山梨ワインを語る夕べ



期間:平成12年9月28日~9月29日

交流記:
 【山梨ワインを語る夕べでの交流】
 9月28(土)、29日(日)の1泊2日で職場の友人3人と山梨県清里のホテルハットウォ-ルデンで開かれた「山梨ワインを語る夕べ」へ出かけて行って造り手(醸造家)の方のお話を聞いてきました。
 丸藤葡萄酒工業の大村春夫さん(銘柄は「ルバイヤート」)は、「おいしいワイ
ンを後世に伝えるために、醸造家はビジョンを持ち、すぐれた表現者でなくてはならない。ワインには造る者の魂が刻まれる」とのお考えで、世界に対抗できるワインを造る夢を持ってみえる方です。
 勝沼醸造の有賀雄二さんは、「たとえ一樽でも最高のものを」という気持ちでワイン造りに取り組み、小さなワイナリーだからこそできる丁寧なワイン造りを実践され、志高く、夢と誇りを持って最高のワイン造りを目指されています。
 若手の岡本英史さんは、山梨大学のワインセンターで醸造学を学んだ後、勝沼のワイン会社に勤務していましたが、大村さんのワインを飲み、 「日本でこんなワインができるのか」と感動した方で、世界のワイン生産国では当たり前のことなのですが、日本では数少ない自家農園100%のぶどうからワイン造りに取り組んでみえる方です。
 大村さんや有賀さんに「勝負したい」と元気よくチャレンジ宣言されていました。
 この3人の方が講師をされ、10人ほどでお話を聞きながら、山梨自慢のワインを堪能しました。
 席上、「ルバイヤートを代表にして山梨、勝沼ワインのPRをしていこう」、「地元やもったいぶった批評をする国内の評論家より外国人の方がストレートにい
いものはいいと評価する」、「売れるものを造るのは簡単でその方法もわかっているが品質にこだわりたい」といった生産者の心意気を感じさせてくれる話がたくさん出ました。
 参加した人は私をはじめ、みんながみんなワインに関する専門的知識を持ち合わせているわけではありませんが、安易に妥協せず、最高のワインを目指す造り手の方の熱い思いが耳と口からひしひしと伝わってきました。
 今回の出会いで「異分野の者、異質なもの同士が交流してこそ新しい発想が生まれる」という信念を確信した次第です。
 その後、一緒に行った和歌山県から出向してみえる橋爪さんの奥様の恩師である八巻先生が近くに住んでみえるということでみんなでお訪ねしました。
 お休みにも関わらず、こころよく応対していただき、大学改革のお話(先生は現在早稲田大学商学部教授で広報室長)など伺いましたが、ここでも三重県の改革や北川知事の話題が出て、「大学も、リッツカールトンの事例で顧客満足のベンチマーキングをしている三重県の改革に刺激を受けている」とのことでした。
 評判倒れにならないように真の実効性のある改革を我々職員がする必要があるとの思いを新たにして帰路につきました。


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