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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 115分監督リチャード・ケリー出演キャメロン・ディアスジェームズ・マースデンフランク・ランジェラヴァージニア州に住むノーマとアーサーの夫婦の元に、赤いボタンのついた謎の箱が届けられる。そしてその日の夕方、見知らぬ老紳士スチュワードが現れ、「ボタンを押せば見知らぬ誰かが死ぬが、あなたは100万ドルを手に入れる」と告げる。ボタンを押すかどうかは24時間以内に決めないといけないと言われ、夫婦は悩んだ末・・・・。究極の選択に悩み、それによって巻き起こる騒動でも描かれているのかと勝手に思い込んで観始めたが、運命の選択よりも、選択後の経緯が中心だった!だから意外と簡単にボタンを押した時は、ちょっと拍子抜けしたが、本当の究極の選択は後でやってくるようでした。しかしそれにしてもこの手の映画は、最終的に人生の良い教訓となるべき逸話としてハッピーに終わるものだと思っていたが、何とも後味の悪い終わり方で、チョット残念だった。またミステリアスなサスペンスものかと思いきや、SFがかった展開に少し戸惑ってしまった。ショートショートを映画化したものだが、少し無理があったようで途中間延びした感じは否めなかった。
2010.10.24
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 97分監督トム・ケイリン出演ジュリアン・ムーアスティーヴン・ディレインエディ・レッドメインエレナ・アナヤウナックス・ウガルデ貧しい家庭に育ったバーバラは、幼い頃から金持ちの男と結婚することが夢で、その夢が叶い、大富豪ブルックスと結婚し、息子のトニーをもうける。上流社会の一員として認められたくて必死に努力するバーバラだったが、努力すればするほど逆に階級の違いが目立つ結果となっていた。やがて夫にも愛想をつかされ若い愛人と去られてしまうと、取り残されたバーバラは息子とニーとの間で禁断の関係に・・・・。実際に起こった息子による母親殺害事件を題材にした映画。実話なんだろうけど、淡々と描かれていて盛り上がりには欠ける。この家庭を見ているとトニーに同情はするが、どうも殺人に至るまでの動機が見えてこない。タイトルにある「美しすぎる母」もこの映画を観る限り、全く結びつかない。「美しすぎる」と「ジュリアン・ムーア」は結びつかないし、「美しすぎる」と殺人もどうも結びつかない。最終的に、禁断の、その歪んだ関係のなれの果てが母親殺しになったんだろうと思われるが、全編通してこの家庭は異常で歪んでおり、あまり感情移入できない内容である。
2010.10.14
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製作国 アメリカ製作年 2010年時間 102分監督ジョー・ジョンストン出演ベニチオ・デル・トロアンソニー・ホプキンスエミリー・ブラントヒューゴ・ウィーヴィング舞台俳優のローレンスは、兄ベンが行方不明になったと聞き、久しぶりに実家に帰ってくる。しかし、ベンは無残な姿で発見され、ローレンスは自ら犯人探しに乗り出す。そんな中、謎の狼男に襲われたローレンスは、満月の夜にウルフマンに変身し、次々と村人を襲うことに・・・・。古典的なモンスターもので、ありきたりといえばありきたりだが、ただ単にモンスターの恐怖を描いているのではなく、図らずもウルフマンになってしまった男の苦悩と、彼を愛する女性との悲恋を描いている。変身シーンはやはりCG技術による出来の良さはあるが、それ以上にベネチオ・デル・トロがウルフマンのイメージに近く、違和感なく観れました。面白さははイマイチ感がありますが、まずまずの映画です。
2010.10.10
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製作国 アメリカ製作年 1999年時間 96分監督アルフォンソ・アラウ出演ウディ・アレンシャロン・ストーンキーファー・サザーランド肉屋を営む平凡な男テックは、妻の浮気現場を目撃し、彼女を殺してしまう。そして死体を隠すため、彼女の遺体をバラバラにして運ぼうとするが、途中で右手首を落としてしまう。その右手首を拾った盲目の老女の目が見えるようになったのをはじめ、小さな村で次々と奇跡が起こり、やがて“マリアの手”として有名になり・・・・。バラバラ殺人を扱っていながら、全然残虐性を感じず、シュールでブラックなコメディ映画に仕上げているのはやはりウディ・アレンならでは。何でバラバラにされた女性の手が“マリアの手”として奇跡を起こすのかが良く分からなかったが、その奇跡の手を巡って村人、殺人犯の夫、そして警察の争奪戦のバタバタを面白おかしく描いている。殺された妻役を演じている女優が最初わからなかったが、シャロン・ストーンが演じている。これも見もの。
2010.06.19
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製作国 香港/中国製作年 2007年時間 113分監督ピーター・チャン出演ジェット・リーアンディ・ラウ金城武シュー・ジンレイシ・チャオチー中国・清朝末期。太平天国の乱で敗軍の将となった清将軍のパンは、リィエンという女性に助けられ、一夜を共にする。さらに立ち寄った町で盗賊の青年ウーヤンと出会い、彼の村に招かれる。しかし、村のリーダーでウーヤンの兄であるアルフは、パンが官兵と知って受け入れを拒絶する。さらにそこにはリィエンがいて、リィエンはアルフの妻だという・・・・。個性の違う3人ががっぷり四つに組んだ作品で見ごたえのある作品に仕上がっていく。最初は目的を同じくしてそれに一致団結していく3人の様は、さながら三国志の桃園の義以降の劉備・関羽・張飛を彷彿させるが、勢力が拡大していくにつれ、次第に3人の関係に微妙な変化がおき、やがて対立を生んでいく。理想と権力と、そして女性がうまく絡まりながらストーリーは展開していき、ラストに向けて緊張と興奮と、そしてやるせなさが入り混じる良品。
