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仕事が終わった後、
いつものように駅に向かって歩いていたのですが、
何やら女性二人が困っている様子で。
一人はご年配の日本人女性、もう一人は西洋人女性。
「何かお困りですか?」
って声をかけてみたら、
日本人女性の方が
「この方、スカイビルに行きたいみたいなんやけど、どうやって行くんが一番いいんか説明してたとこなんよ」
と。
でも、
正直スカイビルは目の前に見えていても、意外と道順がややこしくて、近くて遠い存在なのです
確かに説明するのに四苦八苦するのはしかたの無いことです。
「道案内いたしましょうか?」
と英語で西洋人女性に尋ねてみると、流暢な日本語で
「お願いできますか?」
と答えてくださったので、
説明するよりも実際に一緒に行った方が早いし、いろいろお話してみたくて、
「よろしければ近くまで一緒に行きますよ」
と言うと、
「本当ですかご迷惑ではありませんか」
と言ってくださったので、
「ご心配なく。時間の心配もありませんし」
と、一緒に行くことになりました。
話していると、今は中国に住んでいて、遊びで日本に来ているそうで。そこでどうやらスカイビルでお友達と待ち合わせをしているらしいのですが、道が分かりにくくて困っていたそうな。
さらにさらに話を進めると、日本語が流暢なのは大学で留学していたそうで。お仕事で世界各地を転々としているらしく、中学生くらいの娘さんがいるらしいのですが、転勤で寂しい思いをするかと思いきや、いろいろな世界を見れるので、結構楽しんでくれているそうで。
スカイビルの前まで一緒に行っても良かったのですが、
「ここで十分です。本当に助かります。世界でもこのように親切にしていただくことはなかなか無いので、益々日本が好きになりました。」
と言ってくださり、中国のお土産と「リュウジン茶」という緑茶をいただきました
私はたいしたことをしたつもりはありませんが、文面では表せないくらい感謝してくださって、さらに私みたいな人を通して日本を益々好きになってくださって、逆に私が感謝いっぱいです。
こうした出会いはほんま一期一会。
一つ一つの出会いを大切にしたいと心から感じた一日でした。