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製作国 日本製作年 2010年時間 126分監督山田洋次出演吉永小百合/笑福亭鶴瓶蒼井優/加瀬亮小林稔侍早くに夫を亡くし、女で一つで小さな薬局を経営しながら娘の小春を育ててきた吟子。そんな小春もエリート医師との結婚が決まり、幸福の絶頂にあった。そして結婚式の当日。盛大に開かれていた披露宴に、吟子の夫の13回忌で酒に酔って大暴れしたのを最後に音信不通だった吟子の弟・鉄郎がやってきて・・・・。いかにも山田洋次監督映画らしい、「家族の絆」をテーマにした人間ドラマで、じっくり見せてくれる。じっくり見せてくれるが、笑福亭鶴瓶演じるおじさんには終始腹立たしく、イライラさせられた。最後は悲しい結末だが、それでも悲しいとあまり感じさせない腹立たしいおじさんで、むしろこの弟から解放された姉に対し、よかったねと思わせるほど。ひどい弟だが、ここまではないにしろ、大なり小なり、どこの家の親戚に一人いそうな感じで、その点では共感しながら観れる作品。
2010.10.09
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製作国 日本製作年 2010年時間 141分監督本広克行出演織田裕二/柳葉敏郎深津絵里/ユースケ・サンタマリア伊藤淳史/内田有紀小泉孝太郎/小栗旬北村総一朗/小野武彦3日後の新湾岸署の開署式にむけて、湾岸署は引越しの準備で騒然としていた。係長に昇進した青島は、引越し本部長も務めるなど大忙しだったが、そんな中、管内でバスジャックと銀行強盗事件が立て続けに発生する。さらに新湾岸署の武器庫から3丁の拳銃が盗まれる・・・。公開4日目で100万人の動員を突破するなど大ヒット公開中だったため、少し時期をずらして観に行ったが、さすがに観客は少なくなっていた。それもそのはず、「1」「2」からの流れでかなり期待して観に行ったが、思いのほか面白くなかった。というのも事件も登場人物も欲張ったせいかかなり多く、故にそれぞれさらりと描かれているため、事件も人も深みがなかったのが最大の原因でしょうか?また犯罪がデジタルあるいはサイバー犯罪となって、青島が本領を発揮できるアナログ部分が少なかったのも一因のように思えた。さらに過去のドラマや映画を熟知していないと分からない部分も多々あるのも、知らない人には面白さを半減する要素になっていたのでは。設定や登場人物など、かなりチャレンジ的な要素も多かったが、裏目に出た感の強かった作品。1作目、2作目のノリで観るとチョットがっかりします。
2010.08.16
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製作国 日本製作年 1995年時間 105分監督小野田嘉幹出演中村吉右衛門/多岐川裕美高橋悦史/石橋蓮司江戸家猫八/蟹江敬三梶芽衣子/世良公則藤田まこと/岩下志麻火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の前に「狐火の勇五郎」を名乗る盗賊が現れる。 しかし、その手口は本来「狐火の勇五郎」とは違っていた。 平蔵の密偵であるおまさはかつて恋仲にあった勇五郎と逢い、勇五郎の腹違いの弟・文吉が勇五郎の名を騙っていることを知り、平蔵に報告するが・・・。TVドラマの劇場版だが、TVドラマは観たことがなかったので「鬼平」はドラマ・映画通じて初鑑賞。面白くなかったわけではないが、古典的な時代劇の枠からは抜け出ておらず、そもそも劇場版にするほどの内容ではなかった(TVのスペシャルで十分)。たださすがに劇場版だけあって出演陣は豪華。今から15年前の作品なので当然皆さん若々しいが、最近亡くなられた藤田まこと、峰岸徹などが見れたのも印象深い。
2010.08.16
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製作国 ドイツ製作年 2006年時間 94分監督ハンス・ホーン出演スーザン・メイ・プラットリチャード・スパイト・ジュニアニクラウス・ランゲアリ・ヒリスキャメロン・リチャードソン豪華ヨットでクルーズに出た男女6人。そして泳ぎを楽しむために次々と海へ飛び込むが、甲板に上がるための梯子を出し忘れていた。ヨットは水面から甲板まで数メートルあり、梯子なしでは上ることができなかった。なんとか甲板に上ろうと色々と手を尽くすが、どれもうまくいかず、次第に体力も尽きてきて・・・・。前作は事故として正直怖い設定だったが、今回のは事故というよりはおバカな6人の、ありえない愚かなミスによるもので、ちょっと同情しがたい。冒頭の、仲のよさを強調するかのような映像も、事故後の何か醜い6人の口争いも観ていてちょっとゲンナリする。全員が水着を脱いで、その水着を結び合わせてロープを作るあたりの設定はちょっとエロチックだったが、ストーリー的にはあまりにも単純で深みはない。ラストは何かわけの分からない感じで終わってしまうのも消化不良感の残る原因となった。
2010.06.19
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製作国 日本製作年 2009年時間 103分監督福田雄一出演山田孝之/山本裕典ムロツヨシ/小柳友白石隼也/安田顕佐藤二朗/戸田恵利香クリスマス・イヴの夜、大洗海岸に立つ一軒の海の家に5人の男たちが集まってくる。彼らは夏にここでバイトしていた男たちだが、彼らをここに集めたのは同じ同僚でみんなのマドンナだった江里子だった。やがて5人は、恵理子の恋の本命は誰なのかを巡って熾烈な自己アピールが始まり・・・・。感じとしては「キサラギ」をイメージさせるが、テーマといい、展開・内容といい、遠く「キサラギ」には遠く及ばない。俳優陣も良く知らない人が多く、演技もベタで素人芸。やり方によっては面白くなったかもしれないが、脚本からして「キサラギ」とは格段の違いがあるので、どうやっても「キサラギ」を超えることはできなかったと思われる。暇つぶしで観たのでそこまでの幻滅感はなかったが、期待せずに観ることをお薦めする作品。