2010.06.12
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製作国 日本製作年 2009年時間 114分監督根岸吉太郎出演松たか子/浅野忠信室井滋/伊武雅刀光石研/山本未來鈴木卓爾/広末涼子妻夫木聡/堤真一有名な小説家でありながら放蕩三昧を続ける大谷。そんな大谷を健気に支える妻の佐知は、貧しい生活ながら明るく押さない息子を育てていたが、酒代を肩代わりするため椿屋という飲み屋で働き始める。やがて水を得た魚のように生き生きと働き出した佐知を目当てに客が増え店は繁盛し・・・。太宰治の傑作短編小説の映画化。ヴィヨンとは、自堕落で放浪無頼の人生を送ったフランスの詩人で、主人公の大谷の人物像に近いため付けられたタイトルと思われるが、観ているとヴィヨンというより作者の太宰治そのものと二重写しになる内容。しかし本編では大谷ではなく、放蕩三昧を続ける大谷を必死に支えながら、自分の生きがいや生き方を見出しいていく女性のたくましさを見せつけられる映画となっている。妻の佐知を松たか子が好演しており、まさにこれは彼女の代表作の一つになるのではないかと思う。原作は読んでいないので分からないが、夫婦の会話が敬語というのがちょっと違和感があったが、生き方がむちゃくちゃな割りに言葉は物静かで丁寧というギャップは面白い。
2010.05.04
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 109分監督ギャヴィン・フッド出演ヒュー・ジャックマンリーヴ・シュレイバーダニー・ヒューストンドミニク・モナハンライアン・レイノルズある夜、ビクターの父がローガンの父を射殺、怒りに我を忘れたローガンは両手からツメが飛び出し、そのツメでビクターの父を殺してしまう。しかしビクターの父が実の父親と知ったローガンはビクターと共に逃亡、その後軍人として暮らすが、やがて凶暴化したビクターと袂を分かつ・・・・。「X-MEN」シリーズの中心キャラであるウルヴァリンを主人公にしたスピンオフ映画で、彼の生い立ちを描いている。「X-MEN」といいながら、映画の雰囲気は「X-MEN」とは大きく異なり、ミュータントの対決というよりは、ウルヴァリンの誕生秘話を内面的な視点から描かれており、「X-MEN」気分で観るとチョット肩透かしを食らう。ただし対決シーンやアクションシーンはCG技術を駆使した派手でスピード感があり、この部分では「X-MEN」を彷彿させる。誕生秘話というと「バットマン」がすぐ浮かんだが、二番煎じ的でもあり、「X-MEN」につなげるという制約もあってか、新鮮さはあまりなく、いまひとつという感の否めない作品。
2010.05.02
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製作国 日本製作年 2001年時間 91分監督矢口史靖出演妻夫木聡/玉木宏三浦哲郎/近藤公園金子貴俊部員は3年生・鈴木だけという廃部寸前の唯野男子高校水泳部。そんな水泳部の顧問に美人新任教師の佐久間先生が就任したことから一気に部員が増えることに。しかし佐久間先生の目的は男子のシンクロナイズドスイミング部を作ることだったため、結局部員は5人に減ってしまう。しかも佐久間先生が勝手に文化祭に参加することを申請したため・・・・。出演者はさすがにみんな若いですね。妻夫木聡も若々しいし、玉木宏にいたっては最初わからなかったぐらい今のイメージとは違ったはじけぶりに驚き。男子のシンクロナイズドスイミングといわれると何かとっつきにくく感じていたが、この映画を観てその感情も吹っ飛んだ。本作の女子高生版「スウィングガール」と同じようなストーリーだが、「スウィング~」同様、ずぶの素人が練習を重ね、最後の見せ場での演技は圧巻。この監督作品は「ひみつの花園」以来注目しているが、全体的に軽タッチでコミカルな演出ながら最後は感動させてくれるところがうれしい。
2010.05.02
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 101分監督スチュアート・ジラード出演マット・ランターアマンダ・ウォルシュコルム・フィオーレチャック・シャマタマキシム・ロイ1983年のサスペンス映画「ウォー・ゲーム」のリメイクというか続編にあたる作品。高校生のウィルは、「リプリー」と呼ばれるテロリスト撃退ゲームがお気に入りだったが、それは米国の国土安全保障省がテロリストをおびき寄せるための罠だった。偶然、大金を手にしたウィルはそれを賭け金にリプリーを始めるが、テロリストと疑われて・・・・。1983年のオリジナル版と比べ、緊迫感が薄い作品。内容的にはリメイクという内容ではなく、1983年版を観たことのある人なら分かる「ジョシュア」が登場することで続編のような感じになっていることが分かる。この「ジョシュア」の登場によってラスト20分くらいが、期待していた「ウォー・ゲーム」らしさが出てきて、緊迫感が出てくる。ただし前半の緊迫感のなさがかなり無駄の感じのする作品となっているのが残念。
2010.05.01
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 163分監督ザック・スナイダー出演ジャッキー・アール・へイリーパトリック・ウィルソンビリー・クラダップマリン・アッカーマンマシュー・グード1985年、ニクソン大統領が政権を握るアメリカ。ある夜、ニューヨークのある高層マンションの一室のガラスが割れ、一人の男が墜落死する。死体のそばには、血のついたスマイルバッジが落ちており、死んだ男はかつて“ウォッチメン”と呼ばれていた一人であり、スマイルバッジは彼のトレードマークだった・・・・。いわゆるアメコミの映画化だが、スーパーマンやスパイダーマンとは趣の異なる作品。まず、ストーリーが分かりにくい。何の予備知識もなく観るとついていけなくて、ものの30分も観ているとリタイアしたくなるような内容。登場人物も個性があるようで、実は全体的に地味。ウォッチメン自体知らなかった私にはキャラクターも全く分からず、最初からつまづいた。後半にはエロチックなシーンもあり、どう見ても子供には不向きの、大人向けのアメコミ映画。
