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今日は午前中、人間ドックに行ってきました。 毎年、11月の終わりか12月の初め頃、季節的に言うと、そろそろ本格的なコートを着て出勤するかどうかで迷う頃に人間ドックに入るのですが、年々その間隔が短くなるようで、「え、ついこの間やったばっかりじゃん」的な思いにとらわれるという・・・。 で、朝はこれから受ける様々な検査のことに思いを馳せながら若干憂鬱な気分で家を出て、すべての検査が終わると逆に何かを達成したようないい気分になるのも毎年のこと。しかも私が人間ドックを受診する病院は、検査後、昼食が出るのよ。でまた、これがやたらに旨いという(昨夜9時から何も食べていないということもあり)。 検査が終わっただけで、なんだかすっかり安心しちゃって、もうこれで大丈夫的な感じになっちゃってますが、本当に心配しなきゃいかんのはこれからだよね! まだ検査結果は出ていないんだから。 とはいえ、良い前兆はある。身体検査によると、昨年と比べて体重は1キロ減り、体脂肪も落ちているとのこと。夏の終わりから、毎日30分くらい、ジョギングをしてきた努力が実りましたな。 ま、その他の項目も、現状維持くらいに留まってくれればいいかなと。 とにかく、還暦を過ぎた今となっては、健康寿命を延ばす努力をしていかないとね。ま、せいぜい、努力することにいたしましょう。 でも、このところ1週間以上禁酒していたので、今日はさすがに晩酌を楽しもうかな。
November 30, 2023
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今年のゼミ生の中に、韓国ドラマの魅力について論じているのがおりまして。今日はその学生のゼミ内発表でした。 で、発表を聞いていて、内容的にはとても面白かったのですが、私ばかりがコメントするのもよくないと思い、他のゼミ生にも質問を促したわけ。すると、一人のゼミ生が「『冬のソナタ』というけれども、その「そなた」というのは劇中の誰のことなんですか?」と。 ン? ゼミ中、しかも指導教授のワタクシの面前で堂々の冗談? するとゼミ発表をしていた学生が、「そう言えばそうですね。誰のことを指しているのか・・・。ちょっと考えてなかったですね」と。 え?! ここでまさかの乗り突っ込み? 仰天するワタクシを尻目に、しかし、二人以外の4人のゼミ生も、それぞれ大真面目に頭をひねっていたという・・・。 そう。国立大学の4年生が6人いて、誰一人として「ソナタ」が何であるかを知らず、日本語の「其方」だと思っていたと。 ね。私がいつも言うように、日本の教育というのは完全に崩壊しているんですな。だって、普通カタカナで示されるのは外来語だ、というレベルの常識すら、彼らは持っていなかったということなんだから。 もうね、マジで、私なんぞもうそろそろ大学を引退した方がいいのだと思います。こういう学生たちをどう扱えばいいのか、分からないもん。私が考える大学という知性の園は、もはやこの地上には存在しないのでありましょう。 老兵は死なず、ただ消えるのみ。さようなら、皆さん!
November 29, 2023
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今年の5月の本ブログにも書きましたが、我が家では鳩夫婦との確執がずっと続いておりまして。 我が家のマンションの近くにある森が、最近、再開発のためにつぶされたんですな。それでそこに住んでいたと思しき鳩夫婦が、新たな住処を求めて我がマンションにやってきたと。 それで我が家のベランダに巣を作ろうとするんですけど、そんなものを作られたら糞害に憤慨させられることになるのは必定なので、鳩の声がする度に、家内が「コラ~!」とか言いながら追い払っていたわけ。 でも鳩夫婦も真剣なので、何度追い払われても舞い戻ってくる。かくして鳩夫婦と我が家内との壮絶な戦いの火ぶたが切って落とされたと。 以来、数か月。ベランダへの侵入を繰り返す鳩夫婦と、それを追い払う家内の間で激しい攻防が繰り広げられ続けたのですが、さしもの鳩夫婦も家内の迫力には勝てず、このところ家内の側の勝勢となっていたわけ。 ところが。 鳩夫婦もさるもの。報復の挙に出た。 なんと、ベランダ側では劣勢で勝負にならないということで、わざわざ玄関の側に回り、我が家の入口の真ん前にテン、テン、テンと3つもウンニョをしていったという。それも等間隔で、横一直線にだよ! もう、マジで意図的としか思えないやり方なんだもん。いやはや。 この報復以降、家内の逆報復を恐れて鳩夫婦は我が家に近寄りもしませんが、家内は「今度来たら焼き鳥にする」と宣言しておりますので、まあ、このまま近づかない方がいいだろうね・・・。
November 28, 2023
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YouTube を見ていたら、男性のおしっこの仕方を指南する動画がありまして。 アメリカのお医者さんが作った動画なんですが、その方曰く、これぞ残尿感ゼロの究極の排尿法であると。 それによると、まず立ったままするのは良くないと。必ず座って、しかも両肘を自分の膝につけるように、前かがみで座ってする。 で、その際、腹圧をかけてしゃーっとするのではなく、ただ堰を開け放ち、自然に尿を放流するつもりでやれと。 で、一通り終わったら、一度、その場で立ち上がる。 そしてもう一度座り、今度は自分の背中が背後の壁(ないし、水洗のタンク)に付くぐらい、背中を後ろに倒す。それを4度繰り返す。 そしてもう一度、確認するように自然放尿。 はい、これで膀胱が空になるところまで放尿されるので、残尿感ゼロ。そして残尿チョロで下着を汚すこともないと。 ふーむ、なるほど。そうなのか・・・。 確かに、おしっこの仕方なんて、習わないもんね。でも習った以上、実践するしかない! 私も次のトイレが待ち遠しくなりました。
