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製作国 アメリカ製作年 2010年時間 97分監督ポール・W・S・アンダーソン出演ミラ・ジョヴォヴィッチアリ・ラーターキム・コーツショーン・ロバーツセルヒオ・ペリス=メンチェータ東京からT-ウィルスの感染が始まり、4年後、世界は滅亡の危機にあった。唯一、T-ウィルスの取り込みに成功し、強靭なパワーとスピードを身につけていたアリスだが、彼女のDNAを利用してクローンをアンブレラ社は生産していた。アリスはそのクローン隊を奪い、アンブレラ本社を急襲するが、本社は爆破され、クローン隊は全滅、アリスも身につけていた能力を失ってしまう・・・。映像的には進化しているが、内容的にはだんだん陳腐化しているというか、続編を作っている意味がよく見えない。もはや単なるゾンビとの格闘映画というだけであり、それ以外の面白さが見出せなくなっている。さらに続編を作るようだが、もはや???。冒頭、東京が舞台になっているが、ストーリー上、東京である重要性はまったくなく、どこでもいい感じで、こちらも興行上の日本に対する配慮としか思えない。単純明快な人気シリーズだが、宣伝の割には内容が伴わない作品。
2011.08.20
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製作国 日本製作年 2010年時間 118分監督行定勲出演藤原竜也/香里奈貫地谷しほり/林遣都小出恵介/竹財輝之助野波麻帆/中村ゆり正名僕蔵/石橋蓮司都内の2LDKのマンションに同居する男女4人の若者。映画会社に勤務する直輝、イラストレータの未来、フリーターで人気TV俳優と交際している琴美、大学生の良介。彼らは互いに深くは関わらず上辺だけの付き合いをちょうど良しとする共同生活をおくっていた。そんなある日、男娼のサトルが共同生活に加わるが、時を同じくして連続暴行事件が近くで起こり始め・・・・。共同生活をする男女4人を、それぞれの視点から描く興味深い構成。共同生活をしていながら一定のライン以上には立ち入らない、不思議な付き合いをしている彼らを見ると、ゲーム世代の現代の若者の生態の縮図といえなくもない。前半はどちらかといえばまったりした感じで何気に観ていられたが、後半から様相が次第に変わっていく。途中、やや中だるみ感は否めないが、ラストの衝撃と、それを衝撃とも思わない彼らの異常さにさらに戦慄する。これまでの作品でやたらオーバーアクションの目立った藤原竜也だが、本作ではかなり抑えた演技で好感が持てる。
2011.02.13
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 131分監督キャスリン・ビグロー出演ジェレミー・レナーアンソニー・マッキーブライアン・ジェラティレイフ・ファインズガイ・ピアース2004年、バグダッド。ブラボー中隊の2人は、爆弾処理中に爆死したトンプソン軍曹の後任ジェームズ班長を迎える。彼はこれまでに873個の爆弾を処理した爆弾処理のエキスパートだが、防護服を着なかったり、爆弾処理中に無線を切るなどチームプレイを無視する行動をするため、部下の2人は彼に反発するが・・・・。イラクの現実を生々しく伝えた映画。これがイラクの現実、日常かと思うと恐怖を感じざるを得ない。過剰な演出はなく、淡々と描いている分、より恐怖は増長され、手持ちカメラを有効に使っているため、臨場感、緊迫感は尋常ではない。最初から最後まで緊張しっぱなしで、息をつく間がほとんどなかった。任務完了までのカウントダウンを見るたびに、生きていることにホッと胸をなでおろすが、ラストの新たなカウントダウンの始まりに、言いようのない脱力感と絶望感を感じてしまった。生きていること、そして平和な日本の幸福感を再認識させられる映画。
2010.10.10
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 121分監督クリス・コロンバス出演ローガン・ラーマンブランドン・T.ジャクソンアレクサンドラ・ダダリオショーン・ビーンピアーズ・ブロスナン美術館で怪物に襲われた高校生のパーシーは、自分の父がポセイドンであり、自分も半神半人のデミゴッドであることを教師ブルナーから知らされる。しかも、全能の神ゼウスの最強武器である稲妻を盗んだ嫌疑をかけられていた。そのせいで母親を冥界の王ハデスにさらわれたパーシーは、嫌疑を晴らし母を救うべく、ハデスの元に向かうが・・・・。「タイタンの戦い」(2010年版)と同時期に観たが、あちらがギリシャ神話のイメージをよく表現しているのに対し、こちらは現代を舞台にしているため、ちょっと違和感の感じる世界観でややとまどった。ただそんなことは無視して観ると、お馴染みのギリシャ神話のキャラクターが登場する冒険アドベンチャー映画としては楽しめる。ただ、あまりにも神々が軽い扱いで俗人化したイメージで描かれているため、「オリンポスの神々」という荘厳なイメージはまったくない。
2010.10.09
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製作国 日本製作年 2009年時間 134分監督大友啓史出演大森南朋/玉山鉄二栗山千明/高良健吾遠藤憲一/松田龍平中尾彬/柴田恭兵日本を代表する大企業アカマ自動車に対し、中国系巨大ファンドが買収に乗り出した。ファンドマネージャーの劉一華は「アカマ自動車」を救いたいと友好的な買収を強調するが、中国系巨大ファンドの真の目的は不明だった。アカマ自動車の危機に対し、企業再生家・芝野はかつての盟友で天才ファンドマネージャーの鷲津に救いを求めるが・・・・。NHKドラマの劇場版。リーマン・ショック以降の世界経済を反映させた、虚実織り交ぜたような内容。テンポよい展開と緊迫感が伝わってくる映像で、成り行きにワクワクするストーリーではあるが、NHKドラマを見ていることが前提のようで、見ていない人にとってはイマイチ人間関係が分かりにくい。それにしてもそもそもハゲタカ=鷲津ではなかったのでは?この映画のハゲタカは玉山鉄二演じる劉のようで、その分、インパクトのある存在感でまさに主役のよう。鷲津は不利な展開のようで実はすべて想定内という、ありえない強さはちょっと現実離れしすぎているような・・・・。
2010.10.09
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 93分監督ラッセ・ハルストレム出演リチャード・ギアジョーン・アレンサラ・ローマーケイリー=ヒロユキ・タガワジェイソン・アレクサンダーある寒い冬の夜、大学教授のパーカーはベッドリッジ駅で秋田犬の子犬を拾い家にに連れて帰る。妻ケイトはその犬を飼うことを反対するが、飼い主が見つかるまでという約束で飼うことにする。子犬の首輪のタグに刻まれた「八」の字から「ハチ」と名付けられたその子犬は、パーカー家にとってもなくてはならない存在になっていき、やがてパーカーを駅まで送り迎えするようになるが・・・・。ストーリーの基本はいわゆる「忠犬ハチ公」の話で、「ハチ公物語」のリメイクだが、なぜリメイクされたのか?は伝わってこない映画だった。そもそも古き良き時代の日本の、舞台が渋谷で、実話がベースであるこの話だからこそ日本人として感動するストーリーではないでしょうか?アメリカ人にこの実話ストーリーを伝えたいとしても、実話に忠実でなければ感動も半減すると思われるし、アメリカでは公開されなかったらしいので、何のためのリメイクだったのか疑問に残る映画となった。(少なくとも日本人にとってはあまり意味のないリメイク)意味がないといえば、随所に挿入されているハチ目線の映像。観ていて煩らわしいだけで、ハチの心情が伝わってくるものではなかった。とはいっても動物もの。亡き主人を駅で待ち続けるハチのせつない表情にはちょっとジーンとくる。