2010.04.29
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製作国 アメリカ製作年 1966年時間 121分監督ジャック・スマイト出演ポール・ニューマンローレン・バコールパメラ・ティフィンロバート・ワグナージャネット・リー私立探偵ハーパーは、友人の弁護士アルバートの紹介で、行方不明になった大富豪サンプスンの捜索を夫人から依頼される。そこで義理の娘ミランダに会い、彼女の案内でロスにあるサンプスン専用の部屋を訪れ、かつての人気女優フェイの写真を見つける。フェイの夫トロイは密入国をさせることで金儲けしている男で、彼らが事件に関係していると睨んだハーパーはフェイの部屋に忍び込むが・・・・。この映画の主人公ハーパーの魅力を象徴するのが冒頭のシーンでしょう。コーヒーをいれようとするがコーヒーが切れていてない。そこで前日いれた出がらしをゴミ箱から出して入れなおすシーン。男所帯の探偵の生活感が画面からプンプン匂ってくる映画です。ハードボイルドでありながら、しょっちゅう敵にやられたり捕まったりするあたりも、スーパーマンではなく、ごく身近な探偵を感じさせます。でもさすがポール・ニューマン、それでも男くさく、かっこいいのです。ストーリーは登場人物が限られることもあって、驚きの展開ではありませんが、まずまず楽しめる内容。
2010.04.25
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 99分監督マーク・ヘルフリッチ出演ジェシカ・アルバデイン・クックダン・フォグラーロニー・ロスシャーラン・シモンズ子供の頃にちょっとした出来事がきっかけで“一生幸せになれない”呪いをかけられてしまった歯科医師のチャーリー。それ以来、いいところまでいくのに結局彼女から別れを告げられ、恋が成就しなかった。しかし彼と別れた直後、彼女らはことごとく運命の人と巡りあっていることから、いつの間にかチャーリーは“幸運のお守り”と呼ばれモテモテに。そんなある日、彼h結婚式で出会ったキャムに本気で惚れてしまう・・・。チャーリーと一夜を共にした女性は、彼と別れた後必ず運命の人にめぐり合うという奇想天外な設定だが、そういう呪いがかけられているがゆえにやたらモテモテ状態になる反面、本当に好きな女性とSEXできないという、男性にとってはうらやましくも耐え難い状況がこの物語を大いに面白くしている。お色気シーン満載で、子供の前ではちょっと観るのが躊躇われるが、コミカルなエロシーンで生々しいいやらしさはない。ジェシカ・アルバは相変わらずチャーミングで色っぽく、また少々ドジな役柄を演じているが、それもまた可愛い。バカバカしい映画ではあるが、ジェシカ・アルバのファンにはたまらない映画かも?
2009.12.30
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 110分監督ティムール・ベクマンベトフ出演ジェームズ・マカヴォイアンジェリーナ・ジョリーモーガン・フリーマンテレンス・スタンプトーマス・クレッチマン企業の顧客管理を担当するウェスリーは、イヤミな女上司にも恋人を寝取った同僚にも何も言えない負け犬人生を送るダメ男だった。そのためストレスがたまり、常にそれを抑える薬が必要だった。ある日、いつもの薬を買いに行った店で謎の美女フォックスが声をかけてくるが、その直後、突然起こった銃撃戦にウェスリーは巻き込まれる・・・・。映像は完全に「マトリックス」を意識した(というか真似た)作りになっていましたね。CG技術の発達で映像的には凄いと思いましたが、CG慣れしているせいか、最近はあまり感動もできず、CGで何でも表現できてしまうため、却ってリアル感が薄れてきたように思います。また分かりやすくするためか、スローモーション表現が多用されていますが、それも多用しすぎると却ってスピード感を失わせる結果になっているのでは?と思うシーンも多々ありました。内容的には分かりやすいもので、後半には意外な展開も用意されていますが、ラストはちょっとあっけなかったような気がしました。それにしてもアンジーは相変わらずかっこよく、さまになってましたね。
2009.11.15
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製作国 日本製作年 2007年時間 120分監督田中誠出演夏帆/ゴリ石黒英雄/徳永えり亜希子/薬師丸ひろ子歌っている自分が大好きなかすみは女子合唱部に所属する、ちょっと自信過剰な高校生。ある日、イケメン生徒会長である牧村から「歌っている君の写真を撮りたい」と言われ有頂点になるが、できあがった写真を見せられ、さらに「産卵中の鮭にそっくりと言われて大ショックを受ける。悲しみと自信喪失で合唱部を辞めると言い出すかすみだったが、ヤンキー高校合唱部の権藤からそんなやる気のない態度を激しく指摘される・・・・。主役の夏帆はまだまだ素人さが抜けない女優さんですが、それが却って自然な女子高生に映ってよかったように思った。ストーリー的には極めて単純で、さわやかな青春ストーリー。がレッジセールのゴリは個人的にはあまり好きではありませんが、ここでのヤンキー合唱部の主将役はなかなか良かった。ヤンキー合唱部の見た目と実際の言動のギャップも面白いが、建前と本音を完全に言い分けるシーンは特に面白かった。薬師丸ひろ子は今回、ちょっと冴えない産休代用教師役だったが、相変わらずほんわり感のある役どころはうまい!でも実は伝説のストリートミュージシャンという設定も意外性があってよかった。あと、短いシーンだが喫茶店のシーンで草薙幸二郎さんが出演されていたのが懐かしかった。インテリ系の悪役が多かった名脇役だが、本作が遺作となったのは残念である。
