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親友Tのお見合いですが・・・ 大・成・功! いや~、なんだかTも、お相手のお嬢さんも、会った途端にスパークしちゃったみたいで、もう話す話題のすべてで意気投合したらしく、初めて会ってから数時間を経ずして、もう離れがたいみたいな雰囲気になってしまったそうで・・・。当然、なるべく近いうちの再会を約したと言いますから、これはひょっとすると、この勢いのまま行くところまで行ってしまいそうですなあ。 そういうことも、あるんですねえ・・・。 といういことで、私も前言撤回。お見合いもまた、愛の偶然が作用する奇跡の出会いの場であーる! と、認めざるを得なくなったのでありまーす! しかし、私も嬉しいですわ。親友の中で、この歳まで独身なのはT一人。コイツ、もう結婚する気ないのかしら。あったとしても、もう相手がいないよなあ。ま、一生独身ってのもある意味、気楽でいいのかな。でも、そういうロマンスが一度もないってのも寂しいよな・・・なーんてアレコレ思っていたわけですけど、そのTについに天使が現れたってんですからね。 Kさん、どうかTのこと、見捨てないでください! もし話がいい方に進んだ場合、「ええ、お受けします」って答えてください! Tの奴に電話で「お前、いいゴールデン・ウィークになったな!」と言ったら、「ゴールデンどころじゃねえよ、プラチナ・ウィークかダイヤモンド・ウィークだよ」ですって! あっはっは! そうか、そうか。本当、良かったなあ、お前! ということで、Tの多幸症が乗り移って、私までココロ晴れ晴れの端午の節句だったのでありました、とさ。メデタシ、メデタシ。
May 5, 2009
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さて、昨日のブログにも書きましたように、明日見合いをするという友人に会って、話を聞いてきました。 で、お相手のお写真も見せてもらったのですが、見たところすごくしっかりした、意志の強そうな感じの方で、一言で言えば美人さんでしたね。特に目に力のある人で、写真ですらこれだけ目に輝きがあるのですから、きっと直接会ったらもっと強い印象を与える女性ではないかと。 で、ご出身が西の人ということもあり、私の親友のTなんぞ、実質尻に敷かれるんじゃないかしら。いや、おそらく向こうはさらにその上を行って、表面的にTに花を持たせるようにしておいて、実際の家庭内権力はしっかり握ってしまうのかもね。ま、そのような賢い女性とお見受けいたしましたが、どうなんざんしょ。 写真一枚で、よくそこまで言うよね~っ! とにかくTと私は兄弟みたいなもんですから、もし奴がこの人と結婚すれば、私とても今後長い付き合いになるわけで、そういう意味で、私としても非常に興味があります。本当に写真からお見受けするような美しく賢い女性だったらいいんですが。 ところで、問題は「お見合い」です。 ま、この世にはお見合いで結婚して、この上なく幸せに暮らしていらっしゃるカップルがゴマンといますので、ワタクシとしてもその効用を認めないわけにはいかないのですが、じゃ、自分がお見合いで結婚することを想像できるかというと、これは想像できない。まったくできません。 ロマンチストですからね、ワタクシは。「偶然の奇跡」っつーものを信じたいわけよ。 その点、お見合いってのはその対極じゃないすか。互いの条件を双方睨み合って、「これなら、まあ・・・」というところからスタートするわけでしょ。それがね・・・。ま、人に言わせると、そういう条件合わせが結局はトラブルのない幸せにつながるんだ、というわけですけれども。 でもね、男が見合いをするのは、まだ分かるんです。男は、基本、馬鹿だからね。目の前にとりあえず若く清楚な見目麗しい女性をポンと置かれて、「どうでしょう?」と言われれば、そりゃ一瞬でのぼせ上るでしょうよ。 しかし、じゃあ女性はどうなのかと。目の前に置かれた男を見て、どう思うのか? 「ふんふん、これが○○大学出て、××社に勤めている将来有望な男か。ま、あまり見た目はパッとしないけど、優しそうではあるし、安定株と言えば言えるかもね。