2010.10.09
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製作国 日本製作年 2006年時間 98分監督冨永昌敬出演オダギリジョー/香椎由宇高田純次/麻生祐未光石研/KIKIキタキマユ/斉藤陽一郎杉山彦々/津田寛治自称・天才レントゲン技師の飛島芳一は、ある日、第二農響会の香川から動物国宝のオオサンショウウオのレントゲン写真を撮ってほしいとの依頼を受ける。それは経済的に逼迫したキンジロー財団を乗っ取るための香川の企みのためだった。依頼を受けた飛島はオオサンショウウオのキンジローを盗み出そうとするが、すでに財団の四女あづきによって盗まれた後だった・・・・。このわけの分からないタイトルになぜか惹かれ、期待して観たが、タイトル通りわけの分からない映画だった。DVDで観たが、途中何度か挫折しそうになってしまった。主演のオダギリジョーと香椎由宇のコンビはまずまずよかったけど、やはり脚本が悪いのか、邦画でありながら邦画の良さを排除して、たとえば分かりにくいフランス映画などの悪い部分だけを真似たような感じ。オオサンショウウオのキンジローもいかにも作り物っぽく、興醒め。
2010.10.09
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 98分監督デヴィッド・トゥーヒー出演ミラ・ジョヴォヴィッチティモシー・オリファントキエレ・サンチェススティーヴ・ザーンマーリー・シェルトン新婚旅行でハワイにやってきたクリフとシドニーのカップル。2人はカウアイ島にある、ハワイで最も美しいといわれるビーチを目指すが、途中、オアフ島で新婚カップルが殺され、犯人のカップルがカウアイ島に向かったとのニュースを聞く。そんな中、2人はニックとジーナ、ケイルとクレオという2組のカップルに出会い・・・。大どんでん返し系の映画ですが、結果を知ると「これは反則では!」と言ってしまいそうな作品。これ以上は言えませんが、ともかくメインのカップルは3組しか出てこないので、この中に犯人カップルがいることは間違いなく、「意外な犯人」ということであれば自ずと答えが出てしまうので、仕方ないとは言えますが・・・・。最後まで観ると、どうも納得のいかない部分も多々ありますが、ミステリーサスペンスものとして単純に楽しむ気持ちで観れば結構楽しめるかも!?
2010.08.16
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 86分監督オーレン・ペリ出演ケイティ・フェザーストーンミカ・スロート平凡な一軒家に暮らす若いカップル。しかし、家の中で何か異変が起こっている気配を感じた2人は、それが何かを確認するため、ビデオカメラを設置して一部始終を撮影することにする。やがて撮影したビデオに衝撃の映像が映るようになり、異変はエスカレートしていく・・・・。低予算映画としては予算並みの出来とは思うが、これが全米で大ヒットしたというのはチョット首をかしげる内容。内容的には全然怖くないし、カップル2人のいらつく会話にはだんだん嫌気が差してくる。(よく夏にTVで放映される心霊映像の方が怖い!)モキュメンタリー映画と分かっているから余計に怖さが伝わってこないのも原因!?大作映画に飽きた時に、おやつか何かのつもりでちょっとつまんでみるにはいい映画かも。
2010.06.19
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 141分監督マイケル・マン出演ジョニー・デップクリスチャン・ベイルマリオン・コティヤール1933年、仮出所したデリンジャーは、刑務所に舞い戻り仲間を脱獄させることに成功する。そしてその仲間たちと強盗団を結成し、次々と銀行を襲撃していく。彼の大胆な犯行手口と、捜査機関の網の目を鮮やかにすり抜ける姿に、一躍世間に注目される存在になっていくが・・・・。ジョニー・デップというと超ヒット作「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジャック・スパロウ役の印象が強いが、本作の役どころはクールでかっこいい犯罪者の役で、また新たなイメージ像を作った感がある。史実にできるだけ忠実に制作したらしいので、歴史ドラマとしても見る価値があるかもしれないが、最期は意外とあっけなかった気がした。もっとドラマチックかと思っていたが、これも史実に忠実にしたための功罪か!?
2010.06.19
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製作国 日本製作年 2009年時間 132分監督山崎貴出演草なぎ剛/新垣結衣武井証/筒井道隆夏川結衣/香川京子中村敦夫/大沢たかおひょんなことから戦国時代にタイムスリップした小学生の真一は、春日という小国の廉姫と、その姫を命がけで守る侍・又兵衛と出会う。真一の面倒を見ることになった又兵衛と真一は次第に打ち解けあい、気心の知れあう仲になっていく。そんな頃、北関東の大名・大倉井高虎が廉姫に婚儀を申し込んでくるが・・・・。『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』の実写化。全体的にはそれなりに良かったと思える作品だが、「ALWAYS 三丁目の夕日」のような涙がこみ上げてくるところまではいかなかった。特にラストシーンはなんか釈然としないものが残り、無理やり泣かせようとする気すらしてチョット残念な終わり方。タイムスリップ映画ではあるが、そのあたりはあまり描かれてなく、タイムスリップの理由や方法には重きを置いていない。むしろ戦国映画といった方がよいほど、合戦シーンはそれなりに迫力がある。
2010.05.04
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 100分監督オキサイド&ダニー・パン出演ニコラス・ケイジチャーリー・ヤンシャクリット・ヤムナームペンワード・ハーマニー引退を考えていた殺し屋のジョーは、最後の仕事でタイのバンコクを訪れ、街のチンピラ、コンを使い走りとして雇う。だが、コンが仕事の最中にジョーとの約束を破ってしまい、ジョーは自らのルールに従いコンを殺そうとするが、彼の姿に若い頃の自分を重ねたジョーはタブーを破ってコンを助けるが・・・・。奇抜な設定で興味深い作品の多いニコラス・ケイジの映画だが、この作品に限ってはそんな興味を惹くような新奇な設定も無く、ストーリー的にもありきたり。舞台がタイのバンコクという点でハリウッド映画とは違う風情を醸し出してはいたが、あまりにも単純なストーリーで、ニコラス・ケイジの独り舞台。硬派なアクション映画に花を添える、耳の不自由な女性とのラブストーリーも中途半端で、ラストも衝撃というよりは後味の悪さが残るものとなった。
2010.05.01
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製作国 イギリス製作年 1989年時間 125分監督テリー・ギリアム出演ジョン・ネヴィルエリック・アイドサラ・ポーリーオリヴァー・リードチャールズ・マッケオン18世紀、トルコ軍の占領下にあったドイツのとある港町の劇場の舞台に、バロン・ミュンハウゼンが突然姿を現す。彼は、自分がトルコ軍に追われるはめになった理由を語るが、あまりにも荒唐無稽な話だったので誰も信用しなかった。しかし、10歳の少女サリーに励まされ、トルコ軍を撃退する約束をしてしまう。そこで彼は、かつて一緒に戦った4人の仲間を集めるために絹の下着で作った巨大気球でサリーとともに旅に出るが・・・・。作り手の遊び心が感じられる映画。しかし、内輪ウケしてるのかもしれないが、観ている側にはその面白さはあまり伝わってこない。そこにも興行的失敗の大きな要因があったのかもしれない。テリー・ギリアムといえば、家族で楽しめる映画が多いが、大人にはちょっと幼稚でバカバカしく、子供にはシュールなギャグが伝わるか疑問が残るといった中途半端さは否めなかった。ただ最近のCGを使った映画を見慣れているせいか、映像的には稚拙ながら、手作り感が伝わってくるような新鮮さは逆にあった。原作はドイツの民謡「ホラ吹き男爵の冒険」。この話の主人公がミュンヒハウゼン男爵だが、彼は架空の人物ではなく、実在の人物である。