November 27, 2023
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厳しい忙しさとなること必定の12月を前に、やれることはすべて終わらせておこうと思い、先日から少しずつ年賀状の準備を進めていたのですが、今日、ようやく全部書き終わりました~。 六十年以上生きてきて、十一月中に年賀状を書き終わるなんて、初めてのこと。自分史上最速ですわ。 もっとも、まだ「暮れ」とも言えないうちに年賀状を書き終わるなんて、季節感がないにもほどがある。こんな時期に「あけましておめでとう」なんて、どうかしてるよね! まあ、しかし、やるべきことがひとつ終わったというのはめでたい。っていうか、ホッとする。 この調子で何とか、師走を乗り切りたいものでございます。
November 26, 2023
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今日は午前中は県内某所で野暮用があり、午後はゼミ生から送られてきた卒論草稿の添削で日が暮れました。 そのゼミ生の卒論テーマは「e-sports」。つまり、コンピュータ・ゲームについてのもの。まあ、文学部の英文科に所属していたら、絶対にお目にかかれないタイプの卒論だよね。 とはいえ、文学とはまるで関係ない話であるがために、耳学問としては面白い。 たとえば日本にはゲームセンターがあったので、ゲーセン文化というものがあり、その結果、ストリート・ファイター的な対戦ゲームに卓越するプレイヤーが出た反面、その後、ファミコンとかプレステのような家庭用ゲーム専門機が普及したために、パソコンを使う本格ゲームに秀でたプレイヤーが出なくなったとか。また中国ではモバイルでゲームを楽しむ文化があるため、モバイルゲームの大会では好成績を残すプレイヤーがいるけど、そうでないジャンルの人気はないとか。 あと、日本で好評の対戦ゲームは、ゲーム中のキャラが死んでもすぐに生き返ってプレイを継続できるもので、カウンター・ストライクのように、一度死んでしまうと、次のラウンドまで死んだまま、というようなゲームは人気がない、とかね。 要するにゲームを受け入れる下地があるかないか、どういう価値観をもった文化かによって、受けるゲームとそうでないゲームがあるわけね。だから、このゲームはアメリカでは受けるけど日本では受けないとか、韓国では受けるけどロシアでは受けないとか、そういうことが起こり得るらしい。 耳学問だから、いい加減にしか理解してないけど、どうもそういうものらしいんですわ。面白いもんですな。 まあ、ゲームの世界でそういうことがあるという以上、文学の世界でもそういうことがあるのかもね。シェイクスピアが受けるのは、イギリスと日本だけ、とか。ファーブル昆虫記が受けるのは、虫愛ずる姫がいる日本だけ、とか。 というわけで、自分自身の役に立つのかどうかは分からないけど、色々な知識だけは耳から入ってきた今日なのであります。
November 25, 2023
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たまたまYouTube のおススメで上がってきた動画が面白くて。 ワインのソムリエである鈴木培稚さんの動画だったのですが、キャラも面白いし、動画としてつい見ちゃう。これこれ! ↓ますぢちゃんねる で、この人の動画を見ていて、ワインの右回し、左回しという話が出てきまして。 スワーリングというのだそうですが、グラスに注いだワインを右に回すか左に回すかによって、香りや味が若干変わるというのですな。確か左(版時計回り)に回した方がそのワインの個性がより強く出ると。 ほんとかねえ?! でも、見ていると自分でも実験したくなる。 ということで、今度ワインを買ってきて・・・と思うのだけど、実は1週間後に人間ドックの予定が入っているのよ。なので、今はアルコールを控えている最中。 うーん、人間ドックを終えたら、絶対試してみよう! まずは白から!
November 24, 2023
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今日は忙中閑ありだったので、先日から書き始めた論文を書き継いでおりました。ある一人の人物の自己啓発の取り組みをなぞりながら、実はそれがその時代の自己啓発的風潮の象徴であった、という話につなげるという試み。 で、その中で、その人物が「バイオジェネティック療法」というのに取り組んだという流れになったので、YouTube の動画でバイオジェネティック療法に関わる映像があれば参考にしようと思ってちょいとネットを検索していたのよ。そうしたら・・・ 偶然ですが、私の中学校時代の友人(女性)の動画が出てきたという・・・。そんなことってある? まあ、厳密に言うと友人がやっているのはバイオジェネティック療法そのものではなく、ヒーリングタッチというものだったのですが、まあ、同系統のボディワークではあるのよ。で、友人は日本におけるその分野の唯一の専門家であったと。 中学校時代、その友人はとても勉強のできる子で、私と学年トップを常に争っていたんですわ。まあ、向こうもこっちも争うという意識はなく、二人とも別に一生懸命勉強しなくても100点とか取っちゃうから、同率1位になっちゃうっていう話なんだけど。でも、まあ、試験の度にいつもそんなだから、何となく意識はしていた。 その子がねえ。ヒーリングタッチの専門家か・・・。どういう流れでそういうことになったのか、知りたいもんですなあ。それに、苗字が変わっていなかったけど、結婚はしなかったのかしら。 というわけで、他人からすれば「だから何?」って話ですが、論文を書いていたために懐かしい同級生の今の状況が分かるという妙な巡り合わせに驚いているワタクシなのであります。
