プグリの小屋

プグリの小屋

カトゥリゲス鉱山


「ここで最後なのね。」
「そうだよ?」
「もう一寸明るい雰囲気の処が良かったなぁ。」
「そんな所、あんまり無いと思うけど…。」
会話をしているミルラとティムを無視して、クリーティアとダ・ウェルはせっせと支度をする。
「準備できましたよ。」
「じゃ、行こうか。…、はい!」
クリスタルケージがティムに渡される。
「あ…あたしぃ!?」
「順番だよ。」
ミルラはほんのり笑って見せた。(注・腹黒ではないので)しかしティムはそんな事お構い無しに
「嫌だよ。第一、アタシが居なきゃすぐ皆死んじゃうよ?」
武の民・リルティだからこそ言える台詞であろう。確かにティム無しではここをクリアする事は出来ないであろう(なんせ、一番攻撃力が有るもんですから)。
「じゃあ、ダ・ウェル!」
「…え?」
ダ・ウェルはとりあえずケージを受け取ったが、かなり拒否っている。
「嫌だよ。」
「なんでv?」
あっ、語尾にハート!!!これはやばくなりそうだ。
「…分かりました。」
「よろしい!!」
まるで拷問(?)だよ…。と、ダ・ウェルは言いそうになったがその言葉は心の中に閉まっておいた。理由は簡単すぎるのであえて、書きません。

クリスタルケージを持つ人も決まって、さて行こう。と気分を変えてティムが歩き出したとき、目の前に魔物さんが現れた。そしていきなり攻撃を仕掛けてきた。気分を変えて行こうと思っていたティムにはかなりの屈辱(?)で、いきなりの刺客に痛いではすまない一撃を加えた。他の3人は、いつもと違う攻撃のやり方に驚きながらも消えていく魔物をボーっと見ていた。いつもなら何か喋ってから怒りの一撃を喰らわすのに、今回はそれが無かったのに怒っているように見えた。コレが漫画なら、背景に鬼の面が見えそうだ(ホントに)。
「テ…ティム?」
「あぁ!?」
ミルラが心配(?)して声をかけたが、珍しくミルラに怒りの言葉を向けた。もちろん、他の2人も驚いていたが、ミルラはもっと驚いていた。
「さ…、先に進も??」
ダ・ウェルが、この空気に耐え切れなくなったのか、慌てて言う。
「そうですね。とりあえずティム、落ち着いてくださいね。」
「別に怒ってねえよ!!!!!!」
(((絶対怒ってる!!)))3人は、もちろん同時に思った。

ティムの事件が起こってからしばらく進むと、箱がたくさん詰まれていて通れなくなっているところについた。おそらく魔物が倒してしまったものだろう。
「これどうする?」
色々と試してみたものの、全然崩れない。
「入り口付近にあったトロッコを使ってみたらいかがでしょう?」
「……。あ-、なるほど!さっすがクリーティア!!」
「…。伊達にユーク名乗ってないな。」
どういう意味ですか…。 とティムに一つっ込みいれて、一同は道を引き返した。

「どうやって持ってく?」
戻ってきたものの、トロッコはかなり重たそうだった。
「…。あ、それな「武器で叩いてみてはいかがでしょう?」
ミルラが言葉を言い終える前に、クリーティアが口を挟む。ミルラは少々ムッとしたがティムとは違うので(どういう意味だ)すぐに立ち直る。
「…、こうか?」
ティムが力強くトロッコに攻撃(?)すると、トロッコは途中まで進んで止まった。
「あ、進んだ。」
「じゃあ、行こう!!」

四人はどんどん箱の山を崩していって、どんどん敵を倒していって、大きな、広い場所に着いた。そこには魔物が居なかった。
「……なぁ、前に似たようなところ…、有ったよな?」
「う…、うん。…残念ながら。」
「ってことは、もしかして…。」
ダ・ウェルがそこまで言った時、デッカイ魔物が降ってきた。
「なにあれ!!?」
「ご本人に聞いてみては?」
「無茶言うよな~…。」
「ほら!!ぼさっとしてないで!!やるよ!!!」
上から…。ミルラ、クリーティア、ダ・ウェル、ティム…である。この順番でそれぞれ構える。
「炎に弱そうですね。ファイアありますよね?」
どう見たら炎に弱そうに見えるのか…。まったく分からないがとりあえずファイアの魔石をクリーティアに渡す。すぐに詠唱して攻撃すると結構効いたようだ。
ミルラとティムが斬りかかって、クリーティアがファイアを詠唱して、ダ・ウェルがクリスタルケージから離れそうになったやつに伝える。そんな感じで攻撃をやっていくと、ボスに異変が起こった。
「…、自爆…ですかね?」
「しるか!!!とりあえず離れろ!!!」
皆はティムの言う事にすぐに従って、壁の隅に来た。

ドッカ~~ン

という効果音と共に魔物は消滅した。

ここで一年目の冒険は終了した。

                                     続く

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