2009.11.15
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 112分監督ジェイ・ラッセル出演アレックス・エテルエミリー・ワトソンベン・チャプリンデイビット・モリッシーブライアン・コックス時は第二次世界大戦中。スコットランドの小さな村に母と姉と住む少年アンガスはある日、ネス湖の湖畔で青く光る卵を見つける。家に持ち帰ると、卵が孵化して中から不思議な生き物が出てきた。アンガスを親だと勘違いしたその生き物にクルーソーと名付けたアンガスは飼い始めるが、アッという間にクルーソーは成長し大きくなっていった・・・・。いわゆるネス湖のネッシー伝説を題材にした映画。ネッシー伝説を広めたあの有名なネッシーの写真にまつわるストーリーとなっている。実際、あの有名なネッシーの写真は捏造であるというのが関係者の証言で明らかになっているが、それを前提に写真は偽者だが幻の生物はいる、というスタンスで物語が進んでいくところは面白い。敵だと思われて砲撃されるシーンはあるものの、それ以外はあまり緊迫感のない映画で、大人向けというよりは子供向けのような映画という感じでした。
2009.11.13
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 101分監督ニール・ラビュート出演ニコラス・ケイジエレン・バースティンケイト・ビーハンリリー・ソビエスキーモリー・パーカー 1973年にイギリスで製作された同名映画のリメイク版。白バイ警官メイラスは、車事故で親娘が焼死するところを目の当たりに見て、精神的ダメージを受けていた。そんな矢先、失踪したかつての婚約者ウィローから、行方不明になった娘ローワンを捜して欲しいという手紙が届く。今でもウィローのことが忘れられないメイラスは、ウィローの住むサマーズアイル島に向う。しかし、その島の人々は不気味な雰囲気と、外部の者に対する警戒心で一杯だった・・・。基本的なストーリー・結末は1973年版と同じなので、1973年版を観たときの意外性はなかった。製作時から30数年経っていて、映像的には現代風になっているが、本作の持つカルト的な雰囲気は1973年版の映像の方が真に迫ってくるものがあり、1973年版に比べ緊張感も減じられた。また、ニコラス・ケイジを主演に迎え、イギリス映画からアメリカ映画へ、1973年から2006年と変わったことで、違った演出やアレンジを期待したが、それもなく、個人的に少し期待外れだった。ミステリー的に見るとラストのドンデン返しに持っていくための色々な伏線も、謎解きがあって改めて考えると、不自然さは拭えない伏線が多く、ツッコミどころの多い映画である。
2009.10.04
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製作国 アメリカ製作年 2003年時間 100分監督グレン・モーガン出演クリスピン・グローヴァーローラ・エレナ・ハリングR・リー・アーメイジャッキー・バロウズキム・マッカミー1971年製作の「ウイラード」のリメイク。内気な青年の、ねずみの大群による復讐劇を描く。友達もいない孤独な青年ウィラードは、家の地下室で増殖し始めていたねずみを飼うようになり、白いねずみにソクラテス、体格のよい黒ねずみにはベンと名付けていた。ある日、ウィラードはソクラテスとベンを会社に連れて行くが、社長に見つかりソクラテスは殺されてしまう。日ごろより社長から冷たい仕打ちをされていたウィラードは復讐のため、ベンをリーダーとしたねずみの大群を引き連れ、社長のいる会社に向うが・・・。基本的には1971年版のストーリーと変わりないが、ラストが異なっていたように思う。あれだけの気持ち悪いねずみを飼っているのだから、主人公のねずみに対する嫌悪感はないはずだが、ソクラテスを異常に愛し、ベンに対して冷たい仕打ちをする理由がイマイチ描けていなかった。主役のウィラードを演じていたのはクリスピン・グローバー。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公の父親役を演じていた俳優だが、チョット変わった人物を演じるには適役のような配役だった。
2009.09.27
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製作国 日本製作年 2004年時間 120分監督羽住英一郎出演伊藤英明/加藤あい海東健/香里奈伊藤淳史/村田充國村隼/藤竜也佐藤秀峰のコミックを原作とした海洋エンターテインメント映画。海上保安庁のエリートである「潜水士」。この潜水士を目指して厳しい訓練を受けながら成長していく青年たちを描いている。潜水士を目指す14名の若き保安官たちが50日の厳しい研修を受けることになり、仙崎は劣等生の工藤とペアを組まされる。工藤に足を引っ張られながらも、仙崎は工藤を励ましながら訓練をパスしていくが・・・。本作を観ているとどうしても1982年製作のリチャード・ギア主演映画「愛と青春の旅だち」がダブってしまった。米国海軍と海上保安庁、厳しい教官、地元の女性との恋愛、相棒の死・・・、パクリといわれてもしかたないほど酷似していた。そのため、原作も読んだことがないしTVドラマも見たことなかったが、ストーリーは容易に想像できた。しかし陳腐な内容ではあったがそれなりに楽しめた。海軍ではなく空軍を扱った「トップガン」もよく考えると同じようなストーリーですね。この手のモノはどうしても同じようなストーリー構成になるのかな・・・?
