



その時に類君が言ったんだ。


「牧野の意見も聞かないと。それでいいの?

いいなら、協力するよ。

2人の恋は『神様のくれた恋』なんだから

なんとかしてあげないとね。」



『神様のくれた恋…ってなに?』


それって、つくしと類君だけが知ってるような暗号?


思わず、意味を聞いてしまった。


「『神様のくれた恋』?ってなによ。類君、おもしろいこと言うんだね。」

類君が説明してくれた。


なんかわかったようなわかんないような…

でも、類君に説明されるとなんだかわかった気がする。

これって、類マジック?

なんか、ニコッと微笑まれるつい、うなづいてしまう。



西門さん一人が、知らん振りして、私達の輪に入って来ない。

まぁ、彼にはとってはつくしや司の騒動が馬鹿馬鹿しくて

やってられないんだろうな。


恋の新興宗教におかされた連中どもめ・・・

なんて、私達に毒づいてる。



そういうわけじゃないよ。

単純に2人を助けたいだけ。



だって...

そうでもしないと、あの2人、

恋の駆け引きなんてどうせできないんだし、

前に進めそうもないもの。



「で、牧野、どうするんだ?」

西門さんが意地悪く、つくしに質問する。


なによ、西門さん、そんな事、つくしに聞いて

答えられないに決まっているじゃない。


西門さんは百戦錬磨で色んな恋愛を体験してきたかもしれないけど

残念ながら、あの2人には西門さんの方程式は当てはまらないよ。


今回ばかりは恋愛経験ほとんどゼロのこの滋さんの単純だけど大胆な

突然ひらめいた思いつきの方が絶対上手くいくよ…


何故かわからないけど、そんな予感がする


その後に作戦会議でも西門さんは完全に話を聞いていなかった。



でも、西門さんには西門さんしかできないことを

やってもらわないといけない。

ここはほとんど脅しだ。


私は乗り気でない西門さんに言った。

「もう、時間がないのよ。鬼のいぬ間の何とかって奴よ。

司が帰ってくるまでの48時間の間になんとかしないと!」

これで西門さんも動かざるを得なくなった。



『じゃあ、お願いよ。抜かりなく、やってよ。』

桜子とつくしの3人でF3をお店の外まで見送る。


さぁ、これから、忙しくなる…


「なんか、ワクワクしてきません?」

桜子が言う。


「そうだね。でも絶対失敗は出来ないよ。

そこんところ、つくし、わかってるよね。」


落ち込んでいるつくしにグサリともう一度、釘を刺す。

ますます、しぼんでいく、つくし。


「先輩、消えそうですよ。空気、入れなくっちゃ!」

桜子がつくしを引っ張るようにもう一度、店内に連れて行く。

その後を私も追った。


つくしにパンパンになるまでやる気の空気入れるために…





〈注釈〉 

滋ちゃんは西門さんのことをニッシーと呼んでいましたね。

でも、その呼び方、あまり、私自身が好きではないので

ここでは勝手に変えています。

違和感のある方はごめんなさい。






神様のくれた恋15






『もしもし、あっ、私、滋ちゃんだよ。もう、予約してくれた?』


『お前、朝からテンション高いな。バッチリ!いいとこ押さえられた。』


『あとの準備もOK?大丈夫そう?』


『あぁ、上手くいきそうだ。もう、プロに頼んであるから…』


『えっ、プロって?』


『うちのおふくろの知り合い!そっちのプロだから,頼んだんだ。

おふくろの悪趣味とは違って上品でシックだから、心配いらないよ。』


『いや、私は別にお母さんの趣味でもいいんだけど…』


『やめてくれ、俺が嫌だ!!絶対に嫌だ!』



むきになる美作さんが笑える。

相当、ストレスたまっているみたい…


『OK!じゃあ、この後も色々、頼んでいるの、さっさとお願いよ。』


『あぁ、わかっているよ。人使いホント荒いな!

