ポンポコのひみつきち

どうぶつの森



東は彼女のこととか何も言わんかった。



しかもいつもと全然変わらなかった。







  今日も東が来ていた。




うちはどうぶつの森(DS)をやってた。


「あ、どうぶつの森。」



東が気がついてくれた。




「あ、あぁうん。買ってん。」





それから1週間くらい過ぎた。その日、東と弟の友達がきた。



弟の友達達の間ではどうぶつの森ブームがおきていた。

そして、ほとんどのコたちが持っていた。



もっていないのは東だけ。


東はDSをもっていない。



いつも弟の友達のDSの画面を見ていた。




うちはめっちゃ勇気だしていった。




「データつくらしたんで・・・?」




「ははっ・・・」




東は軽く笑ってすました。







      迷惑だったんかな・・・








次の日、東がきた。






「データ作らしてや。」




ちょっと恥ずかしそうに東が言った。





うちはそれがおもしろくて笑って「いいよ」と返事した。






それからは東とその話題でよく話せるようになった。



幸せだった。





休日、うちの家族でスキーに行くことになっていた。



DSは東にあずけた。



夜、ホテルの部屋で東にメールした。(お母さんのケータイ)




『DSやってる?』







『やってるよ!さつきのデータ、金ないからローン払われへんやんけ。』





『ごめんー!なんか売って。』





それでメールは終わった。



「さつき」やって♪♪




うれしい。





家に帰ってきて、




「オレ、マグロ釣ったねん!」





無邪気に東が言った。




「えー!!みしてぇ!!」





こんな風に会話できることだけでもうれしい。















    3月。東はうちの家にあまり来なくなった。






うちは積みたくてもつみきを積めんかった。











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