2010.06.12
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製作国 日本製作年 2009年時間 119分監督熊澤尚人出演岡田准一/麻生久美子谷村美月/岡田義徳池内博之/市川実日子とよた真帆/平田満森本レオカメラマンとして忙しい日々を送る聡と、フラワーデザイナーを目指しながら花屋でバイトしている七緒は同じアパートの隣同士で暮らす30歳。二人とも恋人はおらず、二人は一度も顔を合わせたことがなかったが、互いの部屋から聞こえてくる生活音を耳にすることで次第に心を通わせていく・・・・。自分も都会でアパートの一人暮らしをしていた時期があり、隣にはやはり一度も顔を合わせたことがない女性が住んでいたことから、何か他人事ではない一種共感を持って観てしまった。ただ、中盤までは互いの独立したストーリーが目立ち、係わり合いが少なかったのがちょっと肩透かしだった半面、後半の意外な二人の関係に「えっ!」との思いが強かった作品。自分と二重写しで観ていたため、自分には経験できなかった、見ず知らずのお隣同士のラブストーリーへの発展への期待に少し反していたのが残念だった。それにしてもあれだけ隣の部屋の生活音が聞こえるアパートではおちおち生活できませんね。
2010.05.02
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製作国 日本製作年 2009年時間 102分監督羽住英一郎出演綾瀬はるか/青木崇高仲村トオル/石田卓也大後寿々花1979年、北九州市。戸畑第三中学校の国語の新任教師として赴任した美香子は、男子バレー部の顧問になる。しかし、部員全員がやる気のない弱小チームだったため、彼らを奮起させるために思わず、「優勝したらおっぱいを見せる」約束をしてしまう。俄然彼らはやる気を出し始め、目を見張る成長を遂げるが・・・・。バックで流れるミュージック同様、ストーリー自体、1970年代を感じさせるノスタルジックな映画。よもや綾瀬はるかが映画の中でおっぱいを見せることはないと分かっていても、男性なら誰しも興味をそそられるタイトルについつい惹かれて観てしまう。純真無垢な思春期の男子中学生6人の、美香子先生のおっぱい見たさにひたむきにバレーに打ち込む姿は笑いを超えて感動すらある。「おっぱい」の連呼にやや辟易する部分もあるが、いやらしさは全く感じさせない青春スポーツコメディ映画となっている。実話を元にしているらしいが、創作のヒントにしただけでノンフィクションではないらしい。
2010.05.01
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製作国 オーストラリア製作年 2008年時間 165分監督バズ・ラーマン出演ニコール・キッドマンヒュー・ジャックマンデヴィッド・ウェンハムブライアン・ブラウンジャック・トンプソン第二次世界大戦前の1939年。イギリス人貴族婦人のサラ・アシュレイは、金策に出たまま1年もロンドンに戻らない夫の浮気を疑い、単身、オーストラリアに乗り込んでくる。しかし、夫の領地に着いたサラは、夫が何者かに殺されたことを知る。サラは遺された牧場を立て直すため、所有する1500頭の牛を売ることを決意、礼儀知らずのカウボーイ・ドローヴァーの力を借りて9000km離れたダーウィン港まで牛を連れて行くことに・・・・。広大なオーストラリアを舞台にした、冒険活劇&ラブロマンス映画。最初はニコール・キッドマンのややオーバーアクションもあってか、ライト・コメディ・アドベンチャーかと思えるような軽いノリの冒険活劇だが、後半は先住民への弾圧や日本軍の侵攻などを描いたシリアスなドラマに変わり、やや一貫性には欠ける。ただ、ニコール・キッドマンの美しさはオーストラリアの自然をバックにさらに映え渡り、ヒュー・ジャックマンの野性味はいかにもカウボーイらしさを見せる見事なキャスティングだった。ドラマ自体はありきたりともいえる展開だが、観ているものの期待を裏切らず最後はスッキリさせてくれる。3時間弱とやや長尺なのは欠点かもしれないが、あまり飽きさせない内容となっている。前半の牛追いシーンは圧巻で見もの。
2010.04.04
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製作国 日本製作年 2008年時間 107分監督光石富士朗出演松坂慶子/岸部一徳森田直幸/久野雅弘大塚智哉大阪の下町で暮らす久保家では、働き者のお母ちゃん・房子が三人の息子を抱え、大黒柱となっている。そんなある日、父親が急死し、弟と名乗る男が家に転がり込んできて奇妙な同居生活が始まる。一方、中学生の長男は偶然出会った女子大生と恋に落ち、ヤンキーの次男は学校の先生に言われた言葉で「ハムレット」を読み始め、小学生の三男は「女の子になりたい」と言い出して・・・・・。派手さのない映画だが、家族の大切さ、素晴らしさがジワジワ伝わってくる映画。大人しいがませた恋愛をする長男、自分の生い立ちや生き方に葛藤する次男、そして女になりたいと正直に宣言する三男、これだけ兄弟でも個性の違う中、この三人を大きく包み込むさばさばした母親の存在は大きい。また、兄貴の死後、なんとなく転がり込んだおじさんの飄々とした存在感も何ともいえない。このおじさん役は岸部一徳でないと出せない味かもしれない。ともかく全く性格や個性の違う五人の家族だが、お互い理解しようとし、認め合おうとしているところがこの家族のいいところであり、大切なことだとつくづく感じさせる映画だった。大作・話題作の部類に入る映画ではないため見逃されがちだが、設定が大阪の下町ということもあって、人情味があって観終わっても何故か心地よい映画。
2010.04.03