大河原、肝心のおまえの方はどうなんだ?』


『そりゃ、もう、抜かりないって!つくしにも空気入れたし。』


『牧野に空気…ってなんだ?意味がわからん?』


『わかんなくていいのよ!じゃあ、後のこと頼んだわよ。』


『任せとけ、じゃあな!』




よし、準備は順調に行っている。

朝、食事が終わってから、これで3件目の電話だ。



司は予定では明日、帰ってくるはずだ。

これは会社に電話をかけて無理やり、確認してもらった。


もう、ひとがんばりだ。


イスから立ち上がり、

『はりきっちゃうよ、滋ちゃんは!』

と自分自身を奮い立たせた。



『すぐ出かけるから、車、玄関に回して。』









『ちょっと、つくし、あんた、やる気あんの?』

『ホント、先輩、これ位のセリフ、覚えられなくてどうするんです!』


滋と桜子の2人から責められているつくし。


『そ、そんなこと言ったって、あたし、役者じゃないし…

第一、こんな思ってもないセリフ、あいつの前で言えだなんて無理よ!』


『無理でも言わなきゃ、覆らないわよ。覆水をお盆に戻すためよ。

我慢してよね!って、つくし、あんたのためでしょ?』


『ホント、先輩、悪いんですけど、これ、私が昨日、

寝ずに考えたセリフですよ。夜更かしは美容に一番悪いのに、

無理したんですから。わかります?先輩のためにね!』



桜子から、『美容』と言う言葉が出たときは要注意だ。

詰め寄られ、行き場を失う、つくし。

ちょっと、かわいそうだけど、この位の脅しはしとかないとね。


『で、道明寺さんはやっぱり、明日、帰るんですか?』


『うん、これは間違いないよ。だから、決戦はその翌日よ。

時差調整があるから、次の日は仕事入れてないみたいだよ。

この日を逃すとまた、いつ、機会が来るかわからないからね。』


『じゃ、何が何でも成功させないと!先輩、聞いてます?』


青い顔をしてるつくしに桜子が確認している。


つくしはここ、桜子の家で私と桜子からずっと、当日の行動の

予習をさせられていた…


つくしは嘘が苦手だ。


だから、桜子の作った脚本を口にするたびに頬の筋肉が

ヒクヒクと動き、実にぎこちないのがわかる。


でも、嘘でも何でも、ヒクヒクしたって、

その日はピカイチの役者になってもらわないと…


つくし、私が困るんだよ。






神様のくれた恋16



つくし


本当に不器用なつくし


この調子だと時間がいくらあってもいい役者にはなれそうにないよ。



だんだん、焦ってきてしまった。


棒読み、顔の引きつり、しかも、顔色最悪…


桜子も怒り爆発寸前。


代われるもんなら代わって、そのままわたしが

司と結婚してあげてもいいけど…



でも、そんな訳にはいかないよね。


納まる人が納まるところに納まらないと

どこかで弊害が出てくるんだよ。



『ブレイクアウトします。先輩、とりあえず、休憩!』


桜子がつくしに諦め顔で宣言する。



『ごめん、桜子、滋さん、迷惑かけて…』


つくしが力なく、頭を下げる。


『謝んなくていいから、下手でもいいから、それだけでも覚えて帰ってよ。』

なぐさめるつもりで言ったつもりだったが、

つくしはますます、落ち込んでしまった。


ヤバイ!て…


『ほらほら、つくし、落ち込まないで!

今、桜子が美味しい紅茶を運んで来てくれるから。

落ち着いたら、また、頑張ろう!ね。』


と、必死に励ましてみる。



『あたし、ほんと、バカだよね。こんなになるなんて…

あいつのことバカ呼ばわりしてきたけど、バカはあたしの方だったね。』


つくしが桜子の家の美しく刈り込まれた植栽に囲まれた庭に目を遣り、

洩らすように小さく呟いた。


『バカじゃないよ。つくしはストレートな言葉に弱いだけだよ。

本当はもちろん、YESって答えたかったんでしょう?』


つくしは思い出したように少し、顔を赤らめて


『うん…そう言えれば、全て上手くいったのにね。

みんなにも迷惑かけずに済んだのに…』とうつむきがちに言う。


『大丈夫よ。誰も迷惑なんて思ってないよ。私なんて、こんな

ワクワクするようなことがなかったから、もう、ノリノリなんだから!』


つくしの顔を覗き込むようにして言う。


『ほら、つくし、見て!きれいなバラが咲いているよ。

つくしもあんなきれいなバラのブーケを持つんだよ。

もう、遠くない未来だよ。その未来のために頑張って!』



『ホント、きれいだね。』


つくしもその美しさに気づいたようだ。


余裕出てきたかな?



庭の主のように咲き誇るバラが得意げにこっちを向いている。


つくしは一度やる気を起こしたら、とことんまでやる子だ。


ほら、段々その気になってきたでしょう?


