ここぞというときに使いたい「キメゼリフ」


 「起業家たちのキメゼリフ」ゴマブックス株式会社より

 (■引用 ○私の意見)

■最初に勤めた会社を退職して、2年間、ハーバード・ビジネス・スクール
に留学しました。そこで学んだ中で一番大きなことは、いかに自分に付加
価値をつけるか、特にビジネスにおいてはそれがすべてであるということ
です。例えば、優秀な人間が、どんなに優秀なことを言っても、優秀な考え
を持っていても、それと同じことを考えている人が周りにいたら、付加価値
はゼロになります。逆に、自分が好きなことを考え抜いて、何か新しい発見
をしたとして、それが誰も考えたことがなかったことであれば、その付加価
値は無限大なんです。
 例えば、野球選手になりたいと思うのであれば、最初からメジャーを目指
す。何かスポーツをやっているとしたら、最初からオリンピックを目指す。
俳優になりたければ、最初からハリウッドを目指す。世の中がどんどんグロ
ーバルになっているので、日本一になろうということ自体に意味がなくなって
きています。何か本当にやりたいことを見つけたら、その分野で世界で活躍
できるようになることを最初から目指す、というのが一番大きく自分を成長
させることができる道だと思います。
(Gabaマンツーマン英会話 代表取締役社長兼CEO 青野 仲達さん)

○小さい頃読んだ歴史物語で、毛利元就は、幼い頃、自分の守役が何か
を祈っていたので、その内容を聞いたところ、「若様が中国一の大大名に
なるようにお祈りしていました」と言ったので、「なぜ、天下を取るように祈ら
なかったのだ。所詮、祈りは半分もかなわないから天下を取るよう願って
かなうのはせいぜい中国一の大大名くらいだ」と諭したそうです。
 たとえかなわなくても望みは大きく持った方が努力のしがいがあるという
ものですね。


■ハーバードに留学中、たとえば起業家のように何かを成し遂げた人と、
そうでない人の違いを分析してみたんです。その結果、何かをしようと思
っている人のメンタリティ、考え方というのは、「不可能なことはない、可能
性があるんだ」ということをとことん追求していくという思想を持っているこ
とがわかりました。ある思想家が、「自分の限界というのは、自分で決めて
しまっている。自分が天井を設けてしまっている」というようなことを言って
いました。つまり自分のできることは「こんなものかな」と思った瞬間に自分
の限界が決まってしまう、ということです。その限界をとっぱらって青天井に
した瞬間に、自分の可能性が無限大に広がっていくと思うので、自分が何
かできるのではないか、という気持ちを常に意識していたいですね。
(グロービス・グループ代表 堀 義人さん)

○極限を追求するスポーツマンに聞くと、自分の体力の限界だと思った一
線を超えると新たに限界が伸びるそうです。マシンでも人間でもその性能や
能力を現状維持するだけではなく、さらに向上させようと思ったら限界に
チャレンジすることが必須です。


■自分がどんな人間なのか、何を考えている人間なのかというのを、きち
んと発信していくことが、重要だと思います。そして八方美人にならないこと。
 会社をやっていてすごく感じるんですけど、できないことやうまくいかない
ことを説明してくれる人は、世の中にたくさんいるんですよ。ところが、「うま
くいく」と説明してくれる人は誰もいないんですね。最終的には、自分でどこ
まで信じられるかが一番大きいと思います。
(株式会社アイスタイル代表取締役兼CEO 吉松徹郎さん)

○誰にでもいい顔をするということは、逆に言えば誰一人として真には信頼
されていないということではないでしょうか。「このひとはすごい」と思う人、
尊敬できる人と、量より質の交流をすることが重要だと思います。それには
自分も人から「すごい」と思われる何かを持つ必要があります。


■どんなことにも、できない理由を探さないでほしいですね。若い人にやり
たいことを聞くと、簡単に答えられるんです。でもなぜそれをしないかと聞く
と、できない理由ばかりあげるんですよ。
 ゲーテの言葉なんですが、「地位や財産を失うことは少しを失うことだ。
名誉を失うことは多くを失うことだ、勇気を失うことはすべてを失うことだ」
という言葉が、すごく好きなんですね。
 若い時ってやり直しだってきくし、そんなに失う物もないじゃないですか。
だからこそ、今やらない理由を羅列しないで、行動力と勇気を持って前に
進んでほしいですね。
(株式会社ネクストジャパン代表取締役社長 長江 芳実さん)

○北川正恭早稲田大学大学院教授が三重県知事をしていたとき、幹部
職員がレクチャーで「知事、この政策はこれこれこういう理由でできませ
ん」と理路整然と自分に説明するのを聞き、「君たちはできない理由を説
明することにかけではプロだな」と評したそうです。
 できない理由をいくつも挙げるひまがあれば、できない理由を一つずつ
つぶしていってできるように道を切りひらいていきたいものです。
 なお、引用されているゲーテの言葉はケネディの言葉でもあるようです。


■各々が持っているスキルに差があったとしても、せいぜい2~3倍ぐらい
ですが、やる気には100倍も200倍も、差があることもある。やる気を持
って前に進むことで、経験もスキルも十分補えますから。でも、「これはいい
んじゃないか」とアイデアが思いついた瞬間に、恐らく日本中で100人が同
じことを考えていると思うんですよ。
 だから重要なのは、思いついた瞬間にすぐに実行できるかということ。す
ぐに実行に移すことが、成功への近道だと思います。
(株式会社ネットプライス代表取締役兼CEO 佐藤輝英さん)

○良いと思ったこと、やると決めたことは、「今すぐできないことは一生でき
ない」というくらいの気持ちで取り組んでいきたいものです。


■物事には、必ず、マイナスの側面とプラスの側面があります。ひとつの事
実に対して、考え方がふたつあるんですね。たとえば、何か失敗した時。
「なんて失敗して損しちゃったんだろう」って思う側面と、「こういう経験ができ
て、これだけわかっただけでもよかったな」って思える側面。
 ふたつの考え方がある中で、どっちの考え方をチョイスしたら、前を向いて
生きていけるのか。成功したかったら、「自分が得をする考えをチョイスしよ
う!」ということです。これは大事な判断基準のひとつですよ。
(株式会社ペリエ代表取締役社長 和田裕美さん)

○コップに水が半分あるのを見て、「もう半分しかない」と思うのと、「まだ
半分もある」と思うかで、意欲や行動に差が出てきます。悲観的に考えても
事態は好転するわけではないので、何ごともポジティブ・シンキングでいき
たいものです。

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