2010.03.20
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 103分監督リチャード・シェパード出演リチャード・ギアテレンス・ハワードジェシー・アイゼンバーグダイアン・クルーガーかつて紛争地域から伝説的なレポートを送っていたサイモンだったが、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の現場から生中継中に横言を吐き、クビになってしまう。一方、サイモンとコンビを組んでいたカメラマンのダックは本国に戻され出世していた。その二人が数年後、ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで再会し、サイモンはダックに大きなネタがあることを告げ、協力を求めるが・・・・。実録記事を基にしているが、すべて事実というわけではなく、虚実入り混じった作品。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争は時々ニュース等で知ることはできるが、やはり日本とは別世界での出来事のようにとらわれており、改めてこのような映画を観ることで戦争の悲惨さ、戦時下における非道な殺戮などを見せつけられ、恐怖と怒りを感じる映画となった。いい感じで老境の域に達しかけているリチャード・ギアが落ち着くどころか、熱いジャーナリストを好演しています。すぐに暴走してしまうサイモンを相棒のダックがうまく抑えながらストーリーは展開しますが、観ていてうらやましい感じのコンビで、緊張感あふれる状況の中でカンフル剤のようなコミカルな会話が交わされるため、適当にホッとします。エンディングで事実に関するテロップが流れますが、改めて政治の世界で大きな力が働いていることが分かり、嫌な気分にさせられます。そのため、ラストシーンは出来すぎのようなフィクションですが、ちょっと胸がすくのでは?
2010.03.16
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製作国 日本製作年 2008年時間 103分監督矢口史靖出演田辺誠一/時任三郎綾瀬はるか/吹石一恵田畑智子/寺島しのぶ岸部一徳機長昇格を目指す副操縦士の鈴木和博。実機での最終試験となるホノルル行き1980便のフライトに挑むことに。だがその試験教官として同乗したのは堅物で威圧感のある機長の原田だった。一方、同じ便に乗り込んだ国際線デビューの新人キャビンアテンダントの斎藤悦子。鬼チーフ・パーサーが同乗するということでテンパリ気味で、次々と失敗を連発するのだった・・・・。もともとはパニック映画として描く予定だった映画らしいが、内容的には乗務員および空港関係者の群像劇になっており、なおかつコメディテイストの強い作品となっている。そのため後半は、機体に異常が発生し、いわゆるパニックものの様相を呈してくるが、前半の雰囲気からあまり緊張感は感じられない内容となっている。ただ、緊張感がない分、お笑い要素は多々あり、結構楽しめる。さらに現場で働く人々の裏側が色々描かれていて、へぇーという話もあって面白いです。
2010.03.10
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 95分監督ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン出演ブラッド・ピットジョージ・クルーニージョン・マルコヴィッチフランシス・マクドーマンドティルダ・スウィントンアルコール依存症がばれてCIAを辞めるはめになったベテラン局員のオズボーンは、その腹いせにCIAに関する暴露本を執筆し始める。しかし、その原稿データが、離婚を有利に進める証拠集めをしていた妻のケイティによって持ち出され、1枚のCD-ROMとして、とあるスポーツジムの間抜けな従業員チャドの手に渡ってしまう。その内容がCIAの機密事項だと勘違いしたチャドは、小金目当てに同僚のリンだとともにオズボーンをゆすり始めるが・・・・・。93分という短尺のせいもあるのか、内容的には期待したほど深みはなく、あっさりした感じ。ストーリーの骨格は、CIAの機密情報が書き込まれたCD-ROMをめぐってのドタバタ劇だが、少ない登場人物たちが色々と複雑に絡み合って関係していくあたりは脚本的には良くできている。そして終盤の意外な展開には驚かされるが、期待していたような大ドンデン返しなどはなかったのはチョット残念。ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットが「オーシャンズ」シリーズとはかなり違ったキャラクターを演じているのは新鮮で面白く、特にブラピのおバカぶりは今までのイメージを変えるような演技だった。軽いタッチのおバカ映画なので気楽に観れる映画。
2010.03.07
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製作国 イギリス製作年 2008年時間 110分監督ロジャー・ドナルドソン出演ジェイソン・ステイサムサフロン・バロウズスティーヴン・キャンベル・ムーアダニエル・メイズリチャード・リンターンイギリスで実際に起こり、報道規制によって真実が封印された銀行強盗事件に基づいた作品。1971年、中古車販売をしているテリーは旧知の女性マルティーヌが持ちかけてきた銀行強盗計画に乗り、仲間を集めて実行に移す。銀行強盗はまんまと成功し、テリーらは巨額の金品を奪い取る。しかし、この計画は王室のスキャンダルの証拠写真を回収するためのものだった。その事実を知った彼らは・・・・。前半は銀行強盗の成否にドキドキ、後半は彼らが奪った写真や帳簿の回収を図る組織に狙われる展開にハラハラと、終始テンポよいサスペンスに楽しめる。普通は銀行強盗だけでも十分楽しめる題材だが、この映画は銀行強盗後がさらに盛り上がるという、1つで2度美味しい作品となっている。さらにこれが実話ということだし、できるだけ事実を忠実に再現しているらしいので、さらに興奮度アップです。ラストも痛快で後味の良いクライム・サスペンス映画です。
2010.03.07
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 93分監督ロドリゴ・ガルシア出演アン・ハサウェイパトリック・ウィルソンデヴィッド・モースアンドレ・ブラウアークレア・デュバルセラピストのクレアは、飛行機墜落事故で奇跡的に生き残った5人の心のケアにあたることになった。しかし、その中で一人だけ、事故のトラウマを感じさせず、戸別訪問を希望するエリックに戸惑いを感じながらも惹かれていくことに。一方、事故の記憶をたどる過程で、彼らを監視している人物がいることに気付いたクレアは、事故の真相を隠蔽しようとしている航空会社の陰謀ではないかと疑い始める・・・・。この手の映画は宣伝する側も、そしてこうしてレビューを書くときも難しいものです。ちょっとでも核心に触れるとネタばれになってしまうからです。特に心理サスペンスものと謳っている映画などはその最たるものです。だからほとんど触れることはできませんが・・・。ただ前半の展開とは打って変わった後半の展開というか結末が待っています。意外な展開に驚く人、裏切られた感じを抱く人、それぞれいるかと思います。これも最近よく見かける意外性を主軸にしているが故に、全体的におかしな部分もあり、賛否両論の的になりやすいように思えますが、こういう内容ではこういう展開しかしょうがないのでしょうね。
