ぷっちん☆彡プリン

ぷっちん☆彡プリン

怖い。怖い!怖い!!



1月26日
0:00頃
私は、LDRのベッドの上で固まっていた。
最初は、耐えられる痛みだったのが、間隔が短く、継続時間がだんだん長くなってくる。
熱も出てきたらしく、軽い寒気がして、震えが来た。
助産師さんは「震えが来る人は、お産が早く進むのよ」なんて言ってたけど・・・。私も例外ではありませんように・・・。

私の唯一の頼みの綱は、仕事明けの焼きプリンさんだった。
お腹が張ってくるたびに、そばに来て、背中を叩いてくれる。
  でも、すごく眠そう。
「ちょっと寝といてもええ?」
焼きプリンさんは、眠そうな声で私に言う。
  ・・・やっぱりしんどいんだ。
  これから、時間がかかりそうだから、早いうちに仮眠をとっておいてもらおう。
  ・・・一人で、いきみ逃しができるかな?
  痛みを我慢するだけならまだしも、いきまないようにするなんて・・・。
そんなことを思っているうちに、また次の陣痛の波が来る。
  来た!!
自分で、背中を叩こうとするが、大きなお腹&NSTを巻いているため、うまく叩けない。
「やっぱダメ(>_<)ヘルプー」
情けないけど、一人じゃとても無理・・・。
そして私にも、眠気が襲ってきていた。
張りが来るたびに、背中を叩きに来てくれる焼きプリンさんを背に、張りがおさまりかけるのと同時に、意識が遠のいていくのがわかる・・・。
  焼きプリンさんは、眠いのに頑張ってくれてるのに・・・・
と思いつつ、睡魔には勝てず・・・。
次の張りが来るまで白目をむいて寝ている私がいた。


3:00頃
陣痛も疲労も、ピークになりつつあった。
もう、ウンザリ。
  早くいきませて。
おさまりかけた張りが、おさまる前に次の張りが来て・・・。
NSTの数値が99から上がらなくなって・・・。
  今、MAXなんだ・・・。
何となく、一瞬だけ冷静になる自分がいる。
数値が上がるたびに
  来た、来た!来た!!
  怖い、怖い!怖い!!
正直、後悔した。
  えらい事してしもた。でも、もう後には引けないし・・・。
そんな事を考える間に、また次の張りが・・・。
  ・・・あぁ、もうカンベンして(T.T)


やっと逢えたね

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