喪主の一言(見ない方が良いです。真実!


火葬場にて、葬儀屋さんから繰上法要終了後に読んで下さいと”喪主の一言”文章を貰いました。

私は直前まで、迷っていました。
文章を見て、一般的な挨拶文だな~って
私は私の言葉で妻に対する、お礼の言葉を言いたかった。

繰上法要が終了して、喪主からの一言と言われ
祭壇前に立ちました。紙を読む?読まずに挨拶する?

結局、紙を読みましたが、練習せずぶっつけ本番
文字は間違えて読み、文章は飛ばし・・・とんでもない挨拶でした。


その後に再度、親族前に

もう少しお時間を下さい。
ごめんなさい!親兄姉、親族の皆様に大変失礼だと思いますが、この文章を読むか迷っていました。
私は今までの、経過及び2人での話してきた内容に触れたいと思います。
元々、この病気はホルモンの発達による原因です。従い長男を出産時にホルモンが発達し細胞が大きく成りました。
だからと言って、長男を責める気は一切ありません。仮に妻の命が引き替えと成りましたが、子どもたちが形を変え妻の中に存在します。
形は無くなりましたが、小さな形がどんどん成長しています。

もともと、妻は特殊体質でした。薬剤アレルギーを持ち、抗ガン剤が効かない特赦な体だったのです。
医大で最初に検査時に判明していました。Drから長くて3年、早ければ1年の宣告でした。
乳ガンの歴史はとても浅い病気で、一般的には乳ガンの癌細胞を切除したら治ると信じられていますが、本当はとても、とても恐ろしい病気です。
癌細胞は全ての人が持っています。それが表に出るか出ないかで、病気と診断されるだけの違いです。

また、一般的な癌より再発しやすいのが現状で、女性である間はホルモンが活性化されていますので再発しやすいです。

Drから言われた事は本人は知りませんでした。私だけが知っていた事実
いつかは来るかも知れないでも、もしかしたら・・・
病院治療以外にも、あれこれ癌に効くと言われている商品を試しました。
妻とは一生、癌とお友達で末永く生きよう!って話しました。

妻も色々調べ、Dr以上に知識(ちょっと大げさ)を豊富に調べ、努力しました。
短い生涯だったかも知れません。親より先に死亡すると言う事は、親に対して大変酷な事だと思っています。
しかし、妻と私はこの約2年間色々と充実した期間でした。後悔はしていません。

病気のHPを作成して居ました。一日何人のアクセス件数、同じ病気の仲間
とても、生きがいにして居ました。

死亡とは、生きている以上必ず訪れます。病名の付かないで死ぬ人は居ません。
老死と良い聞きますが、老死と言う病名は有りません。
必ず死ぬ時は、何らかの病名で死にます。
妻は人より早かったかも知れませんが、どなたでも訪れる事ですので・・・・

先日・本日と本当にありがとうございました。


以上が喪主の一言でしたが、文章と言葉で言いたい事、起承転結に終了出来ませんでした。

葬儀屋さんに、自宅まで送って頂きました。
車の中で、驚かれていました。喪主の一言は文章を読むか、文章を準備してくる人が多いのですが、突然話し出す人は珍しい・・・変ですか?

今後の葬儀に取り入れたいと言ってました。
親族は全ての人が、真剣に聞き、メモを取る方も居ました。

文章力が無いし、表現方法が下手な喪主でした。


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