2010.03.07
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製作国 日本製作年 2008年時間 115分監督英勉出演谷原章介/塚地武雅北川景子/佐田真由美大島美幸/池内博之本上まなみ/佐々木希中条きよし/伊武雅刀母親の残した定食屋を継いだ琢郎は、料理は上手いが容姿がぶさいくなため、今まで女性に告白してはフラれていた。そんな琢郎の店に美人で心優しい寛子がバイトとしてやってくる。一目で寛子に惚れた琢郎だったが、あっけなくフラれ、ひどく落ち込んでしまう。そんな矢先、立ち寄った洋服屋で、着るとハンサムになれるというスーツを勧められることに・・・・。もちろんハンサムな男がもてるのは仕方のないことです。でも見た目だけではなく、内面で判断しようとする女性もおり、本当に大切なことは内面がハンサムなことであることを言いたいのかもしれませんが、それ自体ベタな話で現実はそうでもないですよね。でも昨今ではお笑いスターをはじめとした、モテる男の要素も多様化はしており、ただハンサムなだけではダメですね。映画自体はちょっとおバカ映画に近い完成度の低さがあり、特に谷原章介の見ていて恥ずかしくなりそうな素人演技(そういう演出なのでしょうが・・・)がどうも作品の品位・品質を下げているような気がしてなりませんでした。逆に北川景子は本人も役どころもとてもよく、非常に好感の持てる女優さんでした。期待せずに気楽に観るにはいい作品。
2010.03.07
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製作国 日本製作年 2008年時間 105分監督中島哲也出演役所広司/アヤカ・ウィルソン妻夫木聡/土屋アンナ阿部サダヲ/加瀬亮小池栄子/劇団ひとり山内圭哉患者も医者も看護婦も癖のある者ばかりのとある病院。その中でも偏屈ジジイで通っている大貫はみんなの嫌われ者だった。ある日、大貫は自分が大事にしているライターを少女パコが盗んだと誤解し殴ってしまう。後になって、パコが事故の後遺症で1日しか記憶が持たないことを知った大貫は後悔し、今までの態度を改めることにした。そしてパコのために、彼女が大切にしている絵本「ガマ王子対ザリガニ魔人」を院内で上演しようと提案する・・・・。豪華な出演陣、原色を主体とした色彩とCGとの融合による映像びと非現実感、従来の邦画とも洋画とも違う世界観、そしてオーバーアクションと扮装・特殊メイクによる奇抜感、あらゆる意味で今までの常識を打ち破る映画だった。ただ注目点は多いものの、面白いかといわれると個人的には全然面白くなかった。ファンタジーに理解がないのか、常識にとらわれすぎているのか分からないが、常識を打ち破った内容が結構わざとらしく、奇をてらった演出のようでかなり違和感があったからだ。総合的にはかなり低評価となったが、出演陣の、これまでのキャリアをかなぐり捨てたような熱演には拍手を贈りたいし、パコを演じたアヤカ・ウィルソンはキュートで可愛かった。
2010.03.06
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製作国 日本製作年 2008年時間 131分監督石井康晴出演井上真央/松本潤小栗旬/松田翔太阿部力/西原亜希佐藤めぐみ/加藤夏希北王路欣也/加賀まりこ神尾葉子原作の同名ベストセラー・コミックのテレビドラマの映画化。「花より男子2~リターンズ~」から4年後が舞台。道明寺がつくしにプロポーズして4年。道明寺は全世界に向けて盛大な婚約発表会見を行う。そして2人は結納を交わすことになり、つくしは道明寺の母から道明寺家に代々伝わる推定100億円ともいわれるティアラ“ビーナスの微笑”を贈られる。しかし、その夜、そのティアラが何者かによって盗まれてしまう・・・・。相変わらず最近多い人気TVドラマの映画化。ほとんどTVドラマを見ない(もちろん原作コミックも読んでない)ため、登場人物や設定、経緯等一切分からない。この映画もTVドラマからの継続のようだが状況はよく分からないまま観始めた。すぐ、大金持ち男と貧乏娘の超格差婚がストーリーの中心とは分かったが、何か途方もない金額の盗難事件が起こって、ちょっとしたサスペンスもの?と思いながら観てしまった。これ以上言うとネタばれになるため書かないが、ドラマとはいえ大金持ちのやることは一般庶民には理解できないことなのですね。スケールが大きすぎて現実感ゼロのストーリーだが、コミックの世界と割り切って観れば結構楽しめる。前半の展開から一転する後半も、単純だったストーリー展開に刺激を与える点で面白い。
2010.02.21
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製作国 アメリカ製作年 1965年時間 107分監督オットー・プレミンジャー出演ケア・ダレーキャロル・リンレイルチー・マンハイムノエル・カワードアメリカからロンドンに引っ越してきたアンは新しいアパートに入り、この日から保育園に預けた4歳の娘バニーを迎えに行った。しかしバニーの姿はどこにもなく、保育園の先生もバニーという子供を知らなかった。ヒステリックになったアンはロンドンに駐在して記者をしている兄スティーブンを呼び、警察に捜索依頼をする。しかし一向にバニーを見た者は現れず、さらに家からはバニーの持ち物一切がなくなっていた。やがて警察はバニーの存在すら疑うようになるが・・・・・。日本ではビデオ・DVD化されていない作品で、WOWOWで観ることができた。最初は幼い娘が行方不明になったという単純なサスペンススリラーで始まるが、やがてその娘を見た者が誰もいないこと、その子の存在を証明する持ち物などが一切ないことなどから、娘は最初からいないのでは?という疑惑に変わってくる。ここまで観ているとジョディ・フォスターの「フライトプラン」を思い出すが、この映画の主人公アンはジョディのようにアクションには走らない。そういう意味ではミステリーサスペンスとしてのスタンスを保持している。ストーリーは分かりやすく、盛り上げ方もよい。動機はいささか理解できない点もあるが、ラストまで緊張の持続する良作である。
2009.12.31
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 92分監督ピーター・バーグ出演ウィル・スミスシャーリーズ・セロンジェイソン・ベイトマンジェイ・ヘッドエディ・マーサンロサンゼルスで酒びたりの毎日を送る男ハンコックは、実は不死身で空も飛べ、驚異的なパワーを持つ超人だった。その能力を使って、事件が起きればすぐ駆けつけ解決はしてくれるが、その解決方法は乱暴で周囲に与える損害は莫大なものになり、スーパーヒーローであるにもかかわらず人々から非難されていた。そんなある日、ハンコックが助けた男レイから、正義のヒーローとしてのイメージアップ計画を持ちかけられる・・・・。一言で言うと、前半のつかみOK、後半よく分からない、といった映画。前半の面白いところは大半、予告編で観れるのでわざわざ劇場にまで来て観る映画ではなかった!設定自体は面白く、どんな展開になるのかとワクワクさせられるが、想像とは違った方向に話が進んでいき、ちょっと唖然とさせられた。(これ以上いうとネタばれになるが、勝手にヒーローものと思っていたのが裏切られた感じ)スーパーマン並みの能力を持っているが、何でこんな能力を持っているのか前半は全く分からず、後半でも・・・・といったもやもや感の多分に残る映画だった。いずれにせよ、なかなか面白いキャラ設定なので、味付け次第でもっともっと面白くなりそうな映画である。
2009.11.14