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製作国 アメリカ製作年 2004年時間 79分監督クリス・ケンティス出演ブランチャード・ライアンダニエル・トラヴィススーザンとダニエルの夫婦は、バカンスでカリブ海にやってきて、スキューバ・ダイビングをするため、ツアー・ボートに乗り込んだ。そしてガイドの合図で次々とツアー参加者が海に潜っていき、彼ら二人も海の中に。しかしガイドの手違いから、ダイビングを楽しんで彼らが海上に現れたとき、ボートはそこになく、彼らを残したまますでに帰っていた・・・・。観る前に期待が大きかっただけに、少々落胆した映画。シチュエーション自体は単純ながら非常に興味を惹いたが、主役の2人が海に取り残されてからの展開はあまりにも単調で、思ったほどの緊迫感もなく、意外な展開もないという、観ていて退屈だった。また、CG映像を見慣れたせいか、撮影技術が悪いのか、サメの大群が出てきても全然恐怖感が感じられなかった。(あとからあのサメは本物と知って驚いたが・・・)ラストも後味悪く、何か救いようのない映画だった。
2010.03.28
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製作国 日本製作年 2008年時間 107分監督鶴田法男出演木村佳乃/中越典子谷村美月/山本太郎嶋田久作楳図かずおの同名漫画の映画化。100年に一度、永い眠りにつき、不老不死の身体で人間世界をさまよう謎の美少女・おろち。彼女は、29歳を過ぎると醜い姿になてしまうという悲劇にとりつかれた門前家に家政婦として潜り込む。そこには2人の美しい姉妹・一草と理沙がいたが、ある日理沙は死の寸前にある母親からある秘密を打ち明けられる・・・・。楳図かずお作品といえば子供の頃見た印象では、怪奇的でオドロオドロしたイメージが強いが、映画ではそんなオドロオドロした感じはなく、恐怖感はあまり伝わってこなかった。独特の恐怖感を催すような映像的演出も少なかったが、出ている女優陣の美しさもその原因のよう。そういう中で、木村佳乃と中越典子の熱演は今までのイメージを払拭するほどなかなか見もの。そして不思議な存在感のある谷村美月こそ楳図ホラーが醸し出す雰囲気に近い女優のような気がした(なので、もう少し彼女の存在を強調して欲しかった)。作品自体はイマイチ感が拭えないが、ラストのドンデン返しは良かった。
2010.03.07
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製作国 日本製作年 2008年時間 130分監督滝田洋二郎出演本木雅弘/広末涼子余貴美子/吉行和子笹野高史/山崎努所属する楽団が経営不振で解散し、職を失ってしまったチェロ奏者の大悟。幼いころから続けてきたチェロ演奏をやめ、妻の美香とともに実家のある山形に戻ってくる。早速仕事を探す大悟だったが、求人広告に惹かれ訪れた会社で即採用となる。しかしその会社は最初思っていた旅行代理店ではなく、遺体を棺に納める納棺師という仕事をする会社だった・・・・。第81回アカデミー賞で邦画として外国映画賞を獲得した話題の作品。冠婚葬祭の中で“葬”をメインとした映画というのはあまりなく、伊丹監督の「お葬式」があまりにも鮮烈な印象を受けた映画でしたが、本作はそれ以来でしょうか・・・。そういえば「お葬式」にも主演で山崎努さんが出ていましたが、縁があるのか、そういう雰囲気に合っているのでしょうか?この映画を観るまでは、納棺も含めて葬儀屋さんの仕事と思っており、納棺師なる職業があることを知らなかったのですが、大変な仕事である反面、礼節を持って死者に向かい合い旅立ちのためのお手伝いをするという、一種尊き職業だなと感じさせられました。しかしながら、入社早々月給50万円とか、贖罪のためにこの職業についているとか、子供がイジメに合うなど、この職業に対する現実の負の部分も見せられます。それでもこの映画で納棺師という職業は少なくとも見直される気がします。映画自体は笑いあり涙ありですが、ラストで実の父親の納棺を行うシーンは思わずグッときました。
2010.03.07
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 93分監督ウィル・スペック/ジュショ・ゴードン出演ウィル・フェレルジョン・ヘダーウィル・アーネットエイミー・ポーラークレイグ・T・ネルソンマイケルズとマッケルロイはフィギュア大会の男子シングル部門で争うライバル同士で、接戦の末ともに1位となる。しかしその表彰式で乱闘を始めてしまったばかりに、金メダルは剥奪され、男子シングルから永久追放されてしまう。失意の日々を過ごす2人だったが、永久追放の対象が男子シングル部門のみという盲点を突き、ペアを組んで復帰することに・・・。フィギュアスケートというと以前はせいぜい冬季オリンピックぐらいでしか見なかったが、最近は浅田真央や安藤美姫などの女子フィギュアスケート選手の活躍によりだいぶんメジャーになってきた感がある。それでもこのスポーツの性格上、そして自分が男性であることもあるが、女子競技は華麗で見栄えがいいが、男子部門はあまり見たいという気持ちになれないのが正直なところ。そういう個人的な気持ちの状況でこの映画を観たが、最初は男性2人のペア・フィギュア=ホモ?映画という気持ちが先行し、一歩引いて観ていた。まあ確かにホモではないが、チョット気持ち悪くなるシーンもあったが、基本的にはおバカなコメディ映画である。バカバカしいし、下品だし、エッチだけれど、それでも笑えるところがいい。期待せずに気楽に観る分には十分楽しめる映画。
2010.02.27