November 23, 2023
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勤務先大学を定年で辞めた先生方が、いつの間にか他大学に再就職していたという話を、このところ続けざまに聞いて、ふーん、と思うことが多い今日この頃。 でまた、今日聞いた話が、これまた興味深かった。 とある先生が、定年後、さる大学に再就職されたのですが、実はその先生は、その大学の付属校の出身だったと。 ところが、その付属校というのがとってもレベルの低い高校だというのですな。で、そのレベルの低い高校を出て、その先生は某有名国立大学に進学されたのですが、その高校からその大学に進学したのは、その先生が初めてだったと。つまり、その先生はその高校開闢以来の秀才という位置づけになったわけ。 ということはつまり、その先生は有名国立大学に進学できるほどの頭脳を持ちながら、敢えてその低レベル高校に行っていたということになりますよね? で、そういうことがあったものだから、その先生は晩年になって、いわば母校に戻るような形で再就職できたわけ。 ふうむ! これがもし、遠い未来の再就職を計算に入れて、わざわざその低レベル高校に入っていたのだとしたら、すごい話ですな。 自分の頭で行ける最もいい高校、最もいい大学に行くのではなく、敢えてレベルの低いところに行って、そこで圧倒的な好成績を取り、そのことで得られるあらゆるメリットを享受するという作戦、すなわち「鶏口牛後作戦」というのは、実はすごく戦略的に優れているのではないかと私は思うのですが、この先生のやられたことは、まさにそれだよね! まあ、色々な人生航路があるなと。
November 22, 2023
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3年生のゼミで、今日、ゼミ内発表をする予定の学生がインフルエンザにかかり、お休みすることに。で、今日のゼミはそのゼミ生の発表を中心に組み立てる予定だったので、すっかり予定が狂ってしまいました。 で、雑談でダラダラ時間を過ごすのもアレかなと思ったので、短めの映画でも見せようかと思い、研究室に置いてあるDVDを物色して選びだしたのがスティーブン・スピルバーグの出世作『激突!』。上映時間が89分なので、90分授業の中でギリギリ最後まで観られるなと。 で、ゼミ生たちと見始めたのですが、やっぱり面白いんだよね。たまたま追い抜いた大型トレーラーに、しがないセールスマンのクルマが煽られ、追いまくられるという、ただそれだけのストーリーなんだけど。 顔が出てこないトレーラーのドライバーのいわれのない悪意。田舎の住人たちのよそ者に対する親切気と他人行儀が表裏一体となった態度。一介のセールスマンの家庭内/仕事中の孤独。そういう四面楚歌の状況の中でついにセールスマンはヒロイックに立ち上がり、悪のドライバーと一騎打ちをするのだけど、相手に勝利したとて何の意味もない。20世紀の不条理って、こういうものだよな、というのがよく分かる。 でまた、舞台となっているのはカリフォルニアの果てしなくつづく禿山の大荒野で、あの辺に足しげく行ったことのあるワタクシとしては、光景からして懐かしい。 そして、日本人には『警部マクロード』で顔なじみのデニス・ウィーバー主演というところもいい。 ということで、ゼミ生たちはしらず、既に何度も観ている映画であるとはいえ、私は十分に楽しむことができたのでした。 しかし、この映画、1971年の公開なんだよね。1971年! もう52年前じゃん! 半世紀以上前の映画だったのか! いやはや。
November 21, 2023
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週一で非常勤で来られている元先輩同僚のK教授(アニキ)と昼飯を食べながら話をしていたのですが、話題は先日、私が体験した座談会に及びまして。 で、その時に出た話として、自己啓発本には対話型のものが多く、『嫌われる勇気』も『夢をかなえるゾウ』もそうなんだけど、対話型にすると、賢い人とアホな人を登場させることができて、アホな人がする愚問に賢い人が答える形で、難しい理屈も難なく説明できてしまうからいいよね、ってな話になった、というような話になったわけ。 で、この点についてあれこれ語っているうちに、この「対話型」というのを、受験参考書に活かせないかなという話になりまして。 アホな受験生が、仙人みたいな英文法の達人にアホな質問をし、それに仙人が答える形で、文法事項を説明するわけ。 数学などではこの手法を取り入れた参考書があるそうですが、英文法ではないよねと。(あるのかな?) だったら、そういうの書いたら売れるんじゃね? 題して『嫌われる英文法』なんつって。 あれ、ひょっとして、これ、イケるかも。 というわけで、アニキともども、売れて印税ガッポガッポになったらどうしようという、とらたぬ祭りで盛り上がったのでした。 でもどうなんだろ。やってみる価値はあるのかな?