バラの花を見て和んだのか、少し、笑顔を取り戻したみたい。


『良かった。』と素直に喜ぶ。




ドアが開き、紅茶のいい香りが漂ってきた。

それに美味しそうな桜子お手製のピーチパイがトレイに乗っていた。


『いい香り!桜子、今日の紅茶は何?』


『今日は特別です。ファーストフラッシュの茶葉が手にはいりましたから。

ウバ茶ですよ。まぁ、先輩にはリプトンのティーバッグと

どこが違うかわからないでしょうけどね。』

と、得意げに桜子が言う。


『十分に美味しいわよ。ティーバッグも!味がわからなくて悪かったわ』

とつくしが桜子に噛み付いた。


『あら、あら、先輩、どうしたんです。元気になっちゃって!』

桜子がつくしの復活を喜んでいる。


『やっぱり、結婚したいみたいよ。俄然、やる気が出てきたみたい。

さぁ、もう、ひと頑張り!冷めないうちに早くいただいちゃおうよ!』



桜子の入れてくれた紅茶にはカップの渕にゴールデンリングが

くっきり浮かび、揺ら揺らと小さく波打っていた。


それはまるで私の心を映しているようで、少し、悲しかった。








神様のくれた恋 17





『ちょっと、なによー!』


『どういうこと!説明してよ!』


『ばっかじゃないの!いや、ばかだよ。』


『こんなのあり?ありえないよ!』


いたるところから起きるブーイングの嵐



気合、入れまくりの花嫁のブーケ取りは

思わぬ、伏兵により叶わなかった・・・



つくしが投げたブーケをめがけて、一騒動があって

その騒ぎが静まり返った時に見たのは

信じられない、いや、信じたくない光景だった。



その場にいたみんなが固まっていた。



つくしの手から離れたブーケは飛距離を伸ばし、

取る気持ちのない人のところへ飛んでいってしまった。





桜子も憮然としていた。



『もう、悔しいから、今夜は飲んじゃう!』

なんて、二次会に行って暴れていたら、F3はどこかへ消えていた。


『なによ、あいつら、逃亡するなんて、卑怯よ。

全く、私達美人を置き去りにして帰るなんてどうかしているよ』


『ほんと、やってられないわ!

先輩だって、この私に取って欲しかったはずだわ。』


『なによ、それ!あんたじゃなくて、私でしょう!』



怒りが収まりきれない私達はその日、ずい分暴れて

翌日、目がさめたら、女3人で自分の部屋の絨緞の上にころがっていた。



遅い朝食を取った後、コーヒーを飲みながら、思った。



『良かった。これで、良かった。わたし、前進するよ。』




優紀さんが、言った。


『つくしが少し前に言っていたんですけど、とてもお世話になったって。

みんなに感謝しているって。色々、手を打ってくれたんでしょう?』



『あぁ、あれね。全然、お世話どころが、楽しくて楽しくて!

あんな大芝居打ったの、初めてだったけど、とりあえず、

上手く納まったから、いいんじゃない?ハラハラはあったけどね。』



『ハラハラなんてもんじゃ、なかったですよ。先輩、大根役者だし。

上手くいったのは奇跡みたいなもんですよ。

花沢さんなってやってる最中、我慢できなくなって吹き出すんですから。』


『本当は優紀さんにも手伝ってもらいたかったんだけどね。

つくしが優紀だけは巻き込みたくないなんて言うもんだから…』


『いえ、わたしもきっと、その場にいたら、足を引っ張るだけで

何の役にも立たなかったと思いますから…みなさんに感謝します。』


頭を下げる優紀。



優紀さんもつくしと道明寺さんとのゴタゴタでずい分心配していたんだ。


今の晴れやかな笑顔から、それがわかるよ。



『今頃、2人はどうしてますかね?』


桜子が余計なことを言う。


『バカね!あの2人の事なんてこの際、もう良いって!

新婚よ、やること決まってんでしょう?考えない!考えない!』


間をいれず、答えた。



『決まってるって…昨日も、きっと、遅くなったんじゃないですか?

挨拶やら、顔見世でもうヘトヘトでしょう?先輩は特にね。

泥のように熟睡しているんじゃないですか?』


なるほど、的を得た桜子の推測。



『かもしれませんね。つくしは…よく、寝る子だから…

でも寝た後の回復力は半端でなく凄いから、意外ともう、

元気に動き回っているのかもしれません。』



さすが、親友、わかってるじゃん!

私もそうだけど、ほんと、つくしのこと良く理解しているよ。


つくし、あんたはホント幸せもんだ。


一番大好きな人と結婚できて

いい親友がいつも見守っていてくれて



でも、それをさせているのはもちろんつくしのその人柄なんだよ。


いつまでも、出会った頃のつくしでいて欲しいな。



お人よしで、自分のことより、他人の頃を優先に考えるつくし。


まっすぐで、


曲がった事が嫌いで、


正義感に燃えるつくし。


媚を売らないつくし。


照れ屋で、恋には素直になれないつくし。



取り立ててどこがどうとか言うこともないのに

不思議な魅力で私達をひきつけるつくし。



存在を自分から全くアピールしていないのに

スッーと入ってきたんだよ、つくしは。


存在が邪魔にならないの。

むしろ、いないと寂しくなるよ。


これからもずっと、私の心の中にいてくれるかな?


変わらない魅力をふりまいていつも私達を楽しませてね。


ありがとう、つくし。


知り合えて良かった。


わたしは今日から、前進するからね。




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