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2025年11月22日

手続き自体は簡単に済んだのだが、夫の苗字や生年月日を入力ミスしたまま用紙をプリントアウトするのは誠に失礼だぞと思った。（決して紛らわしい苗字や漢字ではない、むしろメジャーな名前の方）
最初に予約した案件を見た午後からそっちを見に行くと決め、ひとまず馬橋の案件に向かった。

　約束の時間までだいぶ時間が余ったので、馬橋のモスで少し早い昼食を採った。思えば夫と一緒に店でモスを食べるのは、本当に久しぶりだったような気がする。（私が仕事帰りに一人で食べたり、持ち帰りで食べる事はあったが）

　約束の時間が迫ったので、物件のあるマンションに向かった。ここも場所的には悪くない、むしろ駅近いので楽なのだが、コンロが無い上に冷蔵庫や洗濯機の高さがどちらもアウトで厳しい感が出てしまった。
西向きだからか？やけにヒンヤリしていたのも気になり、夏は西日が暑いが冬は寒い予感がした。布団も干す時間が午後限定と厳しそうに見えた。ちょうどリビング側が向かいのマンションのベランダ側とちょびっと向かい合っているので、下手すると見えてバツが悪そうだ。そのせいか、洗濯物は欄干に並行する外からは見えない方式になっていた。

　実際に見てみないとわからない事もあるんだなとガッカリしたのだが、「家賃は上がるけどこっちの物件もあります」と、もう1件紹介してくれた。ひとまず他の物件がダメだった時案件にしようと、一旦その場でお別れした。

　そして、馬橋から川沿いを歩いて行き、夫所望のＵＲ賃貸案件に到着した。何せ 線路＆川沿い にあるので最初のうちは私は反対したのだが、ハズレが続くとワガママも言ってられないと思ったからだ。

エレベーターに乗って物件に到着した。北側は工場でモクモクと煙が見え、囂々とうるさくはないけど機械の音が聞こえた。
設備面はどこを取っても何の問題もなく、完璧だった。が、問題はやっぱり線路の音だった。二重サッシのおかげか、各駅の時は通ったのか？全然わからないぐらいだったのだが、快速や貨物列車が通った時の音だと明らかに昼寝の邪魔になるので、これは我慢するには辛いと思った。

　夫は何ともないようで、「南側で寝るのが嫌なら、北の部屋にすればいいじゃないか」と妥協案を出してきたが、日中静かに過ごしたいのに快速や貨物の音で朝早くから夜遅くまで10分ごとに囂々と音が聞こえるのなら、それは短時間で済む下のガキんちょや外のバイク音よりも受忍限度が超えるという結論に至った。

　民間の賃貸みたいに 更新料を取られないで済むのは金銭的にかなり美味しい とは思うけど、子供の頃から周りが静かな環境で暮らして来た身には線路の音に耐えるのはとてもじゃないけど無理だ。

余談になるが、昔母に、叔母がかつて住んでいた利便性の良い街中のマンションに引っ越せば良いのにと言ったが、「救急車の音などうるさそうなのが嫌だったから（大きい病院が近くにある）嫌だ」と言ってたのを思い出した。静かな方に慣れていると、うるさいのに耐えるのが難しいのが今だからよく分かる。

　ダメもとで、馬橋のもう1件の方を見られないか交渉してもらったら大丈夫そうなので、頑張ってまた歩いて馬橋に戻った。徒歩15分を2往復するなんてすごい馬力だと思うが、暑くない時期だから出来るのだろう。
最上階だからか、家賃は上がるけど足音トラブルに悩まされる事はないのが良いなと期待した。が、階に着いた途端にタバコの臭いがしたので嫌な予感がした。
見晴らしは最高で言う事なしだったのに、エアコンはおろかコンロもないので、引っ越しは出来ても初期投資がだいぶかかるフラグだった。
隣の家の玄関に某国の言葉のメッセージシール（多分勧誘お断り？）が貼られていたので、これは隣人トラブルで逃げるように引っ越したのだろうと訳あり過ぎフラグだと判断した。

比較的静かに家に住めている今の現実をむしろ幸せに感じるようになって来た から不思議だ。焦らず騒がず、普通に良い物件を探しに行こうと言う気になれたのは、むしろ良かった気がする。

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