東方見雲録

東方見雲録

2022.12.21
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カテゴリ: 生命



東京湾に浮かぶ人工島の一つ、昭和島(東京都大田区)。都下水道局の森ケ崎水再生センターの屋上に毎年春、繁殖のためにやってくる渡り鳥「コアジサシ」を見守る一団がある。日本では絶滅の危険性が高くなっているこの鳥の保全に取り組むNPO法人「リトルターン・プロジェクト(LTP)」のメンバーとボランティアたちだ。

コアジサシが再生センターの屋上に巣を作っているのが見つかったのは平成13年のこと。当時は、硬いコンクリートの屋上で卵を温めていたという。発見者たちは都下水道局や地元の大田区と協議。LTPが設立され、屋上を使って営巣を手助けする活動が始まった。

再生センターで出た汚泥を高熱で処理した土や砕いた貝殻をまき、巣を作りやすい環境を整備。翌年には多いときで約2千羽が飛来するなど、滑り出しは順調だった。

しかし、「汚泥を処理した土は園芸用などに使われているものだったため、1年後には自然に生えてきた草で覆われてしまった」(松村さん)。コアジサシは草むらには巣を作らないため、除草が必要になった。当時近所に住んでいた松村さんが活動に携わるようになったのもこの草むしりがきっかけだったという。

また、卵や幼鳥を狙うネコやカラスなどの外敵が集まるように。松村さんは「一度調査したときにあった卵が、次に見たときになくなっていると、いたたまれない気持ちになる」と明かす。LTPは幼鳥が逃げ込めるシェルターやカラス除けグッズを設置するなどして対策を取っているが、全てを防ぐことはできない。

最近はハクビシンやアライグマが入り込んでいることも判明し、松村さんらは侵入経路の特定を進めている。松村さんは「毎年同じ場所で巣を作るので、外敵となる動物にとっては『そこに食べ物がある』と知っている状態になってしまっている」と課題を口にする。

引用サイト:産経新聞  こちら





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Last updated  2023.02.28 17:58:59
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