この先、この条件以上の男が現れるかどうか分らないし、この辺で手を打っておきますか・・・」などと思うのかしら? 女性は賢いから、その辺の計算ができそうですしね。 そういう風に考えると、世間の常識とはまったく逆に、女性というのは実人生にさほどロマンスを求めていないのかも知れませんな。あれ? そっちが世間の常識だっけ?? いずれにせよ、私の狭いんだか広いんだか分らない経験則から言いますと、美しく、気立てが良く、能力の高い女性が、恋愛方面で恵まれる可能性は案外低く、とりあえず優しくて、それなりにいい条件をもっていながら、見た目・物腰その他もろもろがパッとしないために、恋愛方面で恵まれない男性は案の定多いので、その両者がお見合いで出会うことは多いと思うのですよね。 ということは、中学・高校・大学・職場を通じてずっと女性にもてなかった「堅物クン」が、お見合いで起死回生、俄然、良家の美しいお嬢さんを娶る可能性は高いと。そういう理屈になるわけです。実際、そういうケースは多いですし。 つまり、結婚レースで最後に勝つのは、案外、そういうパッとしない男なのかも・・・。そう考えると、あれか、やっぱりお見合いってのは、いい制度なのかもね、ある意味。 あ、ちなみに私の親友のTは、私以上のロマンチストにして、私の500倍くらい洒落者なんですけどね。全然堅物じゃないし。そのTが、よくお見合いすることを決意したなあと、私も実は意外なんですが。 ということで、大親友のお見合いを機に、色々なことを考えた今日のワタクシであったのでした、とさ。さてさて、読者諸賢の「お見合い観」や如何に?
May 3, 2009
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今日、家内は友人とおしゃべりを楽しんできたのですが、よほど楽しかったとみえ、その場で話題に出たことをあれこれ聞かせてくれました。 で、その中で一つワタクシのハートを掴んだことはと言いますと・・・ 「縁結び」の話でーす。ガーン! 話によると、家内の友人の、そのまた友人の方(会社員)が、あまり何度も周囲の知人・友人から「いい人、いない?」という結婚関連の相談を受けるので、多くの人がこれほど出会いに飢えているのであれば、これはビジネスになるのではないか、と考えた、というのですな。で、結婚相談所的な仕事を始めたらどうかと、画策中なのだとか。 なるほどねえ~・・・。確かにその方の言う通り、結婚相談所というのは、質の高い結婚希望男女のリストさえあれば、後はさしたる設備投資が要りませんからね。 いや、実は我が家の近くにも、ごく普通の住宅街の中のごく普通の住宅なのに、「ウェディング相談所」的な小さな看板を掲げている家があって、前から気になっていたんですよね。あれは自宅の一室か何かを事務所にして、結婚相談的なビジネスをしているのではないかと。 いや~。うちもやるかな。結婚ビジネス。とりあえず家内に始めてもらって、もしうまく軌道に乗ったら、ワタクシも大学辞めて食わせてもらう。「髪結いの亭主」ならぬ、「縁結いの亭主」ですな。それに、縁結びなんて人の役に立つし、そもそも喜ばしいことのお手伝いですから、やりがいもあるでしょう。 で、とりあえず情報集めだと思って手近にあったタウン情報誌の結婚相談所のコーナーを見たら、「最低年収700万円の男性が揃ってます」的な広告が踊っている。 だったら、釈迦楽ウェディング(有限)としては、「年収700万円以下の男性、揃ってます」と広告を打って余所との違いを出しますか。「金は無くとも、人柄で勝負!」とか「この人と、苦労を共にしてみませんか?」とか。あるいは「この人の取り柄を見いだせるのは、あなただけです!!」とかね。 あるいは、「おデ○専」で行くとか。「あなたの手料理、ニッコリ食べきる人、います!」みたいな。おお! アイディアが次々出る~! あるいは、単なる「出会いのきっかけ作り」だけでなく、なんで今まで結婚できなかったのか、その辺りのカウンセリングなんかもやってみたりして。いわばアメリカ映画『ヒッチ』の日本版ですな。 ちなみに、私の周辺を見渡して、手持ちの潜在的男性会員約4名、女性会員約3名。まずはこいつらから片づけるか。 ということで、結婚ビジネスに決して興味がなくはないワタクシなのでありました、とさ!