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 112分監督ロブ・コーエン出演ブレンダン・フレイザージェット・リーマリア・ベロ ルーク・フォードイザベラ・リョンジョン・ハナ太古の中国。中国全土統一の野望に燃える皇帝は、呪術師ツイ・ユアンに横恋慕して彼女の恋人を殺害したため、彼女の呪いによって陶器にされてしまう。時は変わって1946年。ロンドン在住のリックとエヴリン夫婦は、息子のアレックスを海外留学に送り出し退屈な日々を送っていた。そんな彼らに秘宝“シャングリラの眼”を上海に移送する仕事が舞い込んでくる。そこでやってきた上海で偶然、息子のアレックスと再会することに。ところがアレックスが発見した皇帝のミイラが復活したことで・・・・。最新のCGを駆使した映像とテンポよい展開で、まずまず楽しめる作品に仕上がっている。出てくるキャラクタも多彩で面白い。ファンタジーSFにつきもののようなドラゴン、未知の動物として有名なイエティ、兵馬俑を彷彿させる皇帝軍、そしてお決まりのミイラ、といった具合で楽しませてくれる。一方、今回は主役のリックに加え、リックとエヴリンの息子アレックスが大活躍するストーリーとなっている。それもそのはず、1作・2作でエヴリンを演じたレイチェル・ワイズが今回降板したための措置らしいが、レイチェル・ワイズの出演しないハムナプトラはハムラプトラではないような気もした。なお、1作目の「ハムラプトラ」の原題は「The Mummy」(ミイラ)で、ハムラプトラとは映画に出てくる砂漠にある伝説の都のことだが、この3作目は伝説の都ハムラプトラとは何の関係もない。
2009.11.10
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 91分監督M・ナイト・シャマラン出演マーク・ウォールバーグズーイー・デシャネルジョン・レグイザモスペンサー・ブレスリンベティ・バックリー「シックス・センス」「サイン」のM・ナイト・シャラマン監督が最新作ミステリー・サスペンス。ある日突然、アメリカ全土からミツバチが消える異常現象が起こる。そしてニューヨーク・セントラルパークで人々が突然立ち止まり、次々と自らの命を絶っていった。この異常現象は次第に広がりをみせ始め、多数の犠牲者を生んでいくことになる。この事態の知らせを聞いたフィラデルフィアの高校教師エリオットは安全な場所に避難しながら事件を解明しようとするが・・・・。「シックス・センス」で衝撃のラストを経験させられて以来、結構期待させられては裏切られてきた感のあるM・ナイト・シャラマン作品だが、これは・・・・。レビュー結果はネタばれに即通じるので、後述としたい。ともかく、恐怖の正体が目に見えない、そして突然のようにやってくる防御しがたい死、さらに打ち手のない防御策、周りの人が次々と犠牲になっていく恐怖感の盛上がりは凄い。ミステリー・サスペンスとしては、全てが謎で、見えない恐怖が迫り来るため、もう身震いがするほどつかみはOKといった作品。
2009.11.08
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 102分監督ウィリアム・フリードキン出演アシュレイ・ジャッドマイケル・シャノンリン・コリンズハリー・コニック・Jrブロードウェイの舞台を映像化したサイコ・スリラー。自分の不注意で息子が行方不明となったことを心の傷として抱えているアグネスはひとり、モーテルで暮らしていた。また最近は、暴力的な元夫からと思われる無言電話に頭を悩ませていた。ある日、バーで働く彼女の同僚からピーターという男を紹介される。謎めいた男ながら孤独に生きる彼にアグネスは好意を抱いていく。やがて彼は、従軍中に薬の実験台となり、自分の体内に“虫”が繁殖していると告白する・・・・。アグネスが暮らすモーテルの一室が舞台の、いわゆる密室劇。タイトルになっている“バグ(=虫)”が彼らを恐怖に陥れていく唯一のものだが、虫は決して画面に映らない。というか、虫がいるという妄想に次第に精神がいかれていく彼らを描くのが目的?のようなので、見えない虫の方が恐怖は倍増するのかも!?それにしても最近観る謎めいた映画の特徴なのか、答えがない(謎が解けない)物が多いような気がする。この映画もそうで、途中に散りばめられた謎に対して確定的に出された答えは何一つなかったのではないか?観客に想像させることで作品の解釈の幅を広げているのか?よく理解できないが、消化不良感の残る映画である。
2009.11.07
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 90分監督ピート・トラヴィス出演デニス・クエイドマシュー・フォックスフォレスト・ウィッテカーシガニー・ウィーバーウィリアム・ハートアメリカ大統領襲撃事件を、目撃者8人の視点から追うサスペンス・アクション。テロ撲滅国際サミットが開催されているスペイン、サラマンカ。サミットに出席していたアシュトン米大統領は、広場で演説しようとして何者かに狙撃され、直後大爆発が起こる。大統領の警護に当たっていたシークレットサービスのバーンズが、向かいの建物の異変に気付いた矢先のことだった・・・。狙撃前後の23分間を目撃者それぞれの視点から繰り返し再現しながら、事件の全貌を明らかにしていく方式は非常に面白い。ただ、視点が変わるごとに事実が少しずつ明らかになっていくのは観ていて惹きつけられるが、小さな衝撃が段階的に起きる反面、最後のドンデン返しというのがないのがチョット寂しい。一見複雑なようだが、実は分かりやすいストーリー。目的が大統領狙撃事件の真実を明らかにすること一点に集中しているため、それ以外(特に登場人物についてはほとんど描かれていない)は薄っぺらい内容。犯人も途中で分かるため、謎解き性というのは低い。また後半は謎解きというよりはカーチェイスが強調されるアクション映画に変わってしまっている。それでもテンポよく、コンパクトにまとめているので、飽きずに楽しめた。
2009.10.11
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製作国 メキシコ/スペイン/アメリカ製作年 2006年時間 119分監督ギレルモ・デル・トロ出演イバナ・バケロセルジ・ロペスマリベル・ベルドゥダグ・ジョーンズアリアドナ・ヒル1944年のスペイン。母親と山奥の駐屯地にきたオフェリア。彼女は、庭の奥にある迷宮の地下で牧神パンに自分が王国の姫であることを告げられる。その王国に戻るためには、満月の夜までにパンから与えられた3つの試練に耐えなければならなかった。つらい現実から逃れたいオフェリアはそれを受け入れ、試練に向うことに・・・。ファンタジー映画という気持ちで観ていたら、良くも悪くも裏切られた映画だった。まさにダーク・ファンタジー。ラストの結末も、ファンタジー映画とは思えないものが待ち受けている(ネタばれになるので、これ以上言えません)。試練の場に現れる魔者たちも、気色悪いというか、異形というか、ヘンなものばかり。ただ、この映画はそういった幻想的な世界ばかりを描いているのではなく、現実世界として背景にはスペイン内戦という歴史的事実も描いており、なかなか深いものがある。いずれにせよ、普通のハッピーなファンタジー映画ではないことだけは確か。
2009.10.10
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 126分監督アレン・コールター出演エイドリアン・ブロディベン・アフレックダイアン・レインボブ・ホスキンス1950年代のTV番組でスーパーマン役を演じ人気を博した実在の俳優ジョージ・リーブスの謎の死を描くサスペンス・ミステリー。彼の死の謎を追う架空の私立探偵を織り交ぜながらハリウッドの内幕を暴露していく。1959年6月16日、スーパーマン役で知られた俳優ジョージ・リーブスが自宅で死亡する。警察は拳銃自殺と断定するが、彼の母はその死に不審を抱き、調査を私立探偵に依頼する。依頼を受けた探偵シモは捜査を進めるうちに自殺に疑問を持ち始める・・・。無名の俳優ジョージ・リーブスが、大物映画関係者の妻との不倫をきっかけに人気俳優にのし上がるも、固定イメージのついた役から脱却できずに苦しむ中、死を迎えるまでと、彼の死の謎に迫るべく調査する探偵シモのドラマの2本のストーリーがうまく絡まりながら進んでいく。リーブスの栄光と苦悩の物語はドラマとして良かったが、本題の“死の謎”については結局迫りきれず結論もないまま終わってしまうという消化不良の内容となっている。ハリウッドの内幕暴露というふれこみだったが、特に目新しさのない内容ではあった。
