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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 113分監督デヴィッド・スレイド出演ジョシュ・ハートネットメリッサ・ジョージダニー・ヒューストンベン・フォスターマーク・ブーン・ジュニア夏は日の沈まない白夜が訪れ、冬は30日間太陽が昇らない極夜がやってくる極寒の町・バロウ。そんな町が極夜に入ったバロウで、突然町中が停電、電話も不通になり、住民が次々と惨殺されていく。それが吸血鬼のしわざと知った保安官エバンは、生き残った住民と力を合わせて極夜が明けるまでの30日間を生き延びようとするが・・・・。いわゆるバンパイアものだが、普通は一夜ごとの短期決戦だが、極夜で30日間夜で戦い続けねばならないという長期決戦は斬新。アラスカというある意味密室感を醸し出す土地柄もよかった。さらに本来は紳士的なイメージの強いバンパイヤだが、本作では、ゾンビのような様相と、スピーディな動きがチョット意外で目新しかった。ただストーリーはいたって単純で、謎めいたシーンはいくつも出てくるが、あまり説明はされず、消化不良感は残る。ラストの主人公の行動は、切なく悲しい。
2011.02.13
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製作国 アメリカ製作年 2010年時間 118分監督アレン・ヒューズ出演デンゼル・ワシントンゲイリー・オールドマンミラ・クニスレイ・スティーヴンソンジェニファー・ビールス最終戦争で文明が崩壊し、生き延びた人々の間で強奪が横行するアメリカ。そんな中、世界で一冊だけ残る本を携えて30年間旅をする男“ウォーカー”が西に向かっていた。ある日、とある町に立ち寄ったウォーカーは、酒場でゴロツキどもに絡まれるが、軽く撃退する。それを見た町の独裁者カーネギーはウォーカーに関心を示し・・・・。最後の一冊として残った本。それを宝物のように大事に携えて旅をするウォーカー。その本を執拗に探し求める独裁者カーネギー。すぐにその本が聖書であることは想像がつくが、宗教感の薄い日本や私にとっては、その本の影響力がイマイチ伝わってこず、ゆえにこの映画のテーマやメッセージは良く分からなかった。この独特の世界観を楽しめない人はウォーカーとゴロツキどもが繰る広げるアクションを楽しむしかない映画ですが、ラストは「ほぉ~」と唸らせる結末が用意されていたのでやや満足。
2011.02.13
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製作国 日本製作年 2010年時間 112分監督前田哲出演市原隼人/比嘉愛未高岡蒼甫/芦名星渡部豪太/光石研西村雅彦/國村隼小西真奈美天才カギ師・猿丸耶太郎、通称サルのもとに、ある日、謎の美女・マユミが訪ねてくる。マユミは、勤務先の金庫の暗証番号を忘れて困っているので開けて欲しいというのだ。二つ返事で引き受けたサルだったが、開けた金庫の中にあったのは、数日前に銀行強盗犯が現場から持ち去ったトランクだった・・・・。これもTVドラマの劇場版だが、安易な映画化の問題をまたしても露呈したかのような作品。逃走劇が中心のような宣伝がされていたが、そのスケールは映画にしてはあまりにも小さく、TVのスペシャル版ですらないほど。ストーリーも陳腐で、マユミに対するサルの妄想で何度も鼻血を出すシーンなどは、陳腐を通り越してもう超古典的過ぎてあきれるほど。意外性やどんでん返しを予想させたいようなストーリー展開も、なんかギクシャクした内容で納得がいかない。TVドラマはヒットしたかもしれないが、もう少しなんとかならないものだろうか・・・・。
2010.10.09
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製作国 日本製作年 2009年時間 114分監督細田守声の出演神木隆之介/桜庭ななみ谷村美月/富司純子斎藤歩小磯健二はもう少しのところで数学オリンピック日本代表の座を逃した理系オタク。ある日、健二は憧れの先輩・夏希からバイトを誘われ、彼女の故郷に一緒に旅行する。そして打ち明けられたバイトの内容は、夏希の親戚の前で彼女のフィアンセのふりをすることだった。そんな時、たまたま仮想空間OZのパスワードを解いてしまったことにより、世界は大混乱に・・・。ネット犯罪・サイバー犯罪を題材にした作品が昨今増えてきており、観て理解するにも色々とネット知識が必要なので、大変だなと感じた作品。ネットの中では大事件だが、どうしても観ていて現実感があまりないので、緊張感も思ったほど高まらないのがサイバー犯罪の怖さでもあり、映画的には弱点かもしれない。それでもテンポいい展開に思わずドキドキハラハラはしてしまった。この作品は、ネット社会を題材にしながら実は今までの古きよき時代の家族・親類縁者のつながり・絆の大切さを訴えている映画なんだなとつくづく感じる映画でした。
2010.10.09
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製作国 日本製作年 2006年時間 102分監督呉美保出演森田直幸/友近ユースケ・サンタマリア/鍋本凪々美三浦誠己/濱田マリ谷村美月/笑福亭仁鶴本上まなみ/赤井英和関西の田舎町に住む酒井家は、どこにでもありそうな平凡な4人家族。しかし、実は母の照美は再婚で、長男の次雄は前夫の連れ子だったため、次雄の妹の光とは父親違いの兄妹という関係だった。そんなある日、照美と喧嘩した父・正和が突然家を出ると言い出して・・・・。ほのぼの系あるいはコメディ系の映画かと思って観たが、意外とシビアな内容の映画。ただほのぼの感もコメディ感もあるのだが、シビアな内容も含め、どれも中途半端な感じは否めず、感情移入もあまりできなかった。最近の傾向である、お笑い芸人の映画出演もこの映画でも目立つが、その効果は薄く、その点でも残念。主演の友近やユースケ・サンタマリアは自然体の演技で好感は持てるが、インパクトはあまり感じられない作品となっている。
2010.08.16
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 89分監督ジョナサン・モストウ出演ブルース・ウィリスラダ・ミッチェルロザムンド・パイクジェームズ・クロムウェル近未来の地球。人類のほとんどは最先端技術が生んだ身代わりロボット“サロゲート”を日常生活に利用していた。ある夜、青年と若い女性がが殺される事件が起こる。その二人はサロゲートだったが、安全であるはずのサロゲートの持ち主も死んでいた。捜査に乗り出したFBI捜査官グリアーは、事件に隠された政府の陰謀に気づき・・・・。近未来における「分身」ものとしては、「マトリックス」や「アバター」がすぐに頭に浮かぶが、これらに比べて、新規性、壮大さ、メッセージ性などが感じられず、二番煎じの安直な映画の感は否めなかった。サスペンス性はあるものの、結末もあまり意外性はなくありきたり。ブルース・ウィリス主演と聞いて期待して観たが、期待通りとはいかなかった。DVD鑑賞で十分の作品。
