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今年もWHISKY MAGAZINE LIVE!!に行ってきました。
去年より参加者が増えたのではないでしょうか。あるいは、前夜の雪のためみんな早く出発したのに、いい天気だったから早く着いてしまったのでしょうか。受付も長蛇の列、オープニングセレモニーもにぎわってました。
僕は二日酔いと睡眠不足で絶不調。1時30分前には会場を後にするというテイタラクでした。darkrum7さん、きゃろさん、ゆっくりお話できなくてごめんなさい。
唯一予約したマスタークラスは、サントリー提供の「ウィスキーとチョコレートのマリアージュ」。去年のリチャード・パターソンの「Jura & Jazz」がとても面白かったので、今年もこういうちょっと風変わりなクラスがきっと楽しいのではないかと思って応募したのです。
大正解でしたよ。
さなえさん(チョコレートソムリエのような方)とデイブ・ブルーム氏の解説を聞きながら、ウィスキーとチョコレートのマリアージュを楽しもうという企画です。

テイスティングするウィスキーは、
グレンフィディック12(フルーティで軽い)
山崎12 (渋甘のバランス)
ボウモア12 (柑橘+スモーキー)
ラフロイグ12 (ドライで消毒香)
ボウモア16ポート樽熟成 (ベリーの甘さが個性的)
白州1993スパニッシュオーク (ナッツや果物の皮)
それに合わせるチョコは、それぞれ、
パスカルカフェ・シトロン (酸っぱいガナッシュ入り)
ルショコラドゥアッシュ・ヴァーグ (滑らかなミルクチョコ)
ルショコラドゥアッシュ・カプチーノ (コーヒー焙煎香)
グランプラス・ポワール (洋梨香のホワイトチョコレート)
ベルアメール・フランボワーズ (甘酸っぱさとビター)
100%チョコレートカフェ・No.15 (エクアドル産カカオがパワフル)

類似する味わいの組み合わせ、個性と個性の対立、お互いの味わいの変化、ウィスキーとチョコレートの味を真剣に探索するのは、とても面白い知的遊びでした。
最後のスパニッシュオークの白州はとてもおいしかったです。ボルドーワインのようなタンニンの渋みと果物の皮の甘苦さの合体に、口中の粘膜細胞が歓喜に震えるようでした。おおげさか。
この最後の組み合わせについて、デイブは、
「朝青龍と白鳳のバトルのようなビッグとビッグの対決だ」
と、言ってました。さすがデイブのコメントはおもしろいね。聴衆を飽きさせません。
他にも、
「チョコレートの甘味が口の中のウィスキーの火を消せば煙が立ち昇る」
とか、
「ミルキーでクリーミーな優しさが野獣を鎮める」
とか、どんどんうまい表現が飛び出します。音楽の代わりに味と香りと会話を楽しむコンサートのようでした。
「来年もこんな楽しいクラスがあればいいなあ。来年こそ最高のコンディションで・・・」
ゆりかもめにゆらゆら揺られ、うとうとしながら決意しました。
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