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製作国 中国/香港製作年 2006年時間 114分監督チャン・イーモウ出演チョウ・ユンファコン・リージェイ・チョウ リウ・イエリー・マン中国は五代十国、後唐の時代。重陽節を前にして王家の人々は王宮に集まっていた。しかし王と王妃の関係はすでに冷え切っており、王妃は跡継ぎの皇太子と不義を続けていた。しかし、皇太子には別につきあっている娘がおり、それを知った王妃は二人の仲を裂こうとする。一方、妻の不貞を知っていた王は王妃に健康のためと偽って毒薬のトリカブトを飲ませていた・・・。さすがチャン・イーモウ監督と唸ってしまうほど、絢爛豪華な衣装やセット、そしてCGとエキストラを駆使した戦闘シーンは目を瞠る。一方、人間関係は複雑だが、メインの登場人物は少ないので分かりやすい。夫婦の仲は冷め切っており、夫の国王は妻の王妃を毒殺しようとしているし、それを知っている王妃も反撃しようと裏で画策している。また王妃と皇太子は不義の関係だし、次男も国王に対して意趣があり王妃の画策に絡んでいるなど、王家における昼ドラのような人間関係と画策が縦横無尽である。ただ観ている側としては誰に感情移入してよいか迷うところである。同情するに値する人物がおらず、またそこまで感情移入できるほどの人物描写でもないので入り込めない。ゆえにラストの戦闘シーンは壮大だが、単なる歴史アクションという印象も否めない。
2010.02.27
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製作国 日本製作年 2008年時間 81分監督村上賢司出演三浦涼介/谷桃子松田祥一/中原和宏山中敦史/中村栄美子新井友香/外波山文明竹下宏太郎売春防止法が施行される昭和33年のほんの少し前、新宿二丁目には個性豊かな人たちが住んでいた。女性に興味が持てない軽演劇場の役者・真雄は、戦時中に出会ったアイパッチの男のことが忘れられず、その男を捜す毎日を送っていた。そんなこととは知らず、真雄にほれた新人の踊り子・さと子は真雄に告白し、振られてしまう・・・・。タイトルは「ALLWAYS 三丁目の夕日」の完全なパクリですが、「ALLWAYS~」のような映画を決して期待してはいけませんし、パロディ映画でもありません。いわゆる新宿二丁目誕生秘話のような映画で、内容はパクリでもパロディでもないオリジナルの映画でした。それゆえタイトルのパクリは残念です。しかしながらそうでもしなければ、観なかった映画かもしれません。そして観終わった後も特に感動も共感もありませんでした。私の理解できない世界が描かれているせいもありましたが、私の知らない俳優ばかりの決して上手くない演技にも起因しているかもしれません。ストーリー自体は単純ですが、細かい部分の展開が理解できなかったり不自然だったりと荒が目立ちすぎです。また、リアル感も伝わってこないので、ホント別世界の話で共感できませんでした。
2009.11.15
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 92分監督ロバート・レッドフォード出演トム・クルーズメリル・ストリープロバート・レッドフォード次期大統領候補と噂される上院議員アーヴィングのオフィスに呼び出されたベテラン報道記者のジャニーンは、彼から対テロ戦争の極秘作戦に関するスクープ情報を提供される。同じ頃、カリフォルニア大学の教授マレーは、最近講義をさぼっている優秀な学生トッドを呼び出し、志願兵となった教え子2人の話を始めていた。そしてまさにその頃、その2人はアフガニスタンで、アーヴィング発案の作戦決行のため最前線に送られていた・・・・。評価基準に則れば星2つとなってしまうぐらいエンタテイメント性はなく、面白くはない映画である。ただし、そもそもエンタテイメントを追究した映画ではことは明らか。9・11から6年を経たアメリカのテロ戦争に対する裏側を色々な角度から捉え、問題提起している映画といったほうが正しいかもしれない。何が正義で何が悪か? 正義の裏側には隠された政治家の野心や思惑があり、それを煽り立てるマスメディアによって真実は覆い隠され、国民は虚像に踊らされる。そんな現代アメリカ(そして何の疑問もなくその影響を受けている日本)の歪みを、政治家、ジャーナリスト、大学教授と生徒、そして志願兵といったそれぞれ立場の違う人間の対話により浮き彫りにしている。興味深いテーマであるが、はっきりいって地味で面白くはない。でもこの映画を観て日本や世界の出来事に関心を持ち、自分なりの意見・考えは持ちたいと思えるようになるかも。
2009.11.15
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製作国 日本製作年 2007年時間 146分監督山崎貴出演吉岡秀隆/堤真一小雪/堀北真希もたいまさこ/三浦友和薬師丸ひろ子大ヒット作「ALWAYS 三丁目の夕日」の続編。昭和34年春。鈴木オートで、事業に失敗した親戚の娘・美加を預かることになった。しかしお嬢様育ちの美加は庶民生活に馴染めず、鈴木オートの一人息子・一平とは喧嘩ばかりしていた。一方、再び淳之介を引き取りに、実の父・川渕が茶川の元にやってくる。淳之介を渡したくない茶川は、淳之介に人並みの生活をさせてやることを証明するため、再び芥川賞に挑戦する・・・。前作のように思いっきり泣けるシーンはなかったが、やはりラストは感動的。また、前作のような鈴木(堤)と茶川(吉岡)の派手な喧嘩シーンなどはあまりなく、全体的におとなしくなった感があるし、ご近所さんとはいいながらどこかシビアな一面があった3丁目の住人たちも、今回は茶川の芥川賞受賞に向けて一致団結するあたり、ちょっときれい過ぎる展開ではあった。鈴木の同窓会、鈴木の妻トモエの元恋人とのロマンスなどのミニエピソードはあったものの、メインは茶川の芥川賞挑戦に関わるストーリーで、これに淳之介を引き取る話や、堀北真希演じる六子の田舎の同級生や小雪演じるヒロミなどが絡まりながら進んでいく。結末がある程度読めていたので新鮮さには欠けたが、十分昭和30年代を満喫できる映画となっている。それにしても最近の昭和ノスタルジー・ブームと、最新のCG技術によって、今となっては映像化が難しいと思われた“昭和”がまだまだ再現されそうだ。
