夢のゴミ箱

夢のゴミ箱

第2話 とまどい





恋は真夏の様に愛され眠る 君は悲しみに果てに立ち尽くしていた



& your way 確かめられぬもどかしさに震えてる 



たった1つの愛  言えないまま



友達のままでいい・・・。
















次の日からは夏休み。





起きて携帯を見ると、メールが届いていた。



『おはよ。今日から少し実家に帰るよ。これからバスに乗るんだぁ』



絵里子からだった・・・








彼女は実家の静岡に帰り、何ヶ月ぶりに彼氏に会うようだった。



俺は昨日の事を思い出していた・・・。





そんな中メールが届いた。



『彼氏にドタキャンされちゃったよ・・・(>_<)』



何ヶ月ぶりの再会の約束は彼氏の都合で無しになったみたいだ。



『え~マジで? そんなひどい彼氏やめちゃえ(笑) 俺が名古屋の彼氏になっちゃるよ♪』



と冗談混じりに返事をした。



『まさは優しそうだから、いいかもねぇ♪・・・なんちゃって(^∇^)』 とすぐに返事がきた。



「何言ってんだよ・・・」と思いつつも、俺もまんざらではなかった。







『そんな事言うと、本気になるよ?』






勢いで送ったメールはすぐに打ちのめされる結果となった。



『彼氏と別れる気ないからねぇ、本気にはならんといてね。』










当たり前だよな・・・。







絵里子には彼氏がいる。



それを理解しながら、それでも俺の気持ちは徐々に大きくなり、



俺はそれを抑えられずにいた・・・。







いつの間にか、1日の中で絵里子のことを考える時間が増えていった。



それからも、絵里子との何気ないメールのやりとりは続いていた。










電波は名古屋と静岡を簡単に繋いだ・・・。







第3話  逢いたい気持ち  へ


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: