２）ヨーロピアン・ツールズ
ヨーロピアン・ツールは沢山あります。まぁ、有名なところで、トータル・ツールメーカーとしては、「ハゼット」「スタビィレー」「ファコム」「ウーザック」「ベータ」「ベルツァー」等があり、また、各独特の分野を得意とするメーカーとしては、ドライバーは「PB」「ベラ」等、モンキーレンチでは「バーコ」、プライヤーは「クニペックス」、ラチェットでは「カロラス」などがあります。
まぁ、ここは僕の自分勝手に書けるページなので････････
まずは、一番好きな「ベルツァー」についてかきましょう。
「ベルツァー」
このメーカー（現在ではブランドと呼んだほうがいいでしょう）は元々、航空機の指定工具として、ヨーロッパでは数多く使われてきました。その中でも
スクリュウドライバーは過去最も有名です。ある程度年配のメカニックの方は、大抵知っているようです。
また、特記すべきこととして、このメーカーはアメリカ航空宇宙局基準MIL規格に合格しています！
ヨーロッパ、特にドイツは梨地を基調とするメーカーが多いのですが、「ベルツァー」はスナップ・オンと同じ鏡面研磨の美しいポリッシュ・メッキ地とし、ヨーロッパのスナップ・オンとも呼ばれています。
僕は「ベルツァー」の中で、ラチェット、スパナ、コンビネーションレンチ、ワイヤー・ツイスター、一部のソケットを使っています。
まず、両口スパナ、これは他のメーカーと比較して、比較的薄くなおかつ強度を出すためだと思われるのですがあごの部分が丸くしっかりとした独特のデザインとなっています。これは、ダブルスパナとして使う時大変使いやすいです。
つぎに、コンビネーション・レンチ、レギュラーサイズのものは、スパナと同じ様に薄くなおかつ十分な強度を持つ造りとなっています。そのなかで、特筆すべき物としては、ロングのコンビネーション！これは、レギュラーサイズの物と比べると幾分かゴツクなっていて、僕はこれを好んで使っています。（力をかけ易いです。）
３番目には、ラチェット、これは、特に丸型のヘッドの物を使っているのですが、ギヤ数が６０歯で、これは７２歯の物に比べれば送りは大きくなるのですが、この歯数であれば多少強くトルクをかけたとしてもまず、壊れることはないです。（送りが大きいといっても、小判型のに比べると全然少ないですけどね。）サイズは１/２スクエアーのものを使っていて品番は８１５５－１/２と、８１１０－１/２の２本です。
８１１５はプッシュロックタイプで、回転の切り替えはグリップの所にスイッチが付いていて、独特の機構を持っています。また、８１１０の方はいわゆる、ブレーカーバーの先にラチェットヘッドが付いている様なタイプで、（つまり、首振りタイプ）結構トルクもかけられ、足回りなどに良く使っています。
ソケットは１/４サイズの１２ポイントを使用していて、これは航空機用のもので、かなり薄いタイプでスナップオンより薄いかもしれません。
ワイヤーツイスターは、リリース・クラッチ付きのタイプで、さすが航空機工具に強いメーカーとうなずけます。
© Rakuten Group, Inc.