November 20, 2023
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かーなーりー気が早い気もしますが、年賀状を書き始めました。 11月中に年賀状書くの? ちょっと気が早くない?っていう感じが自分でもするけれど、今年の12月は殺人的に忙しいことが分かっているだけに、今書かなかったらアカンじゃん、という結論に達し、この愚挙に出た次第。 子供の頃は年賀状書くのも嫌いじゃなかったけど、この歳になると結構面倒でね。まず年賀はがきを買ってきて、住所録アプリで宛先を印刷して、ネットから適当なテンプレートを選んできて、文案を考えて、体裁を整えて印刷して、さらに送る相手に合わせて手書きで一文を書き添えて・・・なんて手順を踏んでいると、まあ、大変よ。 でも、とりあえず宛先と通信面について、印刷できる部分については全部印刷しちゃったので、後は手書きの文章を書いていくだけ、というところまではたどり着きました。あとはこの先、毎日10通くらいずつ書いて行けば、師走になる前には書き終わるかな。やれやれ・・・。 しかし、今の時点で少しだけリードしたので、時間的余裕が出来たことは事実。師走が忙しいのは分かっているけど、これから年末までの間のどこかで、せめて一日くらい、ドライブにでも行きたいな。
November 19, 2023
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昨夜は某氷上の人気者の電撃離婚劇の報に度肝を抜かれた人も多かったのではないでしょうか。この件に関して、私の口の悪い友人の中には非常に興味深い考察をする人もいるのですが、まあ、一般的には心無い外野の引き起こした悲劇ということになるのでありましょう。 しかしね、心無い外野の群れがいるにせよ、いないにせよ、結婚して幸せになったというカップルって、意外なほど少ないよね! 私の周囲を見ても、少なく見積もって8割、厳密には9割くらいの結婚生活は失敗だからね。幸せを+、不幸せを-、幸せでも不幸せでもない状態をゼロとすると、8割から9割の結婚カップルはゼロか-だな。-5か、-100かは、それぞれのカップルによるけれども。 私見によれば、幸せになれるかなれないかは心掛けひとつ。そして心掛けである以上、学ぶことができるのであって、ならば学べばいい。つまり教育ですな。結婚教育。そういうのは、まだ色気が付く前の小学校の時にやればいいんじゃないの? 教育ってのは、その子が将来幸せになるためにやるんだから、義務教育の中で結婚教育をするのは、十分理屈に合うと思うんだけど、どう? さてさて、今日のワタクシですが、割と勤勉にしておりました。実は新しい論文を書き始めたのよ。 今年は3月に本を出し、4月以降にも2冊分の本の原稿を書き、そのうちの1冊は来年2月に出るし、今年度の仕事量としては十分じゃん? という気はあるのだけれど、そうすると年度末に刊行する紀要に出す原稿がない。私自身が編集している紀要に、2年連続で論文を載せないということになっちゃう。 ま、それはそれでいいのだけれど、この紀要を楽しみにしてくれる人もいましてね。昨年その人から、「今回の号に釈迦楽先生の論文が載っていなかったので寂しかった」などと言われてしまったので、2年連続で失望させるのもアレだなと思い直し。 っつーことで、もういっちょ、頑張るかという気になり、それで今日から新しい論文を書き始めた次第。 原稿の締め切りは来年1月末なんだけど、ということはあと2カ月ちょい。しかも師走の時期は自分の論文なんかに関わっていられない多忙さが予想されるだけに、実質的には1カ月で論文を一つ、仕上げなければならない。うーん、そんなことできるのか? しかし、できるかできないか考えているくらいなら、書き始めた方がいいかなと。出来なかったら、その時はその時よ。 っちゅーことで、今日と明日、頑張って、できるだけ前に進んでおこうと思います。さすが、ポジティブだねえ、自分。
November 18, 2023
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新著の校正と文芸時評の執筆、それに同僚の昇任人事の主査まで頼まれ、さらに6人のゼミ生の卒論指導が同時に迫る師走を前にして、戦々恐々としている私なのですが、こと今週末に関してはあたかも「嵐の前の静けさ」の言葉通りスッコーンと暇なワタクシ。 っつーことで、今日は給料日だということもあり、またいわゆる「ブラックフライデー」の初日だということもあり、年内最後の心穏やかな週末をすごすべく、家内とちょいと近くのららぽーとまでショッピングを楽しみに行ってきました。 その前に腹ごしらえ。今日のランチは名古屋名物ベトコンラーメンで有名な「新京」という店で、絶品のベトコンラーメンを。ニンニクたっぷりで、スタミナもバッチリ。 ショッピングと言っても、特に何を買う予定があるわけでもなかったのですが、それでもモール内をうろうろしていれば、買いたいものも出て来るものでありまして。要するに無駄遣いではあるのですが、無駄もまた人生の糧。私はH&Mでちょっと素敵な厚手のセーターを買ってしまいました。家内も気に入った服を買うことができ、満足、満足。 その他、そこここの店を冷やかして歩くのも楽しいもので、大きな古着屋さんがこのモールに入っていることを発見し、そこで古着なるものをあれこれ見たのも面白かった。買いはしませんでしたけどね。 というわけで、今日は半日、遊んでしまった。でも、十分遊んで気分転換になったから、明日からはまたしっかり勉強します。
November 17, 2023
