元局アナがススム道             ~アナウンサーからライターまで~ 

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2007年08月20日
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カテゴリ: オシゴト




ライター学校に通い、その関係で、あるライターさんと知りあった。

これってチャンスじゃないの?

ドキドキしながらメールを出し、様子をさぐる。
差し障りのないお返事メールだったけれど、何かにつながる予感がしてた。

その数ヶ月後、突然ちょっとしたアンケートを頼まれる。
時間がない。でも、なんとかツテを頼って、心ばかりのアンケート結果を送る。

「驚いた!ありがとう♪」

あれは、何だったのだろう。やっぱり 私を試した?

いまだあの真相はわからないけれど、なんとか顔をつないだところで、
そのまた数ヶ月後、
「突然、とっても忙しくなったので、よければアシスタントとして協力してもらえない?
 ともかく、ちょっと会って話をしましょう」

あぁ・・・これだ!今だ!
わくわくしたことを思い出す。

このライターさんとは1年近く一緒に仕事をした。

ただ、


残念ながら、私の性格ではついていけなかった・・・。

なんでもやります精神と、なんだってやってきた私も、この時ばかりは涙した。


この先輩ライターさん自身、ずっと一匹オオカミでやってきただけに、
人の使い方を知らなかったのかもしれない。
私も、局アナ生活から抜け出したばかりで 知らないことが多かったからかもしれない。

私は、その1年近くの間に、何回傷つけられただろう。
仕事の仕方に対しても、結果に対しても、日頃の打ち合わせ中のささいなことだけでも。

じっとしてられない性格で、ひとつ課題を与えられたら、これもあれもとやって、
「褒められたい!」というのが私の性格だった。
自他認めるおだてりゃ木に登る“サル”だ。

しかし、先輩ライターは、

『私はそこまでお願いしてないよね。』

確かにそうですね。私の先走った行動でございました。
ま、
まだ駆け出しだし、名目アシスタントだし、まずは自分の仕事をしっかりしろよ!
ってことだったのかもしれない。

しかし、この先輩は、仕事の依頼が遅いのだ。
夜中に大量のメールが入っていて、
そのメールの中に、「明日午前中までに欲しい」という仕事の依頼が突然入ってくる。
明日って、開いた朝には今日だよ・・・。


怖い。

メールを開くのが怖い。


一匹狼で仕事をしてきた人は、人に仕事を振るのが遅くなるものなのだろうか。
自分の足でしっかりと稼いできただけに、自分が全てやらないと気が済まなかったのだろうか。

結局、できないとなると、その部分だけを私に振る。
そう 突然。
しかし私がやった部分に対して、何も言わず大きく修正する。
もちろん私の力が及ばないからなのだが、時間がないから直しちゃった・・・って。

忙しい先輩の代わりに取材に行くことになれば、
その朝、先方に
「アシスタントがいきますが、コピーは私が素敵に書きますのでご心配なく」
とメールを入れてあった。(もちろん ccで私にも転送してあるわけで)

ブレストでは、私の意見をすっかりスルーして、
「あ・・・聞くの忘れちゃったっ。フフフ」

そりゃ、大した意見じゃありません。
でも、いたく傷つきましたっけ。
全然悪気はなかったのかもしれないけれど。
その後 そのブレストの議事録を翌日朝までに仕上げてと言われたときには、
泣きました。なんだか悔しくて。

ワタシ・・・何やってるんだろう。

結局、「私」という人間を見てくれてなかったのだと思う。


疲れました。


今、数年たって思うことがある。

今なら、もうちょっとうまくやれたのかなぁ~と。
人を悪く思いたくない性格なのと、
数年経ったことであの苦しさを忘れつつあるからかもしれないけれど、
あのとき、大騒ぎしつつもいろいろな仕事に触れられたことは 
今、実は役に立ってることも多いような気もする。

アシスタントを辞める時、先輩は言った。
「私は教えることが苦手だったのかもしれない。」と。
見て覚えて欲しかったのかもしれない。

「あなたのコピーは古い。もっといろんな雑誌をみて勉強して」
と言われた言葉は 今もちゃんと残っている。
唯一(?)のアドバイスだったから。

その後、年賀状だけのお付き合いは続いている。
たぶん、先輩もワタシも、嫌な想い出にはしたくないからだろう。

なんでもやります!精神は、私にとってすべてではなかった。

ライター学校の先生は言った。

「いい?フリーってののいいところはね、唯一仕事を選べるってことなの。
 そんなに苦しんで、あなたにとって何になるの?」

ちょっとだけ 落ち着いた。

八方美人の性格は、嫌われたくない、ダメだと思われたくない という思いがいっぱいで、
自分を忘れそうになっていた。

恨みはない。
たぶん、私とは合わなかっただけ。
教えてくれたこともあったわけで、今度会うことがあったらちゃんと感謝の言葉も言おう。

でも、いつか 仕事上で他の人にお願いする立場になったら、
私はしっかりと その人を信じ、その人自身をみてあげたい・・・と思う。

経験に無駄なんてない。
人との出会いにも無駄はない。
すべては、これからの私の糧になる・・・。

そう思う。




長文を読んでくださりありがとうございました。




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最終更新日  2007年08月20日 19時13分14秒
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