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久しぶりにルイスのジャズライブを聞きました。
ちょっとボサノバ風で、暑い夏を予感。気持ちよく酔えました。
実は、この日は山形に住む友人たちと温泉に行くはずだったのですが、大宮駅に着いたら新幹線が止まっていて行けなかったのです。
例の岩手・宮城内陸地震です。
払い戻しの客が長蛇の列、どっかのにいちゃんが、苛立って駅員に声を荒げて文句を言ってましたが、しょうがないでしょ。
人のふり見てわが身を直せ、おかげで冷静でいられました。
ところで近頃、ギャラリーに展示するために、いい絵を描かなきゃというプレッシャーを感じていました。
普段より大きめのスケッチブックを使ったり、飲みに行く回数が多くなったり、描くためにしらふでいようなどと思ったり・・・。
バカなこと。
でも、マスターやママと話したりジャズを聴いたりしながら酔った頭で考えました。
書道家でもあるママに、展示しようと思っている作品を何点か見てもらったところ、酒の絵ばかりじゃなくて違う絵も入れてみたら、と言われました。
確かに、酒の絵だけではマニアックすぎるかもしれない。
ラフロイグの絵だのグラッパの絵だのを見て喜んでくれるのは、スピリッツ好きのごく少数の絶滅危惧種だけかもしれない。
この絵のマッカランは今のラベルと違うとか、このマティーニはゴードンなんだなとか、ほとんどの人は気にしないよね。
でも、そここそが僕が描きたいものなのです。
そして、一ページのなかに、徐々に酔っ払っていく過程を表現したい。酔っ払うほどに、BARの中のワンカット、ワンカットがキラキラと輝く。それを残したいし、見せたい。
ピカソの絵には共感できないけどピカソの絵の前で立ち止まらずにはいられないように。
絵と酒とブログは三位一体ですが、それでもやはり酒がなくては始まらないのです。酒が入ったグラスや飲み干したグラスは描けるけど、酒が入っていないグラスは描けません。
そうは言っても、弱気な僕は酒じゃない絵も展示すると思いますけどね。

これはヘーゼルバーン、意外にもってこともないですけど、ルイスで始めて飲みました。ピートじゃないのにとても香ばしいですね。
最近、ルイスでとても美味しいロングロウが入ったのだそうです。でも、別のお客さんがキープしちゃったから、出せないんだそうです。くそっ、出せないんなら美味しいっていうなっ!
今度は、その客が居るときに行かねばなりません。
描くために。