幸福を呼びよせる言葉



 「幸福を呼びよせる世界の名言」名言発掘研究会編 はまの出版
 で私が特に共感した言葉

 (◆引用 ◇解説 ○私見)

◆自己とは自分にとって最良の友人である。
  (アリストテレス)

◇他人からどう見られるかということを気にする人は多いが、まず
 は自分自身を愛し、認めなければ、幸福感は生まれてこない。
 自己否定からは何もよいものは生まれないのだ。

○「自分で自分を褒めてやりたい」という言葉がありましたが、そう
 いうことも時には大事ですね。


◆幸福や不幸の大部分は自分自身にかかわっており、まわりの
 環境にかかわっているわけではない。
 (米初代大統領の妻 マーサ・ワシントン)

◇人間は何か良いことがあると、それは自分の手柄であり、逆に
 良くないことが起こると、今度は他人や環境のせいにしがちで
 ある。

○「神様は、努力した者に運という橋を架けてくれる」と言います
 が、まずは自助努力するという姿勢が不可欠です。


◆各人はその考え次第で幸福にもなり、不幸にもなる。他人が
 見てそう思う人ではなく、自分でそう思う人が満足なのである。
  (モンテーニュ)

◇人間はとかく人の目を気にする。しかし、幸せや不幸は自分の
 なかにあるものであり、他人とは関係なく、自分が幸福だと思え
 ば幸福だし、不幸だと思えば本当に不幸になってしまう。

○同じ状態にあってもどう思うか気の持ち方一つで、人生が変わ
 ってきます。足るを知って、足らざるを嘆くことがないようにした
 いものです。


◆僕の前に道はない。僕の後ろに道は出来る。
  (詩人・彫刻家 高村光太郎)

◇人がつくった道を歩いていくのは簡単である。障害となるものは
 すでにとりはらわれ、まっすぐできれいな道ができている。しかし、
 他人がつくった道をただ歩くだけの人生はおもしろみがない。

○「有志有途」ー志あるところに途は開けるものです。


◆日の光を藉りて照る大いなる月たらんよりは、自ら光を放つ
 小さき燈火たれ。(森鴎外)

◇月は大きく美しく光っているが、その光は太陽の光が反射して
 いるにすぎず、みずからは光を出していない。それよりもたとえ
 小さくとも、自分自身の光であたりを照らす存在たれ、というこ
 とだ。

○「鶏口となるも牛後となるなかれ」という諺にも通じるところが
 ありますね。借り物で心身を飾っても所詮、自己の魅力で勝負
 している人にはかないません。


◆私は他人にどう見えるかということよりも、むしろ私自身の中
 で、どんな人間であるかを気にする。借り物によってではなく、
 私によって富みたいと思う。(モンテーニュ)

○地位、財産、名誉といった外見を飾る借り物よりも高潔な志
 や高い人格といったもので輝きたいですね。


◆自分の良心に道案内をさせなさい。
  (「ピノキオ」に出てくるコオロギ ジムニー・クリケット)

◇良心の導きにしたがって進めば、きっと何でもうまくいくだろう
 し、もし万が一うまくいかないことがあっても少なくとも後悔する
 ことはない。

○組織の論理ではなく、自分の良心に従って行動すれば企業の
 不祥事も起きないでしょうね。


◆自分に欠けているものを過大に考えると不幸になる。
  (スタンダール)

○自分の欠点には少しばかり目をつむることも、時には必要で
 すね。


◆有望な人間は、人が失敗だと思うところに成功を見出す。
 人が影と嵐を見るところに陽光を見る。
  (数々の成功本を書いた米国人 オリソン・マーデン)

◇「人と同じようには生きないぞ」という信念をもって努力すれ
 ば、有能な天の邪鬼となれるはずだ。

○日本と違って米国では「変わっている」というのは褒め言葉で
 す。人と同じことをしていては同じような結果しか得られません。
 手始めにレストランで注文する時は「私も同じもの」という横並び
 で主体性のないオーダーの仕方から改めてみましょう。


◆時としてわれわれは、ひとりの人間の徳からよりも失敗から
 多くのことを学ぶだろう。(米国詩人 ロングフェロー)