September 11, 2008
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先日、ゼミ生たちに薦められた『ジョンQ』という映画を見て、まったく感心できなかった私は、次のゼミの時間にその旨を伝え、この程度の映画に感動していてどうするんだ! と若干小言めいたことを言ったんです。 すると、彼女たちからの逆襲が・・・。 つまり、父親が病気の子供のために奮闘する姿はそれだけで十分感動的であり、この映画に対する世評を見ても非常に感動的な物語であると言っている。そういう誰しもが「素晴らしい」と言っている映画を見て感動できない釈迦楽先生は、斜に構えているというか、単に物事を素直に見られないだけなのではないか、と。 あら~、そう来ますか・・・。 ま、私が言うことに対してとりあえず反論してくるというのは、悪いことじゃないんです。元気がいいゼミ生が集まっている世代ですと、そういうことはままある。しかし、今回の彼女たちの言い分を聞いていると、ちょっと心配になってきますなあ。 まず、「世間の誰もがいいと言っているものは、多分いいものなんだろう」という漠然とした考え方をしているところ。これ、要するに「物事の判断を他人任せにしている」ということじゃございませぬか。しかも、彼女たちはそんなに沢山の映画を見ているわけではないですから、比較対照するものもない。ですから、ますます限られた狭い範囲の経験をもとに、しかも他人の判断基準を鵜呑みにして、物事の善し悪しを決めていることになる。 でまた、拠って立つところはそんなふうに他人任せであるくせに、そのことを批判されると急に「自我」が頭をもたげてくるのか、批判者に対しとりあえず盲目的な反論だけはするんですな。 で、そういう短絡的な攻撃性がある一方、「誰もがいいと言っているものを否定してはいけない」という変な協調性というか、事なかれ主義に対しては何の疑問も持っていないという・・・。 なーんか、いかにも最近の若い人、って感じでしょ? ま、もちろんワタクシ、彼女たちの幼稚な反論に再反論してぼこぼこにしてやりましたけど、きっと「なんか批判された」ということだけ残って、本質的には変わらないんだろうな・・・。 でも、ゼミ生たちのこういう傾向を見ていると、彼女たちの不幸な恋愛経験の理由も分かってきます。 だって恋愛みたいに個人的な事柄に対してすら、自分で判断しないんですもん。判断は他人任せなので、とりあえず「付き合ってくれ」と言い寄ってくる男がいれば、相当な醜男でもない限り、また自分の女友達が「あんな男やめなよ~」とでも言わない限り、「とりあえず付き合ってみる」というんです。「付き合ってみなければ、相手がどんな人か分かりませんから」なんて、聞いたようなことを言ってね。 そんなふうですから、「付き合って2~3カ月で別れました」なんてことを繰り返しているんですわ。はたで聞いていると「そもそもどうしてそんな奴と付き合い始めたんだ!?」と言いたくなるようなのと平気で付き合った挙げ句、ですよ・・・。 でも今日日の若い子たちは、2~3カ月も付き合えば、それなりにするだけのことはしますからね、一通り。親の心配が尽きないわけだ・・・。ま、そのように育ててしまったのは親の責任なので、自業自得ではあるんですけど。 ってなわけで、若い人たちと付き合っていると、色々驚かされたり考えさせられることが多いのですけど、とにかく私が預かっているゼミ生たちには、「比較対照すべきものを色々見て、自分の頭でよく考えて、自分なりの価値判断の基準を高める」ことを指導していかないといけないなと思います。 それにしても、年々歳々、若い連中とのジェネレーション・ギャップを感じることが多くなったにゃー・・・。
November 24, 2007