2009.09.21
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製作国 日本製作年 2006年時間 134分監督本広克行出演ユースケ・サンタマリア小西真奈美/トータス松本鈴木京香/升毅片桐仁「踊る大捜査線」の本広克行監督が、讃岐うどんで有名な故郷・香川県を舞台にうどんをテーマにして製作した映画。コメディアンの夢破れた男が、故郷・香川に戻ってうどんの魅力を再認識し、タウン誌でうどんを紹介したことから「うどんブーム」が沸き起こる・・・。安価で地味な食べ物でありながら、日本人の食生活に無意識に浸透している「うどん」を見事に表現している。また作品中でタウン誌の編集長が語る宇高連絡船の逸話がうどんの真の魅力を物語っている。うどんに関する情報満載で、描かれている色々なエピソードもほとんど実話とのこと。父がうどん職人ゆえ、うどんに対し一種拒否反応を示す息子との親子の絆も注目。
2009.08.28
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製作国 日本製作年 2005年時間 117分監督羽住英一郎出演伊藤英明/加藤あい佐藤隆太/大塚寧々吹越満/浅見れいな美木良介/石黒賢國村隼/藤竜也2006年実写日本映画でNo.1ヒットした映画。機動救難隊士・仙崎大輔による大型フェリー座礁事故でのレスキューを描く。ストーリーの大筋は「ポセイドン・アドベンチャー」「ポセイドン」に類似。座礁当時は見た目にはたいした事故の印象はなく緊迫感はなかったが、船内の車両が爆破しだしたころから一気に緊張感が出てくる。「ポセイドン・アドベンチャー」などと異なるのは、ほとんどの人は救助されるが、船内に取り残された4名の救出劇であること。何度ももう無理と思わせながらクリアしていくところはハラハラドキドキ。ただし最後の沈没後の救出シーンは少し現実離れしていた。この手の映画では醜い人間の本質が露骨に出る登場人物やシーンが出るが、この映画ではほとんど出てこないのはいささかさわやかすぎ!?唯一、吹越満演じる乗客の海老原がその役を担っているが、仙崎のひたむきな救出姿勢に次第に心境が変化していく様は逆に「真はいい人」をより印象づけた。最後はハッピーエンドで終わるこのさわやかな映画は、素直な人にお勧めの映画といえる。
2009.07.12
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 87分監督カート・ウィマー出演ミラ・ジョヴォヴィッチキャメロン・ブライトニック・チンランドウィリアム・フィクトナーセバスチャン・アンドリュー2007年最初に観た映画がこれ。ミラ・ジョヴォビッチのSFアクション映画。ストーリーは割りと単純で、どんでん返しもない内容。未来+アクションということで、CGがふんだんい使われているが、それが却ってリアル感やスリル感を半減している。(ラストのヴァイオレットとダクサスの決闘シーンでの燃えさかる炎の剣は本物らしい)とろこで、「アンダーワールド」「イーオン・フラックス」など、美人女優のアクション物がやたら増えてきているのは気のせい?益々女性が強くなっていくのだろうか?
2009.06.14
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製作国 アメリカ製作年 2005年時間 115分監督スティーヴン・スピルバーグ出演トム・クルーズダコタ・ファニングティム・ロビンスジャスティン・チャットウィンミランダ・オットーH・G・ウェルズの同名小説を、1953年に続き再映画化。アメリカ東部に住む、ごく平凡な労働者階級のレイには、別れた妻との間に息子と娘の2人の子供がいた。その子供たちとの面会の日、突如巨大な三本足の物体が現れ、手当たり次第に人々を抹殺し始めた。レイは2人の子供を連れて町を脱出するが、その物体はここだけではなく世界各地に出現していた・・・。53年版を観ていたので大筋は分かっていたが、53年版同様、あっけないラストには再度驚き!ビジュアル面(映像面)では50年の月日が経っているだけに前作に比べ格段に良くなっているが、内容はトントン。今回の最大のテーマである“家族愛”はそれなりに描けているとは思ったが、なによりもメインストーリーが単純・単調で、謎は解けない、あっけない終わり方で、ガッカリの上、消化不良。スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演で大々的に宣伝されていたが故、期待倒れの感がある作品。
2009.03.29
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製作国 アメリカ製作年 2004年時間 108分監督M・ナイト・シャマラン出演ブライス・ダラス・ハワードホアキン・フェニックスエイドリアン・ブロディウィリアム・ハートシガーニー・ウィーヴァー深い森に囲まれた村に住む人々はみな家族のような絆で結ばれていた。しかしこの幸せな村には、決して破ってはならない3つの掟があった。 ・森に入ってはいけない ・赤い色を封印せよ ・警告の鐘に注意せよ何のための掟か誰も知らなかったが、森の中に棲む未知の生物を恐れてのことだった。そんなある日、盲目の少女が恋人の命を救うため、村にはない医薬品を求め、禁断の森を抜けたいと申し出るが・・・。シャラマン監督作品という意識を捨ててみれば、それなりに楽しめる作品。過度のどんでん返しは期待しないほうがよさそう。ミステリアスな展開だが、愛と冒険のストーリーとして観る見方もあるかなと思った。時代設定は中世を思わせるが、実は・・・というのが大きなオチになるだろうか?分かってしまえば、それほどのオチではなく、前半のミステリアスな展開から全く違った展開やオチを期待した人には少々肩透かしを食らうように思えた。
2009.03.22