2010.06.12
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製作国 日本製作年 2009年時間 112分監督益子昌一出演寺尾聰/竹野内豊伊藤四朗/長谷川初範木下ほうか/池内万作酒井美紀/山谷初男妻に先立たれ、一人娘の成長だけを楽しみに生きていた長峰は、ある日突然、残忍な少年たちによって娘を殺されてしまう。しかし、少年法の存在により加害者の少年たちには厳罰は下されない立場となる。そんな犯人への怒りと絶望のどん底にいた長峰のもとに、謎の人物から犯人を告げる電話が入り・・・。法治国家において長峰の取った行動が許されることかといえばそうではないだろうが、そうせざるを得ない現在の少年法の不備・矛盾を突いた考えさせられる映画。特に残忍な少年たちによって娘を陵辱され殺された父親を寺尾聰が見事な演技で熱演しており、同じ子を持つ親として深い同情を生むものとなったが、映画自体はやや説明・表現不足があり、深い映画でありながらやや安っぽくなっている。
2010.05.04
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製作国 日本製作年 2009年時間 123分監督チェリン・グラック出演小日向文世/生瀬勝久菊地凛子/鈴木京香かつてはTVのヒーロー番組で主人公を演じたことのある親友・大介の結婚式を1週間後に控え、ドライブ旅行をするためにロサンゼルスにやってきたシナリオライターの道雄。二人はワインの産地ナパ・バレーにドライブ旅行に出かけるが、そこで道雄はかつての片思いの女性・麻有子とばったり再会し・・・・。第77回アカデミー賞で脚色賞を受賞したコメディ・ドラマ「サイドウェイ」のリメイク。ただ、オリジナルを観ていないので、良くも悪くも比較コメントはできない。ストーリー的には単純で大きな変化はないものの、小日向文世と生瀬勝久の持ち味がよく活かされており、彼らのやり取りは面白い。ただ、リメイクとはいえ、この2人と、この2人に絡む女性2人、菊地凛子、鈴木京香が登場人物のほぼ中心なので、舞台がアメリカである必要性はあまり感じなかった。若い頃、好意を持っていた女性と20年ぶりに再会するとこんな感じかなとついつい思わせてくれて、どこか共感できる映画ではあったが、男がいつまで経っても子供なのに対し、女性の成長ぶりにちょっと悲しいやら恥ずかしいやら・・・・。
2010.05.04
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 122分監督ジェームズ・マンゴールド出演ラッセル・クロウクリスチャン・ベイルピーター・フォンダグレッチェン・モルローガン・ラーマン妻と二人の息子と暮らす牧場主ダンは、地主から借りた金を返せずに土地からの立ち退きを迫られていた。ある日、ダンは強盗団のウェイド一味が駅馬車を襲う現場を目撃する。そして町へ出たダンは、ウェイドが逮捕される現場に偶然立ち会い、彼を護送する仕事を志願するが・・・。1957年製作の「決断の3時10分」のリメイク。西部劇は、日本で言うと時代劇のようであまり好んでは観ませんが、最近の邦画での時代劇も感じが変わっていい作品が増えてきましたが、この西部劇も昔ながらの西部劇とはチョット違った、現代風にアレンジされていてとても観やすかった。もともとオリジナルのストーリーがいいのかもしれませんが、なかなかの傑作です。クリスチャン・ベイル演じるダンとその息子との関係もドキドキしながら観れますし(私にも2人の息子がいるため)、親として男としての生き様を見せ付けられます。そしてラッセル・クロウ。強盗団のボスという悪役ですが、ストーリーが進むにつれ、どんどんかっこよくなってきます。この2人が絡み合いながら護送を続けるという展開ですが、最後はどうなるのか、本当にドキドキ、ハラハラしてしまう映画です。
2010.05.02
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製作国 日本製作年 2005年時間 107分監督本広克行出演瑛太/上野樹里与座嘉秋夏休みなのに毎日大学に来て部室でたむろしているSF研究会の5人。ある日、大切な部室のエアコンのリモコンを壊してしまう。次の日、いつものように部室に来た5人はそこで見慣れない物体を見つける。それがタイムマシンだと知った彼らは、昨日に戻って壊れる前のリモコンを取ってこようとするが・・・・。タイムトラベルものだが、結構時空を行ったり来たりするため、途中から複雑になってくる。ただし、メインの行き来は「今日」と「昨日」だけという、スケールの小さいタイムトラベルではある。冒頭はぶつ切りのようなストーリーにややうんざりするが、その理由が後半分かってきて、色々な伏線が張られている面白さを堪能することができる。「バック・トゥ・ザ・フーチャー」のようなノリで楽しめる娯楽作品。
2010.05.02
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 97分監督ジョージ・C・ウルフ出演リチャード・ギアダイアン・レインスコット・グレンジェームズ・フランコ別居中の夫と週末に一緒に過ごす娘と息子を送り出したエイドリアンは、親友のジーンに代わって5日間だけ海辺の小さなホテルを切り盛りするために田舎町ロダンテにやってくる。季節はずれということもあって、ホテルの客はたった一人。カレはポールと名乗る無愛想な男だった。そんな折、大型ハリケーンがこの町に迫ってきており・・・・。中年男女の4日間の恋物語というと「マディソン郡の橋」がすぐ頭に浮かんだが、こちらとはちょっと違う結末。それぞれ家庭問題で悩みを持つ2人だが、後にあれほど心を通わせる間柄になるほどのきっかけがどうも乏しいような気のする映画だった。客と管理人とはいえ、同じ屋根の下に寝起きして、外は嵐という、恋愛感情を高揚させるシチュエーションではあるが、どうも不自然感は拭えなかった。ただ、その後の二人はどうなるか?このまま結ばれたらエイドリアンの子は?という心配をものの見事に払拭した展開は意外で、ジーンときた。リチャード・ギアは相変わらず歳を取ってもセクシーだが、ダイアン・レインは・・・・。「ストリート・オブ・ファイヤー」の頃が懐かしい。
2010.05.02