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先日、数百万部のベストセラーを出した二人の著者と直で話をする機会があったのですが、その時の印象が、結構、自分の中で重いパンチのように感じられて、そのダメージにうずくまっているような状態です。 まあね、私も「売れる学術書を書く」という目標を持ち、これまで何冊かの本を出してきました。それも、全部、商業出版として。つまり自費出版ということはしたことがないのね。 自分でお金を出して本を出すというのでは、単なる自己満足に過ぎない。私はそれでは満足できない。人がお金を出して買ってもいいと考えるような本を出し、それを実際に売って、印税を手にする、それをして初めて本を出すということだろうと思っているわけよ。 で、印税をもらって本を出すというのは、自分の誇りでもあったわけだけど、しかし、実際には数千部しか売れないので、印税といっても大したことはない。 で、そういう時に、何億という印税を手にした著者、それも私よりよほど若い著者二人と会っちゃうとね、これはちょっとヘビーですよ。自分は今まで、数千部の売り上げでいい気になっていたんじゃないかと痛感させられますからね。上には上がいる。もっと上を見ないといかんのじゃないかと。 彼らと比べて、私はライターとしての実力で圧倒的に下回っているわけではない。だけど、彼らにはできて、自分にはできないわけだから、何か自分には足りないものがあるはず。それは一体何なのか。そしてそれが見つかった場合、自分も彼らと同じことができるのか。 それを考えて、うーんと唸るばかり。 でも、今までと同じことをしていたら、「数千部倶楽部」からは抜け出せないよね。さて、ならばどうすればいいのか。 悩むことの多い日々であります。
November 16, 2023
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今日は姉と、老人ホームに入った母を見舞いに行ってきました。 前回行った時もそうでしたが、母は案外、ホームにすぐ慣れたらしく、「自宅に戻りたい」とは全然言わない。そこが、こちらとしては助かるわけですけれども、不思議な感じもする。長年住み慣れた家を出て、いきなり訳も分からず、未知の場所で暮らすようになって、寂しくはないのかなと。でも、まあ、母が満足しているのであれば、いいかなと。 今回の帰省は、とにかく自己啓発本関連の座談会に出ることが第一の目的でしたが、それに合わせて父の墓参りをし、お墓の傍にムクゲの木を植えることができたし、今日は母に会うこともできたし、良かった良かった。 っつーことで、今日はこの後、夕食をご馳走になってから名古屋に戻ります。帰ったら、バタンキューかな。明日は授業ですけど、それをこなして週末に突入し、体を休めることにいたしましょう。
November 15, 2023
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ひゃー、今日は都内某所で座談会をやってきたのですが、チョー楽しかった~! 糸井重里さんに初めてお会いしましたが、若い頃からずっと糸井さんのお仕事は見ていたので、こちらとしては全然初めてお会いするような感じがしないのよ。何だったら親戚の叔父さんだっけ? みたいな感じ。だから、緊張感も何もなく、すっと話に入って行けました。それに糸井さんはやっぱり若い! 好奇心の塊みたいな人だから、自分の知らないこと、新しいことを吸収するのに貪欲。面白いなと思えば、どんどんそっちの方に足を向けちゃう人。だから話しやすいし、話していて楽しい。 それから『夢をかなえるゾウ』の水野敬也さん、『嫌われる勇気』の古賀史健さんもめちゃくちゃ面白い人たちで、自己啓発本の話をし出したら全然止まらない。結局3時間以上、座談してましたけど、話が尽きませんでした。 今日はそんな個性豊かな人たちに囲まれて、楽しい時間でした。この座談会の模様は、いずれ『ほぼ日』で活字化されると思うので、興味ある方は是非!
November 14, 2023
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今日は昼から父の墓参り。 このところ3年連続して父の墓の脇にアジサイを植えるプロジェクトを続けていたのですが、6月のアジサイ祭りで買ってそれをすぐに植えるため、猛暑の夏を耐えきれず、結局3年連続で枯らしてしまった。 ということで、アジサイはあきらめて、もっと強い木にしようということになり、今度はムクゲを植えることにしたんですわ。 で、先日、いい苗が見つかったので、それを買っておいて、今日、墓参りのついでにそれを墓の脇に植えてきた次第。苗を見ると新芽があちこちにみられるし、花も一輪だけ咲いている。で、猛暑の夏は過ぎたし、今日植えれば、来年の初夏には新たな花を咲かせてくれる・・・ことでしょう、計算通りに行けば。 で、帰宅後はゆっくり明日の予習。 ところで、今日、またまた我が家の埋蔵金が発掘されました。 不要な書類を処分しようと姉が古い書類を片づけていたところ、なんと、デパートの商品券が入った袋が見つかったとのこと。で、これはさっさと使った方がいいだろうということで、姉と山分けに。昔はデパートの商品券をお中元とかお歳暮でいただくことがありましたからね。これもそんな名残なのでしょう。 しかし、そんな商品券の中でも謎なものが一枚入っていましてね。 銀座和光の商品券なのだけれども、商品券に「1000円」とか「10000円」などの値段が書いてないの。ただ「これをお店の人に提示してください」と書いてあるだけで。 どゆこと? ひょっとしてトンでもない額の商品券なのかもね。 というわけで、今度銀座に行く楽しみが増えました。
November 13, 2023
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今度の火曜日に、都内某所で自己啓発本関連の座談会に出るもので、今日、実家に帰省しました。まあ、どうせ帰省するなら、こちらでやることもあれこれあるもので。 もう母も老人ホームに入っちゃったので、帰省ったって、寂しいもんですよ。母には水曜日に顔を見せて、それから名古屋に戻る予定ですが。 しかし、急に寒くなりましたな! 今日は、もう、町を歩いている人の服装を見ても、薄めとはいえ、ダウンジャケットとか着ている人をよく見かけましたしね。一応、座談会の当日、どんな天候になるか分からないので、薄手のコートを持ってきたのですが、持ってきて良かった。ジャケパンだけじゃ、ちょっと寒々しかったかもしれませんからね。 明日はもう一日、余裕があるので、ちらっと父の墓参りをして、後はゆっくりするつもり。座談会は、フリーハンドでやるらしいので、あまり前もって備えることができないのですが、それにしても一応、どういう話の展開になっても対応できるように、自分の知っていることを棚ざらえしようかなと。 さてさて、座談会はどんな感じになるのか。うまく話が盛り上がればいいですけど、まあ、こういうのは私もそこそこ場数は踏んでいるので、何とかなるでしょう。
