ペッコのお笑い遅咲き日記

ペッコのお笑い遅咲き日記

~M-1グランプリ3回戦大阪2日め



この日私は「どうしたの?」って言われるぐらい無口。
お腹も空いてるはずなのに、喉を通らない。

ごめん。
ヘッドライト信用してないわけじゃないけど。
でも合格するまでちょい不安。

それでは感想。
ネタバレ多少あります。注意してください。
芸人によって感想の長短が激しいと思われます。


1.伊賀・平山
「ツッコミをよける」。
いつもは新喜劇に出ている2人。
アクロバット的な動きはやはり「面白い」より「すごい」って感じ。
・・・不合格。

2.さるつかい
「留守番電話で女の子に告白」。
こんなこと思ったの私だけかもしれないけど、ヘッドライトのネタに似てるなと。
留守電のメッセージ録音は時間に限りがあるから、省略しなくちゃってことで短くするんだけど。
その省略の仕方が似てた。
・・・不合格。

3.ビタミンS
「お兄ちゃんのお風呂の入り方」。
息ピッタリ。さすが兄妹。
妹のツッコミは相変わらず声が澄んでていいな。
割と受けてたけど個人的にはイマイチ。
ああいう設定に入らない漫才好きなんだけどなあ。
・・・不合格。

4.チキチキジョニー
「魔法」。
うーん。生では1年ぶりに観たけど、去年の3回戦の方が面白かった。
超ボーイッシュなツッコミの彼女のキャラはとっても好き。
・・・不合格。

5.ジャンクション
「友達~2人だけしかいない学校の卒業式」。
去年は面白くなくて終わった瞬間「落ちたな・・・」と思ったジャンクション。
今年はウケもよく個人的にも面白かった。
このネタいいなあ。原田さんが自由で。
でも・・・不合格。

6.ハイスクールぶらんど
「バレンタイン」。
ありきたりな設定も、高校生ならではのご愛嬌。
なかなか好きでした。
ツッコミの子がアンタッチャブルの柴田さんに声とツッコミ方が似ていて吃驚。
今後すごくなるんじゃないかと。
・・・不合格。

7.フロントストーリー
「相方への手紙」。
フロントストーリーの勝負ネタなんでしょうか。
彼らのネタの中でいちばん面白いです。
光岡さんのイニシャル=Mが彼の性癖を表していて・・・面白かった。
あまりフロントストーリー面白いって思ったことないんだけどね(爆)。
・・・不合格。

8.勝山梶
「言葉づかいがなっとらん」。
とにかく勝山さんが暴走しまくり。梶さん制止する役。
語尾の「プカ」が可愛かったけど、個人的にはあまり好きじゃなかった。
阿部寛ばりの顔からあの暴走。
そのギャップがいいんだろうけどね。
・・・不合格。

9.日刊ナンセンス
「ショートコント」。
彼らも生で観るのは1年ぶり。
うわあーやっぱりM(漫才)-1なのにショートコントやってるよ。
センターマイク一切無視。
でも面白いなあ。ウケもかなりのものだった。
少々イシバシハザマとかぶるけど、こっちのが断然好き。
・・・合格。

10.ヘッドライト
どうしよう。
あんな明るいショートコントの後、地味2人組の登場ですよ・・・。

と心配したのも束の間。
去年も親子(息子は4歳)漫才でかなり沸いた後出て来て、観てるこっちはビビりまくってたわけなんだけども。
その時もヘッドライトの凄さに圧倒されたんだけども。

ヘッドライトって自分達の世界に引き込むのがうまい。
あんなに地味なのに(何度も言うな)。
彼らの漫才始まったら、あんなにウケていた日刊ナンセンスのことをすっかり忘れて引き込まれてしまう。
彼らが合格するかということにとらわれ過ぎて、あまりよくネタを観られないんじゃないかって不安も一掃。

ケラケラ笑いまくってる私がいました。引きつり笑いも満載。
ネタは「和田が昨日歌ったカラオケの曲一覧」。
町田さんの「愛情ある怒りツッコミ」もさることながら、和田さんの無表情っぷりも冴え渡る。

ヘッドライトって。
だんだん盛り上がってくるタイプなのよね。
たいてい後半でウケが凄くなっていく。

なんかさ。終わった瞬間爽快な気分になる。
「モウウカッテモウカラナクテモドッチデモイイヤ」と思った。
彼らのやりきった感が伝わった気がしたし、私も思い切り笑いきった。
だからこれで受からないなら仕方ないと。
それぐらい彼らは面白かったと胸を張れた。