2009.10.18
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製作国 日本製作年 2007年時間 116分監督三枝健起出演宮沢りえ/加瀬亮宇崎竜童/田口トモロヲ中原ひとみ/樋口可南子原田芳雄浅田次郎の同名短編小説の映画化。昭和30年代から現代に至る京都の小さな映画館を舞台に、映画館を営む男女の純愛を描く。昭和32年、京都の映画館“オリヲン座”に無一文でたどり着いた留吉は、館主の松蔵に頼み込んで住み込みで働き始める。しかし留吉が映写技術を習得した直後、松蔵は病のため死亡する。留吉は、途方に暮れる松蔵の妻トヨを励ましながら、松蔵の遺志を継いでオリヲン座を続けることを決意するが、TVの普及で映画人気は翳りを見せ始め、トヨとの関係について周りから陰口を言われるようになり・・・。最近の日本映画は“ゆっくり”“静かに”進むものが多い。この映画もその一つだった。こういう系もいいのかもしれないが、ただ多すぎるのもどうかと思う。この映画の大きなテーマは純愛なので、できるだけドロドロした人間臭さを入れないための手法かもしれないが、その分人間が描かれていない気もした。雇い主の妻と雇われ者から、一緒に映画館を続けていく男女になり、夫婦のようなものになり、最後はつれあいとなるが、それは言葉の点であって、そこに至る過程というか映像的に描かれていないところが何か深みを感じさせない映画になってしまっていた。もうチョット男と女を描くシーンがあればよかったと思う。
2009.10.11
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製作国 日本製作年 2006年時間 96分監督熊澤尚人出演三宅健/伊藤歩松山ケンイチ/永井流奈尾上寛之/品川徹佐野史郎/手塚理美山田悠介原作の同名小説の映画化。ある日、12歳の武ら6人組は廃ホテルの屋上で「親指さがし」という遊びをすることになる。「親指さがし」とは親指を失った少女のためにその親指を探すというもの。この遊びの最中に6人のうちの1人、由美子が消えてしまう。結局、事件は家出として処理されるが、8年後、同窓会で再会した5人はもう一度、「親指さがし」をすることに・・・。霊とか怨念とかがテーマのホラー映画かとおもいきや、そうではないオチに少し物足らなさを感じた作品。そのオチも後半に入って大体読めるような程度なので、もう少し工夫が欲しい。ホラー的な要素としては、ラストの斧を振り回すシーンが一番怖かったかな。ジャック・ニコルソンの「シャイニング」を思い出しました。
2009.09.27
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 122分監督スティーブン・ソダーバーグ出演ジョージ・クルーニーブラッド・ピットマット・デイモンアンディ・ガルシアドン・チードル“オーシャンズ”のメンバーの一人、ルーベンがホテル王ウィリー・バンクに裏切られ病の床につく。オーシャンやラスティーはルーベンの仇をとるべく、オーシャン率いる犯罪ドリームチームを三度結集する。狙いはバンクがラスベガスに新たに建設したカジノホテル。完璧のセキュリティを破り、カジノで大金をせしめようと色々画策をしていく。今回は前2作で敵役だったベネディクトも仲間として参加するが・・・。地震でもない限り難攻不落のセキュリティを制御できないとなると、地震まで人工的に起こそうとするところは、度が過ぎているとはいえスケールアップした大きな特徴。前半はテンポいいストーリーながらやや分かりにくいところもあるが、前半の仕込が徐々に後半明らかになっていくのも観ていて心地よい。ホテルのランク付け審査員がコミカルな役を演じていてうまくコミカルな場面を随所に作っている。さすがにアル・パチーノは見事な敵役を演じており存在感も大。ラストでスカッとさせてくれるところはお決まりだが、不幸続きのランク付け審査員に対する心配りも憎い。
2009.09.26
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製作国 日本製作年 2006年時間 126分監督林徹出演仲間由紀恵/井川遥及川光博/杉田かおる山口香緒里/松下由樹久保田磨希/鷲尾真知子浅野ゆう子/高島礼子人気TVドラマの劇場版。実際に1714年に起きた大奥史上最大のスキャンダル、絵島生島事件を題材としている。徳川7代将軍家継の御世、大奥で権勢を誇っていたのが家継の生母・月光院だった。子がないゆえ劣勢だった先代正室の天英院は勢力挽回のため、月光院を陥れるべく画策を始める。人気歌舞伎役者・生島新五郎を買収して、月光院派である大奥総取締・絵島を篭絡させようとするのだった・・・。TVドラマの「大奥」は観たことがないので何を放映しているか一切知らなかったが、この劇場版に興味を持ったのは実在の事件を扱っていたため。過去の芝居等で広く知られている「絵島生島事件」よりは史実に近い感じがしたし、この事件の背景である大奥内外の権力闘争もよく描かれていた。変な愛憎劇や史実を題材にしただけのラブロマンスかと危惧しながら観たが、なかなか満足のいく内容。ただし遠島になるはずの生島が映画では???。
2009.09.23
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製作国 日本製作年 2006年時間 94分監督古澤健出演沢尻エリカ/若槻千夏小栗旬/杉本彩板尾創路/斉木しげる浅田美代子沢尻エリカ初主演作。駅の落し物に宿る呪いが原因で引き起こされる行方不明事件に巻き込まれる女子高生の恐怖を描く。駅で定期券を拾った小学生が行方不明になり、続いて女子高生・奈々の妹も行方不明となる。一方、奈々の同級生・香苗のボーイフレンドも同じ駅のホームで謎の言葉を残して命を落とす・・・。「リング」や「呪怨」などハリウッドでリメイクされるほど日本のホラー映画はメジャーになってきており、内容も面白く(怖く)なっているが、そのレベルを期待して観るとガッカリする。全然怖くないだけでなく、ストーリーの中でも?の部分が多く、謎はイマイチ解明されず、結末には唖然とした。沢尻エリカがわざとらしくない抑えたいい演技をしているだけに、この手の映画に起用するのはもったいないの一言。