November 12, 2023
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歌手の大橋純子さんが亡くなりました。享年73。このところ谷村新司さん、もんたよしのりさんと、70代で亡くなる歌手が続いておりますが、一体どうしちゃったのでしょうか。 大橋純子と言えば、名曲「シルエット・ロマンス」なわけですが、この曲がどういう曲なのか、知っている人は意外に少ない。 これはアメリカ文学史と係わる話なんですが、ハーレクイン・ロマンスという女性向けロマンス小説叢書がありまして、今も人気があるのですが、1970年代、これがアメリカでバカ売れしていた。 で、あまり売れるので、ライバル会社が登場。それがシルエット社で、ここはエロティックなロマンス小説が売りだったのよ。 ところが当時のハーレクイン・ロマンスは、エロティックな描写が一切ない仕様になっていたので、その点、シルエット・ロマンスに市場を食われちゃいまして。それまでアメリカのロマンス小説市場を独占していた観のあるハーレクイン社はもう大変。 で、ハーレクイン社は1979年から日本市場にも進出していたのですが、当然、シルエット・ロマンスもすぐにこれに追従し、サンリオと結託して1981年に日本上陸を果たします。だから、ハーレクイン社とシルエット社の主導権争いは、アメリカだけでなく、日本でも繰り広げられたわけ。 で、シルエット社が、自社のロマンス本を日本で売るための市場戦略として採用したのが、「シルエット・ロマンス」という販促ソングで、それを歌ったのが大橋純子だったと。 だからね、あの「ああ、あなたに恋心盗まれて、もっとロマンス仕掛けてきて」という歌詞は、「シルエット・ロマンス叢書は、日本のハーレクイン・ロマンス叢書のファン層を全部盗みますよ。これは我が社がハーレクイン社に対して仕掛けた、ロマンス戦争なんですよ」という宣戦布告の意味だったのよ。 ほーれ。知らなかったでしょ。こういう話がもっと読みたい人には、こんな本がおススメよ!これこれ! ↓ハーレクイン・ロマンス(930;930) 恋愛小説から読むアメリカ (平凡社新書) [ 尾崎 俊介 ] というわけで、大橋純子さんは、私のロマンス小説研究にとっても大いに重要な人だったのよ。 大橋さんは、歌唱力あったからね。今、ああいう声量のある人っていないじゃん? 大橋さんは若い頃、尾崎紀世彦の前座みたいなことをやっていたけれど、あの尾崎紀世彦に負けない声量だったもんね。 まあ、昭和の歌姫がまた一人この世を去って、寂しい限りですなあ。 大橋純子さんのご冥福をお祈りいたします。合掌。
November 11, 2023
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今日は割と効率よく色々なことが片付いた一日となりました。 まず、ゼミ生の卒論指導で二人分(二章分)の添削が終了。それから某新聞社から頼まれていた書評のゲラが出て、これを修正して校了。それから来年2月に出る新著の入稿前チェックが終了し、原稿を返送したところ、編集者の方からOKが出た。一日でこうまで上手く仕事が回るのは珍しい。 この中で自分にとって一番大きな仕事は、もちろん新著のことですが、これで無事入稿されることになり、この先のスケジュールも明確に決まりました。 で、それによると、ゲラが出るのが12月6日、で校正の締め切りが12月18日と。 これがね、ちょっと問題なのよ。というのは、まさに同じ時期に私は文芸時評をしなければならないから。12月7日くらいに文芸誌が一斉に発売されるので、それを全部読んで、20日くらいまでに時評の原稿を書かなくてはならないの。 しかも、その頃はおそらく卒論の追い込み時期でもあるので、これは大変かも。まさに地獄の忙しさになりそう。 まあ、しかし、それはいいでしょう。 問題はですね、まだ新著のタイトルが決まっていないこと。編集部でも考えてくれているのですが、どうもしっくりこない。 で、ChatGPTに聞いてみたのよ。いいタイトル案はないかって。 そうしたら『自己啓発の魔法』にしろ、ですって。 なるほど。 まあ、参考にさせていただきます。
November 10, 2023
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ロシア・ウクライナ戦争の次は、イスラエル・ハマス戦争ということで、もう、何が何だか分からんね。21世紀も大分過ぎて、まだ戦争騒ぎって、人類は過去から学ばないもんだねえ。 その点、日本は今のところ、平和でいいわ。ガザ地区の映像を見る度に、そう思います。 っていうか、もうこうなったら、日本の平和な日常をダラダラと映像にして、戦争やっている地域で延々流し続けるっていうのはどう? 戦争という愚かな行為にうつつをぬかさなければ、こういう平和な日常を味わえるのよ、っていうのを、当事者に見せるために。家族みんなで鍋を囲んでいる映像、北海道物産展での活気ある売買風景、小学校の秋の運動会の模様、喫茶店で読書をしている人、港の突堤で魚釣りを楽しんでいるおっさん、阪神の優勝を喜ぶ大阪人、秋晴れの川の土手をジョギングする若者たち、そういうのを延々と流すの。 アホなアイディアだけど、戦争やっている方がアホだからね。仲良くすれば天国、ケンカすれば地獄。こんな簡単なこの世の理屈が分からないなんて、どうかしてるね。
November 10, 2023
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YouTube 観てたら、天才見つけた。 まずはロシアのピアノ坊や。これこれ! ↓お父さんのビックリした顔 そしてどんどん上手くなる。これこれ! ↓両手が使えるよ! あとね、天才は日本にもいます。学齢期未満とは思えないほど日本語を巧みに操り、お笑いのセンスも抜群なちいりおちゃん。私は大ファンです。天才ちいりお 若い世代というのは、いつの時代も、希望の星だね!