ヘッドライトはBグループのトリで、舞台袖にはけていく時次のグループの紹介をする中田なおきさんと擦れ違ったんだけど、なおきさんが

「(ヘッドライト)面白いですねー。でもあいつら帰って行く時暗いですよー。」
って言ってた。
ウハハ。

・・・合格。
どっちでもいいやって思いながらも発表の時名前が呼ばれたときはとっても嬉しかった。
耐えました。ヘッドライト。

11.デロリ庵
「妊娠した」。
こちらも高校生コンビなんだそうです。
ボケの子がりあるキッズの安田くんにしか見えん・・・。
面白いって聞いてたので楽しみにしてたんだけど、最初の方でネタがとんじゃったみたい。(ボケの子がネタ中正直に告白してた)
残念。
・・・不合格。

12.銀シャリ
「一週間が全部言えない」。
実は初めて観ました。
baseでは最近ガンガンライブにも出ている彼ら。
楽しみでした。

うわ。
ツッコミの人、好み。(顔じゃなくてツッコミが)
なんかいちいち笑えるんだよねえ。
ボケの鰻さんの飄々としたボケを一滴もこぼさずレシーブしてるって感じ。
南海キャンディーズの山ちゃんが敵対心燃やしてるっての分かる気がする。
とっても面白かったです。
・・・合格。

13.青空
「二者択一、道でぶつかる」。
青空、個人的には応援してるんだけどね。
何かが足りない気がするなあ。
須藤さんの野球博学っぷりをもっと前面に出したらいいのに。
だって私が笑うところって、野球が絡んでるところが多いんだもん。
ぶつかって落としたものが「プロ野球の選手名鑑」とかね(笑)。
・・・不合格。

14.プラスマイナス
「犬を飼いたい」。
これってオンエアバトルですごい高得点出したネタだよね。
確かに面白いネタだ。彼らの中では(強調)。
ウケも上々。
個人的にはあまり・・・なので、この辺にしておきますが、受かるだろうなって思った。
・・・合格。

15.ダイアン
「ピンクリンおじさん」。
ネタ中連呼していたにも関わらず「ピンクリン」であっているのか不明。
いやあ、このネタ最高。
ダイアンって実は凄いよね。とっても。
西澤さんの淡々としたボケに浜ちゃんばりの津田さんのツッコミ。
ホント面白いわ。
なのになんか地味・・・ヘッドライトとはまた違う意味で。

でもこのネタは凄く面白かったので「もしかして決勝行っちゃう?」とさえ思った。
まだ3回戦なのにね(笑)。
・・・合格。

16.NON STYLE
「お化け屋敷のイキリ」。
季節感ゼロですが。
ノンスタってどーーーしても好きになれないけど、石田さんがイキリを斬るのはスッキリする(笑)。
テンポも抜群だと思う。
イキリが定番になりつつあるけど、いろんなパターンがあるのね。

うーん。でも好きになれん。今はまだ。
でも会場は大ウケだったし、受かって当然なんでしょうねえ。
・・・合格。

17.ナースステーション
「ナースのお仕事を○○風に」。
2人は看護士なんですって(男性2人)。
まあ穏やかというか、癒し系の2人。
特に右のボケの人が終始笑顔。ニコニコしてる。
アマチュアであんまり舞台に立ったこともないだろうから緊張してると思うんだけど、あの笑顔。

ネタの内容もなかなか面白かった。
外見からは想像出来ないような自虐&毒がたまに混じってたりして。
・・・不合格。

18.昭和ハリキリボーイズ
「まんなかの人をツッコむ(?)」。
3人組。ピン芸人+コンビがトリオを作ったそうです。
トリオ名通り、昭和の香り満載。
アコーディオン持って漫談しそうな勢い(笑)。

あんまり面白くなかったけど、ほんわかーっとしました。
・・・不合格。

19.キャベツ確認中
「○が書けない秘書」。
はい、出ました。辻元清美と秘書。
ホントそっくりだよね。
このネタのためにわざわざ大阪で3回戦受けたのか(笑)?