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 117分監督トム・ティクヴァ出演クライヴ・オーウェンナオミ・ワッツアーミン・ミューラー=スタールブライアン・F・オバーンインターポール捜査官のサリンジャーは、ニューヨーク検事局のエレノアと共に、欧州の巨大銀行IBBC銀行の犯罪組織とのつながりや武器密輸の捜査を続けていた。そんな中、内部告発しようとした男と接触するために待機していたベルリン中央駅の駐車場で、彼とコンビを組んでいた検事局員が殺され、告発者も事故死に見せかけて殺されてしまう・・・・。ちょっと堅苦しさの漂う雰囲気の映画で人によってはとっつき難いかも。映画自体はあまり目新しさはなく、正義感燃える捜査官が巨大組織を相手に挑んでいくが、強大な組織力の前に次々ともみ消されていく様が描かれている。見せ場はラストの銃撃戦だが、迫力はあるものの、リアル感はイマイチ。ただスリリングさはあったので良しとすべきか。銃撃戦以外は印象に残りにくい映画。
2010.05.02
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 105分監督トニー・スコット出演デンゼル・ワシントンジョン・トラボルタジョン・タトゥーロルイス・ガスマンマイケル・リスポリニューヨーク、ベラム駅午後1時23分発の地下鉄が4人組の男にジャックされ、乗客を人に立てこもった。運転室のついた車両を後続から切り離し、1時間以内に1000万ドルをニューヨーク市長に要求、指定時刻を1分過ぎるごとに人質を1人殺すと宣言してきた。犯人から交渉役に指名された地下鉄職員のガーバーは根気強く犯人のリーダー、ライダーと交渉するが・・・・。交渉役を務めたデンゼル・ワシントン、そして犯人役を演じたジョン・トラボルタ、配役は秀逸です。特にジョン・トラボルタはこの手の役をやらせたらピカ一ですね。展開もテンポよく、あっという間の2時間弱でしたが、この“あっという間”という意味あいの中には“面白すぎて”というよりは“なんか物足らない”という感じは拭えませんでした。この配役でこのシチュエーション、もっと面白くなるはず! とくに終盤からラストにかけてはあっと言わせるような展開ではなかったのがちょっと残念でした。
2010.04.29
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製作国 日本製作年 2006年時間 114分監督グ・スーヨン出演松田龍平/山田優ARATA/田口トモロヲムッシュかまやつ日本中が空前の焼肉ブームの中、斬新かつ前人未踏の焼肉料理で人気テレビ番組「焼肉バトルロワイヤル」のキングに君臨する男がいた。その名は、巨大焼肉チェーン店「虎王」の御曹司、トラオ。その「虎王」が唯一業績不振なのが北九州だった。そこには焼肉の達人が営む「プルコギ食堂」があり、達人の一番弟子・タツジが切り盛りしていた・・・・。映画そのものは大した内容ではなく、随所にバカバカしいシーンもあり、真面目に観る映画ではない。基本は赤肉VS白肉の焼肉対決で、昔、TVでやっていた「料理の達人」のような内容。やはりこの手の映画を観ると、どうしても焼肉が食べたくなってしまうが、さほど良質ではない素材の肉を、達人が焼くと究極の焼肉になるのがよく分からなかった(焼くタイミングだけでそこまで味が変わる?)。ただ、達人役を演じた田村高廣の演技はまさに際立っており、この映画が遺作となったのは非常に残念。個人的には赤肉が好きだが、達人の焼いた白肉も食べてみたい衝動に駆られる映画。
2010.03.28
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製作国 中国製作年 2008年時間 102分監督ダニエル・リー出演アンディ・ラウマギー・Qサモ・ハンヴァネス・ウーアンディ・オン中国・三国時代。中国統一を夢みる趙雲は劉備の率いる軍に参加し、そこで同じ常山出身の平安と出会って親交を深める。やがて、孔明の助言を元に、曹操の軍勢に奇襲をかけた趙雲は、平安を窮地から救うと共に敵の前衛隊長を討ち取る。しかしその功績を平安の手柄とするのだった・・・・。関羽、張飛とともに蜀の有名な武将の一人である趙雲子龍の半生を描いた映画。大ヒット映画となった「レッドクリフ」でも趙雲の活躍は描かれているが、「レッドクリフ」が赤壁の戦いに絞って描かれているのに対し、この映画では趙雲が劉備軍に加わるところから、その最期までが描かれている。その中でも趙雲の有名な功績で、かつ彼の忠義心の篤さを物語る劉備の子息・阿斗の救出の逸話はかなり誇張されていたが、趙雲主役の映画では致し方ないか・・・。2時間弱という限られた長さの中では、この救出シーンと、あとは趙雲の最期の戦いがメインとなっており、少々物足らなさは感じたが、蜀の命運を背負って名誉ある引退をせず、最後までその命を蜀に捧げる姿に心を打たれる。
2010.03.21
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 90分監督レニー・ハーリン出演サミュエル・L・ジャクソンエド・ハリスエヴァ・メンデスキキ・パーマー犯罪や事故現場専門の清掃人トムの元に、ある大邸宅の射殺現場を清掃して欲しいという依頼がくる。清掃を終えた翌日、鍵を返し忘れたトムはその邸宅を再訪すると、出迎えた女主人アンは清掃依頼どころか殺人のことも知らなかった。やがてアンの夫ジョンが失踪したとのニュースが流れ、殺人が失踪にすり替わったことに気づくが・・・。90分という短尺のせいもあってか、コンパクトにまとまっており、登場人物も少ないためか分かりやすい内容となっている。反面、全体的に盛り上がりに欠け、犯人も途中で予想がついてしまうほど、ありきたりの結末で、ドンデン返しもない普通の作品となっていたきらいがある。前半はだんだん盛り上がっていくだけに、後半の尻すぼみ感はちょっと残念。新鮮だったのは主人公の職業。犯行現場などの血塗られた場所の清掃を請け負う特殊清掃業という職業はとても興味深かった。この職業、映画のために設定したわけではなく本当にある職業らしいです。映画の中に登場するステリクリーン社というのは実在する特殊清掃業の会社とか。
2010.03.21