November 8, 2023
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食欲の秋なんて言うけれど、そして実際、食べ物は美味しいと思うけれど、自分、小食になったなと。 まあ、昔から大食漢ではなかったけれども、壮年の時はそれなりに、がっつり食べていた時期もありました。例えば、夕食なんかだと、ご飯をお代わりすることも多かった。 でも、もうそんなことはめったにない。お茶碗に軽く一杯よそうだけでもう十分。 もっとも、間食は多いかな・・・。オヤツに甘いものを沢山たべているかも・・・。とはいえ、それは昔も変わらないのであって。 それでも、体重自体はあまり減らないのだから、代謝が悪くなったっつーことだよね。 そのうち、私も鶴太郎さんみたいに、一日一食でいい、なんていう日が来るのかな。
November 7, 2023
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昨日、レイトショーで『ドミノ』という映画を観てきました。以下、ネタバレ注意ということで。 ベン・アフレック演じるローク刑事は、最愛の娘ミニー(6歳くらい?)を何者かに誘拐され、それがもとで夫婦仲も悪くなり、失意の日々を過ごしているんですな。 で、仕事には復帰したのですが、そこでいきなり銀行強盗の現場に行き当たる。 ところが、その銀行強盗をしている人物は、人の意識を乗っ取ることができるようで、誰もが皆、彼の言いなりになってしまうわけ。 しかし、なんとか彼の先回りをして、銀行強盗が狙っていると思しき貸金庫の中身を確認すると、なんと、ロークの娘の写真と、そこに書かれたメモ書きだった。 銀行強盗はなぜこの写真を狙っているのか。彼はロークの娘の誘拐に関わっているのか? 依然としてミニーの写真を追ってくるこの男の魔の手を逃れつつ、ロークは彼を逮捕し、娘を取り戻すことができるのか??? っていうお話。 あらすじだけお話するとこんな感じなんですけど、この映画の面白いところは、実は上に述べたあらすじが、本作の肝要なところでは全然ない、というところなのよ。 え、それどゆこと? と思うでしょ? 気になる方は、是非映画館に足を運んでください。なかなか面白い映画ではありましたよ。これこれ! ↓映画『ドミノ』
November 6, 2023
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来年2月半ばに出版予定の拙著、現在、「素読み」段階での微修正を行っております。 素読みというのは、拙稿を担当編集者がまず読んで、とりあえず気になるところを指摘するという作業でありまして、この段階で若干の修正を加えてから入稿になり、その後、校正が始まるという手順になる。要するに、校正前の事前校正という感じになりますかね。 で、たまたま拙著を担当してくれる編集者が女性ということもあって、女性目線で気になるところを指摘されたのですが、これがなかなか厳しい。 つまり、私が何の気なしに書いている・・・否、結構気を使って書いている・・・表現ですら、女性読者の立場からすると「カチンと来る」らしいのよ。 たとえば「嫁いだ」なんていう言葉を使うと、「結婚した」に直した方がいいのではないか、というコメントがつく。なるほど、今、嫁ぐという表現は使わない方がいいのか、と。勉強になります。 あと、うっかり「社会人としての責務に加え、家事負担の大きい女性読者は・・・」なんて書こうものなら、「それを男性に言われたくない。それが分かっているなら、手伝えと言いたくなる」という趣旨のコメントが。確かに、そうか・・・。女性著者が言うならいいけど、男性著者が言ってはいけない表現というのがあるわけね。 とかね。そういうのがたーくさん出て来る。指摘されて反省しきりですわ。 だからね、原稿というのは、異性を含めた複数の目でチェックしないと、非常に危険なんですな。自分では善意で書いていても、それを読んだ人には腹立たしく映るということはよくあることなのでね。 まあ、素読みの時点で厳しくチェックしてもらっているので、命拾いしているようなものですわ。素直に受け入れて、拙稿の中に紛れ込んでいる地雷を撤去する作業に打ち込んでいるところでございます。
November 5, 2023
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昭和の相撲シーンを盛り上げた「大ちゃん」こと第4代目朝潮太郎さんが小腸癌のため亡くなりました。享年67。長生きする力士は少ないとはいえ、あまりにも早いお別れでした。 猛々しい御面相、そして立ち合いのぶちかましからの一気の押し、あるいは左四つに組んでからの怒濤の寄りは迫力十分で、まさに猪突猛進のイメージがありました。四つ相撲の上手い人ではなかったので、残念ながら横綱の地位までは行けず、優勝も1回のみに終わりましたが、大関の地位を長く守って昭和末期の土俵を大いに盛り上げてくれた。名大関と言っていいのではないでしょうか。制限時間一杯になった仕切りの最後で、両肘をぐっと合わせる独特の仕草は、今も目に焼き付いております。 引退後は現役時代の厳しい環境から解き放されたかのように、朝潮本来の陽気で洒脱なキャラクターが花開き、広報部長として活躍。大相撲放送の際、解説として登場することもありましたが、その解説が非常に的確で、頭のいい人だなあという印象を私は強く持っております。豪放磊落と言われることもある朝潮ですが、私の感じからすると豪放磊落の正反対、非常に繊細で神経の細かい人だったのではないかと。 師匠としては名門・高砂部屋を継承し、横綱・朝青龍を育てた功績がある。現役時代、部屋の指導方針で、竹刀でバンバン叩かれながら鍛えられた朝潮は、そういう前時代的な相撲部屋の在り方を嫌い、放任主義で弟子を育てたようで、それが朝青龍のような問題児を作ってしまった遠因であるとはよく言われることですが、逆に言えば、朝青龍のような力士は、朝潮の下でしか育たなかったと言うこともできる。それを良いとか悪いとか言うのは簡単なことではないでしょう。まあ、なぜ朝潮が放任主義なのか、その真意を汲んで、親方に言われなくても自分で自分を律するような弟子が集まるのであれば、言うことはないのでしょうけれども。 朝青龍のおかげで、大ちゃんは下げたくもない頭を幾度も下げることとなり、さらにもう一人の弟子であった朝乃山の不祥事もあって、晩年は不遇をかこち、あの陽気なキャラも封印されてしまったようなところがありました。それでも退職して協会との縁が切れれば、たとえばNHKの相撲解説者として活躍することも出来たのではないかと思いますが、残念ながら病魔に侵されてしまった。彼の解説者としての力量を知るものとして、返す返すも残念でたまりません。 私は四つ相撲が好きなので、現役時代の朝潮の相撲が好きというわけではありませんでしたが、それでも朝潮という人は好きだったのは、やはり彼が繊細な人で、しかも頭脳明晰にして洒脱な人だったから。あの御面相にも拘わらず、私は彼は非常にダンディな男だったと思います。ハンサムではないが、ダンディではあった。加えて、朝潮同様、晩年に不遇をかこった同年の名横綱・千代の富士の、相撲界における数少ない理解者であったことも、千代の富士ファンの私としては、朝潮に恩義を感じるところ。 そんな名大関・朝潮のご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌。