最後のパフォーマンスはやっぱり面白い、じゃなくて「すごい」なんだよねえ。
ホーって感心するけど面白くはない。
・・・不合格。

20.田中上阪
「校歌・修学旅行の夜」。
彼らも久しぶりに観ました。
あれ?上阪さんの高音に慣れたのか?
嫌悪感(失礼・・・)が軽減されている。
うん、いいことだ。素直にネタを観られる。

うーん。いつの間にか田中くんが「○○になりたいねん」っていうネタじゃなくなってるけど、今更その設定やるか?っていうぐらいやり尽くされてるネタ。
ハードル上げると思うけどなあ。その設定って。
もったいない。
・・・不合格。

21.四次元ナイフ
「ハゲが引きこもる理由」。
ハゲネタ以外のネタが観たい。
以前彼らはネタの後半で、その日のネタの反省(?)をしていてそれが面白いなあって思ったけど、そういうのもやめてもうハゲネタ一筋。

目に付くんだけどあえてハゲに一切触れないってのもいいんじゃないかな。
2005年のブラマヨみたいに。
・・・不合格。

ここで前半終了。
昨日よりは少ないけど、約30分間の休憩。
中田なおきショウ。

さて後半。

22.タナからイケダ
「六甲おろしを歌う」。
アマチュアですって。
六甲おろしではなくて八方美人っていう歌を歌いたいボケの彼。
途中でその歌が見え隠れしたのは面白かったけど。

あとで「このコンビってなにやったっけ?」って思い出せなかった・・・。
友達に教えてもらって「あーあのコンビね。」ってやっと思い出す。
・・・不合格。

23.ギャロップ
「お父さんの子じゃないんだ」。
おかゆちゃんご推薦のギャロップ。
一見ありがちなネタ。
でもとっても面白くて。

ボケの人って何歳?
ルックスとは逆に服装はとってもおしゃれ。
ああいうおしゃれはいいなあ。

かなり気に入った。
・・・合格。

24.覆面マスク
「ナンパ」。
最後のジャイアントスウィングしか思い出せない・・・。
あ、それと左の人のピンクの服装。
面白くなかったってことだわ。
・・・不合格。

25.りあるキッズ
「クレーム処理」。
何度か観たことあるけど、なんということもないネタだなあって。
りあるキッズってもっと面白いはずなのに。

安田くんって天才だと思うの。
こういう観る側の期待しすぎな感じがダメなのかしら。
いや、でも期待されなくなったら終わりだよね。

こんなこと言っちゃダメだけど、りあるキッズが3回戦で落ちるはずもなく。
・・・合格。

26.やじろべえ
「しりとり」。
ボケの子の凄いインパクト。
でもネタも面白かった。
やっぱり3回戦ともなると面白くないアマチュアっていないね。

知名度では上がってこられないから。アマチュアは。
あ、これりあるキッズに言ってるんじゃないよ(汗)。
・・・不合格。

27.ゼミナールキッチン
「ガンマン」。
敵同士が逆の方向に1・2・3と歩いて行き、振り向いて撃つやつね。
ツッコミの人が町田さんに似てる。前も書いたか。

去年のM-1予選や敗者復活でずっとやってたラーメンの湯切りネタの方がインパクトあって面白かったかな。
でもこのネタも面白かった。ウケもよかったし。
今年も受かったら凄いなあ、って思ってたら。
・・・不合格。

28.男と女
「クリスマスの過ごし方」。
このコンビは3回戦迄進んだことが凄いと思った。
でもそれだけ面白くなってる。
かなり前にネタを観たときよりも面白かった。

古典的なしゃべくり漫才って感じで嫌いじゃないなあ。
でももう一歩って感じた。
・・・不合格。

29.イアソン
「応援団で悩み相談」。
野球の応援をしながら、ルックスで悩んでいる人やいじめで悩んでいる人を励ますネタ。
あるあるとも取れるし自虐ネタにも取れる。
意外と(?)面白かった。
すぐ飽きちゃうかもしれないけど、たまに観ると面白いんだろうな。こういうネタ。
・・・不合格。

30.Dr.ハインリッヒ
「ピースフル~大男がビニールを手にはめて上からカッとつかむのが嫌」。
美人双子姉妹。
かわいい。
でもルックスに似合わないネタ。
こんなことよく思いつくねってことを淡々と話していく2人。

こういうのに弱い。
ふと、天竺鼠とか学天即を思い出した。
誰もやってない設定のネタをやっている。
こういうの大好き。
何ですか、大きい人がビニールを手にはめて上からカッとつかむって(笑)。
ハマりました。
ただ会場のウケはイマイチ。イマイチどころか滑ってたかも。
でも私にとっては凄い収穫でした。

女笑い飯と称されているって聞いたこともあるけど、私は全然違うと思う。
まあ1回観ただけじゃ分からないけども。
でも両方面白い。
・・・不合格。

31.いしまる
「シューティングゲーム」。
ハインリッヒの衝撃から抜け出せず、まったく覚えてない。
面白くなかったんでしょう。
・・・不合格。

32.藤崎マーケット
たまに笑いの金メダルに出ているらしい「ラララライエクササイズ」。
知らなかった。
出て来た時の歓声(黄色くはない)はかなりのもんだった。
去年の「チーム有酸素倶楽部」の時とは大違い。

