*・・・前を向いて歩こう ☆ のんびりと・・・*

*・・・前を向いて歩こう ☆ のんびりと・・・*

海原の人魚











  海原の人魚



                        By cocco




わたしを初めて抱いた人は わたしのためなら死ねるといった


わたしは笑って少しだけ泣いて 木陰に座って髪をほどいた







碧い寝息は明日を夢見て 花が咲くのも待てずに舵を取った







空がどれほど高いのか


海の彼方で 月は鯨と泳ぐのか


どこまで独りで飛べるのか 若い力はあふれ出した











あなたが初めて抱いた人は あなたの背中に甘えて泣いた?


わたしの背中に羽根などなくて 星は遠くで瞬くばかり







夜明けの鐘が 愛しくそっと 全てを消せるわけでもないから







空がどれほど高いのか


海の彼方で 月は鯨と泳ぐのか


想い出す嘘もあるけれど 新しい朝を全部あげる











わたしなんか 死ねばいいと想ってた


でもどこかで わたしだけが生きのびることだけ 信じていた









空がどれほど高いのか


海の彼方で 誰が泣いていたのかさえ


ここまで私は流されて 濡れた人魚は愛を見た









トゥルラッタ トゥルトゥルラッタ


消えない においと





トゥルラッタ トゥルトゥルラッタ


新しい においと





トゥルラッタ トゥルトゥルラッタ


愛した においと





トゥルラッタ トゥルトゥルラッタ


愛すべき あなたと









                                  (詞・曲 cocco)




















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