2009.10.05
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製作国 アメリカ製作年 2003年時間 115分監督ロン・シェルトン出演ハリソン・フォードジョシュ・ハートネットレナ・オリンブルース・グリーンウッドロス市警のベテラン刑事ジョーは、新人のKC.とコンビを組んで、ラップグループの殺人事件を追っていた。しかし、ジョーは副業の不動産取引にいそしむ一方、KC.は俳優を目指して捜査の合間に演技の訓練をしていた。やがて彼らは事件の裏に陰謀が渦巻いていることを知り・・・・。特に特徴のないストーリー展開で、取り立ててすごいアクション映画でもない、かといってコメディ映画でもない、中途半端な映画に終わっているのが残念。ハリソン・フォードとジョシュ・ハートネットという2大スターの共演なのだからもう少し何とかならなかったのかなと思われる。サスペンス性も薄く、刑事ドラマとしても特筆すべき点がないことから、観ていても退屈で長く感じられた。刑事の副業が目新しいといえば目新しいが、それも描き方が中途半端。いずれにせよ消化不良の映画。
2009.10.04
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 94分監督ラッセル・マルケイ出演 ミラ・ジョヴォヴィッチマイク・エップスオデット・フェールアリ・ラータースペンサー・ロック人気アクションシリーズの第3弾。前作から数年後、砂漠の中で生存者を捜してさまようアリスは、アンデッドとカラスの大群に襲われているコンボイを救出する。そしてコンボイの生存者軍団と、唯一T-ウィルスから感染を免れていると推測されるアラスカにむかうことを決断する。一方、アリスの居場所を衛星から感知したアイザックス博士は、追っ手を差し向けるのだった・・・。ゾンビ映画というよりも、もはやアクション映画となった本作。ミラのアクション・シーンが満載。しかし、あまりにも強すぎて、ミラの戦闘シーンは逆にあまり緊張感が感じられなかった。前半は、これからどうなるのかという期待を膨らませる展開ながら、後半はあまりにあっさりした終わり方で、消化不良感が残った。ラストは意味深な終わり方だったので、ひょっとして・・・。
2009.09.27
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 110分監督ジェームズ・フォーリー出演ハル・ベリーブルース・ウィリスジョヴァンニ・リビシゲーリー・ドゥーダン上司と喧嘩し新聞社を辞めたロウィーナのもとに、幼馴染のグレースが変死体で発見されたという知らせが届く。幼馴染の変死事件に不審を抱いたロウィーナは、死の数日前にグレースから聞かされた話から大手広告代理店社長のハリソン・ヒルに疑いの目を向ける。真相を突き止めるため、ロウィーナは派遣社員になりすまし、ハリソンの会社に潜り込むが・・・。本作のコピー「ラスト7分11秒まで、真犯人は絶対わからない-。」「あなたは絶対騙される」というのを観て期待して観に行ったが、騙されたのは“期待”だったように思える。逆にこのコピーのせいもあり、ラスト7分11秒になる前に途中で犯人も分かってしまった。ストーリーはテンポよく、スリリングなシーンもあるが、説明不足なのか描ききれていないのか分かりにくい展開も目に付いた。ラストのドンデン返しは予告なくくるからこそ衝撃度も大きいが、始めから宣伝文句に入れてしまうと期待しすぎる分、衝撃度が半減する典型的な例といえる。
2009.09.27
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製作国 日本製作年 2007年時間 116分監督馬場康夫出演阿部寛/広末涼子薬師丸ひろ子/吹石一恵伊藤裕子/劇団ひとり小木茂光/森口博子伊武雅刀日本のバブル時代を舞台にしたSFコメディ。現代の不景気を招いたバブル崩壊を阻止すべく、タイムマシンを発明した女性科学者が1990年にタイムスリップしたまま行方不明に。そのことを官僚の下川路から聞いた娘の真弓は後を追って1990年にタイムスリップする。そこで真弓が見たのは、現代の不景気とは程遠いバブル時代を謳歌する人々だった・・・。バブルが崩壊し、10年以上にわたる平成大不況に見舞われる日本だが、やっとそのドン底から這い出て景気回復の兆しが出てきた今だからこそ作れた作品か?良くも悪くも昭和末期から平成初頭にかけて日本人が体験したバブル期を懐かしむことができる作品となっている。(その点はこの時代を生きた人には非常に楽しめる)ゆえに、タイムスリップものでは常に指摘されるタイムパラドックスはほとんど無視の状態。あまり深く考えず、作り手共々楽しもうとする“ホイチョイ・プロダクション”ならではともいえる。
2009.09.23
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製作国 日本製作年 2007年時間 117分監督瀧本智行出演豊川悦司/石橋凌小澤征悦/笹野高史片岡礼子/井川遥松田美由紀6年前、指揮官として担当した男児誘拐事件で、人質を殺され犯人を取り逃がした過去を持つ巻島刑事。新たに起きた連続児童誘拐殺人事件を解決するために警察が考え出した“劇場型捜査”の担当に巻島刑事が指名される。巻島はテレビ番組に出演し、犯人バッドマンに向って呼びかけるが・・・。犯人が誰かとか、動機は何かなどは重要視されていないし、犯人像すら浮かんでこないミステリー。姿なき犯人との目に見えぬ対決だけでなく、巻島がひたすら犯人に迫ろうとする中で、警察組織やマスコミの壁にぶち当たり、生死をさまよう妻と捜査との板ばさみの状態になるなど、精神面での描写が多かった。最後に犯人は捕まり、事件は解決するので多少スッキリするが、謎が残らないわけではない。
2009.09.23
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 170分監督ゴア・ヴァービンスキー出演ジョニー・デップオーランド・ブルームキーラ・ナイトレイチョウ・ユンファジェフリー・ラッシュシリーズ完結編にあたる第3作。東インド会社のベケット卿に下ったデイビィ・ジョーンズによって海賊たちは絶滅の危機に瀕していた。生き残るには伝説の9人の海賊王が集結し、東インド会社に対抗するしかなかった。しかし、最後の一人はクラーケンの餌食になってデイビィ・ジョーンズ・ロッカーに閉じ込められているジャック・スパロウだった。エリザベスらはジャックを救うため、世界の果てを目指す・・・。それなりには面白かったが、あまりにも公開前の話題性が高く期待度も大きかったためか、観ていて“おや?”と思わせる展開が目立ち、1作目、2作目ほどの興奮はなかった。色々詰め込みすぎているような感もあり、第1作から比べると多少分かりにくいところがあるせいかも。またジャックの登場シーンが期待したよりも意外と少なく、逆にエリザベスの活躍が目立つ作品となっている。しかし後半の決戦シーンからはかなり盛り上がり、ジャックの活躍も十分みられる。さらに第1作で敵役だった海賊バルボッサがなかなかいい役どころを演じているのも面白い。ところで肝心のジャック、エリザベス、ターナーの3人の織りなす恋の行方は・・・? それは観てのお楽しみ!