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製作国 アメリカ製作年 1953年時間 85分監督バイロン・ハスキン出演ジーン・バリー アン・ロビンソン レス・トレメイン ロバート・コーンスウェイト ヘンリー・ブランドンH・G・ウェルズの同名小説の映画化。ある日、ロス郊外に謎の物体が落下する。科学者により物体を調査した結果、その物体は地球外生命体であることがわかる。その後、世界各地にその侵略兵器は落下し、破壊攻撃を始める。人類はあらゆる兵器で対抗するが太刀打ちできず・・・。トム・クルーズの「宇宙戦争」を観るとビジュアル的にはやはりかなり劣るが、50年以上も前の映画だと思うと、なかなかの出来だと思う。ストーリー的には非常に単純で判りやすく、設定的にも面白いと思ったが、やはりいただけないのはラスト。2005年版同様、あまりにもあっけない終わり方には消化不良感が残る。
2009.03.15
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製作国 アメリカ製作年 2004年時間 133分監督スティーヴン・ソマーズ出演ヒュー・ジャックマンケイト・ベッキンセイルリチャード・ロクスバーグデヴィッド・ウェンハムシュラー・ヘンズリー
2009.01.18
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製作国 フランス製作年 2001年時間 98分監督ピトフ出演ジェラール・ドパルデューギヨーム・カネイネス・サストレアンドレ・デュソリエムサ・マースクリ
2008.09.15
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製作国 アメリカ製作年 1954年時間 113分監督ビリー・ワイルダー出演オードリー・ヘプバーンハンフリー・ボガートウィリアム・ホールデン
2008.08.24
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製作国 イギリス製作年 1998年時間 92分監督カーク・ジョーンズ出演イアン・バネンデビッド・ケリーフィアヌラ・フラナガンスーザン・リンチジェームズ・ネズビット
2008.06.22
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製作国 アメリカ製作年 1998年時間 108分監督ジョン・カーペンター出演ジェームズ・ウッズダニエル・ボールドウィンシェリル・リートーマス・イアン・グリフィスティム・グニー
2008.06.15
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製作国 アメリカ/イタリア製作年 1999年時間 125分監督ジュゼッペ・トルナトーレ出演ティム・ロスプルート・テイラー・ビンスメラニー・ティエリークラレンス・ウィリアムズ三世ビル・ナン豪華客船の上で生まれ育ち、一度も船を降りなかった天才ピアニストの一生を描く。1900年に豪華客船内に捨てられた赤ん坊が“ナインティーン・ハンドレッド”と名付けられ、船内で成長する。名付け親のダニーが事故で死んだ後も、彼は一度も船を降りずに、船内でピアニストとしての才能を開花させていく。そして1946年。老朽化したこの船がついに爆破されることになり・・・。リアリティに欠ける部分はあるものの、ひとつのおとぎ話のようなものとして観ると、まずまず感動させられる。流れる音楽はとてもよく、主人公の演奏するピアノが船の揺れに合わせて滑りながら回転するシーンはこの映画の最も印象に残るシーン。生まれてから死ぬまで一度も船を降りなかった男の話だが、この船を観ている人はそれぞれ何に例えるのか? そして一度だけ降りようとしてやはり断念するときの心情。人それぞれに自分の船があり、その船から降りるかどうかを決断する機会というのが人生で一度はあるのではないかと思いながら観ていた。考えさせられる映画。
2008.06.01
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製作国 イギリス製作年 1973年時間 86分監督ロビン・ハーディ出演エドワード・ウッドワードクリストファー・リーダイアン・シレントブリット・エクランドイングリッド・ピット
2008.05.25
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製作国 アメリカ製作年 1945年時間 101分監督ビリー・ワイルダー出演レイ・ミランドジェーン・ワイマンフィリップ・テリードリス・ダウリングハワード・ダ・シルヴァ売れない作家ドン・バーナムは兄や恋人の懸命な努力にもかかわらず、アルコール依存症から抜け出せずにいた。彼らの目を盗んでは酒を飲んでいたが、ある日、飲み代がなくなったためタイプライターを質に出しに行く。しかし休日のためそれも叶わず、街をさまよっていて気絶してしまう。気がついた彼はそこがアル中患者の収容所と知り逃げ出すが・・・・。酒に溺れ、それゆえ仕事道具であるタイプライターさえ酒代にしようとする男、そしてそれが叶わなかったときの落胆振り、絶望感から来る自殺願望、そしてアル中の幻覚症状・・・、アル中患者のリアルな恐ろしさをヒシヒシと感じさせる映画である。それまでは大根役者といわれていたらしいレイ・ミランドだが、そんなことは微塵も感じさせない鬼気迫る形相の演技には、アカデミー主演男優賞受賞もうなずける。それにしてもアル中は怖い。酒もほどほどにしなければ・・・・。
2008.05.17
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製作国 イギリス/フランス製作年 1998年時間 114分監督ジュリアン・テンプル出演ジェームズ・フレインロマーヌ・ボーランジェジム・カーターダイアナ・クイックウィリアム・スコット=マッソン
2008.05.17
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製作国 日本製作年 1997年時間 117分監督今村昌平出演役所広司/清水美砂柄本明/田口トモロヲ常田富士男/倍賞美津子市原悦子/佐藤允哀川翔
2008.05.06
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製作国 アメリカ製作年 1958年時間 79分監督ジーン・ファウラー・ジュニア出演トム・トライオン/グロリア・タルボットピーター・バルドウィン/ロバート・アイバース
2008.02.23