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製作国 アメリカ製作年 1969年時間 103分監督ジーン・サックス出演ウォルター・マッソーイングリッド・バーグマンゴールディ・ホーン独身主義のプレイボーイである歯科医・ジュリアンは、結婚していると嘘をついて年若きトニーという女性と付き合っていた。しかしトニーが自殺未遂を起こしたことから、ジュリアンはトニーと結婚する決意を固める。しかし、トニーはジュリアンの奥さんがかわいそうだと言い出し、彼女に会って話がしたと言い出す。困ったジュリアンは、看護婦のステファニーを即席の妻に仕立て上げようとするが・・・・。粋で小気味のよい大人の会話が楽しめる映画。ストーリー自体はゆったりとしているようでも会話がテンポいいため飽きが来ない。そしてウォルター・マッソー演じるジュリアンがその場をしのごうとしてつく嘘が嘘を呼び、話がややこしくなっていくところや、上手い具合にトニーが誤解していくあたり、上品なドタバタ・コメディ映画として仕上がっていて面白い。そして何よりも驚かされたのが、イングリッド・バーグマンの出演。「カサブランカ」や「ガス燈」で強烈に印象づけられたイメージからは想像できなかったバーでのダンスシーンには驚き。一見の価値があります。
2010.03.20
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製作国 アメリカ製作年 2005年時間 110分監督ジョン・ファヴロー出演ジョシュ・ハッチャーソンジョナ・ボボダックス・シェパードクリステン・スチュワートティム・ロビンス兄のウォルターに一緒に遊んでもらえず、逆に怒られて地下室に入れられた弟のダニーは、そこで古めかしいボード・ゲーム“ザスーラ”を見つける。さっそくリビングに持ち帰り、何気なくボタンを押してゲームをスタートさせた。しかしこのゲームは禁断のゲームだった。ゲームをスタートさせると、彼らは家ごと宇宙にワープしてしまう・・・・・。続編ではないが、「ジュマンジ」の宇宙版といった内容の映画。だが「ジュマンジ」は非現実な世界ながらも夢があり、あってもおかしくない現実性を秘めていたが、「ザスーラ」はもう非現実を通り越してハチャメチャ。宇宙に家ごといること自体があまりにも突拍子もない設定だし、あれだけ攻撃を受けてなぜ彼らは無傷なの? あまりにも非現実過ぎるとリアリティが全くなく、どうしても醒めた目で観てしまう。この手の映画はどこか夢があって、夢の中で現実を楽しむといったような世界を演出して欲しいもの。あと、宇宙飛行士の正体。結局訳わかんなかったよ。上手くまとめたようなラストだが、経緯がよくわかんなくて、なんか説得力のない感じがした。
2009.12.30
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 125分監督アントワーン・フークア出演マーク・ウォルバーグマイケル・ペーニャダニー・グローバーケイト・マーライライアス・コティーズ“このミステリーがすごい!”の2000年海外部門で第1位に輝いたスティーヴン・ハンターのベストセラー小説の映画化。元海兵隊の名狙撃手だったスワガーは、軍を退役して山奥で暮らしていた。そんな彼の元にジョンソン大佐らが訪ねてきて、大統領遊説先における暗殺計画の阻止の協力要請をされる。狙撃手としての経験を活かし、狙撃ポイントを指摘し、大統領演説当日も現場の見張りについたスワガーだったが、事態は意外な方向に・・・・。大統領暗殺阻止のため、狙撃の名手の経験を利用して狙撃ポイントを割り出し、暗殺当日に捕まえるという設定から一転、すべてが罠だった・・・・となんとも興味をそそる展開で、序盤はかなり引き込まれた。だが、そのあとは追われものになってしまうが、話が進めば進むほど緊張感が薄れていった。最初は銃撃を受け、傷だらけになっての逃走だったためハラハラしたが、治療してからは無敵ともいえる強さを見せだしたからかもしれない。また並行して、事件に不信感を抱いたFBIの新米捜査官の調査していく設定はいいものの、観客にとってはあまり新しい情報はなく、これも肩透かしのような印象だった。前半がよかっただけに、後半もう少しよければ申し分ない作品。ラストは観ている観客をスッキリさせたかったのかもしれないが、非合法な解決には疑問を感じた。やはりその前の会合で法的に裁いてもらえるほうが何倍もスキッとしたと思う。
2009.11.10
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製作国 日本製作年 2008年時間 136分監督三谷幸喜出演佐藤浩市/妻夫木聡深津絵里/綾瀬はるか西田敏行/小日向文世寺島進/戸田恵子伊吹吾郎/浅野和之港町・守加護(すかご)のクラブ「赤い靴」の支配人・備後はギャングのボス・手塩の情婦であるマリと密通したことがばれて絶体絶命のピンチになる。しかし、ひょんなことから助かる唯一として、5日以内に幻の殺し屋であるデラ富樫を連れてくればよいことになる。だが、顔も居場所も分からないデラ富樫を連れてくることは不可能で、窮余の一策として彼はとんでもないことを考え出す。それは、備後が映画監督になりすまし、無名の俳優・村田大樹を映画の撮影と騙してデラ富樫に仕立て上げ、このピンチを切り抜けることだった・・・・。136分というやや長尺な映画ながら、そんな長さを感じさせない好作品。全編随所に散りばめられたユーモアやギャグは瞬間的なバカ笑いというよりも、腹の底からジワジワくる失笑とでも言おうか、「ククククッ」といった思いきっり吐き出せない笑いでおなかがよじれてしまった。ともかく、売れない俳優が自分の夢であった役柄を与えられ、その役を演じきようとする姿と、本物のギャングたちの微妙な勘違いが生み出す見事な辻褄に三谷幸喜の本領発揮を見ることができる。あたふたする備後役の妻夫木聡を尻目に、自己主張の強い演技に没頭する村田大樹役の佐藤浩市の演技は絶品で、この人のための映画なんだなと感じる作品でした。出演者も豪華で、メインの佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行らはもちろん、チョイ役でも主役級の俳優が目白押しなのは「THE 有頂天ホテル」同様、三谷監督の人脈の広さを感じさせられる。
2009.11.07
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製作国 日本製作年 1989年時間 116分監督勝新太郎出演勝新太郎/樋口可南子陣内孝則/片岡鶴太郎奥村雄大「座頭市」シリーズは1962年以降、数多く作られたが、この作品は主役の勝新太郎が唯一監督を務めた作品。また勝新太郎による座頭市は本作品が最後となっている。牢を出たばかりの座頭市は、漁師の儀助の家に厄介になりながら、五右衛門一家の開く賭場で遊んでいた。その賭場で大勝ちした市に憮然とした五右衛門一家は取り囲むが、女親分のおはんのとりなしにより難を逃れる。そんな頃、跡目を継いだばかりの五右衛門は、宿場一帯を仕切るため、八州取締役に取り入ろうとしていた・・・。勝新・座頭市はTVでは何度か観たことがあったが、映画で観るのは初めて。基本的にはTVと特に変わった印象はなかったが、勝新太郎が製作・監督・脚本・主演を務めただけあって座頭市の面白い部分を巧く集めた、いわゆる集大成のような感はあった。座頭市というキャラクタも魅力あるキャラである。盲目という障害を持ち、世間的には弱者という立場にあり、腰の低い按摩という普段の姿から、一変して立ち回りは後ろにも目があるかのごとく見事な居合術に唖然とする。この180度の変わりようもヒーローものの一つの魅力だ。20年前の作品ということもあり、お馴染みの顔ぶれも多いが皆若く、ある意味新鮮に観ることができた。「2」の企画もあったようだが、撮影中の不幸な事件や、勝新太郎の逮捕などで流れたことは残念である。