「浮気発覚(だっけ?)エクササイズ」と「葬式エクササイズ」は拍手が起きる程の盛り上がり。
面白かったなー時さんの笑顔がいいね。
・・・合格。

33.ボルトボルズ
「ねるとんパーティー」。
ツッコミの人がボケ顔(笑)。
普通の顔のボケの人が面白いじゃないの。
生野菜のくだりなんてとっても面白かった。

でもモテないからねるとんパーティーに行きたいなんつーネタ、審査員が嫌うだろうし受からないだろうなって思ってたら。
・・・合格。

34.金時
「相手の手を手ではさむ遊び」。
満遍なく面白いんだけど、爆笑がないんだよなあ。金時。
普通に面白い。そつがないって感じ。
ツッコミの言葉は「そう来るか。」って感じで笑えるんだけど。
惜しい。歯がゆい。
・・・不合格。

35.天津
「脳内友達まこっちゃん」。
うわ、今日キムタク面白い。
でも天津のオタクネタはあまり・・・好きじゃない。
会場はオタク向に引いてる悲鳴なんだか笑いなんだかが入り混じって、かなりウケてたと思う。

キムタクが面白かった。
ノンスタの石田さんが面白かったように、コンビのどちらかだけが面白いことってあるじゃん(笑)。
・・・合格。

36.チュートリアル
「チリンチリンを盗まれた」。
ごめんなさい・・・去年のM-1から、周りのチュートリアル評価と私の超個人的評価(なんてえらそうなもんでもないけど)の温度差が激しすぎて、チュートリアルに関してあまり自分の感想を書く気になれません。

なので客観的なことを。
今回一番ウケてました。
ことあるごとにドッカンドッカン。
徳井さんが暴走すればするほど比例して沸いていく客席。
凄いねえ。
チュートリアル、今年決勝は既に当確?
と思わせる3分間でした。
・・・合格。

37.麒麟
「ボクシング」。
このネタ初めて観た時は面白い!って思ったんだけど、2回め以降すぐ飽きてしまったの。私はね。
オチは「野球」ネタ同様「オッ!」って思うけど。

準決勝では何のネタやるんだろう?
このネタ以外でここんとこ面白いのある?
麒麟には最近期待すらしてないけど(爆)。
それでも決勝に残っちゃうのかなあ。面白ければもちろん大歓迎ですが。
・・・合格。

38.とろサーモン
「詩」。
久保田さんは天才だと思ってる私。
何を言っても笑える。話し方が面白い。そしてあのルックス。
右翼の街宣車のモノマネとかキャバクラの店内放送のモノマネとかも天才的。

このネタは久保田さんの天才っぷりが出ていないような気がした。
十分面白いんだけど、どこかにあるようなネタ。
M-1なのにこんなこと言うのも失礼だけど・・・とろサーモンはコントの方がやっぱり面白いんだよねえ。
・・・合格。

39.ザ・プラン9
「しりとり~ドラマ」。
あ、そういえばプラン9出るんだった(笑)。
そして私、プラン好きなんだった・・・(笑)。
プランってM-1ってイメージないんだよねえ。あんまり。
本人達は真剣に決勝狙ってるのか?って勘ぐってしまうわ。
失礼ながら。

今日は5人黒ずくめ。
といってもスーツでビシッと決めてるわけではなく、それぞれ違う格好。
それでも「完璧」に見えてしまう。
なだぎさんなんて黒のキタロウTシャツ着てるのに(笑)。
プランは好きだけど、完璧に見えてしまうプランは苦手だ。
って言ってもプランが悪いんじゃないけどさ。

このネタ初めて観た。
古今東西ネタに似てるなって初め思ったけど、ドラマに入ったあたりから面白くなる。
ギブソンさんの扱われ方最高。
面白かった。漫才プラン久しぶりに面白いって思った(爆)。
・・・合格。

終了。
審査発表。15組合格。
やっぱり受かっちゃうのね・・・と思った組は去年より少なかった。
でもゼロではなかった。
あの組を残すなら、ジャンクション・ゼミナールキッチン・金時は受かってもよかったんじゃないかなあって思ったり。
でもまあ審査員の方が決めることですからね。
ど素人の私が文句言っても仕方ないです。

ヘッドライトは大舞台に強いのかも。
いいねいいね。頼もしいじゃないの。
彼らが決勝に行ったらどうしよう。
クリスマスイブ・全国ネット・ゴールデンタイムにヘッドライトですよ。
どうしよう。
こんな妄想ばかりしているここ数日でございます。
ウハハ。

長文読んでくださいましてありがとうございました。感謝。

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