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製作国 アメリカ製作年 1995年時間 135分監督ケビン・レイノルズ出演ケビン・コスナーデニス・ホッパージーン・トリプルホーンティナ・マジョリーノマイケル・ジェッター温暖化の進行で、地表はすべて水没した未来の地球。それでもわずかに生き残った人類は人口の島を作って暮らしていた。そんな彼らの望みはどこかに存在するといわれている伝説の陸地ドライ・ランドだった。そんなある日、海中でも呼吸のできるミュータントのマリナーがオアシスという人工島に入港するが、ディーコン率いる海賊集団の襲撃にあってしまう・・・。大金をつぎ込んだ超大作という触れ込みと、当時人気絶頂のケヴィン・コスナー主演ということで大いに期待しすぎて観ただけに落胆も大きかった。(期待せずに観たならば、それなりの映画だったかも知れないが・・・)伝説の陸地を求めて冒険する海洋アクションだが、大したひねりもなく、海洋上でのアクションなので意外と緊張感や恐怖感もなかった。なぜかスクリーン上では興奮できなかった作品ですが、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の同名アトラクションは結構迫力があり楽しめます。
2007.11.18
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製作国 アメリカ製作年 1993年時間 104分監督レイチェル・タラレイ出演カレン・アレン/クリス・マルケイテッド・マルクス/ウィル・ホーネフ
2007.10.27
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製作国 日本製作年 1996年時間 45分監督万田邦敏出演山下哲生/大和武士田村翔子/並木史朗清水佑樹
2007.10.17
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製作国 アメリカ製作年 1994年時間 125分監督マイク・ニコルズ出演ジャック・ニコルソンミシェル・ファイファージェームズ・スペイダーケイト・ネリガンリチャード・ジェンキンスクリストファー・プラマー
2007.10.13
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製作国 アメリカ製作年 1954年時間 113分監督アルフレッド・ヒッチコック出演ジェームズ・スチュアートグレース・ケリーレイモンド・バーカメラマンのジェフは足をくじいて静養中だったため、退屈しのぎに窓から中庭の向こうのアパートを望遠鏡で眺めることを日課としていた。ある日、病気で寝たきりの妻と2人暮らしをしているサラリーマンの夫の家から妻の姿が見えなくなる。ジェフはそのサラリーマンの夫が妻を殺したと思い、恋人や看護婦を使って調査を始めるが・・・。推理小説の分野に“ベッド・ディテクティブ”というのがあるが、その分野に当てはまるか? ただベッド・ディテクティブは現場を見ずに推理するという特徴があるが、本作は現場と思われるアパートをのぞき見ている点がやや例外のようにも思える。いずれにせよ、ベッド・ディテクティブ的な要素とのぞきという変に興味をそそられる要素が上手く組み合わさった設定であり、これだけですでに引き込まれてしまう。(撮影方法が、観るものもジェフと同様、のぞきをしているような感覚にとらわれるようになっている)余談だが、グレーク・ケリーの美しさに触れたのもこの作品が初めて。
2007.03.11
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製作国 アメリカ製作年 1987年時間 124分監督オリバー・ストーン出演チャーリー・シーンマイケル・ダグラスダリル・ハンナマーチン・シーン若き証券マンのバドは、持ち前の頭脳と行動力を武器にして一攫千金を狙っていた。そんな彼が目標とする富豪成金ゴードン・ゲッコーに気に入られたバドは、彼から色々な成功のコツを教えられ、実績を挙げていった。やがてバドは違法行為にも手を染めるようになり・・・。証券業界の世界やインサイダー取引について描かれた骨太の社会派映画で、見ごたえがあった。やり手の男が巨万の富を求めてワイルドに生きる様は男にとってチョットしたロマンであり憧れすら感じたが、度を越し、それが犯罪行為となっていることに気付かない(あるいは気付いているのに制御できない)愚かさを見事に描いていた。そしてこれは単なる一人の男の栄光と挫折を描いているのではなく、いま世界経済をおかしくしているマネーゲームの愚かさをも痛烈に批判しているのではないかと思った。(そうであれば、オリバー・ストーン監督は凄い)この作品の重厚さは、マイケル・ダグラスの演技によるところが大きいが、この頃とても華のあったチャーリー・シーンは最近あまり見ませんね。
2007.03.11
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製作国 アメリカ製作年 1983年時間 113分監督ジョン・バダム出演マシュー・ブロデリックダブニー・コールマンアリー・シーディパソコン好きの少年が始めた戦争ゲームが、現実の戦争へと発展していくSFサスペンス。高校生デイヴィッドは、雑誌で見つけた売り出し前の新しいゲームに興味を持ち、メーカーのコンピュータにアクセスして盗もうとする。しかしアクセスしたのは北米防空司令部のコンピュータだった。そうとは知らないデイヴィッドはコンピュータの中にある世界全面核戦争ゲームを始める・・・。ハイテク時代の危機を警鐘した作品だが、当時としてはとても面白いアイデアで十分楽しめた。世界が崩壊する寸前で解決するオチも洒落ていて良かった。世界戦争とまでは行かないにしても、現代のネット社会におけるさまざまな問題に対する警鐘と捉えると、実に興味深い。
2007.03.11