2009.08.29
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 108分監督ジョン・ムーア出演リーヴ・シュレイバージュリア・スタイルズミア・ファローデヴィッド・シューリスピート・ポスルスウェイト1976年版オーメンのリメイク。30年前のオリジナルを忠実に再現しながら、新鮮な味も出している。悪魔の子ダミアンもいい。76年版のダミアンはまだあどけなく笑顔がかわいい印象があったが、今回のダミアンは人間の子ではない不吉な不気味さをかもし出している。オーメンの象徴的な死のシーンである、避雷針がブレナン神父に突き刺さるシーンは、思わず「キター!」という感じだった。
2009.07.19
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製作国 日本製作年 2005年時間 145分監督佐藤純彌出演反町隆史/中村獅童鈴木京香/松山ケンイチ奥田瑛二/林隆三寺島しのぶ/渡哲也仲代達矢太平洋戦争末期に撃沈された戦艦大和の乗組員の姿を描く。終戦から60年、大和が沈んだ場所に行きたがる女性の熱意に、猟師の神尾は船を出す。神尾は大和の生き残りとして無念の思いを抱きながら生きていたのだった・・・。物語りは当時を回想する形で、乗組員のそれぞれの姿や沈没までの様子を克明に追う。戦争による若者たちやその家族の悲劇を痛感する作品である。この映画を撮影するために組まれた戦艦大和のセットが昨年のゴールデンウィークまで広島県尾道市にあった。行列が出来るぐらいの人手だったが行ってみた。一層感慨深く感じた。
2009.04.26
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製作国 日本製作年 2005年時間 133分監督山崎貴出演吉岡秀隆/堤真一小雪/堀北真希三浦友和/もたいまさこ薬師丸ひろ子/須賀健太昭和30年代の東京を舞台にした人情ドラマ。こだわりのセットとVFX技術を駆使して昭和30年代を再現しており、幼少の頃を想い出した。吉岡演じる竜之介のもとに同居することになった淳之介との別れ、そして再び茶川家に戻ってくるシーンは思わず涙を誘う。ラストシーンでの夕日に映える東京タワーはあまりにも美しすぎる。鈴木オートの社長夫婦を演じた堤真一と薬師丸ひろ子もいい演技だった。続編製作が決まったらしいが、楽しみである。
2009.04.12
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製作国 アメリカ製作年 2000年時間 117分監督グレゴリー・ホブリット出演デニス・クエイドジム・カヴィーゼルショーン・ドイルエリザベス・ミッチェルアンドレ・ブラウアー
2008.12.29
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製作国 日本製作年 2003年時間 138分監督本広克行出演織田裕二/柳葉敏郎深津絵里/水野美紀ユースケ・サンタマリア/北村総一朗小野武彦/斉藤暁岡村隆史/いかりや長介人気TVドラマの映画化第2作。前作から5年後という設定。本作は日本映画史上最高の興行成績と、実写映画で最高の動員数を記録している。湾岸署管内で女子高生に噛みつくという婦女暴行事件が発生、さらに絵に描いたような一家によるスリ事件も発生し、多忙を極める中、会社役員の他殺体が発見される。そして、SMまがいの縛られ方で殺されていたこの殺人事件の捜査本部が湾岸署に設置され、本庁初の女性管理官・沖田仁美が本部長として乗り込んでくる・・・。前作同様、大小3件の事件が並行して起こるが、前作ほど互いの絡みや関連性はなくやや期待外れ。婦女暴行にしてもスリ事件にしてももう少し描いて欲しかった。メインストーリーの方は逆にミステリー性もあり、ネゴシエーターが出てきたりと面白さはUPしていた。しかし、本作の特徴でもある警察機構と捜査本部を描いているところは少々わかり難く、疑問も多かった(これが現実ならまさに異常な世界であり、あきれる思い)。
2008.11.24
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製作国 アメリカ製作年 1975年時間 125分監督シドニー・ルメット出演アル・パチーノジョン・カザールチャールズ・ダーニングジェームズ・ブロデリッククリス・サランドン
2008.11.02
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製作国 アメリカ製作年 2001年時間 111分監督スティーブン・ソダーバーグ出演ジョージ・クルーニーブラッド・ピットジュリア・ロバーツマット・デイモンアンディ・ガルシア11人のプロフェッショナルが集結してラスベガス・カジノの現金強奪作戦を敢行するクライム・ムービー。仮釈放中の窃盗犯ダニー・オーシャンは、ラスベガスの三大カジノのお金が収められている地下金庫を襲う計画を立案、実行に必要な仲間、スペシャリストを集めた。一方、カジノのオーナーのベネディクトは、オーシャンの妻テスを恋人にしており、オーシャンとテスは離婚寸前だった。オーシャンは現金強奪だけでなく、テスの奪還も企てていたが・・・・。このシリーズは「12」「13」と作られているが、やはり原点となるこの「11」が一番ハラハラ緊張感があり、いかにも犯罪スペシャリスト集団の犯罪というストーリー展開で面白かった。出演者も、人望の高いジョージ・クルーニーによって低ギャラで集まったらしいが、さすがに豪華!「アンタッチャブル」以来、その活躍を注目しているアンディ・ガルシアもニヒルなベネディクトを好演していたが、オーシャンズが豪華な分、対峙する悪役(?)一人ではちょっと迫力不足だったか。テンポがいいので、このノリに上手く入り込めば単純に楽しめる映画。