November 4, 2023
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11月3日、文化の日は、我が家にとっては別名・結婚式記念日でありまして。 うちは結婚してすぐ在外研究でアメリカに行ってしまい、結婚式は帰国後にやったので、結婚記念日と結婚式記念日が違う日なのよね。で、今日は結婚式記念日の方だったと。 というわけで、今日の夜は某レストランに御馳走を食べに行きました。美味しかった。 で、それと同時に、24年前に結婚した時の披露宴の写真なんかを引っ張り出してきて見たのですが、まあ、写真の中の自分は我ながら若い。そりゃ、当時は三十代半ばだからね。少壮の学者さんって感じで、なかなかよろしい。奇跡の一枚だね。 親族・友人たちと撮った集合写真も見ましたが、そこに笑顔で写っている人たちの中には、既に亡くなった人も多くてね。24年という歳月の重みも感じましたわ。 私もこの先、あと何年生きていられるか分かりませんが、神様の許す限り元気に頑張って、精一杯、人生を謳歌しないとね。そんなことを思った一日でございました。
November 4, 2023
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今年の後期から、初めて授業として自己啓発本の歴史を講じております。 ここのところ自己啓発本関連の本の執筆を続けていて、大分、機が熟してきたという感触もあったので、とりあえず専門の学生相手に軽くジャブ的に自己啓発思想史を通史として話をしているわけ。 授業は15回あるので、全体を15で割って、大体どのくらいのペースでしゃべって行けばいいか、計算しながらやっているんだけど、今のところ、出だしは好調って感じ。 こうやって、一通り15回で通史をしゃべり通すことが出来たら、今後、どういう形で講演を頼まれても対応できるからね。講演だろうと、集中講義だろうと、頼まれたら「はいよ」とばかり、対応して見せる。 ま、その予行演習ですな。 っつーことで、後期の木曜日から新しく始まったこの授業、結構、毎回楽しみながらしゃべっているのでございます。
November 2, 2023
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秋も段々深まってきて、朝晩などは結構冷えるようになって参りました。 ってなわけで、服装もそれに応じて秋冬っぽいものにしていかなくてはならないのですが、ここで一つ問題が。 ウールのスラックスが売ってないっていう。 ファッションの用語として合っているのかよく分からないのですが、私の認識では秋冬もののスーツの素材の定番として、ちょっと厚手で、フランネルのようにとまでは言わないまでも、かすかに起毛しているような、肌触りの柔らかい厚手のウールってありましたよね? 今ね、そういうウールのスラックスって、売ってないのね。 もっとこう、薄くてシャラシャラとした肌ざわりの生地のものしかないの。数軒の紳士服店を探したけどないんだもん。 えー、こんなの夏物の生地じゃんと思うのだけど、店の人に聞くと、これが秋冬の生地だと譲らないわけ。いやあ、そんなはずないけどなあ。 寒がりのワタクシとしては、こんな薄手のスラックスじゃ寒くてかなわないと思うのだけど、それしかないのだから、それを買うしかないっていう。 変だなあ。ちょっと前まで、あれがデフォルトだったんだけどなあ。ああいうのは、今、どこで売っているんだろう?
November 1, 2023
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日大の闇が世間を騒がせておりますが、こんな時に理事長になってしまった林さんも気の毒だねえ。 ウィキペディアで林さんのことを見ると、まあ、この人ほど華麗な受賞歴がある人も珍しい。直木賞はもちろんのこと、ありとあらゆる文学賞を総なめにした挙句、勲章までもらっている。もう、文筆家として、これ以上ないじゃんっていう肩書ですよ。 で、その輝かしい経歴にもう一つ勲章を足そうってんで、つい魔が差して、母校の理事長を引き受けちゃったのだろうけれども、まさかそこがこれほどの伏魔殿だったとは思わなかったんだろうな。 理事長なんて、象徴的な、お飾り的なものなのだろうと思って引き受けたのだろうけど、実際には「日大」という巨大企業の経営責任を「はい」っていう感じで押し付けられる形になってしまった。そんなの、経営の素人が引き受けられるものじゃないのにね。伏魔殿の連中からしたら、しめしめ、鴨がネギしょってきた、ってな感じだったんだろうな。 林さんからすれば、まさにババを引いた感じ。思いもかけず、晩節を汚しちゃいましたなあ。まるで犯罪者のように新聞に顔写真なんか載せられちゃって。こんなの引き受けて、後悔しているだろうな。気の毒に。 そう、それを言ったら、一昨日、変な話を聞いちゃった。 私の勤務先大学を定年退職した先生の話なんだけど、その先生は2年の定年延長をしないで、三重県の私立大学に移籍したのよ。そこで第二の教職人生を歩むつもりで。 ところが、なんと、わずか1年で首になったんですと。なんかね、大学内に学長派とアンチ学長派の派閥争いがあって、それに巻き込まれたらしい。 それにしても、採用した教員を自在に首にできる大学ってあるんだ・・・。どういう契約になっていたのか知らないけれども・・・。 日大もそうだけど、私立大学の闇って、こわいね! そんなところに晩年の人生を掛けるのは危ないな。私も、甘い話には乗らないようにしなくちゃ!
November 1, 2023
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