<共感するプロフェッショナルの言葉>



 「仕事力を磨く言葉」
 吉田寿著 日本経団連出版より

 (■引用 ○私の意見)


■人生は選択肢だらけよ。何かを選ぶために何かを捨てなければならな
い。でも後悔はしないわ。いつも完璧な選択ができたわけじゃないし、間違
いもしてきた。それでも後悔はしないの。
 (米 女性経営者 カーリー・フィオリーナ)

○身は一つであり、時間もお金などの資源も有限である以上、あれもこれも
というわけにはいかず、あれかこれかの選択を迫られます。そして選択した
以上は、その選択を信じて突き進むことです。


■ビジネスで大切なのは、強烈な願望と達成への執念だ。
 (ユニチャーム 高原慶一郎会長)

○強く望んで執念をもって取り組んでこそ、困難なことも達成できるというも
のです。


■原理原則に則って物事の本質を追求して、人間として何が正しいかで判断
する。
 (京セラ取締役名誉会長 稲盛和夫)

○人間として言動の軸がぶれないためには、迷ったときに拠り所とする判断
基準を持っていることが大事です。


■前例がない。だからやる!
 (アサヒビール元社長 樋口廣田郎)

○前例がないことに敢えて挑戦したからこそ、成熟産業であるビール業界に
おいて当時「夕日ビール」揶揄されたアサヒがとガリバー麒麟を逆転できたの
です。


■人の話に答えを求めてはいけない。答えはすべて自分のなかにある。
 (堀場製作所会長 堀場雅夫)

○人の話したとおりにしていてうまくいくのであれば誰でも成功できることで
しょう。独創的なことをやろうと思えば自分で納得いくまで考える必要があり
ます。


■十人に聞いて九人がうなずくようなことは、だいたい間違えている。
 (松井証券社長 松井道夫)

○天邪鬼のように聞こえるかもしれませんが、経営者の判断とは時として
こういった孤独、独善を伴うものなのでしょう。


■日本にないのは経営だけだ。
 (日産会長 カルロス・ゴーン)

○逆にいうと、日本には技術も人材もあるということになりますから、ゴーン
氏はそこに経営を持ちこんで日産を再生させることができたわけです。


■ぼくは、実力主義以外で人を評価するということはできないと思っている。
 (ファーストリテイリング会長兼CEO 柳井正)

○しかし、実際には実力主義以外のもので評価される、誰がみても疑問な
人事がなんと多いことでしょう。このことが職員や社員のモチベーションを
下げています。


■「リーダーシップ」と「マネジメント」は別物である。
 (「リーダーシップ論」著者 ジョン・P・コッター)

○マネージャークラスの人間にリーダー・シップのない人がいるのもうなず
けます。


■相手を抑えつけるのがリーダーシップなのではありません。
 (アサヒビール元社長 樋口廣田郎)

○たとえ、組織の中で地位が上であろうと、上位下達的な物言いしかでき
ない人にはコミュニケーションなど取れません。


■きびしい試練は経験した本人に物語をつくる。
 (南カリフォルニア大学教授 ウォレン・ベニス)

○「艱難辛苦汝を玉とす」「我に七難八苦を与えよ」ではありませんが、
厳しい試練も成長の糧にしたいものです。


■戦略の本質とは、何をやらないかという選択である。
 (ハーバード大学教授 マイケル・E・ポーター)

○このことを理解し、部局長会議を戦略会議とし、部局長が自らの部局の
権益を代弁するのではなく、「大砲かバターか」の議論よろしく、他部局の
事業の方が優れていると思えば、自らの部局の事業を引っ込める戦略が
必要です。


■象が蟻より強いかどうかの問題ではない。その象がうまく踊れるかどうか
の問題である。
 (IBM元会長兼CEO ルイス・ガードナー)

○よくベンチ・マーキングをしておいて、そのベスト・プラックティスを取り入
れられない理由で言われるのは、規模の違いですが、そのことを超えて実
践できる本質的なものがあることに気づく必要があります。


■人のキャリアに勝ち負けはない。充実しているかどうかの違いである。
 (iモード仕掛け人 松永真理)

○人との競争では消耗戦になっていまいますから、自分が充実し、成長し
ているかどうかをキャリアの尺度にしたいと思います。


■感情というものが人の業績に多大な影響を与えることは疑いない。
 (「コミットメント経営」著者 ジョン・R・カッツェンバック)

○人は感情の生き物ですから、意気に感じ、期待に応えたいがため、実力
以上のものを発揮するということがあるでしょう。そのためにはやはり褒める
ことが何より大事です。


■まず信頼。結果は後からついてくる。
 (アサヒビール相談役 瀬戸雄三)

○上下、横といった組織内のみならず、対外的な関係も根底に信頼がない
と成り立ちません。


■クール・ヘッドとウォーム・ハート
 (経済学者 アルフレッド・マーシャル)

○竹中平蔵元経済財政政策担当大臣が好きだった言葉で、正確には、
「Cool Head but Warm Heart」であると、齋藤山形県知事に教えていただき
ました。
 3年前に、今、問題になっているタウンミーティングが津市で開催された時
に竹中大臣にこの言葉を引用して質問したら、私の名前を覚えて丁寧にお
答えいただきました。もちろん、やらせではありませんよ(笑)


■より高く、より遠く跳躍しようとする者は、それだけ助走距離を長くする。
 (「詩集たいまつ1」の著者 むのたけじ)

○助走は準備と言い換えられます。準備ばかりで終わってはいけませんが、
用意を周到にして飛び立つ決断をしたいものです。


■しあわせはいつもじぶんのこころがきめる。
 (「一生感動 一生青春」の著者 相田みつを)

○最後の言葉には下手な解説は不要ですね。


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