◇アメリカのウィリアム・チャニング牧師も言っている。「間違い
 と失敗はわれわれが前進するための教訓である」と。

○退職時に「おかげさまで大過なく過ごせました」と挨拶する方
 は何も挑戦しなかったということですから、学ぶことがない人
 ということになりますね。


◆道に迷うこともあったが、それはある人々にとっては、もともと
 本道というものが存在しないからのことだった。
  (独の小説家 トーマス・マン)

◇あなたは「自分の本道の上をしっかり歩いている」と自信をも
 って言えるだろうか。自分の本道を見つけるのに遅すぎるとい
 うことはない。「自分の道はこれだ」というのがはっきりしない
 人は、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。そうしなけれ
 ば、いつまでたっても道に迷いつづけ、精神的に不安定でつ
 らい思いをしなければならないのだから。

○キャリアは常に考える必要はないでしょうが、キャリア・アンカー
 (キャリアの節目)では少し立ち止まって自身のキャリア・デザイ
 ンについて考えてみたいものです。


◆九階建ての建物も、最初は土を盛ることから始める。(老子)

◇苦労して土台をきちっとつくれば、その上に大きな幸福が乗
 る―そう思ってしっかり自分を高めてほしい。

○なぜ「九階」なのかは不明ですが、当時の高い建物の象徴
 だったのでしょう。砂上ではせっかくの楼閣もすぐに壊れてし
 まいますね。


◆天才とは、たえまなく努力を続けられる人間である。やる気
 をすっかりなくさない限り、失敗はありえない。「自分の内部
 から生まれる敗北」以外に敗北はない。我々の「心の弱さ」
 以外に超えられない傷害などない。
  (米国教育者・作家 エルバート・ハバード)

◇弱気が成功の最大の敵だ。弱気に襲われないためには、
 「つねに努力を続ける」こと、そしてその努力により実力を
 つけておくことである。実力をともなった自信だけが、弱気
 を遠ざけることができるのだ。

○実力の伴わない過信は持っても何の意味もありませんが、
 日々の努力に支えられた自信はタフなことに立ち向かう際
 の勇気づけになります。


◆冬来たりなば春遠からじ(英国詩人 シェリー)

◇人間、楽なときばかりではないのは、だれもがわかっている
 ことである。苦労があるからこそ喜びは倍増し、困難を乗り越
 えてこそつかみとれる幸福もある。植物も、冬を乗り越え春に
 美しい花を咲かせる。私たちもそうありたいものである。

○「艱難辛苦汝を玉とす」「我に七難八苦を与えよ」ではないで
 すが、そのときは辛くても苦労した経験は決して無駄にはなり
 ませんね。


◆人間は、努力をするかぎり、迷うものだ。(ゲーテ)

◇「人間四十にして惑わず」などとはいうが、迷い悩むのは人間
 のつねである。

○迷い悩むのは、それだけ真剣にものごとを考えている証拠と
 も言えます。


◆健康な人には病気になる心配があるが、病人には回復する
 という楽しみがある。(物理学者・随筆家 寺田寅彦)

◇病気だけではない。どんな状態に陥っても、やがてはよくなる、
 好転すると信じていれば、楽しみとまではいかなくても、絶望し
 たり落ち込んだりしなくてすむはずだと、彼は教えてくれている
 のに違いない。

○「塞翁が馬」ということはあると思います。いろいろ状況が
 良くないときでも、悪いことは長くは続かないと思って自暴
 自棄にならず、明るい未来を信じていきたいものです。

◆明日は今日よりよくないかもしれず、悪いこともありうる。
 だが、明日にはひとつだけかけがえのない魅力がある。
 まだ来ていないということだ。
  (英国小説家・評論家 E・M・フォースター)

◇どんなときでも、「明日がある」と信じたい。

○誰にでも明日は平等に来ますが、それを明るいものにできる
 かどうかは自分自身の気の持ち方や努力といったものにかか
 っています。


◆青春とは、人生のある期間を言うのではなく、心のもち方を
 言う。(米国詩人 サムエル・ウルマン)

◇思考を硬直化させないで、つねに希望や理想をもちつづけ
 よう。そうすれば、ウルマンほどではなくても、私たちもずっと
 青春でいられるのである。

○「年の割りに」とか「年甲斐もなく」といった言葉は当てはまり
 ません。要は年齢ではなく、その人がいかに前向きな姿勢で
 生きているかということです。

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