<夢を現実にするための言葉>



「『夢』が『現実』に変わる言葉」福島正伸著 三笠書房
(■本からの引用 ○私の意見)


■虫ですら空を飛ぶ夢を実現させた
 坂本竜馬は、携帯電話を持っていなかった

○恵まれている人ほど、返って夢の実現には遠いのでしょうか。良い意味での
ハングリー精神が求められているように思います。


■千人の数より一人の本気

 本気の人に、人が集まる
 世の中は本気の人が現れるのを待っている 
 ならば自分がまずその一人になる
 未来を変えるのは、常に一人の本気から

○組織も人の集まりである以上、いかに優秀な人を集まられるかにその盛衰が
かかっています。そしてそのことは次の言葉に表現されています。

「一頭のライオンに率いられた100匹の羊の群れは、一匹の羊に率いられた100
匹のライオンの群れに勝る」

「ゴールを征服したのはシーザーに率いられたローマ人であり、単なるローマ人
ではない」


■自分を小さくしているのは自分 自分を大きくするのも自分

 自分以外の他人が自分を小さくすることはできない
 自分が大きくなりたいと思えば今ここで大きくなることもできる

○自分が成長して大きくなれるのも、小さくなって終わるのも自分次第ということ
です。


■いかなる才能も努力には勝てない

 努力は才能のあるなしにかかわらず、やろうと思えばできるもの
 努力したくないとき人はできない理由を「才能」のせいにする
 しかし本当にやりたい夢があるとき人はできない理由を、自分の努力が足りな
いだけだと考える


■できるかできないかではなくやるかやらないか

 新しいことに取り組むときは「やりたい」か「やりたくない」かを考える
 そして、「やる」と決めたら「どうしたらできるか」だけを考える
 そうすれば「できること」しかなくなる

○可能性ばかりを考えていては安全策しか取れなくなります。ある国会議員に伺
った話ですが、その方の前にある党の公認候補に打診されたのは別の方だった
そうですが、割り当てられた選挙区が厳しいので躊躇していたらその方に候補が
回ってきて、結局、風が吹いて当選したそうです。


■いかなる失敗も人生の中では糧にしかならない

 どんなに大きな失敗も必ず次に活かすことができる
 それは、すべての失敗が「過程」に過ぎないから
 「失敗」はその人を成功に導き人生を豊かにするために起こるもの
 成功する人は、失敗から学び続けている人
 人生とは、「失敗を次に活かすこと」

○「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とはよく言ったものです。


■「最悪の事態」というチャンス

 最悪の事態とは最強の決意ができるとき
 自分が変わる最高のチャンス

○最悪の事態とはまさにどん底のこと、そうであるならばそれより下はなく、あとは
上昇するのみです。人は中々変われないものですから最悪の事態は変わるため
の絶好の環境を整えてもらったと思えばいいのです。


■後悔しない人生とは挑戦し続けた人生である

 「できなかった後悔」より「やらなかった後悔」の方がつらい
 そもそも挑戦し続ける人に後悔している時間はない

○「力及ばず敗れることは辞さないが、力尽くさず挫けることだけは拒否する」という
気概を持ちたいものです。


■無駄な努力はない
 成果は出ずとも成長している

 見えない努力をしていると思えば努力は楽しくなる
 一日だけ努力しても何も変わらない
 毎日努力をすればすべてが変わる

○努力を習慣にしないと成果は出ないということですね。一日歯磨きして歯が真白
にならないからといって止める人はいないでしょう。
 努力を習慣にできる成長者でありたいものです。でも見えない努力はつらいので
人知れず努力している人を見かけたら特に上に立つ者は「がんばっているね」と声
をかけて認めてあげたいものです。
 ただし懸命に努力している人に向って決して「頑張れ」と言って追い込まないよう
にしないといけません。


■ピンチはチャンス

 問題が起きたことが問題なのではなく問題をどう受け止めたかが問題

○「問題や課題はその認知度を高めなければ問題にならない」鬼丸昌也氏
 問題があるのは解決策、対応策を講じることができるという意味ではむしろ望ま
しいことです。本当に問題なのは何が問題かさえわかっていないことです。
 よく災害の訓練などでシナリオ通りにいかないと問題があったと反省しますが、
これは逆です。問題を見つけるために訓練をするのですから何も問題が見つから
ないこと方が大きな問題なのです。


■できない理由はできる理由

 できない理由が見つかるほどできる理由も増えていく

○できない理由を一つひとつやっていけばできることにつながっていきます。


■やればやるほどやっていないことに気づく

 高い山に登れば登るほどより高い山が待っている
 自分がまだまだ成長できることを教えてくれるかのように

○ある高見や境地に達した人しかわからないことがあるようです。「名人は名人
を知る」はどんな分野にも当てはまります。


■背中の重い荷物は大きな翼だよ

 背負っているものが重いほど 守らなければならないことがたくさんあるほど
やる気になる!