2008.09.07
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製作国 日本製作年 2001年時間 116分監督滝田洋二郎出演野村萬斎/伊藤英明今井英理子/小泉今日子真田広之/夏川結衣宝生舞/萩原聖人柄本明/岸部一徳
2008.08.03
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製作国 アメリカ製作年 1987年時間 87分監督ダニー・デヴィート出演ダニー・デヴィートビリー・クリスタルキム・グレイストアン・ラムゼイ
2008.08.03
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製作国 アメリカ製作年 2000年時間 107分監督ジョアン・チェン出演リチャード・ギアウィノナ・ライダーエレイン・ストリッチアンソニー・ラパグリアヴェラ・ファミーガ
2008.06.22
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製作国 アメリカ製作年 1999年時間 96分監督ケビン・ウィリアムソン出演ケイティ・ホルムズヘレン・ミレンバリー・ワトスンマリサ・カフランモリー・リングウォルド
2008.06.22
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製作国 アメリカ製作年 1999年時間 54分監督スティーブ・オーデカーク出演スティーブ・オーデカークポール・グリーンバーグロブ・ポールセンマーク・デカルロアンドレア・フィアーズ
2008.06.08
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製作国 アメリカ製作年 1999年時間 54分監督スティーブ・オーデカーク出演スティーブ・オーデカークポール・グリーンバーグロブ・ポールセンマーク・デカルロアンドレア・フィアーズ
2008.06.08
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製作国 アメリカ製作年 1997年時間 95分監督ジェイ・ローチ出演マイク・マイヤーズエリザベス・ハーレイロバート・ワグナーマイケル・ヨークミミ・ロジャース
2008.05.18
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製作国 スペイン製作年 1997年時間 117分監督アレハンドロ・アメナーバル出演エドゥアルド・ノリエガペネロペ・クルスナイワ・ニムリフェレ・マルティネス
2008.05.17
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製作国 日本製作年 1999年時間 114分監督滝田洋二郎出演矢沢永吉/田中裕子西村雅彦/大平奈津美大杉漣/岸部一徳余貴美子/永島敏行
2008.05.11
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製作国 アメリカ製作年 1998年時間 110分監督アルフォンソ・キュアロン出演イーサン・ホークグウィネス・パルトローハンク・アザリアクリス・クーパーアン・バンクロフト
2008.05.05
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製作国 オーストラリア製作年 1997年時間 102分監督サマンサ・ラング出演パメラ・レーブミランダ・オットーポール・チャッブフランク・ウィルソンスティーヴ・ジェイコブス
2008.05.05
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製作国 日本製作年 1998年時間 119分監督本広克行出演織田裕二/柳葉敏郎深津絵里/水野美紀いかりや長介/ユースケ・サンタマリア小泉今日子ある日、川で男の水死体が見つかり、やがて猟奇殺人の様相を呈してくる。その対応に追われる湾岸署内で窃盗事件が起きる中、副総監の誘拐事件が起こり、湾岸署に捜査本部が設置される。サイコ犯の方はインターネットを通じて接触に成功。刑事になったばかりの雪乃が会うことになり、青島刑事らが見張ることに。一方副総監誘拐事件の方は身代金受け渡しとなるが、犯人から電話があるものの失敗に。やがて犯人からの電話に、サイコ犯を見張っていた青島刑事の声が入っていたことから・・・。何度観ても楽しめる娯楽刑事ドラマである。物語の中心である誘拐事件、サブストーリー的に並行して展開する猟奇殺人、息抜き的なテイスト満載の領収書窃盗事件の3つの一見何の関わりもない事件が微妙にリンクして絡んでくる。昔の小泉今日子好きの私にとってはやや心外なサイコ犯役だったが、「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクターを彷彿させる役どころや、笑ったときの歯の矯正器が見えるシーンはこの映画での存在感を大きくしていた。メインの誘拐事件はあまり芸のない内容だったが、現代の警察機構における問題点の一端が伺えるところは面白いと同時に腹立たしいかった。終盤ではあの有名な「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」が聞けるが、つい心の中では警察だけでなく会社でも同じと叫びたくなるシーン。(個人的な愚痴ですが・・・)なお、一つ気になる会話は青島刑事と室井管理官が休憩室で話すシーン。缶コーヒー?を奢った青島刑事に対し、その見返りとして室井が答える「自動販売機ごと返してやる!」。室井の意気込みと豪胆さは伝わるが、これって意味あるの?
