<奇跡を起こす言葉>


「奇跡力」井上裕之著 フォレスト出版
■本からの引用 ○私の意見


■奇跡とは、人間がその思いの強さによって、自ら起こすことなのです。

○奇跡でも起きないとできないような困難なことを成し遂げようと思えば、ま
ずは「そうしたい」「そうありたい」と強く願うことです。


■「特別な人」あるいは「自分とは違う」という認識ほど、百害あって一利なし
の考え方はありません。

○よく講演で話を聞いて、感想として出るのは「いい話だったけど、内とは事
情が違うよね」というものです。その時点で、できない理由を考えているの
です。


■現在の自分を過去の自分が決定していることは明白です。

○現在の自分は過去の自分が、そして未来の自分は現在の自分が決めて
いるのです。


■「他人を感動させようとするなら、まず自分が感動せねばならない。そうで
なければ、いかに巧みな作品であっても、生命を持たない」
ジャン=フランソワ・ミレー(19世紀仏画家)

○自分がまず動いてその価値を実感し、感動しないことには他人に薦めるこ
とはできません。


■往々にして、人は、未知の課題を過大評価してしまいます。未知のことにつ
いて、たいへんだ、できるだろうか、と思う人は、ビジョンを描く段階で、最初か
ら間違った未来の絵を描いてしまうということでしょう。

○やってもいないことは大変かどうかわかりません。やる前に準備することは
必要ですが、怖気づく必要は何らありません。


■何かを手に入れたいと考えたら、相手に素直に欲しいものを「欲しい」と伝
えることがとても重要です。
 新約聖書のマタイによる福音書には、有名な次の言葉があります。

 求めよ。さらば与えられん。
 訊ねよ。さらば見出さん。
 叩けよ。さらば開けれん。

○ダメ元でまず動いてみないことには何も変わりません。動いた結果たとえう
まくいかなくても次の展開を考えることができます。


■「天才?そんなものはけっしてない。ただ勉強です。方法です。不断に計画し
ているということです」
 (仏彫刻家 オーギュスト・ロダン)

○努力を継続できる人は根気という才能があるということになります。


■「多くの人は、現状を見て、なぜこうなのかと問う。私は、現実にない状況を夢
見て、なぜそうではないのだろうかと問う」
 (英劇作家 バーナード・ショー)

○現状を所与のものとするか、あるべき未来を理想とするかの差ですね。


■人生というものを考えてみると、迷う、迷わないにかかわらず、ほんらい人間は
いつも森の中をさまよっているようなものです。自分では目的地に向かっていると
思っていますが、その方角に、本当に目的地があるかどうかということは誰にも
わかりません。森で迷った旅人と、本質的には何ひとつ変わらないのです。

○人生は正解がない中で、あれこれ迷いながらも留まることはできず、五里霧中
状態で進まなければならないのかもわかりません。


■まっすぐに歩く以外に、奇跡を起こす方法はないとさえ思います。

○目的地までの最短距離は真っ直ぐストレートに行くことです。


■本気で何かをしようとするときに、お金のことを問題にするのは、できないと
いう言い訳か、本気でそれを望んでいないか、そのいずれかです。本気で望ん
でいることに、安いからやる、高いからやらないという経済合理性は働かない
ものです。

○何かをしようとするとき、先立つものはお金ですが、それは必須条件ではあ
りません。むしろ「お金」(財源)や「組織」や「人」があれば何かできるのは当
たり前で、それらがない中で智恵を絞り出して困難なことを成し遂げるからこ
そ価値があるのです。


■奇跡というものは、圧倒的な努力によってしか生まれません。

○継続するのが奇跡とも思えるような努力をすることでしか、奇跡は起こりま
せん。


■「列車がどこへ行くかよりも、『乗る』ということが重要なんだ」
 (米映画「ポーラー・エクスプレス」より)

○しなければならないことはまずやると決めてから、方法や手段を考えると
いうこともありですね。


■人はよく「悔いのない人生を送りたい」といいます。ところが、そう言いなが
らも、夢や目標に向かって、ただちに身体を動かそうとはしません。
 そういう人たちは、たった一度きり、終わりのある人生なのに、いつまでも
永遠に人生がつづくかのように錯覚し、何も考えていないのです。

○言っていることを実現したいなら、それに見合う行動を取らなければ絵に
描いた餅に終わります。


■本気でやりたいことを「やりたい」と表明せず、理解者をつくろうとしない人
は、その時点ですでに、たいへんな回り道をして、損をしています。そういう
人は、欲しいものを「欲しい」といえば、この世に存在するほとんどすべての
ものが手に入るということを知りません。
 奇跡を起こそうとする人は、ぜひ、「やりたい」と宣言し、「欲しい」と表明して
ください。

○私は会いたい人には、面識がなく、伝手がなくてもまずは「会いたい」とお伝
えしてみることにしています。


■努力している人間というのは、努力を努力とは感じないということです。

○「苦労している」「努力している」「忙しい」とやたら言う人に限って実際はそれ
ほどでもないということがままあります。


■よき理解者、協力者をつくるためにとるべき方法は、自分のことをアピール
することではなく、相手にために何かをすることです。相手の話によく耳を傾
け、相手のために行動していれば、その人は必ずあなたに近づいてきます。
そして、あなたの話にも関心を示し、あなたのことをよく理解してくれるのです。
 これは、あらゆる人間関係を構築する基本です。人は、あなたができる人間
だから、あなたのことを好きになるのではありません。あなたが他人の痛みや
喜びを理解する人間だから、好きになるのです。

○人は他者貢献で成長します。そして働くとは「傍(はた)を楽(らく)にするこ
と」なのです。


■私たちは、知識のコレクターではありませんから、それをきれいに並べてお
いても、いいことは何もないはずです。実践的に技術や知識を身につけるため
には、それを使うことです。

○知識はそれを使うことで知恵になり、名刺も集めるのではなく、活用すること
でネットワークになるのです。


■キング牧師は、数多くの名言を残しています。たとえば、
「たとえ命を投げ出しても達成したい目標が見つからないとすれば、生きている
意味がない」
「本当の人間の価値は、すべてがうまくいって満足しているときではなく、試練に
立ち向かい、困難と闘っているときにわかるものだ」

○苦難に逢ったときこそ、その人がこれまでどう生きてきたかという真価が問わ
れるときです。

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