<選ばれる人に共通する言葉>


「人材育成の超プロが教える『ずっと働いて欲しい』と言われる人の仕事
力」山本幸美著 ぱる出版
■本などからの引用 ○私の意見)


■「熱意」×「冷静さ」
 この相反する2つを共存させてこそ、熱意は成立し、正しい方向に進むの
です。

○私の好きな言葉「cool head&warm heart」(アルフレッド・マーシャル)
を思い出しました。ポイントは掛け算になっていることで、どちらかがゼロなら
全部ゼロになってしまいます。


■理想像を手に入れるためには、「『理想』と『現実』のギャップを埋めること」
これ以外に方法はありません。

○ギャップを埋めるため、まずは、現実、現状を正確に把握することです。


■大切なのは「自分の考えがすべてではない」ということを理解することです。
 上司や同僚、家族や恋人、友人、誰でもかまいません。まわりのすべての
人から、あなたに向けて発信されたメッセージは、あなたの「客観性を磨く」た
めのもの、と考えて素直に受け入れてみるのもひとつの方法です。
 ユニクロの柳井正社長は「言い訳せずに、失敗の原因を客観的に分析でき
たからこそ生き延びてこられた」と熱く語っていました。

○私の意見でもなく、あなたの意見でもない、「第3の意見」を探るのが議論の
目的です。


■過去と現在を比較して、一喜一憂するのではなく、どんな会社や仕事につい
ても、しっかりと自分自身を見つめること。そして、今そこではたらく意識そのも
のがしっかりしているか、というのがとても大切なのです。

○仕事には、「Labor」(嫌々言われた業務をこなす)、「Job」(普通に業務を
こなす)、「Work」(にこにこと笑顔で仕事する)のレベルがありますが、さらに
その上には「Play」(ワクワク感をもって仕事に取り組む)があります。


■「向いていないのではなくて、いま、できていないだけ。少しでもできるように
なろう」。そんな、ちょっとした心の持ちようで、あなたの人生は大きく変わって
いくでしょう。

○気持ちを前向きにすることが仕事に限らず、あらゆることがうまくいく前提で
す。


■仕事という与えられたチャンスを活かして、いい仕事をすれば、次のさらなる
いい仕事が舞い込んでくる。そのスパイラルがやりがいへとつながる。

○仕事の報酬はお金ではなく、次なる仕事です。


■「人は誰でも人生で一冊の本が書ける」と言われています。忘れられないこと
や、感動したこと。あなたの酸いも甘いも入り混じった自分史を一度作ってみて
ください。必ずキャリアのヒントにつながるはずです。

○私はこれまで新聞、雑誌の取材を受けたり、単発の原稿や連載を書いたこと
はありますが、残念ながら単行本は出せていません。
 何度かお話があったのですが、企画に魅力がなかったためか、途中で立ち消
えになっていますので、再チャレンジしたいと思います。


■仕事にはどんなに小さくても、苦手や嫌だと思うものでも、ひとつひとつそれを
行うべき「意味」が必ず存在します。その「意味」を見つけることが、その仕事に
対するやりがいを感じさせる原動力になっていくのです。

○意味のない仕事は自分がやっても、部下に命じてもいけません。


■他人から「あの人は仕事ができる」と言われる優秀な人ほど課題を克服しよう
と、貪欲に自己改善を試みています。
 自分に足りていないと感じたら、年齢や役職や肩書きなどにこだわらず、素直
に修正をする。当たり前で、地道なように思えるかもしれません。けれど、この姿
勢こそがあなたの個人ブランドを高め、成長を後押しするのではないでしょうか。

○健全な現状不満足を持って、常に自己改善することによって、昨日より今日、
今日より明日と少しでも成長したいものです。


■自分が選ぶ前に必ず気をつけないのは、「選ばれる存在かどうか」、「必要と
される価値があるのか」、という視点です。
 つまり、仕事や人、ものを選びたいと思うのであれば、まずはあなたが選ばれ
る人になれるよう自己研鑽することが大切なのです。

○情報にも同じことが言えます。価値ある情報を得たいと思うのであれば、まず
は自分が相手にとって価値ある情報を発信することです。
 ギブ&テイクとはよく言ったもので、決してテイク&ギブではないのです。まず
ギブが先にあります。


■「栄光は挫折があるからこそ輝く」のです。
 わたしは「挫折は次なるステージへの招待状」だと考えています。

○たとえ世間的には挫折だとしても、それを挫折と捉えず、力を蓄えるステップ
を思い、次へのジャンプにつなげたいものです。
 ジャンプするには、まず、深く膝を屈みこまないと力が蓄えられません。


■困難や苦しい状況は「自分にとって成長のチャンス到来!」と考えましょう。
 どんなに状況が悪くても、その状況が永久に続くことはない。
 「今が底!」と考えると前向きになれます。
 「寒さにふるえたものほど太陽の温かさを感じる。人生の悩みをくぐったものほ
ど生命の尊さを知る」詩人ホイットマン

○止まない雨はなく、明けない夜もありませんが、得てして夜明け前が一番、暗
いのです。また、最大静止摩擦力は動き出す直前であるということを思い出し、
あと一歩の力を出したいものです。


■仕事柄、数多くのビジネスマンを見てきましたが、時間にルーズなビジネスマン
=約束にルーズな人。それは必ずと言っていいほど成果にも悪い影響をあたえま
す。

○ドラッカーによれば、マネジメントで大切なのはセルフマネジメント、その中でも
一番大切なのはタイムマネジメントです。時間にルーズな人は他人の時間を奪う
ことになります。


■仕事ができるビジネスパースンと、そうでないビジネスパースンの差は、「ひとり
で集中して、じっくり考える時間をつくり出せるかどうか」にあるといっても過言では
ないでしょう。

○私は集中する時間をつくるために、職場の誰よりも早く出勤し、時に一人で散歩
したりします。
 よくアイデアが浮かぶのは、枕上、厠上、馬上といいますが、適度な揺れや気分
転換が思考には向いているのでしょう。


■自分で自分を励ましたりすることを「セルフトーク」と言います。いわば、心の中
の自分に対するひとりごとです。この「セルフトーク」を使って気持ちを切り替える
のは、迷走状態から脱出するのには、非常に有効な手段です。

○時々、プロ野球のピッチャーがマウンドで、グラブに書いてある言葉を見ながら
何かつぶやいていますね。あれがセルフトークですが、スポーツに限らず効果が
あるということでしょう。


■いまや、転職が常識の世の中。20代や若手ビジネスパースンは、「ポータブル
スキル」を重視しています。つまり、どんな会社に行っても通用するような、持ち運
び可能で汎用的なスキルに、特に高い興味を示すということです。

 これまでの日本的経営では、「ファーム・スペシフィック・スキル」と呼ばれる、自分
の会社の中だけで完結する技術や、その会社に長くいることで身につくスキルがあ
れば良かったわけです。ですが雇用環境は大きく変化し、いまでは、社内でのみ通
用する仕事さえしていればよしとされる時代は終わりました。

○公務員も「でもしか公務員」ではなく、マーケット・バリューがある人財がフォア・ザ
・パブリックの気概を持ってあえて公務員をしているようになりたいものです。


■人が、いつまでも魅力的でいつづけようと思えば、やはり「日々勉強」にまさるもの
はありません。そんな姿勢であれば「経験したこと以上のことを学ぶ」こともできるで
しょう。

○当たり前のことですが、無から有は生み出せないので、まずはインプットをして自
分の中に引き出しをたくさん持ち、そこに質の高い情報を入れておき、必要に応じて
出して使うことができるようになることが大事です。

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