2008.05.04
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製作国 アメリカ製作年 1996年時間 108分監督リー・タマホリ出演ニック・ノルティメラニー・グリフィスチャズ・パルミンテリマイケル・マドセンジェニファー・コネリー
2008.01.13
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製作国 アメリカ製作年 1966年時間 126分監督ウィリアム・ワイラー出演オードリー・ヘプバーンピーター・オトゥールイーライ・ウォラックヒュー・グリフィスシャルル・ボワイエ
2007.12.22
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製作国 ニュージーランド/アメリカ製作年 1994年時間 100分監督ピーター・ジャクソン出演メラニー・リンスキーケイト・ウィンスレットサラー・パースクライヴ・メリソンダイアナ・ケント
2007.12.15
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製作国 日本製作年 1996年時間 105分監督和泉聖治出演橋爪功/吉行和子布施博/新山千春松村達雄/伊藤かずえ初めて仲人を務めることになった和夫は、挙式を明日に控え、スピーチのことで頭が一杯だった。そんな和夫を尻目に、次女は恋人と秘密旅行を計画しており、臨月の長女は夫と喧嘩して家出してきていた。さらに結婚式当日に和夫の父、源三郎が亡くなり、家の中はドタバタだらけに・・・・。「結婚式」「葬式」「出産」これらが同時にやってきたときの、それを取り仕切るべき家長の動転振りは想像に難いが、まさにそれがやってきたという設定は観るものをハラハラドキドキさせる。そんな状況に直面した和夫を橋爪功のちょっと頼りげない演技で好演している。周りの状況に振り回されているかに見える和夫だが、自身も問題を抱えていることが明らかになるが、最後は家族のすばらしさが出るハートフルなコメディ。
2007.10.20
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製作国 アメリカ製作年 1957年時間 117分監督ジョン・スタージェス出演バート・ランカスターカーク・ダグラスロンダ・フレミングデニス・ホッパーリー・バン・クリーフ
2007.09.17
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製作国 日本製作年 1984年時間 124分監督伊丹十三出演山崎努/宮本信子菅井きん/大滝秀治財津一郎/江戸家猫八奥村公延/高瀬春奈尾藤イサオ/岸部一徳藤原釜足/井上陽水伊丹十三の監督デビュー作。初めてお葬式を出すことになった一家と、お葬式に集まった人々の様子をユーモラスに描いた傑作コメディ。俳優の夫婦である井上侘助と雨宮千鶴子もとに千鶴子の父・真吉の訃報が届く。親族代表として葬式を出すことになった侘助だが、初めてもことで途方に暮れる。マネージャーや葬儀屋の助けを借りて葬儀の準備を進めるが、真吉の兄からの横槍があったり、侘助の愛人がお通夜にやって来たりと・・・。“お葬式”をテーマとして捉えただけでも斬新であるが、暗く厳粛であるべきこの儀式を多少皮肉りながらユーモラスに描いた点が秀逸。また“お葬式”の要領も丁寧に描かれており、葬式マニュアルとしても十分役に立つ内容となっている。本作は1984年の日本アカデミー賞で、作品賞ほか計5部門を受賞している。
2007.08.14
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製作国 アメリカ製作年 1967年時間 105分監督アーサー・ペン出演ウォーレン・ベイティフェイ・ダナウェイジーン・ハックマンエステル・パーソンズ世界恐慌時代の実在の銀行強盗ボニーとクライドの壮絶な生き様を描く。自動車泥棒を稼業としていたクライドがある日車を盗もうとした時、ウェイトレスのボニーに大声を上げられ邪魔される。しかしこの出会いをきっかけに2人は意気投合し、やがてコンビを組んで強盗を始めるが・・・。1960年代後半から1970年代にかけて巻き起こった映画的ムーブメントである“アメリカン・ニューシネマ”。その先駆的作品がこの「俺たちに明日はない」だった。1960年代~70年代の映画といえば、私の年代ではすでに古典的な作品群となるが、そんな作品群の中でもやはりアメリカン・ニューシネマに該当する作品は他の作品と一線を画す印象を与える作品群である。ボニー&クライドといえば。アンチ・ヒーローの代名詞のようになっており、ラストの衝撃的な銃撃シーンは一度観ると忘れがたい鮮烈なイメージを残す名シーンである。
2007.03.11
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製作国 アメリカ製作年 1984年時間 94分監督ウィラード・ハイク出演ダドリー・ムーアエディ・マーフィケイト・キャプショージョージ・ズンザ1982年。エンジニアのワイリーは、陸軍の戦車に搭載するミサイル誘導システムの開発に携わっていた。2年後、ランドリー中尉はそのミサイルシステムを搭載した新しい戦車のテストのため、クウェートに派遣される。ストーリーは2つの時間軸で進み、やがてワイリーとランドリーは・・・・。ダドリー・ムーアとエディ・マーフィという2人のコメディ俳優が織りなす小ネタ・コメディ。なかなか面白い設定ながら、この2人の主演俳優が映画の中では全く絡まないというのはまさに“おかしな関係”。変な日本人寿司屋も出てきて笑わせますが、ストーリー自体は割と平凡。若き日のこの2人を懐かしみながらトークを楽しむのによい映画。
2007.03.11
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製作国 アメリカ製作年 1976年時間 111分監督リチャード・ドナー出演グレゴリー・ペックリー・レミックハーヴェイ・スティーブンスパトリック・トラウトン6月6日の午前6時、アメリカ外交官ロバート・ソーンの夫人が男の子を出産するが、間もなく死亡してしまう。そんなロバートに産院で知り合った神父から同じ日、同じ時間に生まれた孤児を身代わりに引き取って欲しいと頼まれる。ロバートは妻に内緒でその子を引き取り、ダミアンと名付ける。ダミアンはすくすくと育つが、彼が5歳になった頃から彼の周りで不可解なことが起こり始める・・・・。「エクソシスト」などと共にオカルト・ホラー映画として有名な作品。タイトルも有名だが、悪魔の子「ダミアン」という名前もこの映画で有名になってしまった。この映画は、ホラー映画にある、目を背けたくなるようなシーンもいくつかありますが、怖さを強調するような、わざとらしい演出ではなく、ごく自然に見せています。つまり、この映画は視覚的な恐怖を強調するものではなく、内面からジワジワくるような恐怖を味わえるものです。(だから後々まで残るようなホラーなのかも)2006年には「オーメン666」として本作を忠実にリメイクした作品も作られています。
2007.03.11
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