2009.11.07
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製作国 アメリカ製作年 1988年時間 107分監督ロン・シェルトン出演ケヴィン・コスナースーザン・サランドンティム・ロビンストレイ・ウィルソンロバート・ウールマイナーリーグのダラハム・ブルスは万年Bクラスのチームだったが、英語教師のアニーはこのチームの熱狂的なファンで、毎年有望選手を公私共に世話していた。そんな彼女が今年目をつけたのが、今年からブルスにやってきたキャリア12年の捕手クラッシュだった。クラッシュは150キロ以上の速球を投げる新人投手カルヴィンの教育係りとして雇われたのだが、彼はアニーの申し出を断り、カルヴィンに譲ることに・・・・。野球映画のサクセスストーリーとしてはノーマルな展開だが、それなりに楽しめる作品。製作が20年前ということで、ケヴィン・コスナーもティム・ロビンスも若く爽やかなのは好印象。一方いただけないのはスーザン・サランドン。20年前でも若さを感じられず、なんであんなオバちゃんを2人の色男が取り合い、まして新人投手役のティム・ロビンスが溺れていくのか理解に苦しんだ。テーマが、野球を題材にこの3人の三角関係を描くのがメインの目的なら仕方ないが、もう少し「ナチュラル」のような波乱万丈さがあったり、「フィールド・オブ・ドリームス」のような感動があるストーリーが欲しかった。
2009.11.07
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 97分監督ロブ・ライナー出演ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマンショーン・ヘイズロブ・モロービバリー・トッド家族のために大学を中退し45年もの間、自動車修理工として働いてきたカーターは癌に冒され治療のために入院する。そんな彼と同室になったのはその病院のオーナーでもある大富豪のエドワードだった。最初は傲慢なエドワードとはそりが合わなかったカーターだが、やがてエドワードも癌と知り、次第に意気投合し始める。そして互いに余命いくばくもないと知ると、エドワードのあり余る財産を使ってリストアップした“人生でやり残したこと”をすべて実行すべく2人は旅立つ・・・。まだまだ人生半ばなのでこの映画のようなことは考えたことはなかったが、余命を告げられてからでは遅いかもしれない、悔いのない人生を送るためには、元気な今こそ、バンケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)を書いてチャレンジすべきかな、と考えさせられた映画。泣き映画かな?と思ってみていたが、意外とそうでもなく、2人が反発したり楽しんだりしながら一つ一つ夢を叶えていく様がすがすがしく羨ましくあった。「心残りがあるなら、お前も一つぐらい挑戦しろよ」と言われているみたいで、これからの生き方(そこまで大げさではないが)をチョット考えてみようと思わされた。それにしてもさすがベテラン2人。地味ながら、グイグイひき込む演技には感服。
2009.10.23
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製作国 日本製作年 2007年時間 114分監督森田芳光出演豊川悦司/天海祐希北川景子/田辺修斗松本梨菜直木賞作家・奥田英朗の同名小説の映画化。小学校6年生の上原二郎の父・一郎は破天荒な男だった。税金の督促にきたおばさんには「だったら国民やめます」と追い返したり、修学旅行の費用が高いと学校まで乗り込んできたりという始末。そんなある日、恐喝事件がもとで二郎が起こした喧嘩が原因で一郎は学校や相手方の親と激しくやりあうことになる。そこで見かねた一郎の妻さくらは突然、「我が家は沖縄の西表島に引っ越します!」と宣言し、一家は沖縄へ。地元の人々にも温かく迎えられ、静かでのどかな島生活が始まるかに思えたが・・・。2時間弱の本作は、約1時間づつで東京編と沖縄編の2部構成となっている。東京編では、父親・一郎の破天荒なエピソードと、そんな父親が嫌でしょうがない息子の一郎の心情と、喧嘩事件に至る経緯を描いている。一転、舞台を沖縄・西表島に移してからは、まぶしいばかりの沖縄の空と海のもと、色々な制約に縛られることなく家族で生きていこうとする一家を描きながらも、やはり遠く離れた東京からの制約に果敢に抵抗する父と、それまで父に反発していた二郎が父の姿に誇らしさを感じていくさまを描いている。結局は巨大な権力の前の蟷螂の斧がごとく敗れ去り、ややスッキリしない部分もあったが、「たとえ負けるとわかっていても、自分が正しいと思ったら戦え!」(正確な台詞は曖昧ですが、こんな感じ?)と言った父・一郎の言葉には感動した。時代ずれしたところはあるものの、純粋でどこか憎めない父・一郎のおかしさとたくましさに、笑え感動する一作。
2009.10.05
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 108分監督スティーブン・ソダーバーグ出演ジョージ・クルーニーケイト・ブランシェットトビー・マグワイアボー・ブリッジストニー・カラン大戦におけるドイツ降伏後のベルリンに、ポツダム会談取材のためにアメリカ人記者ジェイクが訪れる。彼の運転手を務めることになったタリーは、裏で米軍の物資を横流ししていたが、そのタリーの情婦レーナが実はジェイクのかつての愛人だった。そんな中、10万マルクを所持したタリーがソ連領で死体となって発見される・・・。監督のソダーバーグが敬愛する40年代映画を再現した映画として注目された映画。たしかに古きよき時代のモノクロ映像が見事に再現されており、「カサブランカ」や「第三の男」を思い起こさせる映像は満喫できた。反面、ストーリーは判りにくく、はっきり言って面白くはなかった。謎解きがメインストーリーなのだろうけど、何が謎なのかよく判らないままストーリーが進行していくようで、観ている方は取り残されていく感じがした。最後の結末も、なんか納得のいかない終わり方で、チョット残念な作品。
