フィリップ・パ~ロウ探偵事務所

1001-2

うつ病の原因について

●心身のストレスと過労
●転居・職場の変更など、従来の自己の役割の変換を余儀なくされる場合、その先案じによって発病の誘因となることが多い。

●脳の情動中枢の変化(アミン伝達機構の異常)という説が有力
 (アミン伝達機構の減少、躁の場合は増加)
●脳内のモノアミン神経細胞(情動と睡眠に関係する)に神経伝達物質がスムーズに流れなくなる。
 その結果、化学伝達が不十分となることで抑うつ状態が発生する。
 (ノルエピネフリンやノルアドレナリン、セロトニンの欠乏、ドーパミンの減少)
●脳卒中の後にうつ症状がみられる確率が高い
●うつ病患者の脳に、ごく小さな梗塞(日常生活には影響しない)があることが多いことが認められている。


うつ病の治療について

最も効果的と考えられる治療法は、休養と薬物療法を柱に、精神療法を組み合わせる方法。
また、物事を否定的にみない、人と比べない、といったことを心がけ、ストレスに強い性格に変えていくことが必要。
自殺の危険性がある、食事をとらず衰弱している、症状が急速に進行する、家で安らぐことができないなどの場合には入院が望ましい。
●薬物療法
典型的なうつ病の薬である三環系抗うつ薬や、それに近い四環系抗うつ薬など
最初の3~4週間は、あまり効果が感じられないこともある。
また抑うつ気分には改善に時間がかかることがある。
再発しないケースもあるが、6か月経たないうちに抗うつ薬を自己判断で中止すると再発する危険が高いため、治療によってうつ病の症状が完全に消失してから6~18か月ほど続けらる。


●精神療法(認知療法、森田療法など)

●漢方療法(http://www.inoue-clinic.net/lecture/application/09_00.html)

●家族やまわりの関係者の対応  
うつ病は、「怠けている」「精神的に弱い」などと誤解を受け、患者自身が自責の念に苦しんでいることが多い。
追い討ちをかけるような言動は慎む。
励ましも患者の自責の念を強めるだけで、症状悪化につながことがある。
発想の切り替え、気持ちの転換、開き直りを繰り返し促す工夫が必要。

特に自殺の危険性もあるので注意が必要である。
家族やまわりの関係者は、病気を理解し、患者の悩みを聞いて支えになってあげることが重要。



P.P



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