学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<大学受験の学習計画B>




<大学受験(文系)の学習計画(1学期)>





春休みに、自分の志望学部、志望大学を決める事ができれば、そこに向かって
スタートをきる時です。高1・高2でまじめに学習に取り組んできた人も、
新たな気持ちでスタートができるのがこの時期です。


ここでは、この1年間で有名私大や国公立大学への合格を達成する学習計画に
ついて書いていく事にします。前回は理系志望の学習計画について書きました。
今回は文系学部志望の学習計画を示す事にします。


それでは文系志望の人はこの一学期にどういう学習計画で取り組んでいけば
よいのでしょう。学習科目、学習時間、学習内容、学習のしかたや学習の
注意点についてみていくことにします。





1、 学習科目と学習時間




一日中がむしゃらに勉強しても、なかなか成績は上がってこないのがふつうです。
まして睡眠時間を削ってまでの学習は、逆に能率が悪くなるだけです。そこで
大学合格者の中でアンケートをとってえられた、一番多い一日の勉強時間を
参考に、一学期の学習時間を決めることにしましょう。


大学合格者の中で一番多い学習時間は、一学期、平日の授業があるときは、
一日4時間、土曜日は6時間、日曜日は8時間です。一週間の学習時間は
トータルで35時間程度になります。


ただ高1・高2であまりまじめに勉強に取り組んでこなかった人や、この勉強
時間では計画が思うように進んでいかない人は、この時間以上に学習時間を
とらなければならないでしょう。


 一週間の学習時間が決まれば、今度はその時間をどの科目に配分していけば
効率がよいかという点です。それは次の3通りのいずれかではないでしょうか。
英語・数学・国語の3科目の総合学習時間を10とした場合の3科目の比率を
示します。


1、 英語:数学:国語=5:3:2

2、 英語:数学:国語=4:4:2

 3、 英語・数学:国語=6:2:2



 基本的には1学期は1か2の時間配分で英語、数学と国語の3科目を重点学習を
おこなうのがよいでしょう。センター試験用としては2がよいと思います。


 もちろん国公立大学を受験せずに、有名私大受験だけを考えている場合は、
英語と国語のみの学習になります。そして英語は国語の2倍から3倍の学習時間を
とるようにしたほうがよいでしょう。


 また文系なので数学が苦手で、この科目で、ものすごく足をひっぱられる
ような人や、国公立大学2次試験で数学が受験科目にある人は、もう少し数学に
かける時間を増やしてもよいでしょう。


 このようにして一学期は英語、数学と国語の学習を重視します。ただし定期
考査中はそれ以外の科目の学習もおこなうのは当然です。またこれら3科目以外の
学習は学習時間の多い土・日には時間的におこなえると思います。


 それでは英語、数学と国語以外の受験科目は、いつからはじめればよいので
しょう。それは長期休暇の夏休みからです。一学期にあまり暗記科目に時間を
かけすぎるのは、効率的ではありません。




2、 英語、数学と国語の学習のしかた。




<英語>--------------------------------------------------------


 高1・高2の時に英語を苦手にしてしまっている人は、前学年に習った
英文法から学習しなおすことです。また 高1・高2でまじめに英語学習に
取り組み、英語が得意科目である人は、英語構文の丸暗記から入ります。



 そしてある程度の学習が進めば、はやい時期に自分の志望校の赤本・青本に
目を通すようにします。これは自分の志望校の出題傾向をあらかじめ知るためです。


 英文法・英語構文の学習のしかたは、一行一行精読しながら、文法や構文を
確認するという方法をとります。またそこにでてきた単語は必ず覚えていく事に
しましょう。


 すでに「速読英単語」(Z会)や「英単語ターゲット1900」(旺文社)などの
単語集を使っている人はその学習を継続してもかまいません。


 しかしまだ単語集を学習していない人は、英単語は後回しにして、熟語集から
入るようにします。理由は英作文には英熟語が必要だからです。「英熟語タ
ーゲット1000」(旺文社)や「解体英熟語」(Z会)がおすすめです。



 そして英文法や構文の基礎が固まれば、「新・英文法頻出問題演習」(駿台文庫)
や「基礎英文問題精講」をやり始めるとよいでしょう。


 英文解釈の問題集としては「ビジュアル英文解釈」(駿台文庫)、「基礎英文
解釈の技術100 大学受験スーパーゼミ 英6」(桐原書店)や「基礎英語
長文問題精講」(旺文社)などを使いながら、英文を精読していきます。精読の
コツは一つ一つの英文を文法的、構文的に納得しながら読みすすめる事です。


