東方見雲録

東方見雲録

2003.03.16
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カテゴリ: 2003
​暑さ寒さも彼岸まで。

昼と夜の時間がこの時期を境に逆転する節目で、当たり前といえば当たり前だが、それ実感したいヨと思う昨今である。
しかし、今日は春の彼岸、間近を体感する陽気であった。

管理事務所より、冬設置した雪吊りいつ片づけるのか、との催促があったのが2月末ごろか。
当時の寒さから「彼岸までには片づける」と約束していたのだが、時機を逸し、今日まで来た。
最後のチャンスと水元へ。

雪吊り。
樹木が形作る柔らかなアウトラインに垂直の軸。そしてその頂点から枝を引き上げる紡錘形の線。
複雑系を絵にしたような曲線に、幾何学的な紡錘直線が描き加えられている。

この雪吊り技法、いつから庭園に持ち込まれたのだろう。用と美の調和、日本的な美である。

江戸の町が生まれて今年で400年。
幕末の江戸の風景を書き残した英国人アーネスト・サトウによれば、
江戸は「絵のように美しい松並木が日陰をつくり、町の中にも田舎びたところ多く、すべてが偉大という印象」だったという。

それから130年あまり。
江戸から東京に変わり、大変貌。今では国際都市TOKYOに変身中である。
埋め立てと運河でできた江戸の町づくりも、行き着く場を失い、空へ向かおうとしている。

私が今の団地に移り住んで20年。
団地から眺める風景も随分変わった。
垂直方向に街が伸びていることを実感する。昼遠くを眺めても高層建築物に遮られ、風景も断片化される率が年々増加してきた。
夜になると、都心方向は赤い 自己点滅灯(?) ​航空障害灯​

これからの東京の街づくり、垂直方向を目指さざるを得ないであろうが、その周辺のことも考える開発であって欲しい。
上昇志向としての垂直ではなく、地域を引き上げ、オープンスペースを生み出す、雪吊り的な垂直思考であってほしい。

ゆったり暮らそ。郷生社会

雪吊り撤去を終え、ワラボッチも片づける。プラザ玄関の模様替え。田んぼも水路をふさぎ、田起こし準備。気がかりだったところ、遅ればせながら済ませ、今日は早めに退館す。

電車が地下からでると、路面が黒く光っていた。雨。


2022.04.26.イメージ画像追加

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Last updated  2022.04.26 06:52:32
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Re:雪吊りの垂直思考(3/16)  
夜が明けるのが早く、日が暮れるのが遅く、光の春!日が長くなるのは気持ちがいいですね。<br><br>雪吊り!こちらではほとんど雪が降らないんで見かけません。<br>冬の庭園!テレビなどで見ることがありますが、確かに、本来の木の美しさを損なわないで調和されている雪吊りを見ることがあります。<br>伝統の技!いいですね。<BR><BR> (2003.03.16 20:26:01)

Re:雪吊りの垂直思考(3/16)  
一人静香  さん
いや~<br>今日は冷たい雨が1日降っています<br>明日はこちらも<br>そんな暖かい体験が出来るかもです<br><br> (2003.03.16 23:35:50)

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