<伝説の社員になるための言葉>



「『伝説の社員』になれ!」土井英司著 草思社より
 (■引用 ○私の意見)

■人間の能力とは不思議なもので、95%しか使わないでいると、それが自分
の最大能力になってしまうものです。
 その次も95%しか能力を発揮しないとすると、95%の95%、おおよそ90%の
能力しか発揮できません。
 このようにして、あなたの能力はどんどん低くなり、気がついたときには手遅
れという事態になってしまうのです。

○この場合の能力は身体的能力も同じです。しんどいからと言って走る距離や
泳ぐ距離、スピードを自制しているとどんどん能力が下がっていきます。逆に
すこしアグレッシブな目標をもって継続していると、それが普通にできるように
なるのです。


■世の中には、自分がコントロールできることと、できないことがあります。
 しかし、人の心以外のことはほとんどコントロール可能です。
 不可能だと思っている場合は、それに関する知識が不足していることが多い
のです。

○従ってやるべきことは自分がコントロールできないこと、たとえば他人の評判
などは気にせず、自分の努力で結果を左右できることに注力するべきです。

■あなたが何に時間を費やすかで、あなたの人生は決まります。
 人に与えられた時間には限りがあります。
 キャリアにも「売り時」があるからです。
 もしあなたが「伝説の社員」を目指すなら、古今東西の偉人たちが実践したよ
うに、もてる時間やお金の多くを、自己投資つまり「学び」に費やしてください。

○人間、お金に限らず知識でもアウトプットばかりしているとすぐ底をついてなく
なっていまいますから、常にインプットを怠らないようにしないと自分を売るもの、
セールスポイントがなくなります。

■成功は何度かの失敗経験のあとに訪れる。

○勝ち(成功)に不思議の勝ち(成功)はありますが、負け(失敗)に不思議の
負け(失敗)はなく、負けるからには何らかの原因があります。よって失敗を繰
り返し、そこから学べば自ずと成功の確率は上がるのです。


■生命保険会社のトップセールスマンが自分のノウハウを披露する講演をした
ところ、聴衆から大切なノウハウを公開する理由を聞かれて
 「今ここで聞いた人のなかで、実践するのは2割程度でしょう。さらにそれを継
続できる人は、その中の2割程度。すると、本気で実行する人は今日いらして
くれた方の4%から5%ということになります。たった4%から5%の人がライバル
になったとしても、僕にはそれほどの脅威にはなりません」

○確かに講演などで話を聞いて納得したり、共感しても「あーいい話だったね。
しかし、うちの場合は○○だから一緒にはならないね」という結論になりがちで
す。大切なのは状況の違いを超えてその本質を取り入れることではないでしょ
うか。


■あなたは歯磨きを、すぐに効果がないからとやめてしまいますか?
 習慣は、あなたを成功する5%の人間にしてくれます。

○習慣になるまで努力を継続できれば成功したも同然です。


■僕は高価な本を買ったほうがいいとあえてアドバイスします。高いほど内容が
充実しているという理由ではなく、高価な本はそれだけ購入する人が少ないから
です。
 情報の希少性が勝負のカギをにぎるのが、資本主義社会。ここで人より抜きん
出ようと思ったら、つねに少数派の行動をとらなければなりません。

○人の能力はごく稀な天才を除いて大差はありませんから、凡人が人と同じこと
をしていては成長、成功はおぼつきません。まずは高価な本といわず、気になる
本は借りるのではなく、自己投資と思い、身銭を切って買うことです。


■成功するには、成功の方法を学ぶより失敗しないやりかたを学ぶほうが近道
です。
 成功する方法は明日には陳腐化しますが、失敗の原因はいくつかにまとめられ
るからです。

○逆転の発想ですね。勝つのは難しくても負けないようにするのは案外できるもの
です。


■両替機で両替するようなことを、自分の仕事だと勘違いしている人がいます。
 手もとにある1万円を千円札と交換するようなものです。
 等価交換というと、いかにももらう給料の仕事だけはしていると思いがちですが、
両替機をどんなに一生懸命にいじっても、売り上げは伸びません。
 既存の枠のなかで仕事をしているあいだは、どんなに熱心にそれをやろうと成功
は手に入りません。最低限、今の数字や売り上げを維持するだけ。

○「単純再生産」の仕事しかしないといつしか、「縮小再生産」になっていまいます。
「拡大再生産」の仕事をしてこそ成長できるのです。


■何をするにしても学ぶべきことは、表面的なことではなく、その奥にある本質的な
ものです。 
 その本質とは、すなわち理念です。商売の精神、神髄、つまり人に何を与え、とも
に繁栄していこうとするからです。

○ベンチマーキング、視察にしても表面的なことではなく、本質を学んでこそ、状況
の違いを超えて自社に応用できるのではないでしょうか。


■人は、自分に興味をもってくれる人に自然と好意を抱きます。
 同時に、ビジネスの場では「役に立つ」と思う人に好感を持つのです。

○少しニュアンスは異なりますが、よく「仕事を頼むなら忙しい人に」と言いますね。


■合理的、計算ずくではない人生の仕入れをどれくらいやっているかによって、
将来の付加価値には大きな差が出ます。

○人は利や計算だけでは動きません。たとえ浪花節と言われようとも「あいつのため
なら」という部分があります。
 また事を成すには「我が成すことは我のみぞ知る」という孤高を貫く強い意志も必要
です。


■「自分にとって当然のことが、ほかの人にとっては新鮮な驚きということは往々にし
てあります。その他人の驚きで、何か新しいことができないか考えてみましょう。

○情報発信するとフィード・バックがありますが、ただ戻ってくるのではなく、結合改善、
高位平準化して、つまり情報の価値が増して戻ってくるのです。


■お世辞や適当に合わせてくれる人の言葉に埋もれていては、決して成長できません。

○注目され、その結果たとえ批判されようと気にすることはありません。それは自分の
活動が影響力を持ってきた証拠なのですから

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