<数学>---------------------------------------------------------


 文系の場合、数学が得意な人と苦手な人に分かれてしまうのではないで
しょうか。文系は理系とちがって配点が少ないのがふつうです。


 しかし少ない割りに差がつきやすいのが数学です。そのため数学には多めの
時間をとるようにします。


 まず数学が苦手な人は基礎固めをする事です。数1・Aと数2・Bは文英堂の
「理解しやすい数学1・A、数学2・B」を使い例題をまずおこなってみる事です。


 これが終われば、国公立大学2次試験に数学が課される人は、なるべく
はやい時期に、志望大学の赤本をおこない出題傾向を探るのがコツです。


 そして次に「青チャート」(数研出版)を使って、代表的な解法パターンを
暗記します。成績上位者は、すでに高1・高2の頃から、この数件出版の
「青チャート」を学習しているはずです。「青チャート」の他には「ニュー
アクションω」(東京書籍)をおこないながら、解き方を暗記してしまう事です。


 この暗記学習と並行し、センター試験演習もおこないます。すでに既習の
数1・Aと数2・Bに関しては、教科書や教科書併用問題集は無視してかまい
ません。数学が得意な人は「一対一対応の演習シリーズ」(東京出版)や
「文系数学の良問プラチカー数学1・A、2・B」(河合出版)などの演習本を
おこなうとよいでしょう。


<国語>-------------------------------------------------------------


 国語は現代文の配点比率が高いのがふつうです。しかし現代文にあまり時間を
かけても成績はそれに比例しません。それならばかけた時間に比例して成績が
伸びる古文を重視するほうが効率的です。時間配分は下記の2通りくらいが
適当ではないでしょうか。


1、 現代文:古文:漢文=3:5:2

2、 現代文:古文:漢文=4:5:1


 国語の学習は、まず、赤本、青本やグリーン本で志望大学の出題傾向を
把握してからおこなうようにします。


 現代文の参考書としては「田村のやさしく語る現代文―代々木ゼミ方式」
(代々木ライブラリー)や「システム現代文解法公式集―出口の大学入試」
(水玉舎)を使うとよいでしょう。学習のしかたは、なぜ答えがこうなるのかの
理由を探すのがコツです。


 古文は古文単語の暗記と古典文法の学習を並行しておこなっていきます。
古文単語集には「標準古文単語650」(桐原書店)、「ゴロで覚える古文
単語ゴロ565」(アルス工房)や「マドンナ古文単語230-荻野文子の
超基礎国語塾」(学研)などがあります。


 古典文法書には「土屋の古文講義―代々木ゼミ方式」(代々木ライブラリー)、
「富井の古典文法をはじめからていねいにー大学受験古文」(ナガセ)や「古典
文法基礎ドリル」(河合出版)などがよいでしょう。


 漢文の参考書には「田中雄二の漢文早覚え速答法―試験で点が取れる」
(学研)、「飯塚漢文入門講義の実況中継―大学入試」(語学春秋社)や
「新・漢文の基本ノート矩形演習」(日栄社)などがあります。





 3、学習の注意点



 学習は一週間単位で、計画実行と確認チェックをしていくようにします。
その際、予定通り学習が進んでいない事がわかれば、次の週には学習時間を
増やすようにしたり、予定の学習部分を省かなければならない事もあるでしょう。


 また一週間の学習の注意点として、日曜日は学習予定の英語、数学と国語に
ついては、月曜日から始まる学校の予習も必ずおこなうようにしましょう。
理由は次の週の予習ができていると、その週は学校へ行く事が積極的になれ、
そして学習がはかどるからです。


 注意が必要なのは、決して日曜日に遊びなど休養をとり過ぎないように
することです。、理由は休養をとりすぎる事で、次の一週間学習を持続
させるのが苦痛になってくるからです。日曜日に休養をとりすぎると、
どうしても月曜日に学校へ行くことがつらくなってしまいます。


 そのため息抜きをするのであれば、土曜日におこなうほうがよいのです。
そして日曜日は勉強の曜日と決める事にしたほうがよいでしょう。


 また中だるみを作りやすい木曜日に不得意科目を学習することはさけましょう。
木曜日は得意科目や古文単語、英熟語、漢字・計算などの単純な学習をおこなう
事です。そうすれば学習意欲が持続します。


 長い受験勉強では、このように曜日によって学習に変化をつける事も大切です。
そうすれば、学習意欲は持続します。受験勉強はマラソンと同じです。最後まで
持続させる工夫も必要なのです。

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