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長い夏休みを経て、今日は久々にゼミ生たち(全員女子)に会いました。 で、夏の間の出来事などを聞いていると、活発に動き回った子もいて、例えばリュック背負ってイギリス・イタリア・フランス・スペインと経巡ってきた奴あり、ハワイでサーフィンにチャレンジしてきた奴ありといった調子。なかなか楽しかったようです。 が、そんな中、元気のない子が二人。問えば、一昨日彼氏と別れたとか、今、彼とうまく行っていないとか、そういうことらしい。 その「うまく行っていない」方は、バレー部の主将か何かと付き合っているのですが、元々「束縛されたくない」男らしく、つき合い初めはともかく、最近ではメールしても電話しても全然応答してくれないのだとか。 で、先日思いあまってその人の家に直接行って「私たち、今、どうなっているの?」と聞きに行った(爆!)らしいのですが、相手はあまりハッキリしたことを言わないのだそうで。 しかし、それでも一言引き出したのは、「今、オレにとって一番重要なのはバレーだから・・・」とのこと。可哀想に私のゼミ生は「たかがボールに負けたかと思うと悲しくて・・・」と言っていました。 で、その話を聞いていた「一昨日、別れたばっかり」の子は、「私もそう・・・」と言いだして・・・。 彼女によると、その付き合っていた男というのが頭の悪い男で、一度にあれもこれも出来ない、と言っているらしいんですな。で、「卒論の勉強と、就職試験と、部活と、お前。この中で一つ切るとしたら、お前」って言われたんですって! なんか、釈迦楽ゼミの面々、あまりいい恋愛をしていないようで・・・。 ま、そういうのも含めて「青春」なのかも知れませんけどね。しかし、世の中にはもっとマシな男もいるわけですから、一つ見る目を磨いて、もっと彼女たちにふさわしい彼氏を見つけてもらいたいもんです。 とりわけ彼女たちの場合、目の前に「いい男」の典型例がいるんだからね~! それはともかく、夏休みが終われば、卒論一色。これから「卒論」というものを仲介にして、ゼミ生一人一人との格闘が始まります。この試練を通してはじめて、人間的により深く理解しあえるというところがありますから、厳しいですけど、楽しみでもあります。 さて、今年のゼミ生たちは、それぞれどんな卒論を仕上げることになるのか。いよいよ今年度釈迦楽ゼミの本格始動です!
October 10, 2007
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今日、新聞の紙面を飾っていたアメリカの女性宇宙飛行士の「恋のロケット暴走」のニュース、ご覧になりました? これ、すごいですね! この女性宇宙飛行士(43)、同じ宇宙飛行士の男性(41)に横恋慕し、勝手に「恋敵」と認定したその男性宇宙飛行士の恋人を脅迫したかどで逮捕されちゃったのですが、テキサス州からフロリダ州へ飛行機で移動する恋敵にいちゃもんをつけるため、彼女はなんと1500キロの道のりをノンストップで車を運転して先回りしたということらしい・・・。 それにしても、1500キロをノンストップで運転して、飛行機の先回りをするんですよ。1500キロといえば、名古屋~東京間2往復ですわ。名古屋から東京までよく車で移動する運転好きの私ですら、片道だけだって結構疲れるのに、それをぶっつづけで2往復分か・・・。 しかも、ノンストップで運転するために、彼女は宇宙飛行士用のオムツをしていたというのだから、なおさらすごい! そのド根性、「星三つです」! (宇宙飛行士だけに・・・) ま、もちろん、そういう行為をすること自体、良くないですし、今回の場合は下手すると「殺人未遂罪」の適用もあり得るようですが、それにしてもその半端ならぬ恋心には、私なんかちょっとだけ感動しちゃいますな。 大体ねえ、恋愛ってのは、理性的な人間にすら愚行を犯させるものなんですよ、昔っから。だからこそ、文学の世界なんてそんなのばっかりテーマにしているんですわ。源氏物語しかり、シェイクスピアしかり、フローベールしかり、果ては渡辺淳一大先生もまたしかり。 実際、悪い方に行きさえしなければ、恋愛にもそのくらいのガッツが欲しいよね! オムツしたまま1500キロをノンストップで運転するくらいのガッツが! いや~。私だって、もし家内が1500キロ離れたところで遭難でもしたら、オムツはいて車飛ばすよっ! というわけで、被害者には迷惑な話とは重々承知の上で、私と同年代の女性宇宙飛行士の同情し得る大愚行に、この狂気こそ恋愛の醍醐味だあ!と、ついつい思ってしまったワタクシなのでした。 よって「愛の最高裁」としては・・・この女性宇宙飛行士、有罪! なれども情状酌量の余地あり! ってなところで。
February 7, 2007
