ププププーさんのゲームブック日誌

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2007.01.10

二見書房のゲームブックといいますと、当時他社とは大分変わった印象がありました。
サイコロ重視のゲームは多いのですが、読み物としても面白かったり
奇妙な仕掛け(金色の折り紙や鏡等)が付いていたり。
また、イラストのマップにパラグラフがあって、そこへジャンプ…
というのはかなり多い出版社でありました。

先日ＨＨさんの御話を伺った際に、
基本的には二見の編集さんはゲームブックが嫌いだったそうです。
ゲームブックは本だという姿勢があったらしく、
そこをきちんとしていないと駄目だったようです。

二見書房といえばノストラダムスやＵＦＯ等のオカルト系等の
様々な作品が多く、もしかしてゲームブックって重視されていなかった…？
と思ったことがあったんです。

恐竜探検は二見で最初に出たゲームブックでしたけれど
思えば、二見と恐竜って縁が深いし(後にジェラシックパークも登場している)
あの作品は、どちらかというとゲーム面よりもストーリー面色の強い作品でした。
ドラゴンファンタジーや他作品も、読み物としての要素が強いですよね。
ゲームブック主流の時代には、ゲームブックは本としてよりもゲームとして
進化していったように思います。対ファミコンなんて感じで。
それを考えると、独自の進化の理由も納得できます。
つまり、二見書房はゲッター線を浴びた…という(違う)

ですが、ゲームブックを本だ…と捉えて本としてきちんとしていなきゃ駄目
という姿勢のお陰か、他社とは一味違った独特の作品群を生み出しました。

>だからこちらとしては、そーゆう相手に、
いかにＧＢをおもしろがらせようかとヤッキになっていました。(原文ママ)

確かにバグも特に無かった…とおもうし、読み物としても面白かったですよ。
イラストが豊富で、その部分も楽しみでしたものね。
ジェラシックパークは映画版のゲームブックでしたけれど

ゲームブックファンって、写真の豊富さを望んでいるかは微妙な問題としても
本として創ったということは、もしかして映画の紹介の出来る本的な要素や
恐竜系の他の二見の本も手にとってね、という意味もあったのかもしれません。
単なるゲームの本にしたくなかった事情が伺えた気がします。

で、今回はグーニーズの御話を…。
ＨＨさん曰く、グーニーズはいい加減だったと(笑)
当時、グーニーズ人気を当て込んで、書籍におけるゲームの権利を取ったらしいんです。
安いから(笑)。
しかも、本の中で使われているイラストは映画の下絵の出来が良くて
使用権を買い取った…とのお話だったんです。
あの独特のイラスト郡は、本物の作品のイラストだったんですね。
イラストはフーゴ・ハルさんというイラストレイターさんが少し書き足したらしいですよ。
で、二人の方が手がけて(片方のお名前も聞きましたが、秘密で)
忙しかったので、ざっくり文章チェックして本になったということでした。

>もちろん全部内容のチェックはしていて、その時の仕掛けのバカバカしさが評価されて、
その後のＨＨがある訳なんです。
>実質上の処女作で、作っていてとても楽しかった。 (共に原文ママの貴重な歴史証言)

こいつは驚きだぜ(驚)!!

グーニーズはゲームブックとしてはかなりノリノリで創られた印象はあります。
一寸バランスは…ですけど、読んでいてとても楽しい。
で、チャットの御話では処女作…ううううううん？
誰なんだ、ＨＨさんって…(マニアックな方なら判りますよね)!?

また、上記のゲームブック嫌いの話にて、物凄い裏話を御聞きする事も出来ました。
ええと、これは…書けないっ(笑)。
すみません、気分を害する方が出ないとも限りませんので一寸封印します。
ウォーロック誌でドラゴンファンタジーの記事の書き方が微妙だった理由なんだけど…
うーん、ここで書くことではなさそうですなぁ。
すみません、これに関しては記載しません。

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