○期待がプレッシャーになって押しつぶされてしまってはいけませんが、期待さ
れてこそ力を発揮できるというものです。よく野球やサッカーでホームとアウェイ
の試合の有利・不利が指摘されますが、これなど観客の応援の効果を指してい
るのだと思います。
 ヒーローインタビューで言う「みなさんの応援が打たせてくれました」は誇張で
はないのです。


■批判は感謝に勝てない

 新しいことをはじめようとするとき批判されることがある 
 しかし、それは厳しくとも励ましの言葉
 どんな批判にも、感謝で応え いわれたことを一所懸命にやる
 人は、いつも感謝しながら いわれたことを一所懸命にやっている人を批判
 し続けることはできない

○批判されるということはその活動が影響力を持ってきた証拠、フォローの風
ばかりではなく、アゲインストの風も上手に利用しちゃいましょう。


■決意とはいかなる困難をも受け入れること

 坂本竜馬は車を持っていなかった 
 電車もバスもなかった
 携帯電話も持っていなかった
 ファックスもパソコンもなかった
 脱藩して、すべてを捨て
 そんな、まったく何もない状況で彼は日本を変えようとした
 日本中の志のある仲間と出会い新しい日本をつくる原動力になった
 彼がやったこと、それは・・・・
 日本をよりよくするという「決意」をしただけ

○坂本竜馬は私も大好きです。彼の言葉の中では「世の中の人は何とも云わ
ば云え我が為すことは我のみぞ知る」という言葉が好きです。
 竜馬がないないずくしの制約条件の中で、日本中の同志と募ってなしえたこと
に比べたら「脱お役所仕事」にどれほどの困難があるというのでしょうか。


■信用とは努力である

 信用とは、自分の生きる姿
 あきらめないで努力を続ける
 使命感を持って取り組む
 志を持って生きる
 とにかく、一所懸命に生きる

○一介の自治体職員に過ぎない私に、知事や市町村長が気軽に会っていただ
いたり、何のオーソリティもない自治体職員有志の会のオフ会やシンポジウムに
首長、企業経営者、学識者といったVIPが実費だけで出演していただけるのも
依頼した私という人間を信用していただいてのこととありがたく、そして重く受け
止め、さらなる精進による成長でご恩返しをしたいと思っています。


■人はうまくいかないことで試されたり うまくいくことで試されたりする

 ものごとはうまくいってからが難しい
 うまくいくことは問題に鈍感になることだから
 本当に試されるのはうまくいってから

○歌手で一曲ヒットを飛ばしても後が続かず消えていく一発屋がいたり、繁盛して
いても店を拡張したり、支店を出した途端にうまくいかなくなるケースが多いのも
「ものごとはうまくいってからが難しい」ということなのでしょう。
 岐路、節目においては常にスタートに立ち返り、京セラの稲盛さんの言うように
「その動機純なりや」と自らに問いかける謙虚さを忘れないようにしたいものです。


■やる気のある人に会えばやる気にさせられる
 やる気のない人に会えばやる気にさせられる

 やる気のない人に、やる気になってほしいなら自分のやる気を見せればいい
 やる気のない人は、実はあなたを元気にするためにやる気のない「フリ」をして
いるだけなのだから

○どんな状況にあっても、どんな人に会っても自分の受け止め方次第で成長への
糧にできるということですね。


■朝思う 何をするために目が覚めたのかと

 一日の始まりの朝 私はたいてい、やる気がない
 ああ・・・・・あと30分、眠りたいな~
 温かい布団から出たくないな~
 そこで、思い出すことがある
 目覚めた理由は何だっけ?
 そうだ!世界を変えるために、目が覚めたんだ・・・・・

○福島さんでも朝はやる気がないと聞いて少し気が楽になりました。
 しかし、その後のモチベーションの上げ方が凄いですね。これなら誰でも起きざる
を得ませんね。


■偶然は努力の結果

 偶然はなぜ起こるのだろう
 実は偶然が起こるまで努力を続けているのだ
 いつでも偶然は努力する人を待っている
 努力し続ける人にとって偶然は必然

○この場合、偶然は「運」と言い換えてもいいかもわかりません。
 私は神様は努力を怠らなかった人に「運」という橋を架けてくれると思っています。




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