Mommy May’s Home

その4


 ドクター登場!このドクターはほんの少し日本語が話せる人で、私の母と
 姉に「ドコカラキマシタカァ?」などと話していた。(後日聞いた
 ところによると。)そしてもしよかったら私の出産に立ち会っても
 いいですよ。みたいなことを母と姉に言ったらしいが、二人とも
 もちろん部屋を去り、外で待つことに。
 そしてJも登場。「いよいよだね~!がんばって~!!」と
 応援してくれる。
 ナースも何人かぞくぞくと登場していろんな準備をしていた。
 みんな慌しく動いているのを見て、私もだんだん興奮してきた。

 私の右側にはJ。手をにぎりながら応援してくれている。たまに
 水を飲ませてくれたり、顔を冷たいタオルで拭いてくれたりした。
 そして私の左側にはナースのAが手を強く握り締めてくれて、
 いきむタイミングのカウントをとってくれたりした。

 30分位して、だんだん「これをいつまで私は続けるの!?」と
 不安になってきた。
 そんな時に先生がJに「昨日の初産の妊婦さんは赤ちゃん押し出すのに
 4時間位かかったんだよ。あなたの奥さんも初めての人だから
 時間かかるだろうね。あなたも最初からあんまりがんばりすぎない
 ようにね・・・。」などと話しているのが聞こえてしまった。
 4時間~~~~!?!?!?!?
 絶対そんなのいやだ!!と思って、今まで以上に集中して
 いきんだ(笑)
 息があがって、心臓もバクバクで、心のなかで「早く出てきて
 ちょうだ~い!!!!!」と思った次の瞬間!!!!!!!!!!!!

★14:02PM★
 頭が出てきてくれた!!!!!!!!!!!!!!
 そこからはもう楽(?)で、もうひといきみで体がシュシュシュと
 出てきた!!!!1時間で終了!!!!!(笑)
 全部出た瞬間に突然お腹がス~っとして、「あぁ。ついに産まれたんだ」
 と感動し、泣けてきた。
 先生がみせてくれた我が子はとってもスマートで足が長かった。

 Jがへその緒を切ってくれて(アメリカではへその緒を切るのは
 パパのお役目だそう)赤ちゃんはそのまま私の横にあったヒーター付きの
 台でキレイにされ、身体測定などを受ける。
 と~ってもかわいい声で泣いていた。

 母と姉も登場し、産まれたてほやほやの赤ちゃんと初対面をする。
 2人がいてくれて本当に良かった。産まれたばかりの我が子を
 紹介することができて感動した。私が妊娠していた時、2人には
 とてもとてもお世話になったので、感謝の気持ちでいっぱいになった。
 そして母に「私を産んでくれてありがとう」という気持ちが心を
 満たした。

 私はすぐに縫合の手術がそのままあったけど、目は赤ちゃんから
 一瞬たりともはなせなかった。
 そして手術も無事終わり、ナースが赤ちゃんを布にくるんで私に
 手渡してくれた。
 と~~っても小さい我が子。「やっと会えたね~!!」と喜びが
 MAXになった。

 そのまま私は車椅子で滞在する部屋に戻り、J、母、姉、そして
 赤ちゃんもみんなで集合。

 これがべべちゃん誕生の日のお話。

she&039;s born!!
☆★☆SHE'S FINALLY BORN!!!!!!!!!!!☆★☆

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