プグリの小屋

プグリの小屋


「なぁルイ、何処に向かってるんだ?この先には何も無いはず…。」
「さぁ。」
ガク―――――…と、ナヴィは体の力がいっきに向けた気がした。ルイは笑顔で呆れている少年の肩に手をポンっと置いた。
「そんなときのために、あんたが居るんでしょ?」
「…?」
自信満々のルイの顔に、なにを言えば良いのか分からなくなったナヴィにルイが付け足した。
「情報屋さん♪」
「え…?」
返す言葉が見つからない。ただ、溜息を吐いた(本日何十回目)。もしかして、俺ってそれだけのため??・・・というのは違うのだ…。という事を願いつつも、ルイの話に(一応)耳を傾ける。
「溜息吐いたら幸せ逃げるよ?」
本気で自分が馬鹿だとおもった。真剣に耳を傾けた自分が情けなくなってきた。コイツの言う事はあんまり聞かないでおこう(真剣なとき意外)。と、誓った。
「隣の国に行くには何処に行けばいいの?」
ようやくまともな話が出てきたか…。
「え?…、えーと、まず国王に直接会いに行くってのは無理だよ。俺たち一般人だし。だから、一般人で唯一国王に認められている『ロノ』の町の町長に会いに行ったほうがいいと思う。」
「…、なるほど~。」
本当に分かってくれているのだろうか…。
「だけど、おれは王城には…」
「さ、速く行こう!!!」
最後まで話を聞かずにルイは走っていってしまった。
「まぁいいか。後からで…って、オイ!そっちじゃないって!!!」
走り去っていくルイを慌てて追いかける。 …この2人、この先本当に大丈夫なのだろうか…(特にルイ)。

「ここ?」
「うん。」
なんだかとても明るい町だった。
「とりあえず町長に会いに行こうか。」
ナヴィの案内にルイはついていった。一寸歩いただけでついたその家はこの町のなかで一番大きかった。そして一番古い家だった。
「うわ~、大きい家!サンのもこんな家無かったよね…。」
「すみませーん」
「一寸、無視しないでよ!!」
ルイはナヴィの態度にかなり怒ったがその感情でさえも無視されたのでそれ以上なにも言わなくなった。しばらくすると、家の中から何かが倒れる音と共に返事が返ってきた。
「は~い!!…ちょ・一寸まってくださ……うわーー!!?」
バッタ―――――ン…。
その効果音が聞こえてきてすぐに扉が開いた…。
「ど…どちらさまで~…?」
「あ・・・あの、町長は…います?」
「あ!お父さん?一寸待ってね」
お父さん?この子娘さんか。
「はいはい、誰ですか?」
しばらくすると若い(?)男の人が出てきた。
「えーと、お願いしたい事があって…。」
「じゃあ、中においで。」
「あ、はい。」
ルイは慌てて返事をしたがナヴィは落ち着いて
「…はい」
といっただけだった。

家の中に入るとさっきの効果音の正体がたくさん倒れていた。
「…………。」
すげぇ…。と思っているのだろう。ルイの顔がすごい。そこ顔に気付いてナヴィが突っ込む。
「顔に出てる…。」
「あ…。」
急いで顔を戻す。
一番広い部屋についてソファを進められた。
「どうぞ」
「あ、どうも」
ルイは何故か緊張している様子。ナヴィはめちゃくちゃ落ち着いている。
「何でアンタそんなに落ち着いてるの?」
「慣れてるから。」
「?」
慣れてる?ルイは疑問に思ったが早く話を進めたかったので黙っておいた。
「で、何を頼みたいのかね?」
「サンフェラスに行きたいんですけど、国王には俺たちじゃ会えないので」
「なるほど。ではナイルを連れて行ってください。娘です。」
「え!?私!!?」
近くに居たさっきの効果音を流した本人が驚いたように声を上げた。
「いいではないですか、この子を連れて行って国王に会いに行くといいですよ。」
「…分かったわよ!馬鹿親父!!」
口悪っっ!!
「私、ナイル=ファート!よろしくね。コウ見えても弓を扱えるのよ!」
「私はルイ=ロドル。大検を主に使ってるのよ。よろしくね!」
「俺はナヴィ=ストレア。ルイの友達。宜しく。」
「武器は?坊や」
「ぼっ…おれコレでも十五歳だぞ!!」
「うっそ、見えない!!」
「あぁっ!?」
「落ち着いて!ナヴィ!!ごめんね。この子切れやすいの。」
「ルイのせいだろ…、おれがこうなったの」
「え?」
「いや、なんでも…。」
ルイは怒ると恐い…。出会って一年しか経っていないがよく分かっている。
「…武器はバングル……。」
「刀差してるのに?」
「使わない。」
ワケありでね。そういうとナヴィは町長にお辞儀して先に外に出て行った。ルイも続いてお辞儀をするとナヴィを追いかけた。ナイルは
「行ってくるね。」
「あぁ。」

「さぁ、出発よ!!」
「お前いつも思うけど、元気だな。」
「ルイって明るいんだね。」
「明るいというより、馬鹿だな。」
「ナヴィ?」
「じょっ、ジョウダンです…。」
「よろしい。」
「こわっ!」
そんな事を話しながら道具屋に行くと品切れで何も無かったので、もう一度外に出てどうするかという話をしていると、ナイルが急に思い出したかのように声を出す。
「この町に商人が来てるんだよ、行ってみようよ!!」
ということで、行く事になった。

しばらく行くと1人の男の人が座っていた。
「あの人?」
「うん。すみませーん!!」
元気よく声をかけると男の人は振り向いた。
「…?」
「商品売って欲しいんですけど。」
「ごめんな。ついさっき全部売り切れたんだ。」
「え―――!?ここも!?」
「?ここもって、他の店も商品無かったのか。」
「…、何か心当たりがあるのか?」
「一つだけ。」
「え!?何々!!?」
好奇心旺盛。いいことなのか悪い事なのか…。
「王国騎士団が来てね。戦争に使うんだと。」
何で戦争なんてするのか、聞きに行きたいけど無理だしね。その言葉にナイルがいきなり声を上げる。
「じゃあ、一緒に行く?」
「は?」
ルイとナヴィも驚いたが、男の人はもっと驚いていた。
「私、町長の娘なの。貴方強いって聞いてるし。私たちも王城に向かう途中なの。良かったらどう?」
「ナイル!お前この人の話も「いいぜ」
…いいんだ……。
「俺、ロン=バーナス。」
「思い立ったら速い正確なのね…。」
「私はナイル=ファート!!」
   (中略)
…ということで、仲間がいっきに四人に増えた。
「ナヴィ、次何処?」
「なんでナヴィに聞くの?」
「俺、情報屋なんだ。」
「えーーー!!?」
「次は王都なんだけど、かなり長い道のりだよ。【死の森】を通らなくちゃいけない。」
「死の森…?」
「入ったら、百人中1人しか抜けれる人は居ないんだって。」
「………その1人になれるといいな。」
「何言ってんのよ、ロン!!絶対なるのよ!」
「んじゃ、行こうか。ここから三日だよ。」
「それだけでも長いじゃん!!」
こんな楽しい(?)会話をしながらも四人は先へ先へと進んでいった。

                     続く

あとがき
なんかロンの性格違うような…。
ま、いっか!!(よくねぇ)

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