2009.10.04
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製作国 日本製作年 2007年時間 94分監督根岸吉太郎出演竹内結子/古田新太松本花奈/ミムラ鈴木砂羽/トミーズ雅温水洋一/樹木希林椎名桔平芥川賞作家・長嶋有のデビュー作の映画化。内気な少女と男勝りの女性・ヨーコとの交流を描く。夏休みのある日、母親が家出した薫の家に“ヨーコ”なる女性がやってくる。快活で男勝りでタバコも吸うこの破天荒な女性は神経質な母親とは正反対の女性だったが、次第に薫はヨーコに魅力を感じ、心を開いていく・・・。竹内結子が出演する映画・ドラマはほとんど観たことがなかったが、私が抱いていたイメージとは違う役柄を好演していたように思った。父親が少しヤバイ商売に手を出していたことから、どんな展開になっていくのかちょっとワクワクしながら観ていたが、大きな事件には発展せず、終始ヨーコと薫の交流に主軸をおいた、ほのぼの?とでも言うべきか、嫌な気分にならず最後まで観れたのはとてもよかった。この夫婦とヨーコとの三角関係には相当の修羅場があったと思うが、詳しくは描かれていない。ラストにちょっと女同士の争いはあるが・・・。そういえば、父親役の古田新太の台詞のなかで、「争うごとや難しいことは嫌いだ」といった内容のものがあったが、その映画自体、難しいことや争いごとがあるにもかかわらず、あえてあまり触れないように感じた。ゆえに最初、ヨーコが登場した際も、父親とヨーコの関係が分からず、もやもやした気持ちで観ていた。だが結果的に、映画全体としては爽やか感が残る良作となっていたように思う。薫役の松本花奈も内気な少女を好演しており、ラストの父親との別れのシーンで、内気な少女が精一杯自分の気持ちを表現するかのように父親に頭突きをするところはジーンときた。
2009.10.03
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製作国 日本製作年 2007年時間 120分監督澤田鎌作出演香取慎吾/内村光良伊藤淳史/深津絵里水川あさみ/大倉孝二多部末華子/谷原章介岸谷五朗/鹿賀丈史2006年1月からTV放送された人気ドラマの映画化。「西遊記」の中で最も有名な強敵、金角・銀角が登場するエピソードを描いている。天竺を目指す三蔵法師と孫悟空・沙悟浄・猪八戒の一行は砂漠の中にある街に立ち寄る。そこで勇猛な姫・玲美から、妖怪大王の金角・銀角によって亀にされた両親を助けて欲しいと懇願される。一行は金角・銀角退治のため、彼らが潜む臥龍山に向かうが・・・。正月に子供と一緒に観るには最適の映画。何も考えずにボォーと観るのがお勧め。TV版はじっくり観たことはなかったが、子供たちがTVで観ているのを何気に見たことはあったので、キャラクターに違和感は感じなかった。なお、評価点は大人の観点と子供の観点の中間で評価しています。(大人的には少し甘い評点、子供的は少し辛い評点というところでしょうか?)SFXにはそれなりにお金をかけているのか、まずまず見ごたえのある映像で満足でした。またストーリー的にも、西遊記で一番面白いエピソードを持ってきたらしく、これもまずまずでした。軽いタッチが多いのも、TV版からの流れなのか?子供向けとしてみた場合はいいノリなのかなという感じでした。全体的に見て感じたのは、まさに「水戸黄門」だなということ。三蔵法師が黄門様で、悟空・沙悟浄が助さん格さん、猪八戒がうっかり八兵衛といったところ?悪巧みをするお代官様・悪徳商人が金角・銀角で、黄門様一行に助けを求める町娘が玲美という感じでしょうか?(ピッタリ水戸黄門に当てはまります)妖怪同士の対決なので、妖術を駆使した対決かと思いきや、対決シーンの大半は殺陣というのもこんな感想を抱かせる一因でした。(唯一決定的に違うのは、お決まりの印籠で「控えお~ろ~」がないこと!?)前半のにせ三蔵法師一行にも笑えた。キャスト的にも良かったので、欲を言えばもう少し絡んで欲しかった。
2009.10.03
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製作国 日本製作年 2006年時間 111分監督蜷川実花出演土屋アンナ/椎名桔平成宮寛貴/木村住乃菅野美穂吉原の遊郭を舞台に女の意地と儚い恋を描く安野モヨコの原作コミックの映画化。8歳で遊郭「玉菊屋」に売られたきよ葉は最初何度も逃亡を試みては連れ戻され折檻されていたが、やがて花魁・粧ひの挑発で吉原一の花魁を目指すことになる。やがて成長したきよ葉はライバルの高尾との争いに勝ち、花魁の座を勝ち取るが・・・。今までにない感覚の遊郭ものを製作しようとしたと思われるが、至る面でかみ合っていなかったように思われる。まず主演の土屋アンナは一人浮いていた感じがしたし、どうしても感情移入ができなかった。音楽は椎名林檎が担当していたらしいが何か映画と違和感があったし、写真家が映画監督ということで映像美が話題になったがやたら“赤”が目に付き思っていたほどの感動は感じなかった。また個人的な印象だけだが、脇の菅野美穂や木村佳乃などが好演していたので余計に土屋アンナの素人っぽさが気になった。(原作は読んでいないので、原作にあっているのかもしれませんが・・・)
2009.09.27
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 82分監督デビッド・ザッカー出演アンナ・ファリスクレイグ・ビアーコレジーナ・ホールビル・プルマンアンソニー・アンダーソン大ヒット作や話題作をパロディ化した人気シリーズの第4弾。新たに介護職についたシンディは隣に住む男性トムと親密になるが、突如宇宙人が地球を襲撃し、介護している老婆の家では白面の少年が現れる。その謎を解くため、シンディは友人ブレンダとある村に向うが・・・。「宇宙戦争」を中心に、「ソウ」「呪怨」「ヴィレッジ」「ブロークバック・マウンテン」などがパロディ化されている。はっきりいってハチャメチャなコメディだが、パロディ化されている映画を観ているとチョット楽しめる。前3作までは劇場公開だったらしいが、本作は劇場未公開とのこと。昨今の邦画台頭の影響もあると思うが、うなずける。
2009.09.24