2009.09.22
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製作国 日本製作年 2004年時間 119分監督井筒和幸出演塩谷瞬/高岡蒼佑沢尻エリカ/楊原京子尾上寛之/真木よう子小出恵介/波岡一喜オダギリジョー/光石研1968年、世の中はグループサウンズ全盛の頃。京都府立東高校の空手部と朝鮮高校のアンソン率いる一派は激しく対立していた。そんな中、東高校の松山はアンソンの妹でフルートが得意なキョンギャに心を奪われる。彼は彼女に近づきたいためにギターを練習し始めるが・・・。ストーリー的には「ウエストサイド物語」を思い起こさせる内容だが、対立軸が日本人対朝鮮人ということで「ウエスト~」よりもより現実的で身近なイメージがある。日本人がかつて朝鮮人に対して行った蛮行、そしてその逆も然り。それによって我々は様々なことを論じているが、果たしてどれだけのことを知り理解しているのか?この映画では、自ら対立する相手の中に飛び込んでいき、相手を理解しようと努力する大切さが感じられた。出演者も(私にとっては)無名の俳優ばかりだが、それが却って新鮮でエネルギッシュなものになっている。たいして昔の作品ではないが、沢尻エリカやオダギリギョーも初々しくて好感が持てた。なお題名の“パッチギ”とは「突き破る」という意味のハングル語で転じて「頭突き」を表すそうだが、喧嘩・乱闘シーンは観ていても痛みが伝わってくるような激しいものだった。
2009.09.22
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製作国 日本製作年 2004年時間 119分監督宮崎駿声の出演倍賞千恵子/木村拓哉美輪明宏/我修院達也神木隆之介/伊崎充則大泉洋/大塚明夫英国の児童書「魔法使いハウルと火の悪魔」を宮崎駿監督が映像化したアニメ。背景は激しい戦争ながら、物語はラブ・ストーリーとなっている。街で兵隊に絡まれたソフィーを謎の美青年が助ける。彼こそ悪名高き魔法使いハウルだった。その夜ソフィーは、彼女のところにやって来た荒地の魔女に魔法をかけられ、90歳の老婆にされてしまう・・・。宮崎アニメ(ジブリ作品)はあまり観たことがなく、鑑賞作品は「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」に続いて3作目となった。映像は相変わらず綺麗で、「もののけ姫」のような残虐性がなかったのは観ていてよかった。ただ全体的にはよく理解できない映画?特に背景が全くわからなかった。
2009.09.22
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製作国 アメリカ製作年 2004年時間 114分監督エリック・ブレス出演アシュトン・カッチャーエイミー・スマートウィリアム・リー・スコットエルデン・ヘンソンメローラ・ウォルターズ自分の綴った日記を使用して過去に戻り、現在や未来を変えることができる青年を描くSFスリラー。エヴァンは幼い頃から記憶を失うことが多かったことから治療のために日記をつけ始める。13歳のときに幼馴染と悪戯がもとで大事故を起こしてしまうがその時も彼の記憶は空白だった。やがて大学生となったエヴァンは昔の日記を見つけ、そのときからエヴァンの意識に変化が起こる・・・。「バタフライ・エフェクト」とは「羽ばたいた蝶の影響で、地球の裏側で竜巻が起こる」という比喩で、わずかな違いが後に大きな結果の差を生むというカオス理論のこと。「タイムトラベル」と「もしも・・・」を組み合わせたような映画で設定としては非常に面白かったが、構成が複雑でとにかく観ていて判りにくかった。ストーリーが進むほど判らなかったことが判ってくる面白さはあったが観ていて疲れた!
2009.09.21
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製作国 アメリカ製作年 2005年時間 140分監督クリストファー・ノーラン出演クリスチャン・ベイルリーアム・ニーソンマイケル・ケインモーガン・フリーマンゲイリー・オールドマンバットマンシリーズ第5弾。ゴッサム・シティの大富豪の御曹司ブルース・ウェインは、目の前で強盗に両親を殺されて人生が一変する。復讐に燃えるブルースはヒマラヤの奥地に存在する影の同盟のデュカードに師事し格闘術や精神鍛錬のすべてを授かる。数年後、ゴッサムに戻ったブルースはバットマンとして悪と戦うことを決意する・・・。作品としては5作目だが、タイトル通り、バットマン誕生に至る秘話がストーリーの中心。第1作で強調されていたブルースの心の闇の原因となっていた過去が明らかになるストーリーは面白かった。ただ過去4作で出演していた個性的な悪役キャラクターはなく、その点では面白さは半減。話題となった渡辺謙の出演シーンも少なく、存在感もイマイチだった。デュカードを演じたリーアム・ニーソンはスター・ウォーズとダブって見えたし・・・。毎回変わるブルース役に、シリーズへの愛着も薄れつつある。
2009.09.20
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製作国 アメリカ製作年 2005年時間 85分監督ウェス・クレイヴン出演レイチェル・マクアダムスキリアン・マーフィブライアン・コックスジェイマ・メイズジャック・スカリア一流ホテルのマネージャーであるリサは祖母の葬儀を終えてマイアミに戻る途中、リップナーという男性と知り合う。飛行機内でも隣席となるが、実はリップナーは国家要人の暗殺チームの一員だった。暗殺計画遂行の鍵を握るリサは父親を人質に取られ、暗殺の協力を迫られるが・・・。飛行機ものサスペンスといえば最近では「フライトプラン」があるが、あちらに比べて静的で、座席に座ってのストーリー展開が主。ただしそれなりの緊迫感はあり、個人的には「フライトプラン」よりは良かった。しかし部屋を変えさせてミサイルをぶち込むだけの単純な計画で、素人女性に暗殺も父親殺害も阻止されるとは、敵側からみるとなんとも情けない映画でした。映画自体は短いながらコンパクトにまとまっており楽しめます。また、主役のレイチェル・マクアダムスの好演が光っており、今後が注目されます。
2009.09.20
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 143分監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ出演ブラッド・ピットケイト・ブランシェットガエル・ガルシア・ベルナル役所広司/菊地凛子モロッコをバス旅行中のアメリカ人夫婦を襲った銃弾。重傷を負った妻を救うため、なんとか医者のいる村にたどり着くが、言葉が通じにくく、アメリカ政府の対応も遅い。不安と苛立ちを隠せない夫。このモロッコの事件を中心に、メキシコ、アメリカ、日本を舞台に異なる話が並行して進み、話は徐々に1本につながっていく・・・。ストーリー構成はなかなか面白く、展開もよく練られている。4つの異なるストーリーが展開していくが、結果的には単純な話なので特に混乱はしない。ストーリーは1丁のライフルが巻き起こす事件が接点となるが、それぞれの話は独立もしている。タイトルが示すとおり、「ことば」がキーワードであり、言語の違いや障害による意思伝達の難しさを痛感する。菊地凛子はさすがにアカデミー賞にノミネートされるだけあって、難しい役を存在感たっぷりに演じている。ただラストをはじめ、分かりにくい・疑問の残るシーンもいくつかあった。