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昨日、美容院から帰って来た家内から面白い恋愛テストのことを聞きました。家内担当の美容師さんから聞いたらしいのですが、このテストで「あなたが恋愛対象に求めるもの」が分かるというのです。 さあ、皆さんもご一緒にどうぞ。 いいですか、あなたが恋人に求めるもの(条件)を3つ挙げて下さい。即答でお願いします。考え込んじゃダメですよ。ちなみに、家内からそう聞かれた時、ワタクシの答えはと言いますと・・・1 聡明であること2 優しく善良であること3 私の主観から見て好ましい容姿・物腰・声質であること でした。皆さんはいかがです? 3つ条件を挙げられましたか? さて、それでは次。この3つの条件をすべて同程度に満たした2人の恋人候補者がいるとします。その際、この2人のうち、どちらを選ぶかの基準として、4番目の条件を挙げて下さい。 挙げましたか? よろしい。ではこの恋愛テストの結論を申し上げましょう。 あなたが挙げた「4番目の条件」、それこそが、あなたが恋人に求める一番重要な条件でーす! ガーン! ちなみに、ワタクシはその4番目の条件として、「ユーモアがある人」と即答してしまいました。ということは、ワタクシが恋人に求める一番大きなものは「ユーモア」ということになるのでしょうか・・・。 私がこの「恋愛テスト」に一目置いたのは、この点です。よーく考えてみたら、たしかに私は「ユーモアのある人」が好きなのかも知れない・・・。いや、まさにそうだ! という気がしてきたんです。最初に挙げた3つの条件は、いわばベーシックなもので、それプラス「ユーモア」のセンスが効いていてはじめて、私はノック・アウトされるような気がします。 じゃ、どうして恋人選びの第一条件に「ユーモア」を挙げなかったんだろう? 「4つ目の条件」を問われてはじめて、最も「決め手」となる条件がポロッと出てきたとは、これ如何に?? 不思議だなあ! 私はこの種の「恋愛テスト」的なものなど、まるで興味がないのですけど、今回のコレに関しては、ちょっと一本とられてしまった、という感じですね。 さて、皆さんはどうでしたか? 「4つ目の条件」に思い当たるところはありましたか? 皆さんが恋人に求める一番重要な条件って、一体何ですか? 私と同じように、ご自身について何か発見があった方、レスポンスをお願いします。
October 8, 2006
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昨夜も結局胸が悪くて眠られず、先日読み始めた『元禄忠臣蔵』を気散じのために読み進めているうちに、白々と夜が明けてしまったという・・・。かくして、咳はとれぬは、寝不足だはで、フラフラしながら大学へ。 で、お昼休みをぼんやり過ごし、さて午後の授業へ出るかと準備をしているところへ、誰やら研究室のドアをノックする音。この時期、どうせまた血迷った学生の教務関係の相談かと思って出てみると、おやおや、これはまた懐かしい顔が二つ。卒業生のM君とSさんではありませんか。 ははーん・・・。我ら教官一同に挨拶というわけですな! 殊勝な心がけ、苦しゅうない、苦しゅうない。 実はこの二人、今から8年程前の卒業生なんですが、それがこの夏、メデタク結婚することになったんです。ヒュー、ヒュー!! いやー、思い出しますなあ。まだ彼らが学生だった頃、科の旅行で京都に行ったことがありまして。で、その夜、教官たちと男子学生らで深夜まで酒を飲んでいた時のこと、M君が突然ポツリと、「実は最近、同じ科の中に惚れた女が出来まして」というようなことを言い出したんです。で、よく聞くと、お相手はSさんとのこと。おお! そういう話大好き! ということで、二人の馴れ初めを聞き出したり、今後のアドバイスなどをいたしたり、ひとしきり盛り上がったのでありました。 で、卒業後、M君はうちの大学の大学院に進学したこともあって、時折顔を合わせることがあったんですね。で、その度に「どう、その後、順調に行ってるの?」と尋ねてはいたのですが、そういう時のM君の口ぶりから、何となくM君が相変わらずお熱を上げている割に、Sさんの反応が薄いような印象を受け、傍目から見ていると「あの二人、うまく行っているのか?」