pooyanの部屋

pooyanの部屋

梟(フクロウ)の族


ぼろすけぼうぼう

軽くて責なき人の口バシ
森の暗闇に住む梟の黒き毒に染みたる声
街と木木に響き
わが耳を覆いて堪え難し
わが耳は夜陰に痛みて
心に映る君が影像を悲しみ窺う
かろくして責無きは
悪しき鳥の性なり

  聞いたか、聞いたか
ぼろすけぼうぼう

おのが声のかしましき反響に喜び
友より友へ伝説を伝えてほこる
梟の族、悪しき輩
私は彼等よりも強いと思えど
彼等は私より多弁にして
暗示に富たる眼と、物を蔵する言語とを有せり
さればかろくして責無き
その声の響きのなやましさよ
聞くに堪えざる俗調は
君と私の心を取りて不倫と滑稽の境に擬せんとする
のろわれたるもの
梟の族、悪しき輩よ
されど私の心狂わせるのは
むしろかかる愚かしきなやましさなり
声は又も来る、又も来る

  きいたか、きいたか
ぼろすけぼうぼう


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