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製作国 アメリカ製作年 1961年時間 151分監督ロバート・ワイズジェローム・ロビンス出演ナタリー・ウッドリチャード・ベイマージョージ・チャキリスリタ・モレノ「ロミオとジュリエット」の舞台をニューヨークに移してミュージカル化した映画。ミュージカル映画にはまったく関心のなかった私にミュージカルの魅力を知らしめた一作。なお、その後色々なミュージカル映画を観たが、この作品以上のミュージカル映画には未だに出会っていない。(それぐらい好きな映画です)ニューヨークの下町で対立する2つの不良グループ。それぞれ対立するグループに関係するトニーとマリアの悲恋が中心となる。ダンスパーティで出会ったトニーとマリアは一目で惹かれあうが、トニーが昔いたグループとマリアの兄が率いるグループは対立していた。この2つのグループが高架下で決闘することになり、トニーの親友がマリアの兄に殺される。決闘を止めに行ったトニーはその現場に直面しカッとなってマリアの兄を殺してしまう・・・。ラストの悲劇は涙を誘う悲しい結末となる。映画の中で使われる音楽「トゥナイト」も忘れられないいい曲です!「ウエスト・サイド物語」は劇団四季の舞台でも観ました。映画の感動を日本人が舞台で再現できるの?という疑問がありましたが、いざ観るとうまく映画を再現しており、面白かったです。特にミュージカルということもあり、舞台特有の臨場感で盛り上がりました。(それもそのはず、元々ブロードウェイミュージカルを映画化したものですから・・・)映画もいいけど生の舞台もいいですね。(かなり前の話ですけど・・・)
2007.03.11
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製作国 アメリカ製作年 1984年時間 87分監督ジーン・ワイルダー出演ジーン・ワイルダーケリー・ルブロックギルダ・ラドナーテディは真面目で家族想いの変凡な中年サラリーマンだったが、ある日、事務所の駐車場で見かけた美しい赤いドレスの女に一目で心を惹かれてしまう。彼女が乗馬好きだと知ったテディは乗馬を始め、それが縁でデートの約束まで取り付ける。しかし約束のデートの日、彼女に急用ができて・・・・。1977年のフランス映画「PARDON MON AFFAIRE」のリメイク。真面目で平凡な中年サラリーマンが絶世の美女に惹かれてあれこれと涙ぐましい努力をするというコメディ。男の性というか、子供っぽさを痛感する悲しい物語だが、イマイチ空回りする演出に面白味が半減するきらいがあった。この映画のサウンドトラックとして採用されたスティーヴィー・ワンダーの同名アルバム収録曲「心の愛」はアカデミー歌曲賞を受賞し、大ヒットした。
2007.03.11
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製作国 アメリカ製作年 1988年時間 127分監督ロン・ハワード出演ワーウィック・デイビスバル・キルマージョアン・ウォーリー小人族の農夫ウィローは、川に流れてきた人間の赤ん坊を拾ってしまう。村の長老はウィローにこの赤ん坊を人間の世界に戻すよう指示し、ウィローは親友のミゴッシュらと共に赤ん坊を返すため旅立つことに。途中、ウィローらは宙吊りの檻に囚われていた戦士マッドマーティガンに預けるが、その矢先、赤ん坊はブラウニー族に連れ去られてしまう・・・・。この映画を観ると「ロード・オブ・ザ・リング」を思い出します。映像美やスケールはどうしても「ロード~」の方が上回りますが、「ロード~」よりも20年近く前に製作されたことを思うと、色々な要素が目一杯詰め込まれた珠玉の冒険ファンタジー映画といえます。観るまでは勝手に主役=ウィロー=ヴァル・キルマーと思い込んでいましたが、主役のウィローは小人族だったのが意外と言えば意外でした。ちなみに主役のウィローを演じていたワーウィック・デイヴィスは「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」でイウォーク族を演じていた俳優。
2007.03.11
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製作国 アメリカ製作年 1971年時間 94分監督ダニエル・マン出演ブルース・デイビソンアーネスト・ボーグナインソンドラ・ロックS・ギルバードのベストセラー「ねずみ男の手帖」の映画化。孤独な若者ウイラードはある日、2匹のねずみと仲良しになり、彼らを自分の意思通りに動かすことができるようになる。やがてウイラードはこのねずみらを使って会社の上司アルに復讐しようとするが、彼の企ては発覚し、アルによってソクラテスは殺されてしまう・・・。本作は昔子供の頃TVで観た覚えのある映画。当時CGもない時代、本物のねずみを調教して撮影したと聞いてとても驚いた記憶がある。なかなか田舎の小さなレンタルビデオ店にはないため観ることが難しい本作だが、たまたま今、無料動画Gyaoでリメイク版の「ウィラード」(2003年)が放送中(~11/19まで)なので興味のある方はどうぞ!なお、本作でねずみの大集団のボスを演じた(?)ベンを主役とした続編「ベン」も製作されている。
2007.03.11
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製作国 アメリカ製作年 1978年時間 134分監督シドニー・ルメット出演ダイアナ・ロスマイケル・ジャクソンニプジー・ラッセルテッド・ロス「オズの魔法使」をベースにした同名ブロードウェイミュージカルの映画化。クリスマスの夜に突然発生した雪の竜巻に巻き込まれ、魔法の国に迷い込んだドロシー。もとの故郷に戻るためにはエメラルドシティのウィズに会う必要があると知った彼女は、エメラルドシティに向う。途中、かかしやブリキ男、ライオンと出会い、一緒に行くことに・・・・。元々この手のミュージカル映画は好みでない上、何ということはないストーリーなので、私的評価は低い。興行的には失敗だったようですがそれもうなずける気がした。しかし、ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソンといった出演者もすごいが、何といっても歌と踊りは圧巻。まさにミュージカル映画の真髄を感じるような内容だった。ミュージカル好きの人には音楽面では質の高い映画かもしれませんね。
2007.03.11
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