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marnon1104 @ Re:踊りのペスト(11/14) New! 伝染病は本当に恐ろしいです。 黒死病はそ…
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danmama313 @ Re:レーザー送電(11/13) なるほど、レーザービームの平和利用です…
moto,jc @ Re:レーザー送電(11/13) こんにちは 随分色々研究しているですね…
Oct 15, 2025
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カテゴリ: カテゴリ未分類
アメリカのアリゾナ州クォーツサイトの総面積は94km2 もの広大な土地ですが、1995年7月には50℃の高温を記録したとんでもなく暑いとこです。



そんなクォーツサイトは、ラバートランプの集まりで特に有名なんですね。
「ラバートランプ」とは、ラバー(ゴム)タイヤを使用する車両に住んでいる人を指します。
要するに家を持たず、車で寝起きしてる人たちです。
このラバートランプたちが居住する地域だけで、約57km2 もあります。
57km2 と云うと、東京ドーム1,150個分に相当する広さです。
ラバートランプが集合してる土地にはテント式の古着や゙中古家具屋、バーがあったりと、ひとつの町を形成してるのですね。
ところがアメリカではカード支払いが普通なのに、この町のほとんどのお店が
これは昔の価値観を大事にしているためなんですね。


ここに住む人々は定住してるワケではありません。
一定期間クォーツサイトに居たら、別の場所に移動を重ねて、またクォーツサイトに戻ってくる人もいれば、そのままどっか行ってしまう人も。
土地に縛られない生活をしているワケですが、だいたいクォーツサイトへの再訪の比率は高いです。
とにかくラバートランプは都市部には滞在しないのです。
ラバートランプはクォーツサイトみたいな政府管理のキャンプ地滞在を好みます。
そんなラバートランプがクォーツサイトでは、ピーク時には3万~4万人も集まってきます。
クォーツサイトのキャンプ地にも地域によって違いがあって、長期滞在エリアは180$払うと5ヶ月くらい滞在できます。
別の場所では2週間無料でキャンプできるとこも有りますが、こっちは短期滞在者向けなんですね。
どっちにしても、こうしたキャンプ場のルールはひとつ「問題を起こしたら追い出される」ってことだけ。
ここにいる人たちの共通点は「かつての世界=弱肉強食」の社会での生活に嫌気がさしてしまったと云うこと。



では、ここに居る人たちはどのようにして生活費を維持してるのでしょう。
もう充分な蓄えがあるリタイヤ組ばかりでは無いでしょうに。
普通に職があって、長期休暇取得が可能な人も居れば、オフィスに縛られず、ネット環境があればどこででも仕事ができるライターやコンサルティング、プログラマー、Webデザイナーなど「フルタイムノマド」が多いとか。
稀に日本旅行を6ヶ月とか長期に渡って楽しんでる欧米人にもフルタイムノマドが居るんですね。


こうしたラバートランプは別に家を持ってるワケではありません。

ほとんどの車はソーラーパネルを備えていて、クォーツサイトのような年中晴れてて乾燥してる地にうってつけなんですね。


こうした車の多くは業務車の中古が多く、スクールバスを改造したり、前身が救急車や消防車なんてのも。
そしてこれらの車の多くはトルクとパワーで勝ってるディーゼルなので人気があるとか。
こうした生活では生活コストが安く、1ヶ月、1,000$(約15万円)で生活できるので、高い費用を払って都会にアパートを借り、高い電気代を払うことを思うとぜんぜん楽なんですね。
都会で生活すると月々の光熱費は平均約4万5千円くらいです。
どっちにしても、こうして都会の便利な生活を捨てて、昔の生活を嘱望する人たちが何万人もいるのは合理主義のアメリカだけに奇異に感じますが、国籍に関わらず自然な生活を望む人は多いってことですね。
ここに居る人たちは、稼いだお金の額でその人の「人となり」は決まらないと考える人たちなんです。
そして家族連れの場合、学校に通わず、ホームスクールで対応してるそうです。
こうした人たちは、学校に行く唯一の理由は社会的交流をするためだけで、それはこうしてコミュニティに居れば充分補えると考えてるのですね。
「学校は仕事の準備をする場所でしかない」と。
こうしたラバートランプはアメリカ全体で約100万人いるとされてます。





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Last updated  Oct 15, 2025 05:18:12 AM
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