2009.09.20
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製作国 ドイツ/フランス/スペイン製作年 2006年時間 147分監督トム・ティクヴァ出演ベン・ウィショーダスティン・ホフマンアラン・リックマンレイチェル・ハード=ウッドアンドレス・エレーラパトリック・ジュースキントのベストセラー小説の映画化。香りに魅せられた天才香水調合師の数奇な運命を描く。孤児のグルヌイユは類い稀な嗅覚を持つ男。革なめし職人のもとで重労働を課せられていた彼は、ある日配達でパリに行った際に、芳しい香りを持つ少女と出会う。しかし彼のストーカー行為に怯えた少女を誤って殺してしまう・・・。映像として表現しにくい香りを演技と映像表現で視覚化しようとしているのが伝わって来る映画だった。理想の香りを実現するために殺人を続けるがゆえ、冒頭の映像からも最後は・・・・と思っていた予想を見事に覆されたラスト。グルヌイユの完成させた究極の香りに本気で興味をおこされる作品である。
2009.08.29
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製作国 日本製作年 2006年時間 123分監督水田伸生出演須賀健太/篠原涼子西村雅彦/北村一輝安藤希/杉本哲太もたいまさこ/中島ひろ子同名人気コミックの映画化。交通事故に遭った少年が天国に行く途中現世に戻され、それがきっかけで幽霊が見えるようになる。それ以降、少年が経験するひと夏の経験を面白おかしく描く。最初の設定は面白いと思ったが、終盤は前半の雰囲気とは一変して違和感があった。主演の少年は「ALWAYS 三丁目の夕日」の須賀健太が演じているが、まったく役どころが違い、別人のようだった。篠原涼子が少年の母親役を熱演している。
2009.07.21
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製作国 日本製作年 2006年時間 127分監督是枝裕和出演岡田准一/宮沢りえ古田新太/浅野忠信香川照之/國村隼原田芳雄/中村嘉葎雄田畑智子/夏川結衣「ALWAYS 三丁目の夕日」を観た後に観た映画のため、時代劇版ALWAYSの印象を持った。舞台は元禄時代の江戸。実在の人物である小野寺十内(原田芳雄)や寺坂吉右衛門(寺島進)が出ているが、いわずと知れた赤穂浪士である。物語はこの赤穂浪士討ち入り事件をダブらせながら、貧乏長屋に住むぺっぴり武士の青木宗左衛門(岡田准一)による仇討ちと、彼を取り巻く長屋の人々とのふれあいを描く。個性ある出演者でユニークな長屋を演出しており、沈着そうで頼りない宗左と古田新太演じる軽妙な貞四郎のコンビは映画全体をほのぼのとさせている。
2009.06.14
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製作国 日本製作年 2005年時間 117分監督小泉堯史出演寺尾聰/深津絵里齋藤隆成/吉岡秀隆浅丘ルリ子記憶障害のある数学博士と母子のふれあいを描いた映画。家政婦の杏子(深津)は、家政婦としてある数学博士(寺尾)のところに派遣される。しかし、この博士は記憶が80分しか保てないという記憶障害の持ち主だった。最初はとまどう杏子だが、難しい数学の話や記憶障害にも徐々に慣れてきて心が通うようになっていく・・・。博士自身、80分しか記憶が持たないということを理解しており、その苦悩やそれに対する対応努力には心を打たれる。杏子の子供の存在も、博士と杏子の関係に大きく影響する重要なファクターとなっている。博士から飛び出す数学用語もはじめて聞く内容で面白い。たとえば、「完全数とは」・・・・その数字自身以外の約数の和がその数自身と等しいこと。例として28がある。「友愛数とは」・・・・異なる2つの数のその数自身を除いた約数の和が互いに等しくなる数。例として220と284がある。
2009.05.10
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 151分監督ゴア・ヴァービンスキー出演ジョニー・デップオーランド・ブルームキーラ・ナイトレイビル・ナイステラン・スカルスガルド前作で海賊バルボッサからブラックパール号を奪い返したジャック・スパロウの前に新たな試練が立ちはだかる。13年前にディヴィ・ジョーンズと取り交わした“血の契約”の執行を求めてきたのだ。その契約とはジャックの魂を取り立てること。命運尽きかけたジャックはこの窮地をのがれるため、ディヴィ・ジョーンズの心臓が入った箱の鍵を見つけ、彼を意のままにすることを考え付く・・・。前作よりスケールが大きくなり、相変わらず大いに楽しませてくれる映画。またテンポよい展開で飽きさせない。新しく登場したキャラクターもそれぞれ魅力があって面白いが、観ていてやや気持ち悪い感はあった。ストーリー的には盛りだくさんではあるが、最初から第3作めを意識して作られているせいか、中継ぎ的な印象も残った。
2009.04.17
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製作国 アメリカ製作年 1988年時間 127分監督デヴィッド・セルツァー出演トム・ハンクスサリー・フィールドジョン・グッドマンマーク・ライデルキム・グライストオチこぼれの医大生スティーブンは、夜はコメディクラブなどでスタンダップコメディの修行をしていた。一方、主婦コメディアンのライラは、お笑いはイマイチで夫のジョンからもコメディアンを続けることを反対されていた。ある日、スティーブンは父親の突然の来訪で動揺し、ステージで大失敗してしまうが・・・・・。今ではシリアスな作品が多くなったトム・ハンクスだが、「ビッグ」「マネー・ピット」といった初期の作品で多く見られるコメディタッチの作品の部類に入るもの。しかし、本作の主は実は主婦コメディアンのライラである。コメディアンを目指す主婦の奮闘を描いているといった方が正確のようで、トム・ハンクス演じるスティーブンとの出会いから次第に成功の道を進み、夫婦不和も元の鞘に収まる。トム・ハンクスは道化役のような感じもして切ない気もするが、収まるとことに収まった感じで後味は悪くない。主役を演じたトム・ハンクスとサリー・フィールド、この二人は後に「フォレスト・ガンプ 一期一会」で親子役を演じるという因縁がある。
2009.03.28
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製作国 イギリス/カナダ製作年 2004年時間 93分監督アレクサンダー・ウィット出演ミラ・ジョヴォヴィッチシエンナ・ギロリージャレッド・ハリスオデッド・フェールトーマス・クレッチマン
2009.02.15
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製作国 日本製作年 2003年時間 121分監督佐々部清出演寺尾聰/柴田恭兵原田美枝子/吉岡秀隆鶴田真由/伊原剛志國村隼/高島礼子奈良岡朋子
2009.01.01
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製作国 アメリカ製作年 1991年時間 116分監督ジョエル・コーエン出演ジョン・タートゥーロジョン・グッドマンジュディ・デイヴィスマイケル・ラーナージョン・マホーニー
2008.12.13
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