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製作国 日本製作年 2006年時間 104分監督黒沢清出演役所広司/小西真奈美伊原剛志/葉月里緒奈オダギリジョー/加瀬亮東京の埋立地で女の水死体が見つかる。捜査に当たった刑事の吉岡は、現場に自分の痕跡を見つけ自分が犯人ではないかとの疑問が浮かぶ。あいまいな自分の記憶に不安を覚えカウンセリング治療を始めるが、彼の前に見におぼえのない赤いドレスの女の幽霊が現れる・・・・。はっきり言ってよく分からない映画。幽霊のような怪奇現象を扱っているということで、すべてに明確さを求められないが、何が言いたいか(タイトルも含め)掴みがたかった。ネタばれになるので記載しないが、ラストで多少解明するものの、逆に何の意味があるの?と更なる疑問が膨らむシーンもある。ミステリー映画に分類されているが、ミステリー性は低く、かといってホラーといえるほど怖くもない、チョット中途半端な作品だった。
2009.09.23
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製作国 アメリカ製作年 1974年時間 100分監督ジョセフ・サージェント出演ウォルター・マッソーロバート・ショウマーティン・バルサムヘクター・エリゾンドアール・ハインドマン大ベストセラーとなったジョン・ゴーディの同名小説の映画化。ニューヨークの地下鉄が4人組の男にハイジャックされ、17人の乗客と車掌1人が人質となる。犯人グループは身代金として市長に百万ドルを要求、1時間以内に用意しないと1分遅れるごとに人質1人を殺すと通告してきた。本件を担当することになった地下鉄公安局のガーバーは犯人と必死の交渉をするが・・・。全く妥協しない犯人グループの首領ブルーを相手に緊迫した時間が流れ、結構ドキドキしながら観れる。ストーリーもハイジャック事件そのものだけに焦点を当て、よくありがちな犯人や人質たちといった人間そのものをあまり描いていないため非常に無駄のないスッキリした構成になっている。また身代金受け取った後の逃走方法をどうするかが本作品の一番の鍵だが、うまくタイトルと掛け合わせたトリックだった。ウォルター・マッソー特有の表情で終わるラストも印象的。
2009.09.23
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 126分監督クリストフ・ガンズ出演ラダ・ミッチェルショーン・ビーンローリー・ホールデンデボラ・カーラ・アンガーキム・コーツ日本の同名ホラー・ゲームの映画化。ゲームをしたことがなかったため、「バイオハザード」と同類と思っていたが、出てくるのはゾンビではなく異様な動きをするクリーチャー。恐怖感は次第に高まってくるが、全体的にはイマイチの感がある作品。
2009.05.30
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製作国 日本製作年 2006年時間 87分監督堤幸彦主演市川由衣/森本レオ田中直樹/西田尚美阿部寛天本由貴は病弱な幼い弟の静養にために、父と3人で夜美島に引っ越してきた。しかし島民の視線は冷たく、隣に住む女性からは「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」と忠告される。それは29年前に起こった全島民消失事件から来る島の言い伝えだった。以降、由貴の周辺で奇妙な現象が起こり始める・・・。「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」という宣伝コピーが焼きついていたわりにストーリーは全く知らなかったのだが、予想していた内容とは大幅に違っていて、意外な展開となった。映画の内容はこれ以上触れていくとネタばれになるので控えるとして、タイトルの「サイレン」に代表されるように本作は「音」にこだわっていると言うか、「音」で怖がらせようとしている点が新鮮だった。
2009.04.18
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製作国 日本製作年 2005年時間 136分監督三谷幸喜出演役所広司/松たか子佐藤浩市/香取慎吾篠原涼子/戸田恵子生瀬勝久/麻生久美子YOU/オダギリジョー興行収入60億円を記録した大ヒットコメディ映画。大晦日、カウントダウンパーティを2時間後に控えたホテルを舞台に巻き起こるハプニングの連続に息もつかせない。ホテルの従業員たちと、ホテルの宿泊客らが複雑に絡み合い、ドタバタしながらも最後は感動を呼ぶ仕掛け。
2009.04.17
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製作国 アメリカ/ドイツ製作年 2004年時間 102分監督ピーター・ハイアムズ出演エドワード・バーンズキャサリン・マコーマックベン・キングズレージェミマ・ルーパーデヴィッド・オイェロウォSF作家レイ・ブラッドベリの短編小説「いかづちの音」が原作のSF映画。タイムトラベルによって過去の生態系が狂い、未来において人類滅亡の危機に陥るという話。設定はおもしろいが、これに限らずどの映画もタイムトラベルによる矛盾を解決するものはないので、そんなことは無視して楽しむしかない。現代において白亜紀のような世界を再現したいという発想なのか、タイムトラベルという手段は使うものの「キングコング」や「ジュラシックパーク」の二番煎じのような感があった。
2009.04.07
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製作国 アメリカ製作年 2005年時間 118分監督シドニー・ポラック出演ニコール・キッドマンショーン・ペンキャサリン・キーナーイェスパー・クリステンセンイヴァン・アタル
2009.03.15
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製作国 日本製作年 2003年時間 115分監督北野武出演ビートたけし/浅野忠信夏川結衣/大楠道代橘大五郎/大家由祐子ガダルカナル・タカ/岸部一徳石倉三郎/柄本明銀蔵一家が仕切る宿場町に、按摩の市、浪人の服部源之助とその妻おしの、そして芸者のおきぬ、おせいの姉妹が相次いで到着する。市はさっそく賭場に出かけ、新吉という気のいい男と知り合いになり、ひょんなことから芸者姉妹が訳ありであることを見抜く。一方、服部は病身の妻のため、用心棒の口を探していた・・・・。勝新・座頭市とは全く一新された、新たな座頭市映画はとしては評価できるかもしれないが、時代劇としてはどうか?エンターテイメント映画と銘打っており分からないでもないが、斬新さはその度を越して異様さをも醸し出している。この映画でやはり強く印象の残るシーンといえばラストの大勢によるタップダンスだが、あれなどはその極み。大きく評価が分かれるところであろう。時代劇としてはこれまでのファンの期待を大きく裏切ったかもしれないが、殺陣のシーンはさすがにCG技術の発達により迫力満点!