という心配を生じさせる事の数々・・・。特に数年前、Sさんがイギリスに留学し、究極の遠距離恋愛となってしまった時には、私や「兄貴」ことK先生あたりは、「『もはや、これまで』って感じじゃないの~」なんて早合点したり。 しかし、やっぱり「誠実な男」というのは、「結婚」という一事に関しては、強い。M君の誠意は無事Sさんに通じ、お付き合い9年にして、晴れてご婚約とあいなった次第。挙式は8月とのこと。メデタイ、メデタイ。 で、その今日はその報告がてら、二人して大学を訪れてくれたというわけなんですが、「ところでプロポーズの言葉は?」とか「跪いて、指輪の箱をパカっとやったのか?」などと居合わせた教官一同に四方八方から冷やかされながら、「嬉し恥ずかし」の様子でにこやかに受け答えをしているM君・Sさんを見ていると、ああ、これから結婚しようという若者たちってのは、初々しくっていいもんだなと思わされましたね。恋人として9年間付き合った歴史があったとしても、いざ結婚するということになると、そこでまた新鮮な気持ちになるんでしょうな。 なにせ同級生同士の結婚ですから、新郎の友人も新婦の友人も皆、同級生なわけで、二人の結婚式はいわば我が大学の同窓会です。私も家内と共にお呼ばれしてしまいましたから、そこでまた懐かしい卒業生の顔を沢山見ることができることでしょう。今からちょっと楽しみです。 ということで、私自身の体調は最悪ながら、今日は将来を共にすることを決意した二人の教え子の輝く笑顔を見ることができて、心楽しい一日となったのでした。今日も、いい日だ!
April 17, 2006
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昨夜は今年度卒論指導生(ゼミ生)との初の飲み会がありました。 今年度のゼミ生は7人。3倍近い希望者の中から選ばれた7人だけに、今年度もまたそれぞれに個性的な学生が揃いました。内訳は男子学生1人に対し、女子学生6人。男子学生がやけに少ないようですが、英文系の学科ですと学生の男女比なんて大概こんなもんです。 7人とは既に何度か顔合わせをしていますが、やはり研究室で会うのと飲み会の場で会うのとでは趣が異なります。こういうリラックスした場だからこそ表に現れてくる個々の学生の性格はなかなか面白いもので、無口なのかと思っていた学生に、意外にウィットに富む一面があったり、何に関しても積極的な学生かと思っていたら、案外照れ屋だったりする。その辺のことも昨夜は大体チェックできました。 そしてこういう場で最後の方に必ず出るのは、やはり「恋愛話」です。昔と違って最近の学生は、こちらが少し水を向けただけで、自分の恋愛体験などをよくしゃべりますね。しかし恋愛に対する態度は、その人の性格をよく表しますので、私も興味深く聞いていました。 それにしても、最近の女子学生の話を聞いていると、「恋人はいる、しかしこの人と結婚するとは思えない」ということを言う学生が本当に多い。というか、この人と結婚したいと思いながら付き合っている、という学生なんて、ほとんどいません。「とりあえず、付き合っている」らしいのですね。私なんぞは、古いタイプの人間なので、「とりあえず」というつもりで恋人と付き合ったことなんか一度もないですけど・・・。時代は変わったのでしょうか。 ま、それはともかく、最近の学生はそんな調子なので、付き合ったり、別れたりという出入りが多い。そのため、このまま付き合うべきか、いっそ別れるべきか、というような恋愛の悩みが尽きないようです。 ちなみに私の大学には、「愛の最高裁」という秘密組織があり、私はその最高裁判事を長年務めています。ちなみに「最高裁」というだけあって、「なぜ私はもてないのでしょう」というようなしょぼい悩みは即、2審差し戻しです。深刻な恋愛相談のみが私のもとに持ち込まれ、私が判事として決定を下すことになっています。守秘義務があるので、具体的な内容はお話しできませんが、いずれこの日記の中でも、最近の学生の恋愛について、論じることがあるかも知れません。お楽しみに、といったら不謹慎ですが、やはりお楽しみに、と言っておきましょう。
April 26, 2005
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