東方見雲録

東方見雲録

2026.04.09
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カテゴリ: 郷土



古事記に記された国譲り神話にちなんだ青柴垣(あおふしがき)神事が7日、松江市美保関町の美保神社や美保関港で営まれた。大勢の地元住民や観光客が、古式ゆかしい伝統行事に見入った。

 えびす信仰で知られる同神社の祭神、事代主命(ことしろぬしのみこと)が、父の大国主命(おおくにぬしのみこと)から国譲りの相談を受け、譲ることを進言した後、自ら海中に身を隠したという故事を再現する。

 事代主命役などを務める2人の当屋が、笛や太鼓が奏でられる中、氏子に支えられながら榊(さかき)やのぼりで飾られた2隻の御船へ乗り込むと、船内で儀式が執り行われた。
引用サイト: こちら

関連サイト:美保神社神事保存会  松江市   こちら
記紀によると天孫降臨に先立ち、使いの神が出雲国に下り、大国主神おおくにぬしのかみに「この国を天つ神に献上せよ」と伝えた時、大国主神の子の事代主神ことしろぬしのかみは、たまたま美保碕で魚釣りをされていました。父神から国譲りについて尋ねられた事代主神は「畏かしこし、この国は天つ神の神子に奉り給え」と答え、乗っていた舟を傾け、海中に青柴垣あおふしがき(神籬ひもろぎ)を作り、天の逆手あめのむかいでを拍うっておこもりになったと伝えられています。

12月3日に行われる「諸手船神事」は、古くは「八百穂祭いやほのまつり」と言われた古伝祭で、この国譲り神話を再現したものです。

樅もみの木を刳くり貫いた二艘そうの古代舟にそれぞれ9人の氏子が乗り込み、美保関港湾内を勇壮に漕ぎ競い合います。この国の成り立ちにかかわる使い神(頭人)と事代主神(宮司)の駆け合いの後の相柏手あいかしわでが見どころです。4月7日に行われる「青柴垣神事」は、古くは旧暦の3月3日に行われていて、春の到来を告げるお祭りで3月31日から始まります。両当屋は、祭礼前日から同神社の隠殿かくれでんにこもって物忌潔斎に入り断食、神がかった状態で当屋行事にのぞみます。この当屋夫婦を青柴垣で飾った2隻の船に乗せ、港内を1周します。その後、美保神社拝殿に昇殿し奉幣しますが、コトシロヌシが神として再生した姿を表わすといわれています。つまり、春になって新しく芽(節)吹くことを象徴する神事です。当屋達の乗る船は、2間四方の囲いを設け、四隅の柱に榊をたてます。もとは囲い自体が榊であったそうです。


諸手船神事









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Last updated  2026.04.09 18:29:15
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