2008.11.24
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製作国 アメリカ製作年 1928年時間 72分監督チャールズ・チャップリン出演チャールズ・チャップリンマーナ・ケネディハリー・クロッカーアラン・ガルシアジョージ・デイヴィス失業者のチャーリーは、ふらふらとふらついていたサーカスが行われている付近で、ふとしたことからスリの片棒を担がされ、サーカスに逃げ込んだことでサーカスの職を得ることになる。しかし気が利かない彼はすぐお払い箱となってしまうが、運よくサーカスでストライキがおきたことから・・・・。CG映画に飽きたとき、あるいは話題や宣伝ばかり先行して実は中身のない映画を観たとき、演技力のない俳優が主演している映画だったとき・・・・などに観てもらいたい映画です。セリフがなくても、CGを使わなくても、これだけ笑い、泣き、ドキドキさせられ、そして感動させる映画が、80年も前に作られています。いつもながらの飄々としたチャップリンの動きですが、その身体を張った演技には目を瞠ります。サーカスが舞台というのも、この映画を象徴するような感じで、どこか寂しく切ない物語です。
2008.11.16
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製作国 アメリカ製作年 2003年時間 134分監督ジョン・アミエル出演アーロン・エッカートヒラリー・スワンクデルロイ・リンドースタンリー・トゥッチチェッキー・カリョボストンで心臓ペースメーカーをつけた32人が同時刻に死亡したり、ロンドンでは鳩が方向感覚を失って暴れるといった事件が起こる。さらに地球帰還中のスペースシャトルが制御不能に陥るが、かろうじて生還する。ジョシュ・キーズ大学教授は、この原因が地球の核(コア)の回転異常であることを突き止め、このままでは地球は1年で消滅すると発表する。そこで地球を救うべく、地下に潜行してコアを再回転させるために6人のエキスパートが選ばれるが・・・・。基本的には「アルマゲドン」のような地球滅亡の危機を描いた映画だが、「アルマゲドン」が地球の危機が宇宙からやってくるのに対し、「ザ・コア」は地球自身からくる危機を描いている。そういう点では「アルマゲドン」よりはリアルだが、その解決策は逆に非現実的のようにも思われたが、科学的なことを大目に見ればそれなりに楽しめた。展開や結末は観るまでもなく容易に察しがつくが、そこまでに至るメンバーたちの、次々に襲い繰る苦難との戦いや葛藤がやはり興味深い。それにしても、地下内部の潜行シーンは思わずあの伝説的な名作「ミクロの決死圏」が思い出された。
2008.11.09
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製作国 アメリカ製作年 2001年時間 121分監督ゲーリー・フレダー出演マイケル・ダグラスファムケ・ヤンセンブリタニー・マーフィ
2008.10.12
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製作国 アメリカ製作年 2002年時間 107分監督M.ナイト・シャマラン出演メル・ギブソンホアキン・フェニックスローリー・カルキンM.ナイト・シャマラン
2008.09.28
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製作国 アメリカ製作年 2001年時間 123分監督ゴア・バービンスキー出演ブラッド・ピットジュリア・ロバーツジェームズ・ガンドルフィーニボブ・バラバンJ・K・シモンズ運び屋のジェリーは組織の命を受け、世lにも美しいアンティークの拳銃“メキシカン”を受け取るためにメキシコに旅立った。しかし現地でドジを踏んだジェリーは銃を奪われてしまう。ジェリーが裏切ったと睨んだ組織はジェリーの恋人サマンサを人質に取り、さらに追っ手をメキシコに差し向けていた・・・・・。ブラッド・ピットとジュリア・ロバーツというハリウッドきっての大スターが恋人役で共演するというので話題になった本作だが、何故か印象に残りにくい映画。ストーリー的にも悪くないし、ラブストーリーあり、コメディあり、アクション&サスペンスありと盛りだくさん、キャストには文句をつけようもないのに・・・・。ブラピ&ジュリアのファンのために作られたような感も否めなく、ただただ監督の力量不足としか思えない作品かも!?
2008.08.03
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製作国 アメリカ製作年 2000年時間 96分監督ジョー・シャーバニック出演キアヌ・リーブスジェイムズ・スペイダーマリサ・トメイアーニー・ハドソンクリス・エリス
2008.07.26
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製作国 日本製作年 2001年時間 130分監督本広克行出演安藤政信/鈴木京香内山理名/寺尾聰八千草薫/小野武彦松重豊/小木茂光深浦加奈子
2008.07.25
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製作国 アメリカ製作年 2000年時間 109分監督ターセム出演ジェニファー・ロペスビンセント・ドノフリオビンス・ボーンマリアンヌ・ジャン・バプティストジェイク・ウェバー
2008.06.29
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製作国 アメリカ製作年 2000年時間 119分監督ダニー・ボイル出演レオナルド・ディカプリオティルダ・スウィントンビルジニー・ルドワイヤンギヨーム・カネロバート・カーライル
2008.06.22
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製作国 アメリカ製作年 2000年時間 89分監督キーナン・アイボリー・ウェイアンズ出演アンナ・ファリスジョン・エイブラハムズショーン・ウェイアンズマーロン・ウェイアンズシャノン・エリザベス
2008.06.21
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製作国 アメリカ製作年 1998年時間 104分監督ガス・バン・サント出演ビンス・ボーンアン・ヘッシュジュリアン・ムーアヴィゴ・モーテンセンウィリアム・H・メイシーアルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンスの古典「サイコ」のリメイク。恋人との結婚を望むOLのマリオンは、預かった会社の大金を持ったまま町を出奔する。夜、人里離れたモーテルについたマリオンはそこに宿泊することに。そこは好青年のノーマン・ベイツが年老いた母の面倒を見ながら一人で経営している寂れたモーテルだった。ノーマンから食事の招待を受けたマリオンは一緒に食事をするが、その後部屋に戻ってシャワーを浴びていると・・・・。ヒッチコック監督の「サイコ」が製作されたのが1960年なので38年ぶりのリメイクということになるが、これは何のためのリメイクだったのだろうか?ヒッチコック版「サイコ」と全く同じカット割りで作られていることが一つの売りになっていたようだが、それだとなおさらリメイクの目的がよく分からない。違うところといえば、もちろん俳優は異なるが、あとは白黒がカラーになったぐらい。(映像技術の進歩による追加映像はあるようだが・・・)もちろん、ヒッチコック版「サイコ」は観ているので、新鮮さはなく、結末も知っているので「アッ!」という驚きもなかったが、忠実にリメイクしている割には、ヒッチコック版「サイコ」が醸し出すなんともいえないスリラー感があまり感じられなかった。リメイクの唯一良かった点はヒッチコック作品の素晴らしさを再認識させたことだろうか?
2008.05.31
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製作国 日本製作年 1999年時間 110分監督三池崇史出演高橋克典/羽田美智子山崎努/野際陽子津川雅彦/榎本加奈子
2008.05.27
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製作国 日本製作年 1995年時間 104分監督堤幸彦出演緒形拳/藤真利子左とん平/中尾彬根津甚八/松村達雄織本順吉/上田耕一
2008.05.25
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